美浦・尾関知人 厩舎
■ 調教状況 ■ ジーワンサラブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／２０年募集 愛国の名門バリーマコール・スタッド出身の母の２番仔は、同スタッドの根幹牝馬River Dancer のラインブリードと、欧州型スプリンター特有の締まりの強さを狙った配合デザインです。その意図どおりボリューム豊かで柔軟な筋肉や、幅のある頑強な骨格を父から継承し、立派な顎張りもよく似ています。重厚感たっぷりの大柄な馬格ながらも機敏なアクションが目を引き、やはり筋力を活かした高回転型の短距離馬として脚光を浴びるでしょう。オンとオフのはっきりとした気性も快速馬らしく、自らの意思を頑なに主張する姿には、信念を貫き育まれてきた良血ならではの底力と勝負度胸を感じとれます。
シーティスの１９
牡馬・鹿毛・２０１９年２月６日生れ（美浦・尾関知人)
生産：白老ファーム・繋養：白老ファームYearling 全４０口●総額２，８００万円
馬名：ダルダヌス
英名：Dardanus （英語)
由来：ギリシャ神話に登場する人物名。母名より連想。
ダッチアート
Dutch Art
2004 栗毛メディチアン
Medicean
1997 栗毛Machiavellian Mr. Prospector Coup de Folie Mustic Goddess Storm Bird Rose Goddess ハランドパークラス
Halland Park Lass
1999 栗毛Spectrum Rainbow Quest River Dancer Palacegate Episode Drumalls Pasadena Lady Thetis
*シーティス
2013 鹿毛インヴィシブルスピリット
Invincible Spirit
1997 鹿毛Green Desert Danzig Foreign Courier Rafha Kris Eljazzi セレス
Serres
2004 鹿毛Daylami Doyoun Daltawa Well Head Sadler's Wells River Dancer(1)
母の父：
インヴィンシブル スピリット Invincible Spiritは愛国産,英愛７勝,スプリントＣ-ＧT。
【ＢＭＳ：主な産駒】デザート エンカウンター(カナディアン国際Ｓ-ＧT・２回),サウンド オブ フリーダム(リディア テシオ賞-ＧT),
デューク オブ ハザード(セレブレイション マイル-ＧU),*パーフェクトトリビュート(チャートウェル フィリーズＳ-ＧV)
母：
*シーティス Thetis(13 Invincible Spirit)愛国産,英１勝,ロックフェルＳ-ＧU２着,Michael Seely Memorial S-L３着。産駒
*シータリズム(18 牝 鹿 Lope de Vega)未出走
２代母：
セレス Serres(04 Daylami)不出走。産駒
リベル ノーティカス Liber Nauticus(牝 Azamour)英２勝,ムシドラＳ-ＧV。産駒
｜ ミス セレスティアル Miss Celestial(牝 Exceed And Excel)英３勝,October S-L２着,
｜ Flying Fillies S-L３着,Queensferry S-L３着,仏独入着,Berenberg Cup-L２着,
｜ シックス パーフェクションズ賞-ＧV４着
セレナーダ Serenada(牝 Azamour)英１勝,ムシドラＳ-ＧV３着
ルシオラ Lucciola(牝 Verglas)豪11勝,WRC Warrnambool Cup-L３着,ＷＡＴＣパースＣ-ＧU４着,
ＷＡＴＣクイーンズＣ-ＧV４着。産駒
ルシセロ Lucicello(牝 I Am Invincible)豪３勝,ＡＴＣアップ＆カミングＳ-ＧV３着,ATC The Rosebud-L３着
３代母：
ウェル ヘッド Well Head(89 Sadler's Wells)不出走。産駒
*コンデュイット Conduit：英５勝,英セントレジャー-ＧT,キング ジョージ六世＆クイーン エリザベスＳ-ＧT,
｜ ゴードンＳ-ＧV,米芝牡馬チャンピオン,北米２勝,ＢＣターフ-ＧT(２回)。種牡馬
ハード トップ Hard Top：英２勝,グレイト ヴォルティジュールＳ-ＧU,Fred Archer S-L２着,
｜ UAE１勝,北米４勝
スプレー ガン Spray Gun：仏２勝,Prix de la Porte de Madrid-L２着
スプリング シンフォニー Spring Symphony：英１勝。
グラス ハーモニアム Glass Harmonium(ＶＲＣ Ｌ.Ｋ.Ｓ.マッキノンＳ-ＧT),
アラブ スプリング Arab Spring(セプテンバーＳ-ＧV)の母,
ブロンドミー Blond Me(Ｅ.Ｐ.テイラーＳ-ＧT)の祖母,
コンソリダ Consolida(California Oaks)の曽祖母
ダルダヌス 牡５ （美）尾関知人 本賞金 ￥１,２９０ 総賞金 ￥３,１８３ (１０戦 ４- ２- １- １- ０- ２) 地方(３戦 ２- １- ０- ０) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 23/09/17 2中山4 浦安特別 １ 戸崎圭太 ３ 58 ダ1200 良 1.11.6 -0.2 - 6- 5 36.7 552 \15,500 23/05/28 1京都12 ２勝クラス ６ 鮫島克駿 ２ 58 ダ1200 良 1.13.0 0.9 - 6- 5 37.7 548 \0 23/02/05 1東京4 ２勝クラス ４ 戸崎圭太 ２ 58 ダ1300 良 1.18.7 0.5 - 4- 4 36.9 546 \1,700 23/01/08 1中山3 １勝クラス １ 戸崎圭太 ２ 58 ダ1200 良 1.11.7 -0.1 - 6- 5 37.1 548 \8,000 22/11/01 15門別1 シクラメン特別 １ 落合玄太 １ 56 ダ1200 稍 1.13.4 -1.4 - 2- 1 38.4 550 \550 22/10/20 14門別3 SPAT4ならお得に貯まる特別 １ 落合玄太 １ 56 ダ1200 良 1.14.1 -1.3 - 1- 1 37.2 552 \450 22/10/06 13門別3 シュウメイギク特別 ２ 落合玄太 １ 56 ダ1200 稍 1.12.6 0.8 - 1- 1 38.0 552 \126 22/02/13 1東京6 未勝利 ２ 三浦皇成 １ 56 ダ1400 重 1.25.3 0.1 - 3- 3 35.7 534 \2,100 22/01/22 1中山7 未勝利 ３ Ｃ.ルメール ２ 56 ダ1200 良 1.12.7 0.7 - 6- 6 38.0 528 \1,300 22/01/08 1中山2 未勝利 ２ 三浦皇成 ７ 56 ダ1200 稍 1.12.5 0.0 -10-10 37.6 528 \2,000 21/10/17 5新潟4 新馬 ８ 斎藤新 ７ 55 芝1200 重 1.12.5 1.1 - 7- 9 36.5 522 \0
■ 23/09/17 中山 浦安特別 9月17日(日)中山･浦安特別(ダート1200ｍ)に58kg戸崎騎手で出走し、馬体重は前走から+4kgの552kgでした。 レースでは、スタートをきっちり決めたあと、適度に促して先行。8番手あたりでダートコースに入り、結果的には7番手での追走となりました。3コーナー手前ではジワっと動き、6番手に進出。勝負どころは我慢しつつも、いい手応えで回って直線に向きました。進路をしっかりと確保して、そのスペースを突き、グイグイと伸びを披露。残り200ｍを過ぎた地点では2番手に上がりました。リードを広げにかかっていた逃げ馬との差は、まだ4馬身ほどあったものの、鋭い差し脚を見せて詰め寄ります。ラスト30ｍほどで前を交わしきり、後続の追撃も振り切って、先頭でゴールを駆け抜けました。今年1月以来の勝ち星で、中央2勝目を飾っています。勝ち時計は1:11.6です。 「道中でうまく運べると、いい脚を使ってくれるタイプです。返し馬ではリラックスしながらもうなりそうで、ハミ受けに繊細な部分を感じましたね。それでもレースに行けば、前半からリズム良く走れましたし、以前にも増して鋭い末脚を使ってくれました。けっして前の馬が止まったからというわけではなく、本馬自身がしっかりとキレ味を発揮できたという印象ですね」(戸崎騎手) 「ありがとうございました。状態面は良かったですし、パドックでは落ち着きつつも適度な気合が入っているなと見ていました。無理に出さず、溜めていける展開になったことも良かったですね。私は正直、先頭の馬が止まったぶん、伸びているように見えたのかなと思ったのですが、ジョッキーの感触は違い、本馬の伸びを褒めていました。調教ではジリジリとした脚色を見せていたものの、そのようにウッドでも踏ん張りながら走っていたことにより、実戦における切れ味が養われたのかもしれませんね。さらに上のクラスでも戦えそうな感触をつかめたのも何よりです。帰厩後は坂路が使えないなかでの調整でしたから、脚元･馬体の反動には十分に注意しておきます。一旦リフレッシュを挟み、いまのところ5回中山開催に向かえればと考えています」(尾関調教師) ■ 23/05/28 京都 ２勝クラス 5月28日(日)京都･ダート1200ｍ戦に58kg鮫島克駿騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの548kgでした。 レースでは、まずまずのスタートから促して先行していく構えを見せました。序盤は主張する馬を行かせて、7番手に落ち着きました。促しながら前についていき、3コーナーへ。そこからは頭を上げるような場面がありつつも、外めに誘導しながらポジションを上げていき、5番手で直線を向きました。早めに抜け出した圧倒的1番人気馬に迫りたいところでしたが、その後の伸びはジリジリとしたものにとどまりました。大きくバテるようなことはなかったものの、1番人気の勝ち馬から0.9秒差の6着で入線しています。 「輸送をクリアし、馬体もイメージ通りで、休み明けでも重め感なく仕上がったと思います。ただ、関西圏の短距離戦は比較的ハイペースで、追走が少し忙しかったようです。 ジョッキーも『テンが速い馬もいたので、位置取りとしてイメージ通りでした。ただ、追走が忙しく、4コーナーではキックバックを嫌がっていました』と話していました。どうやら、京都のダートに替わる馬は、他にも砂を嫌がる馬が多いらしく、砂質が特殊なのかもしれないとも話していました。 ロスがありながらも直線で多少盛り返していたことを考えると、4コーナーがスムーズならば、優先出走権くらいは取れていたかもしれません。それでも大きく崩れるようなこともなく、このクラスでも十分戦っていける手応えを得ています。メンバー等にも左右されるため、選択が難しい部分はありますが、今後も1200〜1400ｍ戦を中心に狙っていくことになるでしょう」(尾関調教師) ■ 23/02/05 東京 ２勝クラス 2月5日(日)東京･ダート1300ｍ戦に58kg戸崎騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの546kgでした。 レースでは、スタートはまずまずといったところでしたが、二の脚は速く、スッと6･7番手へ。単独6番手に上がって追走します。そのまま3コーナーに入り、外めから前にジワッと迫っていきました。4番手グループで直線に入ると、外の馬と併せる形で脚を伸ばします。一旦は2番手に浮上しかけましたが、残り400ｍ地点で内をすくった馬に交わされて3番手に。逃げ馬を懸命に追いかけたものの、なかなか差を詰めることができず、その間に内のライバルに置かれてしまいました。残り200ｍを過ぎたあたりで、外を鋭く伸びた1番人気馬にも抜き去られ、その勝ち馬とは0.5秒差の4着でゴールしています。 「寒い時期ですから、重めにならないようには注意して調整を行い、-2kgで臨めました。パドックでは落ち着いていましたし、雰囲気も良かったですね。ジョッキーとは『前走は追走でしんどいところがあったけど、距離が延びる分、追走はしやすいかな』と話していました。いい感じでレースも進められて、直線では抜け出せると見ていましたが、伸びがひと息で、逃げた馬すらも捕まえられずという結果になりました。申し訳ございません。 戸崎騎手は『1200ｍの方が良さそうですね。距離が延びると力みがちになって、終いのキレに影響してしまいます。1200ｍならば、気持ちと走りのバランスがマッチするのですが…』とコメントしていました。無理に出していくと、ガツンと進んでいくだけの馬になる可能性も考えられ、現状は1200ｍ戦で、自然に中団へとつける形が合っているでしょうか。ただ、昇級初戦でも4着に来た点はポジティブにとらえていますし、経験を積み、いろいろな面で良くなってくれればと思います。続戦しましたので、このあとはリフレッシュを挟むつもりです。3回中山開催での出走を目指し、状態に応じて次走を検討しましょう」(尾関調教師) ■ 23/01/08 中山 １勝クラス 1月8日(日)中山･ダート1200ｍ戦に58kg戸崎騎手で出走し、馬体重は前走11月の門別戦から-2kgの548kgでした。 レースでは、少し遅めのスタート。その後は積極的に促し、先団に取りついてダートコースへ入りました。8番手に収まって道中を進み、3コーナー手前でポジションを1つ上げました。勝負どころはロスのない程度にうまく外を回り、いい手応えで徐々に進出。5番手で直線を迎え、ゴーサインが出ると、末脚をしっかりと発揮しました。逃げ粘りを図って、先にやや抜け出していたライバルを捉えられるかという形に。グイグイと迫ってクビ差交わしきり、先頭でゴールを駆け抜けました。中央再転入の初戦を、見事に勝利で飾っています。勝ち時計は1:11.7でした。 「気が入ったときにガッと進んでいく感じはあるものの、基本的に乗りやすい馬ですね。周りが速かったためテンで置かれ、さらにモマれる形になっても、きちんと競馬ができました。キレるというよりは、ジワジワと伸びるタイプです」(戸崎騎手) 「時間を要してしまいましたが、中央競馬での勝利を無事に決めることができました。ありがとうございました。体つきには若干の余裕を残していたものの、雰囲気は良く、パドックでの周回時も落ち着いた歩きでした。現状では中央レベルのスピードだと、前半で少しモタつくかもしれない旨は伝えておきました。ジョッキーは過去のレースを見てくれており、『後手を踏んでも最後は伸びていましたよね』と話していました。返し馬は逆回りで丁寧に消化してくれましたね。スタートは本馬なりに出ているものの、中団の前めというポジションでしたから、どうかな？と思いながら見ていました。ただ、外へ徐々に出せる位置で運んでいましたし、3コーナーではいい競馬になるだろうと感じられました。ギリギリ捉えるかという先頭との差でも、一完歩ずつ詰め寄り、最後に交わしてくれたので良かったです。 次走を東京戦とする場合、ダート1300ｍ･1400ｍという選択肢です。距離延長をこなせるかどうかは、気持ちの面次第ともいえるでしょう。その一方で、ダートスタートは本馬に合いそうです。口取り式では落ち着いていたように、普段はうるささを見せることなく、通常のキャンターでもドタドタと走ります。オンとオフの差が激しく、ひとたびスイッチが入ると、中間速を飛ばして一気にギアが入ってしまう面を残すため、今後も注意しながら仕上げ･レースへ臨む考えです。状態に問題なければ、中3週で2月5日(日)東京･ダート1300ｍ戦を目指すことも頭に入れておきます」(尾関調教師) ■ 22/11/01 門別 シクラメン特別 11月1日(火)門別9R･シクラメン特別(ダート1200ｍ)に56kg落合玄太騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの550kgでした。 レースでは、まずまずのスタートを決めると、そのまま好位につけました。道中は外めの3番手で進めると、リズムを整えながら追走します。3コーナーで徐々に促していくと、4コーナーでは早くも先頭に立ち、直線へ向かいました。そこからは後続との差を広げていく一方で、最後まで手応えは衰えることなく、1着でゴールを駆け抜けています。勝ちタイムは1:13.4、2着馬とは1.4秒差でした。 「おめでとうございました。スタートも安定し、道中も問題なく追走できました。レース全体を通しても、改めて素質の高さを感じる内容でしたね。こちらにいる間は、気性面は問題ありませんでしたし、経験を重ねるごとに、心身ともに成長してくれたのだと思います。中央へ戻ってからも本馬の活躍を期待しています」(佐々木国明調教師) ■ 22/10/20 門別 SPAT4ならお得に貯まる特別 10月20日(木)門別8R･ＳＰＡＴ4ならお得に貯まる特別(ダート1200ｍ)に56kg落合玄太騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの552kgでした。 レースでは、まずまずのスタートを切ると二の脚は良く、スッと先団へつけました。道中は内めの2番手で追走すると、やや行きたがるそぶりを見せましたが、鞍上が抑えながらレースを進めます。3コーナー手前で、一度は3番手に下がったものの、コーナーワークを利して、一気に先頭に立ち、直線へ入りました。そこからは後続との差をグングン広げて、最後まで他馬を寄せ付けませんでした。転入2戦めで待望の初勝利を飾っています。勝ちタイムは1:14.1、2着馬とは1.3秒差でした。 「おめでとうございました。道中は内めに押し込められ窮屈な競馬になったこともあり、少しかかってしまいましたが、何とか我慢してくれました。それでも、直線に入ってからも手応えは鈍ることなく、むしろ後続を引き離しての内容でしたから、さすがの実力といった感じですね。次走はクラスが上がりますが、走破時計を見ても十分勝ち負けだと思います。上がりの歩様も問題ありませんでしたし、その後の状態を見ながらではあるものの、中1週での出走を検討していく方針です」(佐々木国明調教師) ■ 22/10/06 門別 シュウメイギク特別 10月6日(木)門別･シュウメイギク特別(ダート1200ｍ)に56kg落合玄太騎手で出走し、馬体重は前走2月の東京戦から+18kgの552kgでした。 レースでは、五分のスタートを決めると、ダッシュはつき、そのまま先頭へ。道中も1頭と併せるかたちで、本馬がハナを切ってレースを進めました。3コーナーを過ぎたあたりから少しずつ促し、4コーナーをまわって直線コースに入ると、鞍上も懸命に追って後続を振り切りにかかります。しかし、久々のレースで、道中もぴったりとマークされたこともあってか、思うような伸びは発揮できずに2番手のライバルに交わされ、転入緒戦は勝ち馬と0.8秒差の2着で入線となりました。 「レースに向けての調整は順調に進んでおり、自信をもって送り出せたのですが、勝つことができず申し訳ありません。予定通り、シャドーロール等は付けずにレースに臨み、返し馬で少しうるささを見せたものの、ゲート裏での輪乗り以降は問題なさそうでした。スタートも上手く決め、良いスピードを見せてくれましたので、距離については、1000ｍ戦でもいいかもしれません。一度使ったことでの上積みは期待できるでしょうし、レース後の状態をしっかりと確認してから、次走について検討していきます」(佐々木国明調教師) ■ 22/02/13 東京 未勝利 2月13日(日)東京･ダート1400ｍ戦に56kg三浦騎手で出走し、馬体重は前走から+6kgの534kgでした。
レースでは、まずまずのスタートを切ると、鞍上が促して中団からスッと先行。4番手の位置を取り、折り合いをつけて進みました。勝負どころは我慢させながらも手応え良く回り、流れに乗って直線へ。追い出しを待ち、残り400ｍを過ぎてからジョッキーのアクションが大きくなりました。あとは前のライバルを捕まえるだけという形で、ジリジリと追い詰める中、相手も粘り腰を発揮。ゴールまで差を着実に縮めていたものの、交わしきるまでは至りませんでした。勝ち馬からは0.1秒･クビ差の2着で入線しています。
「いつもよりスタートが決まったので、前めでリズム良く運ぶことができました。目標にしていたのですが、勝ち馬は渋太かったです。それでも、馬は着実に良くなっています。外へ少し張る面はありましたが、ハミを操作すれば修正が利くくらいのものでした。東京コースの方が、若干は乗りやすい印象です。ただ、今日くらいスタートが決まれば、中山の1200ｍ戦でも強気に攻めていけますね」(三浦騎手)
「最終追い切りで終いを要したことを踏まえ、昨日に坂路コースで61.2-44.1-28.8-13.6秒という、いいところのキャンターで負荷をかけておきました。冬場ですし、目方はちょっと増えるかなと予想していたとおりで、重たさはなかったですね。初めての東京競馬場でも、装鞍所･パドックと落ち着きがあり、雰囲気は良かったと思います。返し馬もスムーズでした。今回はちょうどいい枠に入り、ゲートをきちんと出て、右に張る面は少し見せつつも、流れに乗って進めることができていました。1400ｍ戦の割にはスローペースだったため、力み気味に映りましたが、許容範囲のレベルでしょう。ポジションを取り、前を射程圏内に入れ、万全の態勢は作れたのではないかと感じます。 ただ、キレる脚をまだ使えず、ジリジリと伸びていき、その分だけ相手も頑張るという形になってしまいました。力関係としては上位で、末脚は発揮しているものの、交わすことができませんでした。右に張る面をうまくクリアしてくれて、距離延長の東京コースでも、競馬がしっかりとできたことは収穫といえます。また、トモの感触は段々と良くなっていますし、着実な成長がうかがえます。連戦してきましたから、ここで一旦リフレッシュを挟む予定です。仕切り直して、次こそは勝利となるように努めます」(尾関調教師)■ 22/01/22 中山 未勝利 1月22日(土)中山･ダート1200ｍ戦に56kgルメール騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの528kgでした。
レースでは、今回も少し遅めのスタート。その後の行き脚はスムーズでダートコースに入り、ジワジワと位置を上げつつ追走。6番手に収まって勝負どころを迎え、インコースを通ってカーブしました。直線に向くと進路をうまく確保。鞍上が追い始め、伸びを見せたものの、先に抜け出していたライバルの脚色も良く、差を詰めることができませんでした。最後は差し馬が急襲してきて、ハナ差交わされたところがゴール。勝ち馬からは0.7秒差の3着で入線しています。 「スタートが良くなかったため、いいポジションを取ることができませんでした。ただ、競馬の内容は良かったと思います。東京のダート1400ｍを走れば、もっと力を出せるはずです」(ルメール騎手)
「馬体重は同じでしたが、見た目としては使った分だけスッキリと映りました。中1週でも元気があり、気持ちが入りつつも落ち着いていましたね。騎手が跨り、返し馬ではよく進んでいたものの、折り合いをうまくつけながら行ってくれました。正直なところ、レース前は勝ち馬と一騎打ちになるだろうと考えており、それだけに枠順が発表された時に痛いなと思いました。こちらが内だっただけでなく、相手も競馬しやすそうな外めでしたからね…。前走と同じように、遅めながらもそれなりにスタートを切って、上がっていく感じは良かったです。ただ、内枠のため、ある程度の位置へ行ったところで、動くに動けないポジションにとどまるを得ませんでした。直線で前に馬がいなくなってからは伸びていますが、外からスムーズに動くことができていれば、また違ったかもしれません。馬･ジョッキーともに、できることを一所懸命に頑張ってくれたと思います。向正面では、今回も右にややモタれる面があったとのことです。しかし、パトロールビデオを見ている限りでは分からないくらいでした。『今日の競馬を踏まえると、東京･ダート1400ｍ戦が戦いやすいと思う』とジョッキーは話していたものの、こればかりは走ってみなければというところですね。勝ちに行ったレースで結果を残すことができず、たいへん申し訳ございません。今日の展開でも形を作り、力上位であるのは間違いないでしょう。権利を使って東京戦へ続戦するか、一旦リフレッシュを挟んで2回中山開催の同条件に向かうか等は、レース後の状態を確認してから判断させてください」(尾関調教師)■ 22/01/08 中山 未勝利 1月8日(土)中山･ダート1200ｍ戦に56kg三浦騎手で出走し、馬体重は前走から+6kgの528kgでした。 レースでは、やや遅めのスタートだったものの、その後は中団まで進んでいきました。道中は10番手につけ、流れに乗って追走。3コーナーはまだ我慢させて、4コーナー入り口で外へ持ち出し、直線に向くとゴーサインが出ました。鞍上のアクションに応え、しっかりと脚を伸ばして前に迫り、特にラスト50ｍの勢いには目を見張るものがありましたが、先に抜け出していたライバルへわずかに届きませんでした。その勝ち馬と同タイム･ハナ差の2着に惜敗しています。 「(火)に追い切って以降も、馬が思ったよりも元気だったため、昨日(金)に坂路コースで55.8-40.9-27.3-13.5秒という時計をサラッと出しました。装鞍所から気が入っていたものの、パドックでは前向きさがうかがえつつも落ち着いており、いい雰囲気だったと思います。あとはダートさえこなせればという考えで見ていました。チークピーシーズを着用したことにより、ガツンと進んでいきやすい面は三浦騎手へ伝えて、返し馬はうまくクリアしてくれました。結果が結果だけに、スタートがもう少しスムーズならば…というところで、トモに緩さを残す分、まだビュンと出ることができませんね。きちんと駐立していますが、伸び上がるような出でした。今日の競馬を見ていると、無理に出そう出そうとするより、このくらいのつもりで出した方が、いまのところは良さそうでしょうか。 向正面では2回ほど内にモタれて、コントロールしにくい面があったようです。他馬にも少し迷惑をかけて、やや行儀の悪い走りでした。ジョッキーは『これで外へ出せるだろうか？と思った』と話していたものの、勝負どころでペースが上がれば真っすぐ走れて、直線に向き、追い出してからも問題なかったとのことでした。最後は勝ち馬と並ぶ形になり、それで内からもうひと伸びされてしまったのも痛かったです。ただ、勝利には手が届かないながらも、本馬が持っている力は示すことができました。レース後の状態に問題なければ、中1週の中山･ダート1200ｍ戦、もしくは中2週の東京･ダート1400ｍ戦などをにらんでいきましょう」(尾関調教師) ■ 21/10/17 新潟 新馬 10月17日(日)新潟･新馬戦(芝1200ｍ)に55kg斎藤新騎手で出走し、馬体重は522kgでした。 レースでは、まずまずのスタートを切り、押して中団のポジションを取りました。後方5･6番手の位置から、3コーナーを迎えるまでに9番手へ進出。勝負どころは馬群の中ほどを通らせつつ回って、直線に向きました。いざゴーサインが出ると、ジリジリとした脚色で、上位へ一気に食い込むような伸びではありませんでした。また、内へ行ったり、最後は外へ行ったりしながらの走りで、勝ち馬から1.1秒差の8着で入線しています。 「馬体重･当日の雰囲気は、おおむねイメージどおりで、本馬としてはまずまずの仕上がりだったと思います。返し馬では口を割るところが見受けられたものの、レースではジョッキーがうまく対処しながら進めてくれました。競馬に行って気持ちが入ってくれれば、もっとスタートを出てくれるかなという希望的観測もありましたが、そこまで速くなかったですね。練習を行っているものの、トモが緩い分も影響しているのでしょう。直線では伸びずバテずといった脚色で、パトロールビデオを見ていると、ジョッキーが右ムチを入れているのに右へ右へ行くなど、フラフラする面を見せていました。これもトモの緩さに起因するものといえます。トモを含めて体がもっとしっかりしてくれば、スタートを決めて先行できるようになり、最後のひと伸びにも繋がってくるはずです。追われても反応がないことを危惧していたのは事実ですが、終いまで頑張っていたことは収穫でした。この後は一旦放牧に出して、また成長を促してから次走に向かいましょう」(尾関調教師)
