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16/10/15 東京 白秋Ｓ |
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１５日の東京競馬では中団後方で脚を溜める展開も、直線に向いてからも思っていたような反応を見せられず１８着。「う〜ん、力を発揮できればこの条件でもやれるのでしょうが、今日はピリッとしませんでした。１４００ｍ戦だと手綱を持てるタイミングがあるのはいいのですが、その分、気持ちが乗り切れないのか、いい意味の前向きさが欲しいと感じました。適度に気合いを付けていても、直線の最後は耳を絞っていましたからね。噛み合ってくれれば上位の力はあるはずなので歯がゆいですし、申し訳ありません」（吉田豊騎手）「調教の動きからは走れる状態ではありましたが、どうも気持ちの面が噛み合い切れないままの走りになってしまいましたね。前走も気分が乗らないままになってしまいましたので、ちょっとそれを引きずってしまったのでしょうか…。申し訳ありません。今日の内容だけ見れば忙しくてももうひとハロン短い条件の方が気持ちを保てるのかれしれませんし、次はその条件も視野に入れていきたいです」（戸田師）折り合えていそうな道中だったので終いの脚に期待しましたが、結果的には最後まで気持ちのスイッチが入らなかったのか、この馬本来の末脚を見せることができませんでした。この後はレース後の状態と番組を確認しながら次走を考え、前進を図っていきたいものです。
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16/08/13 新潟 新潟日報賞 |
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１３日の新潟競馬では後方でレースを進め、じっくり脚を溜めて直線へ向かう。しかし、内々で進路を確保できず末脚は不発に終わり１５着。「状態も良さそうで期待していたのですが、全く前が止まりませんでした。また、肝心のところで上手く進路を確保できなかったのも痛かったですね。引っかかっていたわけではないので、多少のロスを承知で外を回した方が良かったかもしれません。伸びたのは一瞬で、あとは他の馬に合わせる感じでしたし、力を出し切れたとは言えないレースになってしまいました。本当に申し訳ありませんでした」（大野騎手）「少し間を空けたのも良かったのか、状態面に不安はありませんでした。あとは結果を出せれば良かったのですが、消化不良の競馬になってしまいましたね。今日に関しては内枠が堪えた印象です。初めて騎乗しただけに難しい部分はあったと思いますが、ああいう形になると力を出せませんので、思い切って外を回しても良かったかもしれません。なかなか力を出し切れず歯痒いのですが、自身の競馬ができれば前走のように差はないはずです。今後については状態次第ですが、次こそは結果を出したいと思います」（戸田師）このレースを目標にしていただけに何としても結果を出したいところでしたが、直線では気持ちも切れてしまい、前走のような決め手を発揮することはできませんでした。乗り難しさはありますが、自身の競馬ができれば現級でも十分勝負になる馬です。今後については状態を見た上で検討していきますが、次こそは最良の結果を出してくれることに期待したいと思います。
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16/07/02 福島 テレビユー福島賞 |
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２日の福島競馬ではスタート後に内へ潜り込み脚を溜める。直線に向くと間を割ってよく伸びてきたが、交わすまではいかず４着同着。「久々の１２００ｍということもあってかスタートしてからの追走に苦労してしまいましたね。このままではマズいと思ってすぐに内に潜る競馬に切り替えて進めました。元気いっぱいですし、手応えも悪くない。福島コースなので進路取りには神経を遣わなければいけませんが、追い出してからの反応もあったんです。追う毎にグイッグイッと来てくれましたが、内心で“ゴール板が来ちゃう”と思っていたんです。結果、前まで捉えることができずにすごく悔しいですし、申し訳ありませんが、良い脚を持っていますね。次乗せていただけるとしたら今日のイメージを持って行けますし、楽しみです。また、よろしくお願いします」（吉田豊騎手）「今回はここ最近のなかでも特に動きが良くて具合の良さを感じていたんです。次の新潟を考えてこのレースを使ったので、もしかしたら忙しいかもという心配はあったのですが、良い脚を使ってくれましたね。忙しさは確かにあったのですが、今日の内容なら思惑通り次に活きてくれそうな気がします。体調等が絡む話ですから確定とは言えないものの、良ければいちばんの狙いは１４００ｍなので、少し間隔が空くことを考えると短期放牧を挟むかもしれません。いずれにせよ、この調子で臨めれば楽しみですね」（戸田師）久々の、しかも現級で初めてのスプリント戦とあって忙しくなるのは想定済みでしたが、しっかりと集中して走り、目を見張る追い込みを見せてくれました。この走りが次も出せれば楽しみはさらに増しますね。７歳になった今でもなお健在ということを自ら示してくれていますし、また勝利の美酒を味わせてくれる日が来ることを期待しています。今後につきましては状況を見つつ調整過程を決めていきます。
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16/04/17 中山 春興Ｓ |
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１７日の中山競馬ではテンに思ったほど行き脚がつかず後方からに。道中はそのままジッと脚を溜めて直線勝負に賭けたが、展開が向かなかったことも響き１０着。「スタート後はそこそこ出して行ったのですが、進んでくれなかったので溜める競馬に切り替えました。しっかりと折り合えていいリズムだったのですが、いかんせんペースが遅くて…。流れが合わなくてジリジリとした脚になってしまいました。それでもしっかりと差を詰めようとしてくれていますし、展開ひとつで違った走りを見せられたはずです」（池添騎手）「折り合いで極端に苦労するようなことはなく、人馬の呼吸は合っていたと思うのですが、どうもペースが落ち着きすぎてしまって、かみ合い切れませんでした。終いに脚を使ってくれているけれど、まわりも同じように伸びていましたからね。狙っていた条件でいい走りをお見せできず申し訳ありませんが、今日のようにしっかりと我慢の利く競馬をしてくれていれば、チャンスはあるはずです。この後は状態と番組を見ながらにはなるでしょうが、何とか巻き返しを図れるようにしっかりと調整していきたいですね」（戸田師）直線ではそれなりに脚を使ってくれたものの、道中のペースが落ち着いてたこともあり、後方を追走したエネアドには楽ではない競馬になってしまいました。悔しい結果にはなりましたが、展開ひとつでまた違ったはずですし、今後も自分の競馬をしながらチャンスをものにしていきたいところです。この後は状態をしっかりと確認してからどうするか判断していきます。
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16/03/20 中山 幕張Ｓ |
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２０日の中山競馬では後方２番手からじっくり進めて直線勝負に出る。外から２頭目を通ってジリジリと伸びてきて６着。「道中に少し力みは見られましたが、それでもしっかりと我慢できてコントロールも利きましたし、悪くないリズムで追走することができましたね。終いはジリジリながらも確実に伸びていましたし、展開次第でまた違ったと思います。また、クラス慣れしてくればもっとやれるはずです。今日はいい結果を出せず申し訳ありませんでした」（池添騎手）「事前に跨ってもらうに越したことはないので調教に乗ってもらっていましたが、実戦でも良い競馬をしてくれました。やはり馬とジョッキーの手は合っていそうですね。馬の機嫌を損なわせずに走らせてくれていました。流れがそれなりに速かったようで、その影響から終いが活きたのもあるのでしょうが、馬との呼吸が合っていたのは大きな収穫だったと思います。こういう馬場も合っていたのかもしれませんが、このクラスでもやれそうと再確認できましたし、また良い競馬ができるようにやっていきたいと思います。このあとは様子を見て行けそうならこのまま次へ向かいます」（戸田師）勢いを持って臨んだ前走は跳ね返されてしまいましたが、立て直しを図った今回で巻き返しを見せてほしいと思っていました。しかし、準オープンクラスですからそう簡単ではないだろうと思っていたところでもありました。まずはメドを立てられたらと思いましたが、今日は後方からじっくり運んで終いを活かすという、この馬の良い形で競馬ができました。気持ちの部分で付き合い方に気をつかうところがある馬ですけれど、今回しっかりと走ることができていたように見えましたし、いい内容だったと思います。今後に向けて収穫もあるレースでしたし、この経験をさらなる飛躍の糧として成長していってもらえたらと考えています。今後についてはまず様子を見てからになりますが、問題なさそうならば再び同じ舞台のレースを中心に考えていければと思っています。
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15/11/01 東京 紅葉Ｓ |
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１日の東京競馬では五分のスタートから後方を追走。最後の直線での追い上げに期待はかかったが、伸びを見せることはできず１７着。「前走に続けて結果を出したかっただけに今日の結果は悔しいです。本当に申し訳ありませんでした。左回りの走り自体はまったく問題ないのですが、馬場の硬さが走りに影響したかもしれません。力を出し切ればこんなはずはないですし、残念です。すみませんでした」（Ｍ.デムーロ騎手）「ミルコとのコンビでいい競馬を期待していただけに、申し訳ありませんでした。レース後にジョッキーといろいろ話をすると、外に出していったタイミングでちょうど馬群も外に張って来て、余計に外に振られてしまったとのことでした。結果的には内を狙う形の方が良かったのかもしれませんが、それ以前に、どうも現在の府中の硬い馬場を少し気にしている走りでもあったようです。そのためスタート後の行きっぷりももうひとつだったようですし、最後も無理をしなかったとのことです。今日は力をフルに発揮してのものではないですし、また盛り返せるように取り組んでいきたいですね。今後については中山開催を見ていければ理想的ではありますが、今日の内容が内容でしたからしっかりと状態を確認して、必要に応じてケアする期間を設けていきたいですね」（戸田師）鮮やかな快勝劇となった前走に続く好走を期待しましたが、馬場を気にしてかまったく自分の走りができませんでした。力を出し切ればこんな走りではないはずですし、しっかり次走で巻き返しを図れればと思います。今後はレース後の状態を見た上で予定を決めていきます。
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15/09/27 中山 外房特別 |
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２７日の中山競馬では中団より流れを見ながらじわっとポジションを上げていき直線へ向かう。粘る先行馬を目掛けてジリジリと差を詰め、アタマ差交わして優勝。「ありがとうございました。前回はうまく行かなかったし、最後はちょっと疲れちゃいましたが、今回は馬がまた良くなっていました。この２戦以上にフレッシュさを感じられましたし、スタートも上手に切り、わりと自由に動くこともできました。直線でも僕の合図にしっかり応えてくれ、よく前を捕まえてくれましたね。先生たちのおかげでもあります。ありがとうございました」（Ｍ.デムーロ騎手）「雰囲気は良かったですし、なんとかうまくいって欲しいなと思っていました。ミルコも３度目ですからある程度は任せましたが、うまく乗ってくれましたね。一時より折り合いを付けらるれようになっているのは確かですが、今日はミルコの好騎乗が光ったレースとも言えたと思います。以前なら引っかかるという意識が強すぎてペースが遅くても後ろで控えてしまうところがありましたが、そういった不安を持たず、ペースが速くないと見るやじわっとポジションを上げて、なおかつ溜めもつくったまま直線へ向かって末を活かすという素晴らしい運び方をしてくれましたからね。元々、脚力的には上のクラスでもやれる馬だけど、頭が難しい馬だから時間がかかってしまっていました。うまくかみ合えばこれからもやってくれるはずですし、また楽しみにしたいですね。おぼっちゃまの久々の勝利。本当に嬉しいですね。ありがとうございました」（戸田師）これまで悩ましい競馬が続き、なかなか結果を出せないでいました。しかし、陣営のエネアドに対する信頼と評価は揺るぎないもので、それが間違いなかったことをここで証明できたのは本当に良かったですし、嬉しい限りです。これからは準オープンになりますが、相手なりに走ることができそうでもありますから、クラスが上がってからも楽しみです。最高の結果を出してくれた後ですし、今すぐここと決めつけすぎずに、レース後の状態を見ながらどうしていくか判断していきます。
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15/09/05 新潟 弥彦特別 |
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５日の新潟競馬では道中は中団の内を立ち回り、直線も内から前へと迫ろうとする走りを見せたが最後は脚色が鈍ってしまい７着同着。「前回の競馬を考えると距離が延びるのは良いのではないかと思っていたんです。しかし、最後は疲れてしまいました。ゴメンなさい。最後の最後でトモが疲れちゃったのか首が伸びるような格好になってしまったんです。もしかしたら、やっぱり距離はマイルくらいが良いのかもしれませんし、今日は最後まで頑張らせることができなかったので、しっかりと走れればまた違うはずです」（Ｍ.デムーロ騎手）「以前走ったことがあるとはいえ歳も重ねてまた違うでしょうし、この条件で頑張れることを期待して送り出しました。しかし、最後はちょっとだらし無い走りになってしまいましたね…。良いかなと思ってこの条件にトライしたのですが申し訳ありません。ミルコはトモが疲れちゃったみたいと言って謝っていましたが、上がってきてからの様子を見ているとフーと息を吐くくらいで表情はケロッとしているんですよね。体力を出し切って最後は一杯一杯になったというより、気持ちの面で一杯になったというか、続かなくなってしまったのかなという感じがしています。ペースがもうひとつ向ききれなかったことや内目のやや開けたところから前に出かけたところで馬がセーブしたのかもしれないなということが思い当たるところですし、やはり如何に気持ちを持続させるかがポイントになりそうですね。気持ちを維持させるという点ではマイルの方が距離も流れも向くのかもしれませんし、再度マイルあたりの条件も選択肢に入れて考えさせてください」（戸田師）短期リフレッシュ放牧を取り入れて夏の暑さへの対応も万全で臨めた今回のレース。前走の内容を持ってチャレンジしたこの条件だったのですが、折り合い面は問題なかったように見えたものの、最後の最後で気持ちが切れてしまったのかもしれません。それでも一瞬オッと思わせてくれるシーンもあったわけで、課題さえクリアしてくれれば突き抜けてくれても不思議ではありません。悩ましい馬ではありますが、今後も地道に向き合い前進を図っていければと思います。今後につきましてはレース後の状態を見てどうしていくか判断していきます。
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15/08/01 新潟 古町特別 |
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１日の新潟競馬では道中中団で脚を溜め、直線では外めに持ち出してしっかりと伸びてくるが４着まで。「折り合いには注意していましたが、スタート後はむしろズブいくらいで、思っていたよりも進んで行けませんでした。直線では最後までいい脚を使ってくれているものの、結果やペースを考えてももう少し前から運べれば理想的でしたし、勝負どころでよりスムーズに捌けていればと思うと悔しいです。馬は頑張っているだけに、僕が下手に乗ってしまい申し訳ありません」（Ｍ.デムーロ騎手）「ミルコは上手く乗ることができなかったと肩をおとしていましたが、道中はコントロールが利いていて、なおかつ最後まで気を抜かさずにしっかりと脚を使ってくれているし、決して悪い競馬ではなかったと思いますよ。もちろん、さらにいい着順ならジョッキーも我々厩舎の人間も、そしてご声援いただいた会員の皆さんもハッピーであったことは間違いありませんし、次はさらに頑張りたいですね。権利を獲れなかったので確実なことは言えないのですが、それを抜きにしてミルコにどのような条件がいいか聞いてみました。今日の感触だけなら１４００ｍはちょっと忙しそうだとのことも、今日よりひとハロン延びるのは“あり”とも言ってましたよ。そうなるとマイルや１８００ｍ戦を狙いたいところですが、後はその番組の際にジョッキーがいるかどうか。乗り難しさもあるし、できればミルコに続けて乗ってもらえたらいいなとも考えています。夏番組のうちに再びそのタッグを組めるように調整をしていきますが、もちろんこの暑い中で走っていることもあるし、馬の状態もしっかりと見なければなりませんからね。まずはトレセンに戻って状態をチェックしながらどうするか決めさせていただければと思います」（戸田師）上位３頭の争いに加われなかったものの、道中はしっかりと我慢して末を伸ばす競馬はできましたし、展開なども味方になればさらに際どい競馬も可能なはずです。この後は状態や番組を見ながらどうするか判断していきますが、次走ではさらなる前進を期待したいものです。
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15/06/20 東京 相模湖特別 |
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２０日の東京競馬では中団後方でじっくり進めて直線へ。伸びてはいるが最後は勢いが鈍り５着。「道中は真ん中くらいの位置からになりましたが、しっかりと折り合っていて悪くないリズムで追走していました。それなので直線でどのくらい脚を使うことができるのだろうと楽しみにしていたのですが、追い出してから急に耳を絞って反抗するようなところを見せてしまいました。余裕がなくて苦しくてというならまだしも、むしろその逆で力をフルに発揮していない印象です。途中まではスムーズに走っていたと思いますが、終いにかけてもっと上手く力を引き出してあげたかったです。申し訳ありません」（戸崎騎手）「久々でしたが、コンディションは良く、楽しみをもって送り出せました。ただ…、なかなか良い結果にはならないですね。申し訳ありません。如何せん気難しくて、若い頃にかかることが気になって引っ張ったり出したりを繰り返していたことで嫌気が差しやすいんです。今日も直線でポイントで耳を絞っていたように、ずっとではないけれど気持ちの面で持続力にやや乏しいところがあるから長く頑張らせるというよりは後ろから極端なほうが最後まで一生懸命に走れるような気がするんですよね。ちょうど縦長になってくれて展開は向きましたが、理想を言えば勝ち馬くらいのポジションから運べていればこの馬向きだったでしょうが、普通に考えたら綺麗に上手に乗ってくれているし、初めてのコンビだったから仕方ないと思います。折り合いはついてきたし、一時よりはまともにはなってきているので、適度な間隔で使って良くしていきたいです。状態面に不安を感じなければ使っていきたいと考えています」（戸田師）じっくり充電期間に充てられて体の張りがあり、具合の良さを感じられる状態で復帰戦へ臨めたのではないでしょうか。それだけに期待も膨らみましたが、直線で内外に挟まれる格好になったときに耳を絞ってしまったようです。悩ましい限りですが、一頃に比べれば良くはなってきているようなので追い込みすぎないよう気を付けながら前進を狙っていきます。
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15/01/25 中山 若潮賞 |
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２５日の中山競馬ではスタート後は無理をせずに後方で脚を溜め、直線では外からしっかり伸びて３着。「大外枠からのスタートだったのでなるべくロスがないようにスタート後はできるだけ内に入って行きました。それでも前と離され過ぎないようにある程度は促して行きましたが、スッと収まってくれましたし、道中はいいリズムで運べましたね。今日の勝ち馬は強かったので別にしても２着馬とは内外の差だと思いますし、終いまでいい伸びを見せてくれました。勝てなかったのは悔しいですし申し訳ありませんが、今日のような競馬を継続していければ十分にチャンスがあるはずです」（三浦騎手）「勝てなかったのは申し訳なく思いますが、今日は外からしっかり脚を使ってくれましたし、この馬の競馬をしてくれての結果ですからね。前走から切り替えて走れたことも大きいですね。後はいかにこの走りを次につなげていけるかが重要でしょう。権利を確保したからこのまま東京との考えがないわけではないのですが、正直このおぼっちゃまの性格上、条件が変わったことでリズムに乗れず、振り出しに戻るという可能性もゼロではないですし、理想は春にふた開催続く中山あたりでしょうか。もちろん現状で決めつけるのは良くないでしょうし、まずはしっかりと馬の状態を確認してからどうするか決めていきたいですね」（戸田師）勝ち馬には抜け出されて強い競馬をされてしまいましたが、それでもエネアド自身も不利な大外枠からのスタートながら直線では見せ場を作ってくれました。この後は馬の状態を見ながらにはなりますが、番組やジョッキーの状況もよく吟味しながらどうするか決めていきます。
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15/01/04 中山 1000万下 |
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４日の中山競馬では中団やや後方で折り合いをつけつつ直線へ。進路が重なったこともあり思うような伸びは見られず８着。「先生からは“外に出す”という指示をもらっていたのですが、壁があってなかなか思うようにいきませんでした。前にゴットフリートがいてゴチャゴチャさせて共倒れということも避けたかったですし、折り合い面に課題があることを考えてもポジションを途中からあげることはしないで、この馬のリズムを重視して運んだんです。最後の直線で進路が重なった分伸びきれませんでしたが、ここ何戦かのなかでいちばん感触は良かったです。折り合いはたしかに難しいのですが、前向きさがありました。これまでは仕掛けてから反応したと思ったら長く続かずに気持ちが切れるときもありましたけど、今日は継続していましたからね。復調の兆しは感じ取れましたし、なんとか戻ってきてほしいと思っています。うまくいかなくて申し訳ありません」（三浦騎手）「中間の気配は良好でしたし、いい競馬ができるかなと思っていたんです。ゴチャゴチャしたところに突っ込んでいくと嫌気を差す可能性のある馬ですし、できるだけ外に出してノビノビと走らせてほしいという話を皇成にしておいたんです。ただ、思うようにはいきませんでした。チークピーシズで行きっぷりが良すぎた分もあるのかもしれませんが効果もありマイナスだけではなかったですからね。判断が難しいところです。直線は進路が重なっていい走りができませんでしたし、皇成の話だと感触は悪くなかったみたいなので、着順ほどは悪くないのかもしれません。ここで弾けてほしいと思っていただけに残念ですが、なんとかいい走りをさせられるように引き続き取り組んでいきます」（戸田師）集中力を増すことができるようにこの中間からチークピーシズを着用していてレースにもその形で臨みました。道中、直線と気持ちを前に向けて走れていたとのことでしたし、最後に伸びきれなかったのは残念でしたが、感触は悪いものではなかったようです。能力的にはもっとやれていい馬なので何とかキッカケを掴んで再浮上してほしいと思っています。このあと続戦するか間を取るかはメンタル面を含めて馬の様子次第で判断していく予定です。
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14/10/25 東京 神奈川新聞杯 |
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２５日の東京競馬ではまずまずのスタートを切るも、道中は折り合い重視で後方からに。勝負どころではいい手応えで直線でも反応しかけたが、まわりに気を遣ってしまったのか最後は伸び切れず７着。「前回の新潟で悪くない競馬ができましたが、一度使ってスイッチが入る可能性もゼロではないでしょうし、やはり折り合いには細心の注意を払っていました。そうしたことも良かったのか道中はリラックスしていいリズムで走ってくれましたし、勝負どころではかなりいい手応えで上がっていけたんです。前が少し壁になり気味ではあったものの、間を狙えそうなスペースができて突き抜けられると思ったほどでしたが、まわりを気にしてしまったのかそこでフワッとなってしまって…。上手く結果につなげることができず申し訳ありません」（三浦騎手）「この中間も特に精神面に気を付けて調整して来ましたが、追い切りでは難しさを出すことはなかったですし、悪くない状態で送り出せたと思います。レースでは道中しっかりと我慢して、いい手応えで上がって行けたのでいいかとも思ったんですけどね。結果的にはちょっと狭いところを通って時間がかかってしまったので、最後にかけて集中力を欠いてしまったのかもしれません。結果を考えると会員の皆さんに申し訳なく思いますが、マイルで続けてしっかりと折り合えているのは収穫ですし、５６キロとは言え思ったよりもハンデが重かったですからね。まだまだ油断はできませんが、ここ２走の感触は悪くないですし、何とかいい結果を出して喜べるようにしたいですね」（戸田師）結果はいいと言えるものではありませんでしたが、前半からリズム良く運べ、直線では一気の脚を使えそうな形を作ることはできました。道中の力みに限らず今日のように狭くなった場合などいかに最後まで集中して走れるかが引き続きポイントにはなるでしょうが、ひとつひとつ乗り越えて何とか一番いい結果に結びつけたいものです。この後はレース後の状態を第一に、番組なども見ながらどうするか決めていきます。
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14/09/28 新潟 寺泊特別 |
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２８日の新潟競馬では離れた最後方で折り合いに専念して直線勝負にかけると間を突きながら伸びてきて５着。「折り合いをつけて終いを活かすことを考えていましたからじっくり行くつもりでしたが、結構ペースが流れたので、余計に前との差がついてしまう前半でした。馬場も悪かったのでわずかにきれいな場所を通してロスを少なくして直線へ向かったんです。集中力を維持させるためにも敢えて馬群に突っ込んで行ったところ、しっかりと走ってくれました。３着まで来てもいいくらいの伸びでしたが、最後のほうでちょっと遊ばれてしまいました。そのあたりを見るとまだまだ難しい面があるのでしょうが、力を発揮できるようになればまた頑張ってくれるはずです」（三浦騎手）「今回は久々だし、どのくらい動けるかは何とも言えないところでしたが、実際のレース内容は良かったと思います。見た目はたしかに極端でしたが、ここ最近は最後に来る格好が物足りないものになってしまっていましたからね。皇成も折り合いを含めていろいろ考えながらレースをしてくれていましたし、今日のように終いにかけてしっかり脚を使わせるように競馬を教えていければ違ってくるはずです」（戸田師）休み明けで厳しい部分もあるかと思えましたし、休み前はスランプのような状況になりつつありましたから、今日の頑張りは素直に嬉しいものでした。もちろん満足していいわけではないでしょうが、復調の兆しを台無しにしないようにし、復活といきたいところです。このあとについては様子を見ながら検討していきます。
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14/06/08 東京 由比ヶ浜特別 |
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８日の東京競馬では後方待機策から直線勝負をかけたが伸び切れず１０着。「欅の向こうあたりでクッとハミを取るアクションを見せてくれましたが、我慢はできていていい形ではあったんです。ただし、ピッチ走法でその都度馬場に脚をとられていました。いい状況ならば弾けてくれそうな印象があっただけに、今日の馬場が本当に悔やまれます。せっかく乗せていただいたのにいい結果を出せずに申し訳ありません」（三浦騎手）「道悪はまったくこなせない馬ではないとは思うのですが、雨で嫌気をさす可能性のある馬だったので、天候は気がかりでした。実際のところ大雨は降らなかったので対応してくれないかと思っていたのですが、実際は進みがもうひとつで良さを出しきれませんでした。馬場は気にしているのでしょうが、ズルさも出てきているので馬自らセーブしていることも考えられるだけに頭が痛いです。具合の良さを活かしたかったのですが、申し訳ありません」（戸田師）状態の良さは感じていただけに巻き返してくれるのではないかと期待してレースに臨めました。しかし、週中から続いた雨に泣かされてしまった印象です。何とか復活のキッカケを掴みたいですが、力負けではないはずですから今後も信じていきたいと思います。今後については様子を見ながら検討していく予定です。
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14/04/20 中山 袖ケ浦特別 |
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２０日の中山競馬ではスタート後に行き脚がつかず後方からに。直線で脚を使っているものの、思いの外、前との差を詰められず６着。「ゲートはそれなりに出ているし、そのままの位置で運ぶことを考えていたのですが、思っていた以上にその後に進んでいかず、後ろからになってしまいました。この馬の走りを考えると上手く脚を溜めるポイントを作ることが必要になりますが、今日はむしろ早めに促していってあげないと前と余計に離されてしまいそうでした。最後はジリジリながらも脚を使っていますが、この馬はもっと爆発力があっていいはず。いい意味で言えば折り合いがついているものの、ちょっとまとまり過ぎているようなところがありましたね。今日はいい走りをお見せできず申し訳ありません」（福永騎手）「前走に引き続き終いに脚を使っていないことはないのですが、祐一によるとスタート後から勝負どころにかけて思っていたよりも進んでいかずに、むしろ少しずつ出していたほど。今日までの調整過程も何か大きな問題があったわけではないですし、それを考えるともっといい結果を出したかったです。申し訳ありません。この後は状態と番組を見比べながらどうするか考えていきます」（戸田師）今日は思っていたよりも追走に忙しくなってしまいましたし、終いの脚もジリジリとしたものになってしまいました。この後はトレセンで状態を確認してからになりますが、次の競馬ではこの馬らしい末脚を見せてほしいものです。
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14/03/16 中山 房総特別 |
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１６日の中山競馬ではスタート後の様子を見て無理せず後方待機策を取る。４角では間を縫うようにして勢いをつけていき直線できれいに外へ誘導して終いを伸ばそうとするが前が止まらない展開だったこともあり８着。「本当に難しいです。力はあるのにそれを発揮できなくて悔しいです。ある程度流れに乗せられれば良かったのですが、スタートを出てから耳をギュッと絞ってしまい反抗するような素振りを見せました。だからと言って叱りつけると余計に反抗したりコントロールが利かなくなったりする怖さもあるし、１２００ｍを使ってる意味がなくなってしまうので変に急かさないでじっと進めました。仕掛けたときのリアクションはそこまで悪くはなかったのですが、この馬ならビューっといい伸びを見せてくれるはずですからね。歯がゆいですが、今は変にキツい矯正馬具などをつけることもリスキーに感じてしまいますし、短い距離のこの条件で我慢強く接して形をつくりあげていって何とか復調してほしいと思います」（蛯名騎手）「具合は良かっただけに思うような結果にならなくて申し訳ありませんでした。馬場入りの雰囲気などは前回よりも良かったですし、エビちゃんも同様のことを口にしてくれたんです。また、レースに関しても話を聞くと、スタート後にビューっと耳を絞ってしまったようでそれを見て無理に出していくことはしなかったとのことでした。結果を見ていただくとわかるかと思いますが、前が残りやすい展開でしたし、後ろから進めざるを得なかった分、最後は差を詰め切れませんでした。上がりの脚はたぶん上位（結果、ラスト３Ｆの上がり最速）だと思いますし、課題はあるものの展開が向かなかったことがいちばんの敗因と言えるのではないでしょうか。なかなか思うような結果を残せなくて申し訳ありませんが、何とか地道に取り組んでいってまたいい結果を出せるようにしていきたいです」（戸田師）前々走で好走した舞台に戻って巻き返しを図った今回でしたが、スタート後にやや気難しさを出してしまい後方待機策を取る形になりました。現在抱えている課題を考えるとこういった対応で進めていかなければいけないだけに展開に左右されてしまいがちで、今回はその影響が大きく出てしまった印象を受けます。ただ、前回と比べると内容自体は悪くないので、辛抱強く接していって今の形を確たるものにしていき、また最高の結果を出せるようになってくれればと思っています。このあとは状態を見ながらになりますが、問題がなければこのまま次のレースへ向かっていく考えを持っています。
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14/02/18 東京 1000万下 |
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１８日の東京競馬では後方で折り合いをつけながら進み直線外目に出して追われたが、伸びは見られず１５着。「う〜ん、なんでしょう。１４００ｍでもわりと折り合いはついたと思いますし、直線では脚を使ってくれると思ったのですが…。勝負どころの手応えは決して悪くなかったんですよ。ただ、いざ追い出すとビューっと脚を使ってくれるかと思ったのに、まわりに気を遣ったのか勢いがつかず伸びきれないままになりました。前回との違いもそこまで感じなかったですしね。強いて言えば形態の違いで馬場入りの後にＵターンして返す中山より、まっすぐ返し馬におろす東京のほうが気負いはありましたが、許容範囲内だったと思うんです。レースもゆったり不安なく構えられるというわけではないのかもしれませんが、折り合いを欠いたわけではないですからね。コースが良くないということではないはずです。先生の話だと、ちょっとイライラした素振りを見せていたとのことですし、気持ちによる部分が出てしまったのかもしれません。申し訳ありません」（蛯名騎手） 「メインレース含めて今週好調のエビちゃんの流れに乗っていい競馬ができればと思っていたのですが…。申し訳ありません。馬のデキは良かったのですが、担当者が“ちょっとイライラしてるかも…”と口にしてたんです。装鞍で鞍を置くときは大丈夫でしたが、最終レースで長くパドックを回らされたのももしかしたら悪いほうに影響してしまったのでしょうか。折り合い自体はわりとうまくつけてくれたように思ったのですが、伸びきれませんでした。レースから上がってきてから耳を絞って怒っていたからストレスが溜まって気持ちが悪い方へ向いてしまい、しっかり走りきっていないのかもしれません。引っ掛かる面があるし、レースの仕方もいくらか注文がつくのでしょうが、なかなか思うようにいかなくて歯がゆいし、本当に申し訳ありません」（戸田師）開催が延期されましたが、対応して調整され、馬のコンディションは悪くなかったように感じられました。しかし、思うような走りは見られませんでした。レース前後の状態から推測するに精神的な面が出てしまったのかもしれません。前走がいい走りを見せてくれていましたから噛み合えば力上位の脚を使ってくれるはずですし、仕切り直して次走へ向かっていければと考えています。
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14/01/12 中山 1000万下 |
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１２日の中山競馬では道中は後方で脚を溜めることに専念し、直線では終いまで脚を使って３着。「以前に跨がってこの馬の難しさは肌で感じていましたし、とにかく気持ちの面を注意しました。返し馬は他馬と離してジックリとおろしてテンションを上げないようにしましたし、スタート後は下手にいじらずにリズム重視で進めました。まわりに馬がいても平常心を保てていましたし、ハミのとり方も問題ありませんでした。一番いい結果とはいきませんでしたが、今日はしっかりと形をつくって競馬をできましたし、直線も脚を使ってくれましたね。引き続き精神面はポイントになるでしょうが、一度使って良くなる面はあるでしょうし、今日のような競馬を続けていきたいですね」（蛯名騎手）「馬の状態を第一に考えていたとは言え会員の皆さんをお待たせする形になっていましたし、リフレッシュ期間を経て変わった走りができるか非常に重要な一戦でした。結果はもちろん満足ではありませんが、１２００ｍの流れも良かったのか最後まで集中して悪くない走りをしてくれたと思います。久しぶりの競馬の後ですからしっかりと状態をチェックしてからになりますし、乗り手も誰でもいいというわけではないのでいろいろ調整しつつ次を考えていきたいですね」（戸田師）久しぶりの実戦となりましたが、最後までジョッキーの指示にしっかりと従い脚を使ってくれましたし、集中力を欠くようなところもありませんでした。競馬を使って心身の状態がどう変わるかは注意が必要ですが、今日のように走れればやれる力はある馬ですし、結果につなげていきたいところです。
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13/07/27 新潟 五頭連峰特別 |
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２７日の新潟競馬では中団で折り合いをつけて進み、悪くない形で直線へ向かえたが、追われてからの伸びがひと息で１０着。「頭絡を工夫して折り合い面を意識して調整されていましたが、すごく乗りやすくなっていました。ハミを噛みすぎず抜けすぎず、いいフットワークで道中走れていましたし、いい感触だったんです。しかし、いざ追い出しにかかると耳を絞っていました。今日はそういう面が出てしまったのでしょうし、休み明けで心身ともにまだ良くなる余地があるはずです。まだ本物ではなかったと思いますよ。距離に関しては対応できるのでしょうが、１４００ｍくらいのほうが良さそうに思います」（福永騎手）「久しぶりの競馬で精神面がどうかというのがポイントではありました。最初の頃に見せていたような危なっかしいアクションはしていませんでしたが、チャカチャカチャカチャカしてうるさい素振りと馬っけを見せていました。パドックではそういった面は見せずわりと大人しくしていました。返し馬は頭の位置が理想よりやや低かったものの比較的いいリズムで走れていましたね。なんとかいい競馬をと思って見届けたのですが、思うような結果にならず本当に申し訳ありません。調教で折り合い面の進展があったし、その変化を確認するためにも条件を少し戻して外回りのマイル戦へ向かったのですが、折り合い面に進展はあるものの走り方を見ると休み前の影響もあるのか短めのほうが良さそうに思えるものでした。祐一とも改めて相談していきながら考えていきますが、その方向をメインに検討していくつもりです」（戸田師）待望の復帰戦でしたが、レース前から難しさがあったようですし、追われてからも耳を絞ってみるなど稽古のときに見られた課題をここでも見せていました。良くないイメージがまだ払拭できていないのかもしれませんが、変な力み方をせず折り合いに進展が見られたことは確かなので地道に取り組んでいき改善していけるようにしたいものです。今後の過程については馬の様子と目標にするレースによって決めていくことになると思います。
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12/12/08 阪神 六甲アイランドＳ |
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８日の阪神競馬ではスタートこそ普通に出たものの、行く気を見せず後方を追走。直線で追い出してからの反応も悪く１１着。「久しぶりに乗せてもらいましたが、返し馬からコントロールがきいてこれならばレースでも折り合ってくれるだろうなと思っていました。スタートで少し気持ちが入ってガタガタしたけど、いざスタートしてみると引っ掛かるどころかなかなか進んで行きませんでした。左回りを使ってきた影響なのか道中は外に逃げ気味でしたし、終始体を反った走り方をしていました。これがこの馬の力だとは思いませんが、一度立て直すのもいいかもしれませんね」（福永騎手）「一年前に阪神に来たときよりは落ち着いていましたし、装鞍も問題なく精神面での成長は感じられましたよ。レースでも期待していたのですが、スタートからこの馬らしさがありませんでした。ここ２走がスタートしてから引っ張る形になっていたのが影響しているのかもしれません。夏場はレースを使わずに厩舎に置いて調整させてもらったにも関わらず、秋のレース内容が今ひとつで申し訳ありません。今後についてはもう少し時間をかけて考えさせてください」（戸田師）前走の内容からはさらに短い距離も試したくなる内容でしたが、今日のレースでは前向きさが感じられず終始後方のままゴールしてしまいました。この後はトレセンへ戻し馬の状態を確認してから判断する予定です。
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12/11/03 東京 奥多摩Ｓ |
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３日の東京競馬では道中インコースで脚を溜めようとするも、他馬が近づいてくると我慢が利かずに頭を上げてブレーキをかけてしまう。道中でスムーズさを欠いた影響か直線でも脚を使えず１２着。「返し馬からいつスイッチが入ってもおかしくないくらいピリピリしていました。スタート後は刺激を与えないようにソロッと進めたのですが、隣に馬が来た瞬間に一気に力んでしまいました。一度ブレーキをかける形になってからはずっとギアが変わらない感じでしたし、直線で伸びきれませんでした。やれる力がある馬ですし、それだけにもう少しでも無駄な力を抜けるタイミングがあれば違うはずなのですが…。前走に続いてこのような結果になってしまい申し訳ございません」（蛯名騎手）「パドックは落ち着いて周回していましたし悪くはなかったですね。エビちゃんも前回のことがあるから押しては行かずに出たなりの競馬をして最初の１ハロンくらいはいい形で運んでいるなと思って見ていたんです。それなのに３コーナーで進みの遅い馬の後ろに入って、さらに外から寄られたらスイッチが入ってしまって思いっきり引っ張る形になってしまいました。あれだけ引っ張ってしまうと馬の方ももう終わりなのかと思ってしまって、最後までそのままのスピードで走ってしまいますよ。メンコを着けたことで数戦走らなくなる心配をしていましたが、そういった影響もあるのかもしれません。本当に難しいお坊ちゃまでこちらもいろいろ考えてしまうのですが、あまり先入観を持たずにレースへ臨んだほうがいいのかもしれないですね。２戦続けてこのようなレース内容、結果となってしまい申し訳ございません」（戸田師）返し馬から尾を振りながら走っていましたし、道中では前の馬に乗りそうになるくらいハミを噛んでしまいました。まともに走れればこんなはずのない馬ですし、何とか自分の走りをして結果を出したいところです。この後はレース後の状態を見ながらどうするかを決めていきます。
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12/10/13 東京 白秋Ｓ |
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１３日の東京競馬では道中は間に挟まれ終始力む走りになってしまい１３着。「折り合いだけは注意していたのですが、ペースがかなりゆっくりでしたし、外から馬に寄られたら余計にスイッチが入ってしまって、終始怒りながら走っていました。かと言ってさすがに最後方まで下げるような競馬はできないですし、難しい状況でした。今日はリズムに乗り切れなかったことにつきますし、いい走りをさせてあげられず申し訳ございません」（蛯名騎手）「体が大きくなり楽しみにしていたのですが、このような結果になってしまい申し訳ありません。ジョッキーには追い切りにも跨ってもらいましたし、これまでのレースっぷりからもわかってもらえていたと思うのですが、苦しいほう苦しいほうに行ってしまい終始ガーっと力んでしまいました。ペース云々は確かにそうなのですが、この馬はそういったまわりのことより自分のことが何より重要ですからね。それなので形を大事にしてほしかったのですが…。それにしても本当に難しい。そう簡単に乗り切れる馬ではないから悩ましいのですが、まずは今日のレースで悪い部分が出てこないかをよく見て、このあとを考えていきたいと思います」（戸田師）待望の復帰戦でしたが、他馬と接触したのもあってか終始力みが目立ってしまい、持ち味を活かせずにレースを終えてしまいました。これがこの馬の力でないのは確かですが、粗削りな面がいまだにあるのは確かなので、メンタル面のチェックをよくしながら次走へ向かっていきます。
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12/06/02 東京 由比が浜特別 |
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２日の東京競馬では中団で折り合いに専念。直線は馬場の真ん中から回転の速いフットワークで伸びてきて内外から来るところをしっかりおさえて優勝。「前回がいい感じで追走できたから今回もいいかなとは思っていたんです。ただ、今回はまた力みもあって僕も必死でした。前回はゆったりのびやかなフットワークで返し馬をできていたのですが、今回は気が入っていって内心“ヤバいヤバい”と焦っていたんです。ダクを踏む時もちょっと不安になるような格好を見せていましたからね。レースは以前よりもちろんいいんです。共同通信杯のときなんかは戦って必死に抑えていたくらいだったので、その時などに比べると間違いなくいいんだけど、今後もこの有り余るエネルギーをいかにコントロールできるかが鍵になると思います。今日は脚を使っているんだけれど、反応なんかはもっと良くなる馬。差し切れるか少しヒヤヒヤもしましたからね。現状は１８００ｍなどを無理して使うよりマイル以下のほうがいいのは間違いないと思います」（蛯名騎手）「ありがとうございました。ちょっと際どかったけれどここもしっかりと勝てて良かった。折り合い面などはまだまだこれからだし、何とかいいところへ持っていけるようにこれからも育てていきたいですね。この馬の我の強いところは本当に苦労しますし、あまり楽をさせすぎるとこれまでやってきたことがリセットされて“１”に戻ってしまいかねない馬なので、よほどのことがなければこのまま手元に置いて調整していきます。しばらくは様子を見たうえで今後の目標を決めていきますが、おそらく新潟開催の自己条件のどちらかを目指すような形になるでしょう」（戸田師）昇級初戦、しかも古馬と混ざっての一戦で簡単な戦いではなかったでしょうが、きっちりと結果を残してくれました。最近の東京コースは前が残りやすい傾向にあり、今回もレースの上りが３ハロン３３秒９だったなかで差し切るのですから立派の一言です。まだまだ若く、粗削りな面も目立つ馬ですから、これからの成長が非常に楽しみです。このあとも在厩のまま調整する予定ですが、次走につきましては馬の状態を見ながら判断していく予定です。
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12/04/22 東京 500万下 |
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２２日の東京競馬ではじっくり運んで中団後方から。直線で開いているところを縫いながら伸び、力の違いを見せ付けて優勝。「今までの中で返し馬の雰囲気はいちばん良かったです。気持ちが強い馬なので馬場入りから気を遣うのですが、ふわーっとリラックスして走れていました。ただ、ゲートに入るとガッとスイッチが入り“やっぱり折り合いには気を付けないとマズい。１４００メートルで前へ行っちゃったらダメになる”と思ったのでハナから出す気はありませんでした。道中も勢いが違ったし、追ってからの反応も違いすぎました。今の東京で大外をブン回していてはさすがに負担がかかるので馬群に突っ込んでいく選択をしましたが、あまりにもこの馬の脚が速すぎて前でふらふらしている馬を交わすのに気を遣うくらい。厩舎の努力の甲斐があって抜けてからもふわっとなりませんでしたね。最初に跨らせてもらったときより良くなってきてます。また、復帰を待ってもらったのもあったし、厩舎をはじめ皆さんにありがたい、感謝の気持ちでいっぱいですね。良くなっていますが、まだまだこれから。幼さを見るとまだ苦しい部分もあるのでしょう。古馬になってからさらに良くなる馬ですよ」（蛯名騎手）「お待たせしました。とりあえずホッとしました。これまで取り組んできたことが実戦に行ってもいいほうに変わってくれていたし、良かったです。言葉は悪いかもですが、エビちゃんが乗れなくなった期間があったことが却って良かったのかも。その期間でじっくり造っていくことに集中できましたからね。まだまだこれからですし、気を引き締めてやっていきます。よろしくお願いします」（戸田師）余りある能力を発揮し切れず悩んできたこれまででしたが、一丸となって地道に取り組んできてもらったことが実を結んでくれました。まだまだこれからでしょうし、鞍上が言うように本格化はまだ先かもしれません。ただ、楽しみは間違いなく大きいでしょう。大事に育てていければと思います。なお、５月６日の東京競馬（ＮＨＫマイルＣ・芝１６００ｍ）に特別登録を行いました。同レースはフルゲート１８頭のところ、本馬を含めて３６頭の登録がありますが、次走につきましては自己条件戦も含めて、これまで積み上げてきたことを今後にも活かしていけるような選択をしていく方針です。
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12/03/03 中山 黄梅賞 |
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３日の中山競馬では道中中団で脚を溜め、直線では馬群を割って一旦は先頭に立つも、勝ち馬に上手く内をすくわれてしまい２着。「直線では少し追い出しを待たされたところはありますが、抜け出す時の脚は良かったですし、手応えを考えるとそのまま突き離してもいい雰囲気でした。ただし、先頭に立った途端に後ろから来る馬を気にして、フワッとしてしまいました。道中にごちゃついたときに少し力んでしまったところはありますが、これまでの競馬を考えればマイルの流れは走りやすかったですし、現状だとこのくらいの距離がいいのかもしれませんね。少しずつ良くはなっているものの、気性面に関してはまだ成長が必要かなとも思いますが、続けてチャンスをいただいていますし、今日こそはしっかりと結果を残したかったのですが、申し訳ありません」（蛯名騎手） 「みなさまの期待に応えられず申し訳ございません。返し馬からこちらの思い通りにいかず、誘導馬にくっついて歩いて離れようとしなかったり、まだ精神的に幼いですね。道中も少しスムーズさを欠く場面が見られましたね。勝ち馬に前へ入られたときに引っ張らざるを得ず、そこから少し力んでしまいました。それでも前回よりは道中も我慢出来ていましたし、直線でもいったん先頭に立つ場面はありましたが、勝ち馬にうまく立ち回られてしまいました。一つ一つ経験をしながら成長している段階ですし、これからもレースを使って行きたいですが、現状ではマイルの方が競馬をしやすいでしょう」（戸田師）まだ力むシーンは見られるものの、これまでの競馬と比べれば我慢が利いていたと思いますし、マイルの流れは合っていたと言えるでしょう。直線で抜け出して周りを気にするところがあったように今後も気性面が課題になってくるでしょうが、まともに走れば力は上位ですし、競馬や調教を積ねることで成長を促して結果に結び付けたいところです。今後については状態を確認しながら目標を立てて行きます。
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12/02/12 東京 共同通信杯 |
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１２日の東京競馬ではスタート後から力みが見られ、なんとかなだめながら中団後方を追走。直線では内に進路を取って差を詰めようとするが前も止まらない展開で６着まで。「スタート後に内から来られてしまい、カッとなってスイッチが入ってしまいました。そのまま行かせてしまうとこのあとはそれしかできなくなってしまいますから、なんとか我慢させて前に馬を置きました。そうするとわりと落ち着きました。枠が内であれば楽だったのでしょうけれどね。力はあるけれど発揮するのにはもう少しコントロールが必要。少しずついいほうに変わってきているようには思いますから、一歩ずつ課題を克服しながら力をスムーズに発揮できるようになってくれればと思います。そうなれば上位ともそれほど差はない馬です」（蛯名騎手）「良くなってきたかなと思っていたところだったのですが、上手く行かずに申し訳ありません。向こう正面でかかってしまったのでジョッキーも折り合いを考えてスピルバーグの後ろにつけたのですが、そこでもう少し差を詰めていけばポジションも悪くはなかったのかな。そして、直線では内に進路を取っていましたが、コーナーから馬場が荒れているところを通る形になっていました。それで、まわりのと兼ね合いからブレーキとアクセルを微妙に繰り返す形になったから思う存分ノビノビと走ることができなかったような気もします。それならば大変かもしれないけれど外のまま我慢させてアクセルをふかしながら外を回したほうがより伸びたかなという気もしますね。ただ、逃げた馬まで３３秒台の脚を使っているからさすがにあのポジションからでは勝つまでは行かなかったかもしれないですけれどね。なかなか乗り難しいし、思うような競馬ができていない、課題が多いというのが現状と言わざるを得ません。何とかいいところへ連れていきたいですが、このあとも気持ちのコントロールを上手くつけられるようにレースでも調教でも教えていければと思っています」（戸田師）ポテンシャルの高さは疑いようがないのですが、思うようにコントロールがつきにくく存分に力を発揮しづらいのが現状と言わざるを得ません。今回チグハグになった部分も多少はあったでしょうが、我慢をさせることも教えられたでしょうし、一戦一戦を糧にしながら何とか良化を図っていきたいものです。今後についてはまずレース後の状態をよく見たいと思います。そのうえでどのあたりを目標にするのか体調と番組条件等を照らし合わせながら検討していく予定です。
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12/01/22 中山 若竹賞 |
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２２日の中山競馬では折り合いをつけながら中団を追走。いい形で直線へ向いて勝ち馬に迫ったが僅かに届かず２着。「あの位置で折り合えたのは大きな収穫だったと思います。これまでに見せたようなムキになるところをコントロールできましたからね。手応えもよく追い出しを待てたくらいで、あとは前を捕えるだけだったのですが、いざ追い出したらモタつきだしました。調教でもウッドチップだとやや脚を取られることがあったりと上手ではないときがあるけれど、ポリトラックだったらスパッと伸びる走りをする馬ですから、引っ掛かりが悪い今日のような柔らかい馬場が堪えたのだと思います。昨日くらいの馬場でとどまっていれば違ったんですけれどね。勝てなかったのは申し訳ありませんでしたが、今日の競馬がキッカケになるような気がしますし、次に活かしたいですね」（蛯名騎手）「悔しい。悔しいですが、進展はありました。これまでとは競馬の内容が全然違いましたからね。勝っていたら言うことはなかったですが、折り合えたのは今回唯一の収穫なのではないでしょうか。今回の敗因は馬場でしょう。それはレース前から危惧していたことでしたからね。伸びてはいるのですが、本来ならばもっと違うはずですからね。これまでのこと、これからのことを考えてジョッキーは今日のような競馬をしてくれたのでしょうが、もう少し早めに動いて交わしに行っていれば結果は変わっていたかもしれません。あと少しあればという感じでしたが、いちばんの課題をこなしてくれたのだから悪くないレースをしてくれたと思います。勝った馬はこういう馬場が良さそうでしたし、馬場の悪いなかでラチ沿いピッタリのいいところを上手く立ち回っていたから、その分の差でしょう。ひとつひとつが経験になってプラスになってきています。まだ全力を出し切ってない感もありますから、コンスタントに使いつつさらなる良化を図っていければと考えています」（戸田師）昨年末は悔しい思いをしましたが、レースをコンスタントに使いながら走りを覚えさせているところです。今日は近走のなかでも特にいい走りができましたし、今の取り組みが実を結びつつあります。結果がもうひとつ前の着順であれば最高でしたが、これも経験でしょう。今回の悔しさも糧にして将来につなげていければと思っています。このあとは様子を見てから改めて決めていくことになりますが、１回東京開催の最後あたりを目標にすることを検討しています。
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11/12/24 阪神 ラジオNIKKEI杯２歳Ｓ |
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２４日の阪神競馬ではスタート後から力みが見られる。ようやく落ち着いてきたかと思われたところでレースが動き、苦しくなって１２着。「半端なく引っ掛かって前だけでガーッと走っていた前回よりは背中を上手に使えていたし、中間にじっくり教え込まれていた成果は出ていました。ハミを取るポイントも高めだったのがいい位置になっていましたしね。ただ、それでも、前回より良くても力んでいたのは確かでした。大外枠でしたし、前に壁を作って折り合おうと思い、最初はふわっと乗って他を行かせて後ろから行く競馬をしようと考えていたんです。しかし、スタートからふわっとするどころかガツンと走りだしてしまって、馬の後ろにつけても前の馬に迫っていこうとするほどでした。勝負どころもタイトでしたし、苦しかったです。走る馬なのは確かですが、もう少し走り方を覚えてくれば力を発揮しやすくなるはずです。うーん、デビュー戦から気をつけて乗ってきたつもりなんですけれどね。上手に導けなくて申し訳ありません。この距離がダメとは思いません。ただ、少し距離を短縮したところで最初から慌てさせない競馬を教えてあげるのもいいのではないかと思います」（福永騎手）「初の関西圏でのレースでしたが、装鞍でちょっとうるさかったくらいで他は問題なかったですね。体もマイナス４キロでしたし、輸送もクリアしてくれたと思います。パドック、返し馬ともに落ち着いていたから十分やれると思って送り出したのですが…。最初から引っ掛かってしまいました。向こう正面で落ち着いてきたかなと思えたところで動き出す馬たちが出てきて苦しかったのですが、ゴールドシップが来たときに譲らないで思い切っていけていれば、ずっと外を回ることもなかったのではとも思います。かかったことが頭にあったから祐一も終いにかけたのでしょうが、あそこで引くとさすがに馬も怯むし、エンジンもかかり切れないですからね。ただ、いずれにせよ、まだまだこの馬自身に課題があってそれが影響しているのがいちばん。慣れさせることも必要ですし、レースを見るとエネルギーが持て余しているくらいですから、もしかしたら使っていったほうがいいタイプなのかもしれません。結果を残せなくて悔しいですし、申し訳ありませんが、この経験を無駄にしないで糧にしていきたい。また年明けから仕切りなおして成長させていきます」（戸田師）果敢にこのレースに挑戦しましたが、レース前までは理想的に来れたものの、レースでは精神面の課題が出てしまいました。ジョッキーが言うように決して中距離はこなせないわけではありませんが、もう少し闘争心をコントロールできるようにならないと高い能力を発揮しにくいのが現状です。期待の大きな馬なだけに歯痒さがありますが、ひとつひとつを糧に立派な成績を出してくれるような馬に成長していってくれることを期待しています。
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11/11/19 東京 東京スポーツ杯２歳Ｓ |
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１９日の東京競馬ではスタートでやや遅れを取る。その後は掛かりながら中団後方を追走して直線間を突きながら伸びてくるが５着まで。「普通だと沈むパターンなのにあれで伸びてくるのですから、やっぱりこの馬は走ります。ただ、今日は上手な競馬ができませんでした。ゲートは中でガタガタして後手を踏んでしまい、その後は引っ掛かり通しでした。近くに馬がいたことで力みが出たのですが、馬場が悪くてハミに頼ろうとするからなおさらハミを噛んでしまって引っ掛かりました。ただ、まだ２戦目。体の使い方、走り方がまだ細かいので余計にコントロールが難しいのですが、体の使い方が良くなればそのあたりの調整もしやすくなるはずです。馬を仕上げる技術がすばらしい戸田厩舎ですから上手く修正してくれるはずだし、そうなってくれることに期待しています。今日は楽しみにしていただけに上手く行かずに悔しいですし、申し訳ありませんが、能力の高さを再確認できたと同時に、課題もたくさん見つかりました。そういった意味では先々のことを考えたらいい経験になったと思います」（福永騎手）「今日は道中で引っ掛かってしまったことに尽きますね。スタートで後手を踏んだ分人馬ともに多少なりとも焦りが出てしまった影響があったかもしれませんが、いちばんはすぐ近くに馬が寄ってきたものだから余計に気持ちのスイッチが入ってしまったことによるものだと思います。それでも最後はよく来ています。普通ではあり得ません。実際にあの展開のなかで後ろから来たのはエネアドくらいでしょう。力があるのは確かですし、何とか前進させていきたいですね。今後については状態を見ながら改めて考えていきます」（戸田師）連勝を飾って年末の大一番を狙う目論見でしたが、残念ながら思い通りには行きませんでした。今回のレースで課題が何点か見つかりましたし、結果を出せなかったことは悔やまれますが、将来のことを考えれば決して悪くない経験ができたと思います。また、力も示していますから悲観的な見方はしないで気持ちを切り替えて前を向いていきたいです。今後に関してはタフな馬場を走ったあとなのでしばらくは状態の見極めの期間に充てて、状態と番組を照らし合わせながら新たな目標を設定していければと考えています。
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11/08/27 新潟 新馬戦 |
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２７日の新潟競馬ではじっくり進めて中団の外々を追走。早めにポジションを上げて先行集団につけ、直線半ばで追い出すとゴール手前で粘る２着馬を交わして優勝。「やはりいい馬ですね。まだ幼さは見られますが取りつくときが楽でした。おそらく後ろからでも交わせたと思いますが、それだと脚元に負担がかかってしまいますからね。傷まないように早めにポジションを上げておいたんです。みんな馬場を考えて外へ来ていたし、ペースも遅かったからなおさら速い脚を使わなければいけなかったですし、動いておいて良かった。差はわずかでしたが、それ以上の内容で、強い馬です」（福永騎手）「普段は良くも悪くもピリッとしなくて掴みどころのないような感じだし、動きも目立つものではなかったから半信半疑な部分があったのは否めませんでした。ただ、ゲート試験のときが練習とまったく異なって合格できたように実戦に強いタイプかもと思わせる部分があったので、そこに期待をしていたんです。問題なく当日を迎えて、レースへ向かう際に装鞍所で鞍を置いたらガラリ。危ないくらい気持ちが入って、まったく別馬のように変わっていました。ブレイクのときとまったく一緒で、これならば大丈夫だとレース前から思って安心して見ていられました。レースは祐一が考えて乗ってくれましたし、着差以上に強い競馬でしょう。お兄ちゃんは接戦で勝ち切れないことがあったけれど、エネアドはゴール前できっちり前の馬を交わしてくれたし、勝負根性という点ではよりいいモノを持っているかもしれませんね。ずっと期待をかけている馬ですが、今後がなおさら楽しみになりました。今後のついてはレース後の状態をじっくり考えながら決めていきますが、大事に育てていきます」（戸田師）待望のデビュー戦でしたが、戦前の気配から期待と不安が混ざった形ではありました。しかし、陣営の期待通り実戦タイプでガラッと変わってくれ、嬉しいデビュー勝ちを飾ってくれました。着差はわずかでしたがそれ以上のインパクトを感じさせる内容で、途中であきらめざるを得なかった兄ブレイクランアウトの無念を晴らし、さらなる活躍を果たしてくれることでしょう。まだまだ幼さがある分、これからの伸びシロも十分に期待できますし、大事に育てていきたいと思います。そして、今後の具体的な目標は様子を見ながら決めていく予定です。
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