アステリックス
美浦・国枝栄 厩舎

■ キャロットクラブ公式ホームページより

(12/12/12)［ＮＦ空港］「両前屈腱のエコー検査を行いました。結果は左前脚はいくらか回復傾向ではあるものの、右前脚は正直良くなったとは言えない状況でした。獣医師の見解は現状の回復具合を考えても３歳未勝利クラスが組まれている期間内の復帰は難しい上に、再発の可能性も高くなってしまうとのことでした。以前にもお話しをさせていただいたように古馬と比べれば回復が早い場合がある２歳馬ですし、マシン運動の様子などからは何とかいい結果をと期待していたのですが、現状を踏まえると厳しい判断をせざるを得ません。我々牧場スタッフも復帰できる日が来ることを楽しみにしていましたから非常に残念ですし、会員の皆様には大変申し訳なく思っております」（空港担当者）「屈腱の修復には時間がかかるのだろうけど、若いし、成長力、回復力に期待していました。経過を見て可能性を見出だしてもらえればと考えていましたが、４ヶ月ほどの期間でも大きな変化がなく、治癒を待つには相当なお時間をいただくことになってしまいそうとのことでした。血統のいい馬ですし、何とかしたかったのですが、このようなことになり、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです」（国枝師）今年の８月に発症してしまった両前浅屈腱炎ですが、前回の検査から期間を置いて再検査を行っても特に右前脚の回復具合は芳しくなく、復帰のメドが立てられない状況です。また、回復に相当な時間がかかるだけでなく、屈腱炎は再発の可能性が高いことも変わりありません。そのような状況を踏まえ、国枝栄調教師、クラブ、牧場と協議を行った結果、現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。 (12/12/11)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「体調は変わらず安定していますし、カイバもしっかりと食べてくれています。日程は決まっていませんが後はこのまま検査に備えるだけという時期になってきましたし、何とかいい傾向にあることを期待したいと思います」（空港担当） (12/12/04)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「この中間も現状で行える運動メニューは問題なくこなしてくれていますし、脚元も変わりありません。そう遠くないタイミングで検査を行うことになるでしょうし、まずはしっかりと体調を整えておきたいと思います」（空港担当者） (12/11/27)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「脚元をはじめ状態面はいい意味で変わりなく推移しています。来月中のどこかのタイミングではエコー検査を行って回復具合を確認することになりますが、そこまでに少しでも良化してくれることを期待したいですね。馬体重は４９５キロです」（空港担当者） (12/11/20)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「脚元に関して外見上で悪くなることはありませんし、この中間も現状で可能なマシン運動は問題なくこなしてくれています。カイバはこの馬なりに食べてくれていますし、体調は安定していると思います」（空港担当者） (12/11/13)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「マシン運動中の脚さばきはこの馬なりに安定して見せていますし、馬房内での様子も変わりありませんね。体調を崩すようなところもありませんし、このまま次の検査につなげていきたいですね」（空港担当者） (12/11/06)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「この中間も脚元は変わりなく進めることができています。現状ではしっかりと体調管理を行っていくことが少しでも脚元の回復につながってくれるでしょうし、今後もこの流れを維持していきたいですね」（空港担当者） (12/10/30)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「運動を制限している分さすがに馬体に余裕は出てきていますが、直近の馬体は４９０キロと前回の計測から大きな変動はありませんし、体調もこの馬なりに安定していると思います。脚元も現状では落ち着いて見せていますね」（空港担当者） (12/10/23)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「脚元、体調は変わらず推移していますし、運動は問題なくこなすことができています。引き続き最低限の運動は取り入れつつ、脚元の回復を促していきたいと思います」（空港担当者） (12/10/16)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「少しずつ気温が下がって来ていますが、体調を崩すようなことはありませんし、もちろん脚元の状態もこの馬なりに安定していると思います。カイバ喰いも問題ないですから、今後もマシン運動を継続していきたいと思います。馬体重は４９５キロです」（空港担当者） (12/10/11)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「引き続きマシンにて最低限の負荷はかけつつ進めています。脚元は大きく変わったところはありませんが、今後も脚元の状態を第一に日々の運動を取り入れていきたいと思います」（空港担当者） (12/10/02)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「この中間もマシン運動のみですが、脚元の状態が悪いほうに目立ってくることはないですね。気性面は変にうるさくなることはないですし、引き続き回復に時間をかけていきたいと思います」（空港担当者） (12/09/25)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「トレセンでの診断によれば、屈腱の損傷具合は決して軽いものではありませんが、同じような時期に同程度の損傷をしたノーザンファーム生産馬が３歳戦に復帰した例があるように、古馬に比べればこの時期の２歳馬は回復が早い場合があります。さすがに短い期間での変化はないですから適度に間隔を空けながら検査を行っていくことになりますが、この馬の資質を考えても何とか復帰させてあげたいと考えています」（空港担当者）今後の回復具合がスローな場合は無理はできませんが、今のところ年内の回復状況を見てそのまま向かえるかどうかを判断していく方針です。 (12/09/18)［ＮＦ空港］ウォーキングマシン調整を行っています。「先週こちらへ無事に到着しています。まだ到着後間もないですし、まずは体調の変動がないかなどを確認していく必要はありますが、今回は脚元の不安でこちらに戻ってきたわけですから、そこを中心にしっかりとチェックしていきます」（空港担当者） (12/09/14)［ＮＦ空港］１４日にＮＦ空港へ移動しました (12/09/11)［ＮＦ天栄］ウォーキングマシン調整を行っています。「引き続きゆっくりとしたペースでマシン運動を課しています。屈腱炎の症状は見られますが、早い段階に負ったものです。馬がまだ若いですし、何とか回復が早くなってくれないかと願っています。今のところ早ければ今週中にも北海道へ移動する予定です」（天栄担当者） (12/09/04)［ＮＦ天栄］ウォーキングマシン調整を行っています。「先週の検査後は脚元への負担がかからないようにしつつ、体調を整える程度にごく軽く動かすマシン運動を課しています。空港牧場への移動はもう少ししてからの予定です。現在、馬の出入りも多く、人も馬もバタバタして落ち着きにくい状況なので、落ち着いたタイミングで移動することになるでしょう」（天栄担当者） (12/08/28)［ＮＦ天栄］舎飼休養中です。「先週末にこちらへ帰ってきて日を置いて今週エコー検査を行いました。結果からすると美浦の診療所で診てもらったのと同じく両前脚にダメージがあることを確認しました。ただ、画像からすると最新のものというよりは少し時間の経過を感じさせるものでした。初戦後トレセンを退厩する際にエコー検査を撮ってもらって損傷は確認されませんでしたし、天栄で調整している際も顕著な症状は見られませんでした。断定はできませんがそういった流れの中で総合的に考えると、“前走でダメージは多少なりともあったものの、中でくすぶっていて表には見られなかった。それが２戦目へ向けて調整を進めてきて強い負荷をかけたのをキッカケとして表面化した”ということなのかもしれません。決していい状態とは言えないのかもしれませんが、今すぐ判断するというのも難しい状況であるため、もうしばらくは時間をかけて経過を観察していくことになりました。まだ日程は決まっていないものの、調整がつき次第北海道へ移動し、現地で観察をしていく方針です」（天栄担当者） (12/08/23)［美浦トレセン］「昨日の午後の様子だと右前脚を特に気にする様子でしたが、左前脚も少しボコボコしていて負担もかかりやすい状態に思えたので、確認する意味もこめて両前脚とも検査することにしました。その結果、両前脚ともに浅屈腱炎の症状が見られるような状況であることがわかりました。診療所だけでなくノーザンファームでも改めて診てもらうことになりましたので、その上で今後の方向性を決めることになると思います。今週の追い切りが非常に楽しみになるもので期待をしていたのですが、このようなことになってしまい誠に申し訳ございません」（国枝師）２４日にＮＦ天栄へ放牧に出る予定です。その後は状況を見ながら改めて状態の把握を行っていきます。 (12/08/22)［美浦トレセン］２２日は美浦坂路で追い切りました（５０秒５−３７秒３−２４秒８−１２秒５）。「今週は同じ２歳馬同士で追い切りを行いました。相手にはウッチー（内田騎手）、アステリックスには正義を背にしての追い切り。まだ頼りないところもあるからどんなものかなと思っていたけれど、考えていた以上にしっかりとした走りを見せてアステリックスのほうが先着を果たし、いい動きでした。ウッチーも“相手が速い”と言っていたし、正義も“角馬場などで乗っている際はトモなどフラフラで頼りないなと思っていたんだけれど気持ちが入るといい動きをしてくれる。悪くない”と言っていましたよ。今週の競馬が楽しみだと期待していたのですが、午後の馬体チェックをしていると右前脚を少しおさえるような格好になりました。触ってみると馬が気にするし、少し負担がかかってしまったのかもしれません。残念ながら今週の競馬へ向かうことはしないほうがいいでしょうから見送ります。今後の様子次第ですが、場合によっては検査して状態の確認をしていくつもりです」（国枝師）２６日の新潟競馬（２歳未勝利・牝馬限定・芝１４００ｍ）への出走は見送ることになりました。 (12/08/16)［美浦トレセン］１５日は軽めの調整を行いました。１６日は美浦坂路で追い切りました（５２秒８−３８秒７−２５秒５−１２秒４）。「先週末にもそれなりのところで動かしましたがまずまずの動きを見せてくれていました。そして今週は昨日までじっくり動かすことに専念して今朝再び坂路で追い切っています。パートナーと呼吸を合わせながら動かしたのですが、４ハロン５３秒を切るくらいで終いも１２秒４。手応えは悪くなかったようだし、まずまずかな。脚元の状態に関してはいい意味で変わりありません。体の線はやや細いタイプではありますが、カイバはこの馬なりに食べることができていますし、何とかこの状態をキープして競馬へ向かっていきたいですね。今のところ来週の牝馬限定戦を目標にするつもりです」（国枝師）２６日の新潟競馬（２歳未勝利・牝馬限定・芝１４００ｍ）に出走を予定しています。 (12/08/08)［美浦トレセン］８日は美浦坂路で追い切りました（５３秒７−３８秒８−２５秒３−１２秒７）。「先週戻して徐々に動かし出していますが、まずまず順調ですね。週末に終い重点で動かしましたが、悪くない動きを見せていましたし、この調子で上げていければと思っていました。今朝も坂路で動かし、週末よりは少し時計をつめるくらいの内容で動かしています。気配は悪くありませんが、競馬を考えるにはもう少し欲しいというのも正直なところ。あと、問題ではありませんが、脚元なども負担がかかりやすいように感じるので、そのあたりの変化を逐一見ながら徐々に進めていきたいですね」（国枝師） (12/08/02)［美浦トレセン］２日に美浦トレセンへ帰厩しました。「天栄での様子を聞いているとまだ良化の余地は残すものの徐々にいいほうへ変わってきているようだったので、このタイミングで戻すことになりました。競馬も使いつつ少しずついいほうへ変えていきましょう。当初は金曜日に検疫を確保できていたので明日戻すつもりだったんだけれど、急遽木曜日にも空きがでたので善は急げだ。今日帰ってきていますから様子を見つつ少しずつ進めていきます」（国枝師） (12/07/31)［ＮＦ天栄］周回コースでキャンター調整を行い、週２回は坂路で１５−１５を行っています。「引き続き気持ちの部分のコントロールを最重視しながら調整をしています。坂路に入れるとまだ上ずったというか先走るような走りをすることがありますが、普段は体を丸めて走れるようになっていますし、放牧当初に比べれば良化の跡は見て取れます。国枝調教師ともそろそろ移動を考えることができそうと話をしているところで、近いうちに戻すことになると思います」（天栄担当者） (12/07/24)［ＮＦ天栄］周回コースでキャンター調整を行い、週２回は坂路で１５−１５を行っています。「一時は気持ちばかりが先走ってしっかりと走ることができませんでしたが、周回コースで乗るときはだいぶ落ち着いて走れるようになってきました。坂路ではまだ力んで我慢しきれないところもあるのですが、じっくり教えてきていることが少しずつ形となってくれていますし、いい傾向にあると思いますよ。馬体重は４８１キロです」（天栄担当者） (12/07/17)［ＮＦ天栄］トレッドミルと馬場で軽めのキャンター調整を行い、週１回は坂路で１５−１５を行っています。「気持ちの部分でのコントロールをより大事に捉えてじっくり動かしてきましたが、その取り組みの効果が出てきたのかいくらかいいように感じましたので少しピッチを上げました。今週から坂路に入ってサラッと１５−１５くらいのところを乗るようになりましたよ。そのメニューにしても堪えることはありませんし、徐々に上げていけそう。このまま進めていければ夏の終わりか秋口あたりの競馬を考えていけるかもしれませんね」（天栄担当者） (12/07/12)［ＮＦ天栄］トレッドミルと馬場で軽めのキャンター調整を行っています。「気持ち先行型のところがある馬ですし、少しでもリラックスしていいフォームで走れるように意識しながら取り組んでいます。あまり速いところばかりをバンバンやろうとすると課題が大きくなってしまいますから、乗るときは角馬場かコースに出てもハッキング程度でじっくり動かすようにしているところです。競馬はおそらく秋にしたほうがいいだろうと思っているので焦らず良くしていくつもりです」（天栄担当者） (12/07/04)［ＮＦ天栄］角馬場や周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「角馬場やコースに入れてじっくり動かして調整しています。気持ちの部分が課題となるのは入厩前から感じられていたことですし、今後も長い目で見ながらじっくり取り組んで少しでも良化を図れるようにしていきたいですね。幸い放牧時に気になっていた脚元の状態は変わりありませんよ。馬体重は４６７キロです」（天栄担当者） (12/06/26)［ＮＦ天栄］角馬場や周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「脚元の状態は引き続き安定していますね。それに伴い動かし出していて騎乗調教も始めていますよ。コースでじっくり動かすメニューなのですが、体の使い方がもう一つ。入厩前にも感じられたことですが、力みから全身を上手く使えないで走っている状況なので、もう少しリラックスしていい走りができるように少しずつでも変えていければと思っているところです」（天栄担当者） (12/06/19)［ＮＦ天栄］トレッドミル調整を行っています。「トレセンにいるときにも見せてもらいましたが、脚元の状態に関してはそれほど大きな不安はないのではないかなと思います。確かに若干ポーっとはしていますが、それが気持ち悪いものではありませんからね。ただ、疲れとして多少あるのは確かなのでしっかりケアしながら調整を進めていきます」（天栄担当者） (12/06/15)［ＮＦ天栄］１５日にＮＦ天栄へ放牧に出ました。 (12/06/14)［美浦トレセン］１４日にエコー検査を行いました。「腫れが気になった脚元の状態はだいぶ落ち着いていましたし、問題ないだろうとは思っていました。昨日天栄のスタッフならびに獣医がトレセンへ来ていたので、チェックしてもらったのですが大きな異常はなさそうとも言っていましたからね。とは言え、万が一のことがあっては良くないので、いちおう放牧に出す前にエコーで中の状態を確認することにしたんです。今日検査したのですが、腫れていた部分にこれと言った異常はなく、あの馬場で走った一過性の疲れが出てしまったのでしょう。ただ、以前から少し張りやすいなと思っていた膝の裏っ側、腱の付け根辺りを見たところやや疲れやすい状態にはあるようです。そのあたりは慎重に対応してあげたほうがいいでしょうから、放牧先でもよく見てもらえるように話をしておきます」（国枝師）１５日にＮＦ天栄へ放牧に出る予定です。 (12/06/13)［美浦トレセン］１３日は軽めの調整を行いました。「先週は課題がある中だったのでどういった競馬を見せてくれるかと思っていましたが、ちょっとゴチャついたなかでも我慢は聞いていたから悪くない競馬だったでしょう。先行しやすい気持ちの部分をいかにコントロールしていけるかが今後もポイントになりますから、今回の経験が次に活かされればと思っているところです。レース後の様子を見ていると脚元に若干の腫れが見られました。球節から上にかけて少しモワッとしたので念のため様子を見ているものの、昨日より今日のほうが落ち着いているので大きなことではないのではないかと思ってはいます。ただし、何かあってはいけないのでもう少しこちらで様子を見て、その上でひと息入れるつもりです」（国枝師） (12/06/07)［美浦トレセン］６日は美浦南Ｐコースで追い切りました（７２秒９−５６秒５−４１秒５−１２秒５）。７日は軽めの調整を行いました。「今週の追い切りに跨らせてもらいました。率直な感想を言うと、モノは良いけれどこの血統の良さもそうでないものも持ち合わせているような動きをする馬だなという感じです。前向きすぎる面があって一生懸命に走ります。気が良すぎてハミに乗るような走り方をするから、いざ追い出すと走りがバラバラにならないか。稽古のペースではもちろん大丈夫ですが、そのあたりが実戦へ行ってみてどうかが不安な点でしょうか。コントロールができるようになれば幅も広がるし、楽しみな馬だと思います。今回も勝ちたいし、それに越したことはないですよね。ただし、目先の勝利だけでなく将来を見込んで１８００ｍから始動するようですし、前半はゆっくり行ってリズムをつくり、終いに伸ばす走りを教えてあげられればと思っています」（蛯名騎手）「最終追い切りは正義に乗ってもらいました。同じく今週使う馬と来週予定している２歳馬たちで組んで追い切ったんです。前をリードしたのが来週使う馬で１５−１５くらいのペースでゆったり行っているからあまり追いかけないようにと言っておいたんだけれど、気持ちが先行してやや力んでしまいましたね。それで正義も慎重になったみたい（苦笑）。ただ、段々と血統が顔を覗かせてきたから競馬でもゆったりと行って“落ち着いて走っていいんだよ”というのを教えて欲しいと思っていましたから、じっくり運んで先々につながるレースを期待しています」（国枝師）１０日の東京競馬（２歳新馬・芝１８００ｍ）に蛯名騎手で出走いたします。 (12/05/30)［美浦トレセン］３０日は美浦南Ｗコースで追い切りました（５２秒０−３８秒３−１３秒２）。「先週の水曜日に時計を出してまずまずの動きを見せ、金曜日に試験を受けて無難に合格。疲れもなさそうでしたから週末にも少し時計を出して乗り進めています。週明けの様子も問題なさそうでしたから今朝は坂路ではなくコースに入れて半マイル重点ですが追い切りをかけました。終始外を回る形でしたが、余力はあるし、動きも良かったですよ。追いかけられると力むところもある馬なのですが、最後に苦しくなるようなこともありませんでしたよ。上がりの様子を見ていたら右トモの繋部分が少し腫れています。数日前から見せていた症状でもあるのですが、他の肢で引っ掛けるいわゆる交突を起こしてできているものなので、しっかりケアしながら競馬へ向かっていきたいですね。まだ思案中ではありますが、今のところ来週の１８００ｍを正義に空けさせています」（国枝師）６月１０日の東京競馬（２歳新馬・芝１８００ｍ）に蛯名騎手で出走を予定しています。 (12/05/25)［美浦トレセン］２５日にゲート試験を受けて見事一発合格しました。「だいぶ気持ちが入ってきたし、中間のゲートの様子からももう試験を受けていいだろうと思えましたので今朝受験しました。入りも中も出ることも問題ありませんでしたし、気の良さでポンと出て大丈夫。しっかり合格をもらえましたよ。このあとのことに関しては、精神的な課題が見られる状況なのであくまでも様子を見ながらこのまま行くかひと息入れるかになります。まぁ、時計も出しているくらいだし、もし行けるならば東京の最後あたりを考えられればいいですね」（国枝師） (12/05/23)［美浦トレセン］２３日は美浦坂路で追い切りました（５２秒５−３８秒２−２４秒９−１２秒５）。「先週のゲートの感じが悪くなかったのでそろそろ受けることもできるかなと思っていました。当初は今朝受けるつもりでいたのですが、昨日の雨で馬場が悪くなっていて脚元などに負担がかかりやすいコンディションだったので今日は見送りました。それで、切り替えた今回は速いところをやってみることにしたんです。同じ新馬と併せたのですが、動きはまずまず。ただ、ちょっとずつネオが顔を出してきたかな（苦笑）。最初は大人しかったんだけれど、少しずつ気持ちが強くなってきましたし、今朝も後ろから追いかけられて力みが見られました。そのあたりが課題かなという気もしますし、ゲートも含めて今後の調整で注意していきたいポイントですね」（国枝師） (12/05/16)［美浦トレセン］１６日はゲート練習中心のメニューを行いました。「入厩後、体調を崩すようなこともありませんし、少しずつ動かしていますよ。週末には自分で乗ってみたんだけれど、やっぱりいい意味でネオの牝馬らしからぬ落ち着きがあって、ドッシリしていましたよ。いい雰囲気を持っていますね。今朝は角馬場などを使ってじっくり体を動かし、ゲートにも行きました。最初としてはまずまずだなと思える順調さですし、このまま少しずつ進めていってまずゲートにメドを立てたいですね」（国枝師） (12/05/09)［美浦トレセン］９日に美浦トレセン・国枝栄厩舎へ入厩しました。「北海道から天栄へ移して現地で体調を整えてもらってから本日トレセンへ入厩させることになりました。北海道にいる頃は首をダランと下げていて、いい意味でネオ牝馬の難しさはなさそう、悪い意味で気持ちがもうひとつ足りなさそうというようにも見えなくはなかったのですが、今日厩舎に来てからの様子はシャキッとしています。新しい環境で、しかも競馬へ向かっていくピリピリとした雰囲気のなかに入ったから繊細になっている部分もあるのでしょうが、いいほうへ育てていければと思っていますよ。輸送を経て検疫馬房に入り、馬服を着て汗を掻いていたのでしょう。そのあとに寝藁などに触れて蕁麻疹がぽつぽつと少し出ているので、そのあたりのケアも行いながら少しずつ動かしていこうと思います」（国枝師） (12/05/08)［ＮＦ天栄］周回コースか坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。今のところ９日に美浦トレセンへ入厩する予定です。「順調にこちらでの調教を積むことができていましたし、体調も整えられていることから今週トレセンへ送り出す予定です。動くのは動くのですが、まだ体力的に不足気味にも見えなくはないんです。それはまだ２歳馬ですし仕方ないことですが、いろいろ経験を積みつつ力をつけてくれればいいですね。ゲートだけになるかもしれませんが、そのあたりは調教師に託したいと思いますし、今度帰ってくるときが少しでも逞しくなっていればいいなと思いつつ、送り出します」（天栄担当者） (12/05/01)［ＮＦ天栄］周回コースか坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。「先週の後半に北海道からこちらへ移動してきました。目立った疲れもなさそうでしたので、少し楽をさせたのちに動かし出していますよ。コースの日もあれば今日のように坂路も入っています。捌きはいい馬ですが、筋肉がやや硬め。これまでの様子から言えば少し力んで走りがちなところがあるからそういった面が見られやすいのかなという気はしますが、悪い馬ではないですね。具体的な予定は決まっていませんが、まずはこちらに慣らしながら動かしていって、入厩に備えていきます」（天栄担当者） (12/04/25)［ＮＦ空港］早期でのトレセン移動を視野に入れて２５日にＮＦ空港を出発し、ＮＦ天栄に向けて移動しました。 (12/04/16)［ＮＦ空港］馬体重：479kg　現在は週３日９００ｍ屋内坂路コースをハロン１６秒で２本元気に駆け上がっており、残り３日は角馬場でのフラットワークと１０００ｍ周回コースでのスローキャンター調整を併用して進めています。移動に向けた調整に移行して調教ペースを上げていますが、動きや息遣い共に良好です。坂路コース登坂時の併せ馬では他馬に抜かれまいと、闘争心をあらわにするところがあり、気性面でも競走馬らしくなってきています。 (12/03/30)［ＮＦ空港］この中間も順調に調教を積んでいます。現在は週３日９００ｍ屋内坂路コースをハロン１６〜１８秒で２本元気に駆け上がっており、残り３日は角馬場でのフラットワークと１０００ｍ周回コースでのスローキャンター調整を併用して進めています。調整を進める中で動きには滑らかさが出てきており、さらに一段階走りの質が上がってきた印象です。相変わらず毛ヅヤは良好で、体調面に不安はありませんし、今後は早期移動を視野に入れた調整を行っていきます。 (12/03/15)［ＮＦ空港］馬体重：470kg　現在は週３日９００ｍ屋内坂路コースをハロン１６〜１８秒で２本駆け上がっており、残りの３日は角馬場でのフラットワークと１０００ｍ周回コースでのスローキャンター調整を併用して進めています。さらに調教ペースを上げていますが、難なく対応してくれています。馬群の先頭をグイグイと走る姿には他馬とは一線を画す迫力に満ち溢れています。 (12/02/29)［ＮＦ空港］この中間から坂路主体の調教に移行しており、現在は週３日９００ｍ屋内坂路コースをハロン２０秒（終いハロン１８秒）で２本元気に駆け上がっており、残りの３日は角馬場でのフラットワークと１０００ｍ周回コースでのスローキャンター調整を併用して進めています。調教ペースを上げたり、坂路の登坂回数を増やしたりと負荷を強めていますが、しっかりとした脚取りで最後まで駆けています。変わらず毛ヅヤも良好で、カイバ喰いにも不安は全くありません。 (12/02/15)［ＮＦ空港］馬体重：473kg　現在は１０００ｍ周回ダートコースをスローキャンターで１周半のメニューを中心に、週３日は９００ｍ屋内坂路コースをハロン２０秒で１本元気に駆け上がっています。寒さの厳しいこの時期ですが毛ヅヤはピカピカで、体調は高いレベルで安定していることが容易に想像できます。今後は坂路の登坂回数を増やしたり、調教ペースを強めていく予定です。 (12/01/31)［ＮＦ空港］この中間も順調に調教を積んでいます。現在は角馬場でのフラットワークと４００ｍ周回コースでのスローキャンター調整に加え、週１日９００ｍ屋内坂路コースをハロン２４秒で馴らし程度に１本駆け上がっています。変わらず調教に対して前向きな馬ですが、折り合いがしっかり付いているのは好印象です。 (12/01/13)［ＮＦ空港］馬体重：451kg　年末年始は順調に調整をこなしていました。現在は周回コースでのスローキャンター調整を中心に、週１回は９００ｍ屋内坂路コースをハロン２４秒で１本元気に駆け上がっています。調教の継続で馬体には見るからに張りが出てきており、今後もさらに良化していきそうな感触です。焦ることはせずに馬体の成長に合わせながら、これからも調教を進めていく予定です。 (11/12/22)［ＮＦ空港］馬体重：446kg　この中間も順調に調整メニューを進めることができており、現在は角馬場でのフラットワークと４００ｍ周回コースでのスローキャンター調整を併用しています。変わらず真面目な気性の持ち主で、テンションが上がることはほとんどなく、調教中も他馬の先導役をこなすほどです。４月生まれの本馬はまだ馬体にも成長が見込めることから、これからの変わり身が非常に楽しみです。 (11/11/30)［ＮＦ空港］馬体重：438kg　この中間も順調に調教を積んでおり、すでに初期馴致を終えています。現在は角馬場でのフラットワークとトレッドミルを併用し進めています。想像通り、好バランスの馬体を駆使したキャンターの乗り味は素晴らしく、期待はさらに高まっています。騎乗運動開始後も気性は変わらず素直で全く手がかかりません。今後も基礎体力の強化をメインにじっくり進め、筋肉量のアップに励みます。 (11/10/31)［ＮＦ空港］馬体重：446kg　父の産駒ということで、気性面に不安はありましたが、環境の変化に戸惑うことなく、非常に落ち着いています。時折見せる気の強さを、走りの前向きさにつなげていければいい方向に進むのは間違いないでしょう。現在はウォーキングマシンでの調整に加え、トレッドミルにおいてハッキングもこなしています。今後は徐々に騎乗馴致を開始する予定です。 (11/09/30)［ＮＦ空港］馬体重：443kg　現在はトレッドミルとウォーキングマシンでの運動を併用してこなしています。威圧感のある顔つきに馬体全体から醸し出すオーラ、うっすらと全身を覆う筋肉に軽快な脚捌きは日本の競馬界を席巻したサンデーサイレンス直仔を見ているようです。多くが筋肉質な馬体をしていた母親の産駒とは違い、スラッとした伸びやかな馬体を持つ本馬は距離が延びてこそのタイプであり、４月生まれでまだ伸びる余地も十分うかがえます。 (11/09/01)［ＮＦ空港］馬体重：439kg　体高：155.0cm　胸囲：179.0cm　管囲：19.8cm

■ 募集カタログコメント／１１年募集

パッと見た瞬間、黒光りする威風堂々とした立ち姿に圧倒されます。キリっと引き締まった顔には強い意志が窺え、ゆったりとしたトップライン、柔軟でバネの利いた馬体の輪郭は父を彷彿とさせます。バランスの取れた馬体は薄い皮膚に包まれ、本馬の持つ身体能力の高さを感じずにはいられません。性格的にも大物感漂うどっしり構えた風格があり、一流馬の名前が並ぶ血統背景からもスターホースに成りうる下地は十分に備えています。飛節のつくりなど母系の血もしっかり出ていますので、マイルを中心としたG�T戦線での活躍が期待される1頭です。

アイルドフランスの１０
牝馬・黒鹿・２０１０年４月３０日生れ（美浦・国枝栄）
生産：ノーザンファーム・繋養：ノーザンファームYearling 　全４００口●総額２，４００万円
馬名：アステリックス
英名：Asterix（仏語）
由来：フランス初の人工衛星。母名より連想

ネオユニヴァース 2000 鹿毛	Sunday Silence *サンデーサイレンス 1986 青鹿	Halo	Hail to Reason
			Cosmah
		Wishing Well	Understanding
			Mountain Flower
	*ポインテッドパス 1984 栗毛	Kris	Sharpen Up
			Doubly Sure
		Silken Way	Shantung
			Boulevard
Isle de France *アイルドフランス 1995 鹿毛	ヌレイエフ Nureyev 1977 鹿毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Special	Forli
			Thong
	Stella Madrid *ステラマドリッド 1987 鹿毛	Alydar	Raise a Native
			Sweet Tooth
		My Juliet	Gallant Romeo
			My Bupers

母： *アイルドフランスIsle de Franceは米国産，仏３勝，ミネルヴ賞-Ｇ�V（芝2500ｍ），Prix Saint-Yorre-L， 　　　　　　　　　　　　　　マルセルブサック賞-Ｇ�T２着，Prix des Tuileries-L３着，米３勝， 　　　　　　　　　　　　　　ヒルズボローＨ-Ｇ�V，Royal HeroineS２着，パロマーＨ-Ｇ�V３着。産駒 　　ベデフラマンズBaie des Flamands（02 牡Kingmambo）英１勝，英障１勝 　　ジャバラJabbara（03 牝Kingmambo）英３勝 　　*スターアイル（04 牝鹿*ロックオブジブラルタル）２勝 　　プライドマウンテン（06 牡鹿アグネスタキオン）北海道(公)２勝，中央入着 　　キングレオポルド（07 牡鹿フジキセキ）３勝，寺泊特別（芝1200ｍ）， 　　｜　　　　ベゴニア賞（芝1600ｍ，２歳レコード），現役 　　ライズアゲイン（09 牡鹿ディープインパクト）未出走 ２代母： *ステラマドリッドStella Madridは米国産，米６勝，フリゼットＳ-Ｇ�T，スピナウェイＳ-Ｇ�T， 　　　　　　　　　　　　　　エイコーンＳ-Ｇ�T，メイトロンＳ-Ｇ�T，Bridgework S，プライアリスＳ-Ｇ�U２着， 　　　　　　　　　　　　　　Prima Donna S２着，ＢＣジュベナイルフィリーズ-Ｇ�T３着,マザーグースＳ-Ｇ�T３着。産駒 　　ダイヤモンドビコー：最優秀古牝馬，７勝，阪神牝馬Ｓ-JPN2，ローズＳ-JPN2，府中牝馬Ｓ-JPN3， 　　｜　　　　中山牝馬Ｓ-JPN3，エーデルワイスＳ，若鮎賞，エリザベス女王杯-JPN1２着，京都牝馬Ｓ-JPN3２着， 　　｜　　　　クイーンＳ-JPN3２着（２回），同４着。産駒 　　｜　　ウインマリアベール：４勝，彦星賞，現役 　　ヴィアラクテア：３勝，フローラＳ-JPN2５着 　　ディスパーロ：３勝，東海(公)４勝，新春盃，北海道(公)１勝，現役 　　リファインメントRefinement：米２戦。産駒 　　｜　　ライラックスアンドレースLilacs and Lace：米３勝，アシュランドＳ-Ｇ�T，California Oaks， 　　｜　　　　　　　Corte Madera S２着，バーボネットオークス-Ｇ�V４着 　　ステラマリス：不出走。産駒 　　　　　セイリオス：３勝，シャングリラ賞，現役