ファンジカ９９（牡２歳）
栗東・松元省一 厩舎

■ 募集カタログ　99/06

生まれが早いせいもあってか、垢抜けして大人びた好馬体の持ち主です。本質的にはスピードタイプでありながら、背の長いゆったり とした美しい上体は父を経て祖父ヌレイエフに遡る父系の特徴です。その馬体を支える四肢は太く健康的で、脚元の造りにも狂いがありませ せん。マイル戦がベストでしょうが、軽く柔らかい筋肉と落ち着いた気性、さらに父母の競争成績から考えると２０００ｍかそれ以上の距離 にも十分対応できそうです。早い時期のデビューも可能ですが、本格化は古馬になってからかもしれません。

ファンジカ９９
牡馬・鹿毛・１９９９年１月２１日生れ（栗東・松元省一）　生産牧場：仏国社台ファーム　全４０口●総額４，０００万円

■ 購入のポイント等〜石川コメント

社台の2000年の出資馬が決定しました。ファンジカ９９（スピニングワールド、牡馬）になりました。この馬も去年のベイシャンに続いて第１次抽選では売れ残って いるようです。２年目の私にとっては既存会員に優先権のある指名方式ではこうして人気を外して指名しなければならないので大変です。しかし、社台だというのに マル外を買う必要もないのでは...それも新種牡馬に初仔...とご指摘を受けそうですがそこそこ走るのではと思っています。まぁ走らないと思って購入している馬は 一頭たりともいるわけないのですが... 　まずスピニングワールドですが日本でも１年リース中のようですね。種付料は欧州では６５０万円だからそこそこの値段です。欧州と米国の両方の芝で活躍した といのも私の中では評価が高いです。まず日本の芝でも大丈夫だと思っております。ハートレイクよりはいいはず。注目すべきは母の方です。結構走ったようですね。 狙いは初仔ですし、７月１１日、１２日の北海道で行われるセレクトセールで社台がこの馬の半弟を上場する点です。Gallopなんかにも広告が写真入りで掲載されています。 つまり繁殖としてもかなり期待しているのがわかります。今回の２位指名も全弟が上場されているリーボーズシークレット９９（サンデーサイレンス）を指名しました。 こちらの馬は満口！。話を戻して本馬の母父もダービーを勝つようなステイヤーでＢＭＳとしての実績も十分。うまくマイラーとして育ってもらいたいものです。

Spinning World 1992 栗毛	Nureyev 1977 鹿毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Special	Forli
			Thong
	Imperfect Circle 1988 黒鹿	Riverman	Never Bend
			River Lady
		Aviance	Northfields
			Minnie Hauk
Fanjica 1992 鹿毛	Law Society 1982 黒鹿	Alleged	Hoist the Flag
			Princcess Pout
		Bold Bikini	Boldnesian
			Ran-Tan
	Florie 1984 鹿毛	ゲイメセン	Vaguely Noble
			Gay Missile
		Figure Libre	Northern Dancer
			Ivanjica

母・ファンジカ　愛国産、英伊米５勝
　ランカシャーオークス−Ｇ３、イエルバブエナＨ−Ｇ３、Ｒｅｌｏｙ　Ｓ、イエローリボンＨ−Ｇ１　２着、サンタバーバラＨ−Ｇ３　２着、 シープスヘッドベイＨ−Ｇ２　２着、ドルメーロ賞ーＧ３　２着、Madagans Pretty Polly S-L　２着、仏入着、ポモーヌ賞−Ｇ２　２着、 伊オークス−Ｇ１　４着、サンゴルゴニオＨ−Ｇ２　４着,　４代母Ivanjicaは凱旋門賞ーＧ１、仏１０００ギニー−Ｇ１，ヴェルメイユ賞−Ｇ１等仏４歳・古牝馬チャンピオン
産駒
　本馬が初仔。