父）フェルミオン
美浦・奥平雅士 厩舎

■ キャロットクラブ公式ホームページより

(11/05/02)［美浦ＴＣ］「小倉でのレースっぷりがまずまずでしたし、この距離を１度経験して新潟の広いコースに変わってどこまで前進してくれるか楽しみにしていました。しかし、レースではもうひとついいところが見られませんでした。ゲートで寄り付きたがらず、苦しさを見せていました。これまで、気持ちの難しさが目立っていましたし、いかに追い込まないでフレッシュな状態でレースへ向かえるようにするかを試行錯誤しながらやってきました。厩舎でも可能な限りのケアをしっかりやってきましたし、牧場スタッフにもできるだけストレスをかけないようにしつつカイバを食べさせ、体を少しでもふっくらさせながら調教負荷をかけるように協力してもらいました。メンタル面を考慮して馬場やタイミングをよく考えながら調教に取り組んできましたが、少し前から地下馬道でバタつくような面も見せるようになっていました。小柄な牝馬ですし、精神的なものを根本からガラッと変えるには長い期間が必要になると思われます。デビュー戦で鮮やかな競馬をしてくれ、その後もいい走りを見せてくれました。これだけの血統馬を預からせていただきましたし、何とかいい競走馬生活を送らせてあげたいという気持ち一心で取り組んできましたが、いい結果を出してあげられず申し訳ございません。ただ、幸いにも今年の種付けにギリギリ間に合いお母さんになれるという話があるようですから、その点ではとても嬉しいですし、ホッとしています。いい子供を産んでほしいですね。本当にありがとうございました」（奥平師）条件を変えるなど策を模索しましたが、なかなか走りの内容に進展がなく、また課題のメンタル面も思ったように改善されないことから、これ以上の良化を望むのは厳しいと判断せざるを得ません。これまでの戦績などを考慮して奥平雅士調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。なお、本馬に出資されています会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。 (11/04/28)［美浦ＴＣ］２８日は美浦北Ｃコースで追い切りました（５２秒２−３８秒８−１２秒７）。「帰厩後、テンションの高揚はいくらか見られますが、体を大きく減らすまでにはありませんので、週末から時計を出しています。最後は無理せず流したものですが、全体時計が６８秒チョットくらいでしたし、動きもまずまずでした。そして、今週に入ってからもじっくり動かして今朝追い切りました。雨予報が出ていたので馬場コンディション次第でダートコースかポリトラックコースかと臨機応変に考えていましたが、予報ほど大雨は降らず、馬場も水が浮くようなことはなくて程よく締まった程よいコンディションでしたので、頭数も少なくて伸び伸びと走らせてあげられるダートで行いました。背腰に少し疲れやすさがあるので負担を軽減できるように半マイル重点でサッと伸ばした程度です。それでも、動きはまずまずでしたし、競馬へ向かうことを考えても大丈夫でしょう。体は多少ふっくらは見せるものの細めなのは変わりありません。輸送はありますが、平坦コースで軽い走りができればいいところを見せてくれるのではないでしょうか。前走は勝負どころでの感触が良かったし、一瞬いいところを見せていました。展開の助けが必要な面もあるかもしれませんが、メンバーを見てもどの馬にもチャンスがありそうな気がしますし、新馬戦の時のように一発を決めてほしいですね。少なくとも前進して今後につながる走りをしてほしいと思っています」（奥平師）５月１日の新潟競馬（４歳上５００万下・芝１８００ｍ）に村田騎手で出走いたします。 (11/04/20)［美浦ＴＣ］２０日に美浦トレセンへ帰厩しました。「順調に乗り込めていましたし、体もこの馬としてはふっくらしていました。また、３場開催が始まり、向かいたいと思えるレースも新潟に複数組まれていますので今週戻すことにしました。カッカしやすい気性で体の維持が難しい馬なのですが、年を取ったこととトレセンとスピリットの行き来を慣れさせていることでひと頃に比べればイレ込みも少しは緩和してきているはずです。ある程度の調教は牧場で行っていますから、あとはこちらで強いところを数本行って競馬へ向かう調整をしていきますが、最終的にどのタイミングでレースへ向かうかは動きを見ながら考えます。ただ、輸送もあるので、やりすぎるのは良くないでしょうから来週かその次くらいで考えることにはなるでしょう」（奥平師） (11/04/13)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「順調ですね。客観的に見ればもっとふっくらさせたいと思えるところもあるのですが、この馬として見たらカイバもそれなりに食べてくれていますし、腹袋もいくらかあります。ボロの状態もまずまずですから、肉体面はいい状態に近づいているのではないかと思っていますよ。先週末に来場した奥平調教師は新潟開催が決まったことに伴い、新潟の状況を見ながら帰厩を検討するつもりと言っていました。３場開催になったとはいえ、どこまで分散するかは状況を見てみないと何とも言えないでしょうから、すぐかどうかは微妙なものの、遅くとも開催の真ん中から後半にかけてのレースを狙って帰厩することになると思いますよ」（牧場担当者） (11/04/06)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「引き続き週に１回の頻度で１５−１５くらいの調教を取り入れて、乗り込み量を補っています。先日、奥平調教師にも確認してもらいましたが、“この馬としてはふっくらしているし、この調子で適度な負荷を掛けて乗り込んでいってほしい。新潟も開催されることになったし、今後の状況を見ながら目標を設定していきましょう”という話をしたところです。３場開催になったことで出走したい馬も分散し、目標も決めやすくなるのではないかと考えています」（牧場担当者） (11/03/29)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「調教師と改めて相談し、具体的な目標がハッキリしていない現状で調教をやりすぎてしまうと体が持たなくなってしまうので、速いところは少なくとも週１回に留めることになりました。時間をかければかけるほどふっくらしやすいですし、今のところは調教量のコントロールも上手くいっているので、この馬としてはカイバの喰いも悪くありませんよ」（牧場担当者） (11/03/23)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「福島開催もしくは中山開催を狙ってスピリットで調整を進めてもらっていましたが、このような事態となりその予定も白紙にせざるを得なくなってしまいました。今後の開催についても今の状況が状況なだけにハッキリとしていませんし、そのような中で無意味にガリガリやりすぎてもよくありません。馬のコンディション自体は問題ありませんが、馬体の管理が難しい馬ですから、状況に合わせつつ乗っていってもらうようにしています」（奥平師） (11/03/16)［スピリットＦ］軽めの調整を行っています。「地震の影響は多少ありますが、幸い馬は無事でいてくれています。数日は軽めに留めていますが、状況を見ながら少しずつ元の調教へ戻していければと考えています」（牧場担当者） (11/03/08)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「胃薬投与の効果もあってか少しずつカイバの喰いが良くなってきたように感じますし、ボロの形も少しずつ良くなっています。いくらかふっくらしたかなという感じで、前回送り出したときほどの状態にはまだないのですが、福島を目標にするとなるとそれほど時間もありません。ストレスのかかりやすいトレセンでの滞在時間を長くするのはこの馬にとって得策ではありませんから、精神状態とカイバの喰いをよく見ながら週に１回のペースで１５−１５弱くらいの速いところも取り入れ始めています」（牧場担当者） (11/03/02)［スピリットＦ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「先週までと同様にじっくりコースで体を動かして体調とカイバ喰いの良化を促しているところです。移動当初はボロの形が小さく、あまりいい状態ではなかったのですが、少しずつカイバの喰いが良くなるに連れて形もいいほうへ変わってきているように感じます。福島開催中に次走へ向かえるような調整を行っているので、体調を見て徐々に調教の負荷を強めていければと考えています」（牧場担当者） (11/02/16)［スピリットＦ］軽めの調整を行っています。「小倉から美浦へ戻ってきた後にこちらへ帰ってきました。前回送り出したときはだいぶふっくらしていたのでプラス体重で出られるだろうと思っていましたが、やはり小倉までの輸送が長いので僅かなプラスでしたね。それでも成長を感じられたのは確かですし、何とかまた体を戻してあげてふっくらした状態で送り出してあげられるようにしたいと思います。今はまだごく軽めの運動のみですが、背腰部分を中心に疲れを感じさせる状態なので、しっかりケアしていきます」（牧場担当者） (11/02/10)［小倉競馬場］９日は小倉ダートコースで追い切りました（５１秒９−３８秒１−１２秒５）。１０日は軽めの調整を行いました。「レース後、変にカッカするようなことはありませんでしたし、今週の競馬へ向けての調整を行っていました。特別登録の頭数は多かったのですが、出られると信じて体調を整える程度にサッと昨日動かしました。動き自体はまずまずでしたし、何とか出してあげたいと願をかけるような気持ちでいたのですが、想定を見るとすぐの出走というのはなかなか難しいと言わざるを得ない状況でした。２鞍とも大差ない状況でしたので、いちおう１８００ｍの特別戦に投票しましたが、やはり残念ながら出走とはいきませんでした。このあとについては悩ましいところですが、すぐに出走を検討できない状況であることと1回小倉開催が終わることから目標を切り替えざるを得ません。申し訳ありませんが、いったん美浦トレセンへ戻し、次の競馬へ向けて再度体を膨らますために少しだけ充電期間をおきたいと思います。今後の輸送のことを考えるとすぐに競馬とは言えないのですが、小倉開催が終われば福島開催も始まりますし、その間に中山開催も行われています。状況を見ながらそのあたりを狙って調整していければと考えています。せっかく前走で折り合いをつけて中距離の競馬をこなしてくれましたから、このあとも何度かトライして何とか今の状況を打破できるようにしたいです」（奥平師）１３日の小倉競馬（山国川特別・芝１８００ｍ）に出馬投票を行いましたが、残念ながら非抽選除外となりました。このあとは美浦トレセンへ戻って様子を見ますが、輸送で減ることを考慮して馬体重の回復を促すために美浦近郊牧場へ放牧に出し、次走への調整を行うことを検討しています。出馬状況次第で変更になる可能性はありますが、３回中山開催または1回福島開催あたりを目標に設定する予定です。 (11/02/03)［小倉競馬場］３日は軽めの調整を行いました。「前走はまずまずの内容だったと思いますし、落ち着いて本番に向かうことができ、折り合い面の不安を露呈しなかったのが何よりも収穫だったと思います。プラス４キロとは言え、長距離輸送を挟んで体を減らさずにいられたのもこの馬としては大きな成長でしょう。レース後の様子をそのまま小倉で見ているのですが、カイバはそれなりに食べることができています。さすがに走った分の疲れはありますが、これまでの中ではダメージが少ないのではないでしょうか。なかなか使い詰めることができない馬ですが、今の状態ならば何とかこのまま次へ向かわせてあげたいと思っています。今週の想定を見ると芝の中距離戦はそれほど混んでおらず、もしかしたら連闘も可能かもという状況なのですが、レース後の状態を考えるとさすがに酷すぎるので、今のところ来週の競馬を考えるつもりです。ただ、今週が大丈夫そうだから来週も大丈夫とは言えません。いちおう１８００ｍと２０００ｍがあるので、両睨みする形で準備し、ダメならば目標を切り替えることになるでしょう」（奥平師）１２日の小倉競馬（４歳上５００万下・芝２０００ｍ）もしくは１３日の小倉競馬（山国川特別・芝１８００ｍ）に出走を予定しています。 (11/01/27)［小倉競馬場］２６日は小倉ダートコースで追い切りました（７１秒８−５３秒９−３９秒４−１２秒１）。「先週土曜日に無事小倉へ移動することができました。体調を崩すようなことはありませんでしたので翌日から運動を開始していました。日曜日は角馬場だけにして、今週の調教はレースでも乗ってもらう勝浦ジョッキーに跨ってもらいました。火曜日はカーッとなるところが目立っていたようで、今朝の追い切りは折り合い面に注意して半マイル５４〜５５秒くらいで終いをサッと伸ばすような調教をしてほしいとリクエストしました。ほぼ思惑通りの調教ができたと言っていましたし、順調ですね。ただし、今朝も力みが見られたようなのでレースでも折り合い面がポイントとなるでしょう。乗り難しい馬ですから調教で跨って肌で感じてもらえたのはプラスでしょうし、彼もいい意味でいろいろと悩みながらシュミレーションしているでしょう。短い距離でやや頭打ちの印象があるので今回距離を延ばします。条件が替わりますし、この馬の特性を考えるといきなり結果を求めるのは難しいかもしれませんが、上手くハマればこのクラスでもやれるだけの力は備えているはず。今回は内容を求めてあげられればと思っています」（奥平師）３０日の小倉競馬（遠賀川特別・牝馬限定・芝１８００ｍ）に勝浦騎手で出走いたします。 (11/01/20)［美浦ＴＣ］１９日は美浦北Ｃコースで追い切りました（５１秒８−３８秒４−１３秒３）。２０日は軽めの調整を行いました。「水曜日に北のダートコースで半マイル重点の追い切りを行いました。前半は我慢させてグーッと溜めるようにしてから終いに手綱を放して末を伸ばすような内容でした。動きは良かったですし、順調と言えるでしょう。体は、外見上ふっくらとした状態をキープできており、カイバの喰いも今のところ落ちていません。あとは輸送でどれだけ減らさないかがポイントとなるでしょう。牧場でしっかりと乗り込んでもらったので調教量自体は足りていると思いますから、移動後の状態次第で現地で強い追い切りをするか、大きめの調整にして競馬に臨むか判断するつもりです」（奥平師）３０日の小倉競馬（遠賀川特別・牝馬限定・芝１８００ｍ）に勝浦騎手で出走を予定しています。 (11/01/13)［美浦ＴＣ］１３日に美浦トレセンへ帰厩しました。「牧場での雰囲気が上向いていましたし、調教を強めても体に程よい丸みがあっていい状態でしたので今週戻すことにしました。これまで気性面や体のことを考えて短い距離を使ってきましたが、もうひとついい結果を残すことができませんでしたし、今回は少し条件を替えてみようかと思っています。中央開催だと芝が少ないですし、メンバーも集まります。フラットコースのほうがより良い条件だと思いますし、通常より少し早めに競馬場へ入って環境に慣らすことができる利点もありますので、輸送を挟むことになりますが小倉開催を目指すつもりです。早ければ２週目を目標にするつもりで、まず明日からは普通キャンターくらいでじっくり動かし、輸送やテンションの高揚を考慮した調整をして態勢を整えていきます」（奥平師） (11/01/04)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「引き続き、週に１度の頻度で速いところを取り入れる調教を行っていますが、調教を強めてもエサの穀はしっかり食べてくれるし、腹袋がなくなることもなく、いい状態を維持することができていると思います。奥平調教師が来場してチェックしていかれましたが、今の順調さを見て喜んでいました。今のところ小倉開催を中心に考えているようなので、数週間後には移動する予定です。このあともお釣りを作れるようにしつつ乗り込んでいきます」（牧場担当者） (10/12/22)［スピリットＦ］周回でハロン１７秒程度のキャンター調整を行い、週１回は１５−１５を行っています。「今週から少しずつ負荷をかけていくことにしました。火曜日に１５−１５前後のところを乗ったのですが動きはまずまずでしたね。奥平調教師が来場した際に改めて馬のコンディションをチェックしてもらいました。胃薬を与えていることでカイバの喰いは引き続き良化傾向にあり、調教を強めても今のところはお腹の丸みも安定しています。この調子ですね。ただ、調子がいいからと言ってやりすぎるとカッカしてしまい、再度体が萎んでしまうおそれがあるので、調教師と相談のもと速いところは週に１回程度にとどめるメニューにして調教量を積んでいく予定です」（牧場担当者） (10/12/15)［スピリットＦ］周回でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。「引き続き胃薬を与えてカイバの喰いを良くできるようにケアしています。継続していることから少しずつよくなっていますし、それに伴い、腹袋が少しふっくらしてきたような感じです。与えたエサは、切り草を少し残すものの、穀は食べてくれるのでエネルギー源を蓄えることができているのでしょう。フラットでじっくり乗っていることで以前課題としてあげていた口向きもいくらかいいですよ。おそらく年が明けて少ししてから具体的な話を決めていくことになると思いますので、それまでは今の調整方法を続けて少しでもふっくらいい状態にしていきます」（牧場担当者） (10/12/08)［スピリットＦ］周回でキャンター調整を行っています。「負担のかかりやすい背腰のケアと体を増やすことに重点を置いて調整してもらっていて、先週牧場へ行って状態を確認してきました。可能ならば年内の競馬を考えたいと思っていたのですが、カイバの喰いが少しだけ良くなってきたかなというくらいで、まだ体のボリュームは物足りません。年内の芝のレースを求めにいこうとすると小倉開催がメインになりますので、今の状態だと輸送だけで終わってしまうことにもなりかねません。状態面を考慮するともう少し時間をかけたほうが良さそうなので、早くても年明けの小倉開催あたりか、それ以降の番組を狙っていくことになると思います」（奥平師） (10/12/01)［スピリットＦ］周回でハロン１７〜１８秒を行っています。「多くの馬が胃潰瘍の症状を持っているのでしょうが、気性を考えるとこの馬は特にその症状があるから体も増えにくいのだと思います。継続して投薬して、胃薬の効果が出やすいように工夫しているのですが、良いようです。以前は、ボロの形が小さくて硬いものしか出ていなかったのに、最近はふんわりとしていて健康なものになってきましたからね。体は劇的に変わったということはないものの、少しずつ弱いところがいいほうへ変わってきているのは間違いないので、この調子で良化を促していきます」（牧場担当者） (10/11/24)［スピリットＦ］周回コースでハロン１７〜１８秒のキャンター調整を行っています。「引き続き周回コースを主体にして乗り込んでいますので、背腰など肉体面の疲労は順調に緩和されていてまずまずの状態です。しかし、なかなか体は増えてこないのが現状ですね。４０４〜４０６キロくらいでカイバの喰いが旺盛でなくて普段からカリカリしている馬なのでどうしても増えにくいのです。今後満足行く形でレースへ向かうにはもう少し増やしてあげなければいけません。調教師、獣医と相談して胃薬を投与するなどしながら少しでもカイバの喰いをよくできるようにしているところです」（牧場担当者） (10/11/17)［スピリットＦ］周回コースでハロン１７〜１８秒のキャンター調整を行っています。「次走は少し距離を延ばしてみたいので調教場をこれまでメインにしていた坂路ではなくコースメインにして欲しいと調教師からリクエストがありましたので、現在はダートコースを基本として、気分転換程度の頻度で坂路に入れるような感じで乗っています。他馬と並ぶとカッカして掛かり気味になりますが、前に馬を置くと少しは力を抜いて走れるようになっているので、その形を意識しながら調教をつけています。傷みやすい背中の状態は前回より幾らかいいかなという感じですが、カイバの喰いは相変わらずですね。体がグンと増えることはなかなか難しいので、地道に与えて少しでもふっくらさせてからトレセンに送り出してあげられればと思っています」（牧場担当者） (10/11/10)［スピリットＦ］「当初は今週、来週の競馬も考えられればと思っていたのですが、やはり福島を往復して競馬を使ったので体がさらに減ってしまっています。カリカリしてしまう馬なのでこのままだと余計に苦しくなってしまうので、いったん短期間でもいいのでストレスを軽減させ体を戻すために放牧に出しました。今後のコンディションを見てから具体的なタイミングを図るつもりですが、可能ならば小倉へ連れていくことも考えています。一か八かのところもありますが、距離を延ばすことも考えたいですね」（奥平師）１０日に美浦近郊のスピリットファームへリフレッシュ放牧に出ました。 (10/11/04)［美浦ＴＣ］３日は軽めの調整を行いました。４日は美浦北Ｃコースで追い切りました（５１秒４−３７秒６−１２秒９）。「先週の後半に予定どおり時計を出したのですが、雨の影響でダートコースがかなり悪くなっていたため急きょポリトラックで追い切ることにしました。コースが変わってもキビキビとした動きを見せていたし、良かったと思います。今朝は北のダートコースで半マイルから追い切ったのですが、今回もしっかりとしたフットワークで最後まで駆けていたし、順調に最終調整を終えることができたと思います。相変わらずカッカしやすい馬で、走りにも力みは見られますが、そのあたりを上手くコントロールすることができれば競馬でもいいほうにいくはずです。福島開催で吉田隼人ジョッキーを確保できたのは大きいでしょうし、いい競馬を見せてほしいですね。環境が変わることによって精神的に影響が出る部分もありえるので、その影響を最小限にするためにも前日ギリギリの競馬場に移動して本番に臨むつもりです」（奥平師）７日の福島競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）に吉田隼騎手で出走いたします。 (10/10/27)［美浦ＴＣ］２７日に美浦トレセンへ帰厩しました。「先週末に競馬の状況と馬の状態を照らし合わせて牧場スタッフと話をしました。上手くケアしてくれていることで背腰の状態も悪化することはありませんでしたので、今週帰厩させて福島開催を目指すことにしました。できれば悪化しすぎていない馬場で走らせてあげたいですし、可能ならば３週目の競馬へ向かいたいと考えています。牧場でハロン１６〜１５秒程度のところを乗ってからこちらに送り出してもらいましたので、トレセンで２本時計を出せばこの馬は態勢を整えることができるはずです」（奥平師）１１月６日の福島競馬（土湯温泉特別・芝１２００ｍ）もしくは７日の福島競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）に出走を予定しています。 (10/10/20)［スピリットＦ］周回でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。「この中間、開業獣医に診せたところ、いつも以上に背腰部分に張りが見られるとのことでした。しっかりケアしていけばそれほど大きな影響は出ないでしょうが、ウィークポイントであることに間違いはないので坂路での調教は控えて周回のダートコースのみで乗り込んでいます。坂路調教の分を補うために４０００ｍほど乗っていますが、距離を長くしてもカイバの喰いが落ちることはありませんし、じっくり乗ることに慣れが出てきてわりと落ち着いてキャンターを踏めるようになっています。先週末に奥平調教師と話をしましたが、状況次第ですが福島開催の最後あたりを目指すことができればという話になりました。それまではできるかぎりのケアと乗り込みをこちらでしっかりと行っていくつもりです」（牧場担当者） (10/10/13)［スピリットＦ］周回と坂路でハロン１７秒のキャンター調整を行っています。「先週に引き続きダートの周回コース３０００ｍでじっくりとキャンターを踏んで、そのあとに坂路１本ハロン１７秒程度の調教を行っています。動きはいい意味で変わりがなく、体調も安定しています。カイバを食べる量は少しずつ増えていて、いくらかお腹が出てきたように見えますね。おそらく週末あたりに調教師が来場すると思いますし、改めて状態を見てもらいながら今後の目標を定めていければと考えています」（牧場担当者) (10/10/06)［スピリットＦ］周回と坂路でハロン１７秒のキャンター調整を行っています。「カイバの喰いは相変わらず８割、大目に見ても９割程度の量を食べている感じで、目方自体はそれほど変わっていませんし、見た目もそれほど変化はありません。ただ、体調はいいですし、元気もいっぱい。あまり強い調教ばかりをやるとさらにテンションが上がりそうなので、１７−１７程度のところにとどめて乗り込みを行っています。以前よりいくらか口向きはいいかなと思っているのですが、乗り手の感想を改めて聞いたところ右回りだと外にモタれるようなところがあるようですね。逆回りだと内ラチを頼れるのもあって右回りほど悪くはありません。理想は競馬も左回りなのでしょうが、東京開催は適鞍と思われる芝の短い距離のレースが少ないですし、権利も持っていないのでやや厳しいでしょう。おそらく福島開催を目指すことになるでしょうから、引き続き少しでも走りを改善して送り出せるようにしてあげたいですね」（牧場担当者） (10/09/29)［スピリットＦ］周回と坂路でキャンター調整を行っています。「先週に引き続き軽めに動かしながらレースの疲れを癒しているところです。カイバは移動当初より食べていますが、与えた８割くらいしか食べないのは変わりないですね。ただし、前回来たときより落ち着きがあるように感じますし、背中の傷み具合もいくらか楽なように感じます。現在はダートコースでハロン２２〜２３秒くらいのごく軽めのキャンターを長めに乗って坂路１本を１７−１７くらいで乗っています。落ち着きがあることから口向きの悪さも前回ほど目立っていませんし、悪くないですね」（牧場担当者） (10/09/22)［スピリットＦ］ 周回と坂路で軽めのキャンター調整を行っています。「この馬はいつも最初の２〜３日はカイバの喰いがもうひとつで馴染むまでに時間を要するのですが、今回も同様でした。今では与えたものの約８割は食べていますし、これも通常通りです。放牧に出る前が４１２キロとレースを経てから大きく減らすことはありませんでしたし、目立った傷みもなさそうに感じます。引っ掛かる気性なので口向きなどにも課題がありますので、じっくり動かしながら少しでも良くしていけるようにしたいと考えています」（牧場担当者） (10/09/15)［美浦ＴＣ］１５日は軽めの調整を行いました。「腹を括って一か八かの作戦に出ましたが予想以上に流れが落ち着き、前にいた馬たちばかりで決着してしまいました。ジョッキーも開幕週の馬場で外を回していては届かないのはわかっていたから賭けで最内を狙ったとも言っていました。狭いところに入っていかざるを得ない形になったのも堪えた要因ですね。見ているほうとしてはもっと行けるだろうと思うところはあるのですが、走る馬にはかなりのプレッシャーがかかっているはずですし、小柄な牝馬には少しタフだったのでしょう。ただし、前回で出していって終いが甘くなったことを考えるとこの馬の良さを活かすには今回の形がいいのは確かですし、これに懲りずに形をつくっていきたいですね。レース後、異常はありませんが、いつものように走った分だけ背腰に疲れがあります。５００万下クラスは優先権がないとなかなか続けて使っていけない歯がゆさはありますが、心身ともに適度にリフレッシュさせながらのほうがいいタイプですので、短期放牧に出して馬の状態と出馬状況を照らし合わせながら次走の予定を立てていくつもりです」（奥平師）１７日に美浦近郊のスピリットファームへリフレッシュ放牧に出る予定です。 (10/09/09)［美浦ＴＣ］９日は美浦南Ｐコースで追い切りました（３９秒５−１３秒０）。「先週の金曜日にダートコースで追い切りましたが、いい動きを見せてくれました。元気があり余っていて飛び跳ねるような仕草を見せるほどでしたよ。だからと言って、パニックになるようなうるささではなく、エネルギーが溢れているような感じでしたし、いいことだと思っています。想定を見た上で今朝追い切りをかけたのですが、ダートコースは台風の影響で馬場コンディションが悪かったのでポリトラックに変更して行いました。やりすぎないように３ハロン重点ですが、動きも上々でしたし、いい形でレースに送り出せそうです。今回は折り合い面、距離を考慮してできるだけ前半は息を潜めて終いを爆発させるような競馬をさせたいと思っていたので、そのイメージに合うジョッキーを探していたところ、腕のあるジョッキーを押さえることができました。いい競馬を見せてほしいですね」（奥平師）１２日の中山競馬（３歳上５００万下・芝１６００ｍ）に横山典騎手で出走いたします。 (10/09/02)［美浦ＴＣ］２日は軽めの調整を行っています。「短期間の放牧でしたが、前走後の疲れをしっかりケアしてもらいましたし、まずまずの状態で戻ってきています。さっそく今朝から乗り出していますが、速いところは週末から再開する予定です。追い切りのストレスを考えるとあまりトレセンでハードな追い切りを行わず競馬へ向かったほうがいいタイプなので帰厩してすぐ競馬という手法を取らないといけませんが、前走は久しぶりだった分、動ききれなかった部分もあるでしょう。放牧を挟んだとは言え、１ヶ月程度の間隔で使っていければ上積みも期待できますし、次はもっと良くなるはずです。今のところ中山の開幕週を予定していますが、出走間隔から必ず出られるという保証はありません。今のところ日曜日の芝１６００ｍをメインに考えていますが、状況次第ではダート１２００ｍなど他のレースを検討することになるでしょう」（奥平師）今のところ１２日の中山競馬（３歳上５００万下・芝１６００ｍ）に出走を予定しています。 (10/08/29)［スピリットＦ］９月１日に美浦トレセンへ帰厩する予定です。 (10/08/25)［スピリットＦ］坂路でキャンター調整を行っています。「こちらに来たのはたしか３歳の春以来で、久しぶりにフェルミオンを預からせていただいています。今回は馬体を減らさないようにすること、暑さが続いているので体調をキープすること、トレセンでの追い切りのストレスを考えて帰厩してすぐに競馬を使えるようにすることをポイントとして調教を行うようにしています。具体的な話が出るのはもう少し先になるでしょうから、今はまだビッシリ乗るのではなく、じっくりと動かすようにしています。以前と比較すると、やや辛口になってしまいますが新馬のあとのころより口向きが悪くなっているように感じますね。そのあたりが改善されれば、もう少しゆとりを持って競馬できるようになるでしょう。短期間でガラッと直すのは難しいですが、調教ではその点も意識しながら乗っていきます」（牧場担当者） (10/08/18)［スピリットＦ］軽めの調整を行っています。「先週末にスピリットファームへ放牧に出しました。レース後、走った分の疲れは若干ありましたが、ガタっと来るほどではありませんでした。カイバも徐々に食べていて、放牧に出す直前が４１６キロと大きく減っていない状態でしたね。スピリットでは負担がかかりやすい背腰のケアをまず重点的に行い、カイバをしっかり食べさせて欲しいと伝えてあります。出馬状況と今後の馬の状態にもよりますが、可能ならば次の中山開催を目指したいですね」（奥平師） (10/08/11)［美浦ＴＣ］レース後に美浦トレセンへ移動しました。１１日は軽めの調整を行っています。「これまではどちらかというとスタートでモタモタしてみたり、道中で力みが目立ってスムーズに走ることが難しいことが多かったのですが、今回は良くも悪くもすんなりと進みすぎた印象がありますね。終いが甘くなっていましたし、スタミナ等を考えるとマイル以下で末脚を活かすような競馬をするのがベストでしょう。今朝新潟から戻ってきています。レースを終えてまだ数日しか経っていないのですが、今のところ目立った傷みはなさそうです。もう数日よく見ますが、週末あたりにスピリットファームへいったん放牧に出して秋競馬を目指すつもりです。今回は長い休み明けの分もありましたから次は上積みも期待できるでしょう。出走間隔の兼合いもあるので状況次第になるのですが、できれば１〜２ヶ月くらいの間隔のうちに使ってあげたいですね」（奥平師）今週末に美浦近郊のスピリットファームへリフレッシュ放牧に出る予定です。 (10/08/04)［新潟競馬場］４日は新潟ダートコースで追い切りました（５２秒７−３８秒８−１２秒７）。「先週末に時計を出したのですが、長めから入って終い重点の内容です。当初はジョッキーも思案中で、厩舎スタッフで調教を行うつもりでしたが、年末年始の中山で騎乗した江田ジョッキーが“ぜひ乗せて欲しい”と言ってきてくれました。通常は上位クラスにいるような馬だと印象に残るものですが、５００万下クラスで間があいている馬であるにも関わらず気に留めてくれて乗りたいと言ってくれること、そして競馬開催の日にも関わらず調教に乗ると言ってくれることは凄いことですし、ありがたいです。格上挑戦したときに特にいい伸びを見せていましたし、ジョッキーもそのときの好感触を覚えているのでしょう。折り合い面などやや乗り難しい馬ですし、良さをわかっているジョッキーが再び乗れるのは間違いなくいいことだと思いますので、彼で行きたいと思います。今朝の調教にも乗ってくれましたが、半マイルで５２〜５３秒という指示どおりの追い切りを行えています。キビキビしていて、上々の動きを見せてくれました。強い調教によるストレスを最小限にとどめているとはいえ、やはりカイバの喰いが少し良くないので、胃潰瘍に効く薬も与えています。少しでも余力がある状態で臨めればこの馬の切れを発揮してくれるはずです。想定を見る限り、飛びぬけた馬は不在のようですし、展開ひとつで十分チャンスはありそうですね」（奥平師）７日の新潟競馬（３歳上５００万下・芝１４００ｍ）に江田照騎手で出走を予定しています。 (10/07/28)［新潟競馬場］２８日に新潟競馬場に入厩しました。「昨晩に山元トレセンを出発して、無事新潟競馬場に入厩しています。体がそれほどない馬なので、山元から美浦、美浦から新潟の２回の輸送をするのならば山元から新潟への１回の輸送のほうが馬には間違いなく優しいですからね。山元ではふっくらした状態をキープしてくれているようなので何とかキープしていきたいのですが、強い追い切りを重ねていくとどうしても減ってしまいがちな馬です。ある程度は仕方ないのですが、できるかぎりのケアをしてレースへ向かうつもりです。多少間は空きましたが、すぐ競馬に向かえるように山元でしっかり乗り込んでもらいました。特に問題ないようならば来週の競馬へ向かうつもりです」（奥平師）８月７日の新潟競馬（３歳上５００万下・芝１４００ｍ）に出走を予定しています。 (10/07/22)［山元ＴＣ］今のところ２８日に新潟競馬場へ入厩する予定です。 (10/07/20)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週２回は坂路で１４−１４を行っています。「小柄な馬で馬体の維持が課題ですが、今のところ極端に減ることはありませんし、順調に調教をこなせていると思います。背腰の状態は乗った分だけ疲れを見せますが、しっかりケアしていけば問題なさそうです。早ければ来週中に送り出す予定です」（山元担当者） (10/07/07)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週２回は坂路で１４−１４を行っています。「先々週末に奥平調教師が来場して状態を確認していきました。まだ乗る分だけ疲れが見られる部分はありますし、軽めの調教にしていた期間が長かったためもう少し乗り込みが必要です。今の状態を踏まえて調教師と話をしたところ、早ければ２回新潟の後半戦あたりを目標にしようということになりました」（山元担当者） (10/06/29)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週２回は坂路で１４−１４を行っています。「現在は日を見て週に２回速いところを乗ることもあります。相変わらず乗った分だけ背腰に疲れは出やすいですが、しっかりケアしていることで悪くなることはありません。体も４４０キロをキープできていますし、この調子で乗り込んで状態をさらに良くしてから送り出せるようにしたいですね」（山元担当者） (10/06/22)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週１回は坂路で１４−１４を行っています。「いい意味で変わりなく乗れていて、週に１回の速いところも問題なくこなせています。乗った分だけ見られる背腰の疲れも上手くケアしていけば問題ないでしょう。このまま順調に行けば２回新潟での競馬を検討することが可能になりそうですよ」（山元担当者） (10/06/15)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週１回は坂路で１４−１４を行っています。「現在は週に１回１４−１４のところを乗っています。放牧当初に気になった脚元の状態は安定しているのでそれほど心配は要りませんが、やはり乗る分だけ背腰に疲れが出やすいようです。少しずつ前へと進めることはできていますが、もうしばらくはじっくりケアしながら乗っていく必要がありそうですね」（山元担当者） (10/06/08)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週１回は坂路で１５−１５を行っています。「先週に続いて、週に１回のペースで坂路に入れています。脚元は安定しているものの、乗る分だけ背腰に疲れが見られるので、次のステップに移行するにはもう少し時間が必要かもしれませんね。馬の様子をよく見ながら調整していきます」（山元担当者） (10/06/01)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。週１回は坂路で１５−１５を行っています。「移動後しばらくは脚元にかかる負担を考慮して軽めにとどめていましたが、ここ最近はだいぶ落ち着いてきました。また、課題である馬体にも余裕ができていますので、この中間から少しずつ速いところを行うようにしています。まだ開始して間もないので、もうしばらくは時間をかける必要はありますが、前進できていることは間違いありません」（山元担当者） (10/05/25)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「先週までと同じように乗り込んでいますが、脚元の状態はいい意味で変わりありませんね。体調はいいのですが、もともと背腰に負担がかかりやすいところがあり、今回も進めていくうちに疲れを感じさせます。入念にケアして、いい状態で乗り込んでいけるようにしたいですね」（山元担当者） (10/05/18)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「先週までと同様に馬場でじっくり動かす調教のメニューを行っています。脚元は変わりありませんし、少しずつになりますが、調教でかける負荷を強くしていければと考えています。体はふっくらしていますが、ペースを上げていくと進めていくうちに減ってくるでしょうから、心身の状態をよく見ながら乗っていきたいですね」（山元担当者） (10/05/11)［山元ＴＣ］ 周回で軽めのキャンター調整を行っています。「引き続き、軽めのキャンター調教を行っていて、距離を少し延ばして２０００ｍをじっくり乗り込んでいます。脚元の状態は変わりありませんし、過度な負担をかけないようにしながら少しずつ乗り込み量を補っていきたいと思います。軽めの調教だからということもありますが、体はふっくらしていて４４０キロ近くの体になっていますよ」（山元担当者） (10/05/04)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「馬場でキャンター調教を始めるにあたって脚元の検査をしましたが、西山牧場での診断と同様、腱などには異常がありませんでした。しかし、首から腕、そして膝裏付近にかけて負担がかかりやすい状態であるのは確かなので、慎重に見ながら乗って行かなければいけません。現在は軽めのキャンターを行っていますが、馬の状態に合わせて、しばらくこのままにとどめるか、大丈夫なら少しずつ乗り進めていくことになるでしょう」（山元担当者） (10/04/27)［山元ＴＣ］常歩運動を行っています。「定期の脚元のチェックを行って、特に変わりはありませんでしたので今週から馬場に入れて軽めに動かしています。経過を見ながら、ダク調整から少しずつ進めていこうと考えています」（山元担当者） (10/04/20)［山元ＴＣ］常歩運動を行っています。「先週いっぱいはマシン運動にとどめていましたが、今週から乗り運動を開始しました。まだ常歩程度のごく軽めの負荷しかかけていないこともありますが、脚元の状態は変わりありません。もうしばらくは常歩を行い、様子を見ながら馬場入りしていこうと思います。馬場入りの前には念のためエコー検査を行うつもりです」（山元担当者） (10/04/13)［西山牧場］ウォーキングマシン調整を行っています。「先週末に西山牧場からこちらへ移動してきました。脚元の状態を改めて確認しましたが、ぶつけた部分に張りは残りますね。移動前にエコー検査をして腱に異常がないことはわかっていますので、しっかりケアしながら乗っていけば問題ないでしょう。様子を見ながら少しずつ動かしていこうと考えています」（山元担当者） (10/04/07)［西山牧場］ウォーキングマシン調整を行っています。「今朝、牧場へ行って脚元の状態を確認してきました。患部には若干の張りと微熱がありますが、日を追うごとに良化していて、これならばそろそろ乗っていっても大丈夫だろうと思えるほどでした。このまま西山牧場で進めていくことも考えたのですが、やはり前脚の負担を軽減できるようにするために坂路のあるところで乗っていったほうがいいでしょうから、今週末に山元トレセンへ移動させることにしました。しばらく楽をさせたことで体は多少ふっくらしていますし、背腰の状態も楽になっています。乗り出せば、また減ったり負担がかかりやすかったりするでしょうが、山元のスタッフもこの馬のことをよく知っているので、そのあたりはしっかりケアしながら乗ってもらえると思います。トレセンに戻す時期は山元での状態を見ながら考えていきたいと思っています」（奥平師）今週末に山元トレセンへ移動する予定です。 (10/03/31)［西山牧場］ウォーキングマシン調整を行っています。「先週に続いて今週も奥平調教師に状態を確認してもらいました。脚元の症状は日を追うごとに緩和してきているし、経過は良好です。動かすこともできなくはないのですが、無理をして他の部分に悪い影響を及ぼすことだけは避けなければいけませんので、このあともしばらくは運動を行いながら水冷と湿布でしっかり冷やしてケアに努めていきます」（牧場担当者） (10/03/24)［西山牧場］ウォーキングマシン調整を行っています。「脚元の熱感が変わらずあるので、奥平調教師と相談して念のために検査をして状態を確認しました。もともと腱組織がきれいではないようなのですが、傷めているということはなさそうなので心配は要りません。ただし、熱感があるうちは無理をしないほうがいいので、しばらくはマシン運動を中心にして、その後しっかり水と湿布で冷やし、症状を取ることに専念していきます」（牧場担当者）「後肢で前肢を引っ掛けたか何かでできた外傷性の腫れなので心配はしていませんでしたが、腱の上の部分ですし、なかなか緩和されないので、念のため検査して確認してもらいました。腱や骨を傷めているということはありませんでしたからホッとしていますが、今無理をすると他に影響を及ぼす可能性もあるようなので、しばらくはマシンだけの運動にとどめてもらうことにしました。できれば福島開催、新潟開催を考えていたので残念ですが、まだまだこれから頑張ってもらわなければいけませんので、目先だけのことにとらわれないで先を見据えたいと思います。いまのところもうしばらくこのまま様子を見るつもりですが、調教を再開するときに坂路コースがあったほうがいいでしょうから、場合によっては山元トレセンやスピリットファームへ移動することも考えるかもしれません」（奥平師） (10/03/17)［西山牧場］軽めの調整を行っています。「今朝、奥平調教師が来場した際に脚元の状態を確認してもらいました。腫れはだいぶ引いてきたものの、熱感がまだ完全になくなっていません。そこまで心配するほどではありませんが、調教師と相談した結果、繊細な場所をぶつけているので、念のため今週一杯は運動だけで様子を見ることにしました。速いところをやり出せばすぐに仕上がってしまう馬なので、調整の遅れがそれほど後々に影響することはないと思います」（牧場担当者） (10/03/10)［西山牧場］軽めの調整を行っています。「こちらに来たときは３８０キロ台でしたが、徐々に増えてきて現在では４１８キロまでになっています。もう少し増えてくれればいいのですが、寒い時期より暖かい時期のほうが代謝も良くなり食欲も旺盛になるでしょうし、この馬にはいい季節になってくると思います。この中間は普通キャンターをじっくりと乗り込んでいたのですが、先日、脚元をチェックしたところ右前脚に小さな腫れが出ていました。おそらくぶつけたものによると思いますが、脚元なので今週一杯は軽めで様子を見ることになるつもりです」（牧場担当者） (10/03/02)［西山牧場］ 周回で軽めのキャンター調整を行っています。「先週末、背腰部分にショックウェーブを施しました。徐々に良くなってきているので、今週から少し調教の負荷を強めていきたいと考えています。ただし、一生懸命に走らせようとすると前向きすぎる気性からオーバーワークになってしまうおそれもあるので、やりすぎないようにコントロールしながら乗っていくつもりです」（牧場担当者） (10/02/24)［西山牧場］周回でハッキング調整を行っています。「カイバの喰いが少しずつ良くなっていて、体は４００キロ台に戻ってきています。もっとふっくらさせてあげたいのが本音ですが、競馬後の馬体減が徐々に回復してきているので、今週から軽く動かし出しました。馬場に入るとカリカリしてしまう気性の持ち主なので、一気に乗ろうとすると体に負担がかかってしまいます。まずは、ゆっくりとハッキングから行っています。背腰には２〜３週に１回くらいのペースでショックウェーブを施し、良化を促すようにしています」（牧場担当者） (10/02/17)［西山牧場］ウォーキングマシン調整を行っています。「先週こちらに帰ってきましたが、かなり寂しく見せています。いい状態で次走へ向かうには、ふっくらさせてあげることが第一なので、マシンのみにとどめて馬体の回復に専念しています。カイバの喰いも前回の滞在時より平らげるまでの時間がかかっていますので、もうしばらく今のメニューで様子を見るつもりです。負担のかかりやすい背腰には先週末にショックウェーブ治療を施しました」（牧場担当者） (10/02/11)［西山牧場］１１日に西山牧場へリフレッシュ放牧に出ました。「背腰は負担がかかりやすいので、ショックウェーブ治療をしてもらうつもりです。また、少しでもカイバの喰いを良くしてふっくらさせてから次へ向かいたいので、胃潰瘍に効く薬も与えながらケアしてもらいます。今後の状態次第ですが、可能ならば春の福島開催と新潟開催を目指していきたいですね」（奥平師） (10/02/09)［美浦ＴＣ］「予定どおり９日の昼過ぎに中京からこちらへ帰ってきました。レース後、脚元などは問題ありませんが、競馬のあとからさらに体が減っていて、寂しい状態です。背腰にも疲れが出やすい馬ですし、トレセンでケアした上でいったん放牧に出す予定です。放牧先での状態と出馬状況を見ながら、次走へ向かっていきます」（奥平師）今週中に美浦近郊の西山牧場へリフレッシュ放牧に出る予定です。 (10/02/04)［美浦ＴＣ］４日は軽めの調整を行いました。「若手騎手限定戦であれば何と出られるかと思っていましたが、通常よりジョッキーが中京に集まっていることもあって出走することが難しい状況でした。水曜日の想定では東京の１０００万下に出られそうだったので、そこへ向かうつもりで準備していました。しかし、投票ギリギリになって除外対象となってしまったので、中京のダート１０００ｍへ向かうことにしました。初めてのダートなので、どれだけやれるかはやってみないとわかりませんが、調教の動きからも試してみる価値はあると思っています。今回の挑戦がいいほうに出てほしいですね」（奥平師）７日の中京競馬（４歳上５００万下・ダ１０００ｍ）に黛騎手で出走いたします。 (10/01/27)［美浦ＴＣ］２７日に美浦トレセンへ帰厩しました。「牧場で背腰のケアを行いながらメンタル面のリフレッシュを図って、本日トレセンに帰厩しました。今週の想定を見ると芝の短距離戦は３ヶ月近く出走間隔が空いていないと出ることができないような状況です。しかし、来週の中京には若手限定戦があります。ジョッキーの数が限られていますので、若手ジョッキーを確保していれば通常より出やすくなる傾向があります。実際出られるかどうかは蓋を開けてみないとわからないのですが、コンスタントに使いながら良化を促していきたいと思っているので、今回はその方法を取ることにしました。さっそく明日から動かしていきます」（奥平師）２月６日の中京競馬（４歳上５００万下・若手限定・芝１２００ｍ）に黛騎手で出走を予定しています。 (10/01/26)［西山牧場］２７日に美浦トレセンへ帰厩する予定です。「調教を進める分だけ、背腰に疲れが溜まりやすいところがありますね。使い込みづらいのはやはりこういう部分が影響しているのでしょう。こちらではショックウェーブを当てながら乗っていますので、状態面が悪くなることはありませんし、明日の移動には問題なく対応できます。今朝、調教師と話をしましたが、今はしっかりケアしながらコンスタントに使って心身の成長を図っていきたいと考えているようです。１０００万下でいい走りを見せてくれたように、５００万クラスでは上位でしょう。次走もいい走りを期待しています」（牧場担当者） (10/01/20)［西山牧場］軽めの運動を行っています。「先週末に獣医師に見てもらい、背腰にショックウェーブを当てました。背腰への負担はやや慢性化しているようですから、今後もしっかりとケアしていく必要がありそうですね。今週から馬場に入れてダクとごく軽めのキャンター調教を行っています。中京開催を目指しているということなので、状態を見ながら乗る距離を延ばして移動の態勢を整えていきます」（牧場担当者） (10/01/13)［西山牧場］軽めの運動を行っています。「今朝、奥平調教師が状態を確認していきました。若干背腰に疲れが見られるので、調教師と相談してショックウェーブをあてる予定です。カイバの喰いは悪くないですし、肉体面の疲労をしっかり取ってあげて再度トレセンへ送り出せるようにしていきます」（牧場担当者） (10/01/07)［美浦ＴＣ］６日は美浦北Ｃコースで追い切りました（５４秒７−３９秒６−１３秒０）。「前走時と同じようにダートコースで追い切り、直前の状態を確認しました。この馬なりに安定しており、動きも上々です。カイバは食べていますから、体は大きく変わらない状態で送り出せると思います。パンパンの乾いた馬場で切れ味を活かす競馬がいちばんいいと思いますし、前走のようにうまく折り合いをつけることができれば、最後にいい脚を使ってくれるはずです。ジョッキーは２度目の騎乗でこの馬の良さをわかってくれています。どういう競馬を見せてくれるか楽しみですね」（奥平師）９日の中山競馬（４歳上５００万下・芝１６００ｍ）に江田照騎手で出走いたします。 (10/01/03)［美浦ＴＣ］３日は軽めの調整を行いました。「調教の内容にメリハリをつけて前回の競馬へ臨んだ結果、良い走りを引き出すことができました。今回もできるだけ消耗させないように調教を行っています。年末にダートコースで終い重点の追い切りを行って、それから数日は軽めの調教に終始し、水曜日にサッと時計を出す。そして、その後は曳き運動を中心にしたメニューで競馬へ臨むつもりです。長期休養をさせたからと言って体が立派になる馬というわけではありませんし、この時期は特に体が大幅に減らないのであればコンスタントに使っていったほうがいいでしょう。短い間隔で使えること自体、この馬の成長の証でもあると思います」（奥平師）９日の中山競馬（４歳上５００万下・芝１６００ｍ）に江田照騎手で出走を予定しています。 (09/12/24)［美浦ＴＣ］「先日見に行ってきましたが、思ったほどレース後の疲れがなく、カイバもこの馬としては食べています。せっかく優先出走権を獲得できたし、馬の状態が問題ないということであれば、良い条件のレースを使いたいと思います。今日まではマシン運動だけを行っていましたから、明日と明後日はハッキング程度のごく軽めの調教を乗ってもらうつもりです。元気の良い馬なので、外傷などないように注意してほしいと伝えました。土曜日に帰厩させて２週目の１６００ｍ戦を考えています」（奥平師）馬に問題がなければ、２６日に美浦トレセンへ帰厩し、１月９日の中山競馬（４歳上５００万下・芝１６００ｍ）に江田照騎手で出走を予定しています。 (09/12/23)［美浦ＴＣ］ウォーキングマシン調整を行っています。「レース後こちらに移動してきました。体がない馬で、カイバを食べなくなるかもしれないと聞いていましたのでマシン運動のみで様子を見ています。今朝、奥平調教師が来場したので一緒に状態を確認してもらいましたが、“思っていたより体に傷みがないようだし、短期放牧の予定なので様子を見て徐々に動かしてほしい”と言っていましたよ。背中など負担のかかりやすい部分のケアをしっかり行いながら帰厩に向けて進めていきます」（牧場担当者） (09/12/16)［美浦ＴＣ］１６日は美浦北Ｃコースで追い切りました（５２秒７−３７秒９−１２秒８）。「先週と同様に今週もダートコースで追い切りました。先週の時点で４０４キロで、馬体重は相変わらずもっと増えてほしい状態ですが、除外で出走が延びて体が減ったということはありません。体調面も安定しており、今週の競馬にはまずまずの状態で送り出せるでしょう。芝の１２００ｍがメインであることに変わりはありませんが、想定を見る限り、先週と同様に出走が厳しいようです。折り合い面がカギの馬なので距離は短いほうがいいでしょう。前走は気持ちが入りきらずにモタモタするところがありましたが、今回は前走からそこまで間隔があいていませんし、調教本数も積めているので、前回よりスッと出てくれるのではないかと思います。」（奥平師）２０日の中京競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）に出走を予定していますが、出走が厳しい状況であれば今週の中京開催のダート１０００ｍか中山開催のダート１２００ｍへ向かう予定です。 (09/12/10)［美浦ＴＣ］１３日の中京競馬（３歳上５００万下・若手騎手限定・芝１２００ｍ）に出馬投票を行いましたが、非当選除外となりました。「ギリギリまで状況を見て、出走できる可能性があった若手騎手限定戦へ投票しましたが、残念ながら抽選で外れてしまいました。来週の芝１２００ｍはひと鞍しかありませんので、今週の状況を考えるとおそらく出走は厳しいと予想されます。出走が延びて調教ばかり積むことになると体が減ってしまいますので、場合によってはダート戦を試すことも考えています」（奥平師）２０日の中京競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）が本線ですが、出馬状況次第では中山開催もしくは中京開催のダート短距離戦へ向かうことも検討しています。 (09/12/09)［美浦ＴＣ］９日は美浦北Ｃコースで追い切りました（３９秒０−１２秒４）。「先週末は木曜日の夜に雨が降り、金曜日の馬場が悪くなっていたので、土曜日に時計を出しました。そのときも今朝も頭数が比較的少ないダートコースで追い切っています。体は相変わらずですが、体調はいい意味で変わりがなく、調教もこの馬なりに動けています。想定を見ると、一般戦のほうはかなりの頭数が揃っていて出走が困難な状況です。また、若手限定だと騎手の数に限りがあるため、現時点では厳しい状況です。ギリギリまで様子を見て、どちらかに出走のチャンスが出てくることを待ちたいと思います」（奥平師）出馬状況次第ですが、１２日の中京競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）か１３日の中京競馬（３歳上５００万下・若手騎手限定・芝１２００ｍ）に出走を予定しています。 (09/12/02)［美浦ＴＣ］２日は軽めの調整を行いました。「山元トレセンで見たときが４１０キロで、輸送で少し減り、今は４００キロ前後です。見た目はもうひとつなのですが、定期的に競馬を使いながら良くなる時期に向かっていければと考えています。明日は天候が崩れそうな予報ですので、早くても金曜日から週末にかけて時計を出すつもりです。出走できるかは出馬状況を見なければいけませんから、状況と馬の状態を見て、可能ならば来週の競馬へ向かうことになるでしょう」（奥平師）１２日もしくは１３日の中京競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）に出走を予定しています。 (09/11/24)［山元ＴＣ］周回でハロン１８秒のキャンター調整を行っています。「体は相変わらずですが、こちらで乗っていく中でもガタッと来ることはありません。この馬なりの状態にありますので、少しずつ乗っています。本日、奥平調教師が来場して馬の状態を確認していきました。中京開催を目指したいと言っていました。帰厩までそれほど時間はありませんが、その中で少しでもいい形でトレセンへ送り出せるように調整していきます」（山元担当者） (09/11/17)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「ダク調整を経て、今週は軽めのキャンター調教を行っています。小柄な分、どうしても寂しく見えてしまいますが、動かしつつ何とか体を維持できるように取り組んでいかなければいけません。体調とカイバの喰いをしっかり見ながら乗っていきます」（山元担当者） (09/11/10)［山元ＴＣ］周回でダク調整を行っています。「先週こちらに帰ってきて様子を見ていますが、脚元などはいい意味で変わりはありません。ただし、体は相変わらずですね。体のサイズから大幅な馬体増を望むのは難しいでしょうが、よりいい走りをさせていくには一回一回体を戻して、少しでもお釣を作った状態でレースに臨んでいくしかありません。今回もしっかりケアして、少しでもふっくらさせてから再度トレセンへ送り出せるようにしていきます」（山元担当者） (09/11/04)［美浦ＴＣ］４日は軽めの調教を行いました。「夏以来の実戦でしたし、流れに乗り切れませんでした。馬にもやや戸惑いがあったでしょうから仕方ありません。体がない分、どうしてもびっしりと乗り込むことができませんし、続けて使っていくことが難しいです。また、出走間隔を少なくとも７節ほどはあける必要がありますので、ストレスを軽減してカイバの喰いを少しでもよくできるように山元トレセンへ放牧に出す予定です。なかなか競馬場で走る姿をお見せすることができずに申し訳ありませんが、一戦一戦をフレッシュな状態にしてあげて、いい結果を残していけるようにしていきます。今後の体の回復具合を見て、コンディションと出馬状況を見て再度競馬へ向かっていけるように取り組んでいきます」（奥平師）５日もしくは６日に山元トレセンへリフレッシュ放牧に出る予定です。 (09/10/29)［美浦ＴＣ］２８日は美浦北Ｃコースで追い切りました（５４秒２−３９秒７−１２秒０）。「今回の調整は、わりと頭数が少なくて落ち着いて調教を行える北馬場のダートコースで行っています。週末に半マイルから４０秒を切るくらいのところを乗り、今回も半マイル重点の内容を行いました。村田ジョッキーを背に行ったのですが、しっかり折り合っていたし、小気味のいいフットワークで、いい調教ができたと思います。彼もこの馬の状態を把握してくれ、手ごたえを感じているようです。あとは本番でいかにスムーズなスタートを決めてくれるかでしょう。レースについてはメンバーを見ている最中ですが、あまり大きな変わりはないようです。今のところ日曜日の１２００ｍへ向かうつもりで調整しています」（奥平師）１１月１日の福島競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）に村田騎手で出走いたします。 (09/10/22)［美浦ＴＣ］２１日、２２日は軽めの調教を行いました。「山元では４２０キロ台だったようですが、今朝の調教後に量ったところ４１０キロになっていました。輸送で減ってしまうのは仕方ありませんし、輸送で減った分はカイバを食べてくれれば戻ってくるものです。ただし、食欲が旺盛というタイプではありませんので、しっかり食べられるように工夫して取り組んでいます。今週の半ばは速い調教を行わず、週末から時計を出すつもりです。調教をやればやるほど体が減ってしまう馬ですので、山元のスタッフと相談し、できる限りストレスのかかりにくい環境の山元で乗り、こちらでは最小限の追い切りを積んでから競馬へ臨めるように取り組んでもらいました。週末と来週の動きを確認してからになりますが、問題がないようであれば来週の競馬を考えています」（奥平師）３１日の福島競馬（秋元湖特別・芝１２００ｍ）、３１日もしくは１１月１日の福島競馬（３歳上５００万下・芝１２００ｍ）のいずれかに村田騎手で出走を予定しています。 (09/10/13)［山元ＴＣ］周回でハロン１８秒のキャンター調整を行い、週１〜２回は坂路で１５−１５を行っています。「引き続きコンスタントに１５−１５を行っていますが、良くも悪くも状態に変わりはないですね。体の張りや背腰の負担など、まだ課題と捉えている部分に改善の余地がありますし、できる限りのケアを行っていき、トレセンへ送り出せるようにしていきます」（山元担当者） (09/10/06)［山元ＴＣ］ 周回でハロン１８秒のキャンター調整を行い、週１〜２回は坂路で１５−１５を行っています。「先々週末から１５−１５を開始しましたが、今週も継続して乗っています。順調に乗れているのは悪くありませんが、まだ本調子とまではいかないかもしれません。夏に比べれば体の張りがやや不足している印象がありますので、そのあたりを改善してあげたいですね」（山元担当者） (09/09/29)［山元ＴＣ］ 周回でハロン１８秒のキャンター調整を行い、先週末に坂路で１５−１５を行いました。「フラットメインで乗り込んでいましたが、先週末に坂路で少し乗りました。体はこの馬なりで減ってはいませんので、悪くはないのですが、負担のかかりやすい部分である背腰の状態がもうひとつに感じます。夏場の頃と比較してもひと息なので、しっかりケアしていく必要がありそうですね」（山元担当者） (09/09/15)［山元ＴＣ］ 周回でハロン１８秒のキャンター調整を行っています。「体は少しずつですが増えてきていますし、この中間の気配もまずまずだったので、ハロン１８秒程度の調教を始めました。今のところ、その影響からガタッと減るような感じもないので、この調子で進めていきたいですね」（山元担当者） (09/09/08)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「体は徐々に増加しており、良化傾向をたどっていることは間違いありませんが、もう少しふっくらさせてから本格的に乗り出したいと思っています。それなので、今週も引き続き軽めのキャンター調整に留めています。やればやるだけ、お釣りもなくなりやすいですから、今はじっくり焦らず取り組んでいきます」（山元担当者） (09/09/01)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「引き続き軽めの調教に終始していますが、その甲斐あって徐々に体も増えてきました。現在では４１０キロほどあります。しかし、進めて行けばいくだけ減りやすいので、可能ならもう少し外見上もふっくらさせてあげられればと考えています」（山元担当者） (09/08/25)［山元ＴＣ］周回でハッキング調整を行っています。「先週まではダク程度に留めていましたが、週を追うごとに体も戻ってきたので、今週から馬場で軽めのキャンター調整を始めました。まだ本格的な調教を課していくには心もとない状態なので、もうしばらくは軽めの調教になるでしょう」（山元担当者） (09/08/18)［山元ＴＣ］周回でダク調整を行っています。「先週まではマシン運動のみに専念して、馬体の回復を促がしていました。まだ万全とはいかないまでも、徐々に体も戻ってきたことから今週より馬場に入れてダク調整を始めています。どうしても小柄で、食べたものが身になりにくい馬なので時間をかける必要がありますが、力があるのはわかっているので、大事にいきたいですね」（山元担当者） (09/08/11)［山元ＴＣ］ウォーキングマシン調整を行っています。「減った馬体は少しずつ回復してきましたが、まだ良化中の段階なのでマシンに留めています。この調子で状態が良くなれば、そう遠くないうちに少しずつ乗り出していこうと考えています」（山元担当者） (09/08/04)［山元ＴＣ］ウォーキングマシン調整を行っています。「先週帰ってきましたが、体重を量ったところ３８０キロ台になっていました。疲れもあるでしょうし、まずはしっかりと体を戻してあげたいので、マシン運動のみに留めています」（山元担当者） (09/07/29)［新潟競馬場］「以前に比べればスタートは出るようになっていますが、まだ左に擦るような出方をしている分、他の馬よりはややゆっくりです。ただし、この馬として進展が見られたことは間違いなくいいことですし、これなら距離を短くしてもいいかなと思える内容でしたね。体重に関しては体のサイズからしてもおそらく４００キロちょっとの馬なのでしょう。ただし、飼葉の食べ方に波があることは間違いなく、そのあたりのコントロールが難しい馬なので、適度にリフレッシュさせながら今より減らさないように競馬へ向かっていく必要があると思います。背腰などにも傷みが出やすい馬ですから、ショックウェーブでしっかりケアしてもらってから秋の競馬を目指していきたいと考えています」（奥平師） (09/07/22)［新潟競馬場］２２日は新潟ダートコースで追い切りました（５９秒７−４３秒１−１３秒８）。「入場後も問題ありませんし、今日は新潟に来ている蛯名ジョッキーに跨ってもらい追い切りを行いました。少し難しいところのある馬なので事前に感触を確かめてもらうことは悪くないことですからね。また、時計というよりは折り合いを重点にした調教を行いました。ジョッキーも『かかることなくいい追い切りができた。ただし、実戦へ行ったらスイッチが入るかもしれない』と言っていました。これまでの競馬を見ていても、鍵はゲートと折り合いであることは間違いありません。スタートに関してはこれまでの経緯からもゆっくりになってしまうと思いますが、そう遅れずに流れに乗れればいい勝負をしてくれるのではないでしょうか。ジョッキーも５２キロに合わせて体を作ってくれているみたいだし、期待がかかります。いい走りを見せてほしいですね」（奥平師）２６日の新潟競馬（３歳上５００万下・芝１４００ｍ）に蛯名騎手で出走を予定しています。 (09/07/16)［新潟競馬場］１５日は新潟ダートコースで追い切りました（５４秒６−３８秒９−１２秒２）。１６日は軽めの調教を行いました。「先週新潟へ入場したのですが、移動当初は環境の変化に敏感になっていたのか飼葉の食いがもうひとつでした。元々そのような面がある馬なので予想はしていましたから、慌てず取り組んでいたところ徐々に食べるようになってきましたね。週末も少し時計を出したのですが、後ろから追いかけさせたところガッチリとハミを取ってかなり行く気を見せていましたね。そのあたりをもう少し改善してあげられれば、よりいい走りができるようになるはずです。今週もその点を考えながら半マイルから時計を出して、まずまずの動きを見せています。競馬へ向かうこともできなくはないのですが、背腰など負担のかかりやすい面が見え隠れしているし、修正したい点がいくつかある状態ですから、万全期すために来週の競馬へ向かうことにします」（奥平師）２６日の新潟競馬（３歳上５００万下・芝１４００ｍ）に蛯名騎手で出走を予定しています。 (09/07/08)［新潟競馬場］８日に新潟競馬場へ入場しました。「当初は明日の入場予定でしたが、予定を前倒しして８日に新潟競馬場へ入場しました。山元でじっくり取り組んでもらえましたし、乗り込み量も十分でしょう。週末から徐々に動かしていくつもりです。環境の変化によって飼葉の食いなどに変化が出ることも十分に考えられるのでしっかり見極めていきます。今のところ２週目を目標にしていますが、コンディション次第で予定を前後するかもしれません」（奥平師）今のところ２６日の新潟競馬（３歳上５００万下・芝１４００ｍ）に出走する予定ですが、馬の状態次第では１８日の新潟競馬（３歳上５００万下・芝１６００ｍ）に向かう可能性もあります。 (09/06/30)［山元ＴＣ］周回でキャンター調整を行い、週１〜２回は坂路で１５−１５を行っています。「普段はフラットコースで入念に乗り、速いところを行う際は坂路でというメニューを継続して行っています。体は４１８キロと大きく増えている感じはありませんが、この馬のサイズから大きくは増えにくいのでしょう。１５−１５かそれ以上の調教負荷を掛けている中でも大きく減らしていないのはいいことですし、気配もだいぶ上がってきました。おそらく来週か再来週には移動ということになるでしょうから、あとは無事送り出せるように体調を整えていければと思っています」（山元担当者） (09/06/25)［山元ＴＣ］「先日見てきました。中間も順調と報告を受けていましたが、実際見てきてもその順調さを感じ取ることができましたよ。この調子で進めていけば予定通り新潟開催へ向かうことができるでしょう。番組に関しては思案中ではありますが、今のところ新潟前半戦を考えているので、その時期に合わせて入場させるつもりです」（奥平師） (09/06/23)［山元ＴＣ］周回でキャンター調整を行い、週１〜２回は坂路で１５−１５を行っています。「日曜日に奥平調教師が来場して馬の状態を確認していきましたよ。予定どおり滞在競馬ができる新潟への直接入厩を目指すことを確認しました。まだ乗り込んでいる最中なので具体的な目標は決まっていませんが、今後の状態を見ながらレースを決めて、その２週前に入場し、進めていくことになりそうですよ。馬は順調に調教をこなしてくれていますし、この調子で進めていきたいですね」（山元担当者） (09/06/16)［山元ＴＣ］周回でキャンター調整を行い、週１〜２回は坂路で１５−１５を行っています。「順調ですね。心配していた馬体減りもそこまで見られませんし、調教も日によっては１５−１５以上のものを行うこともあります。この調子で進めていき、よりいい状態で新潟開催へ向かっていければと思っています」（山元担当者） (09/06/02)［山元ＴＣ］周回でキャンター調整を行い、週２回は坂路で１５−１５を行っています。「順調ですね。速いところを週２回のペースで乗り込んでいますが、体が若干寂しくなりつつあります。今夏は滞在競馬を試すため、新潟に照準を合わせている馬ですから、時間ももう少しありますし、あまりやりすぎないようにしていきます」（山元担当者） (09/05/26)［山元ＴＣ］周回でキャンター調整を行い、週２回は坂路で１５−１５を行っています。「先週から坂路入りし、速いところを開始しました。その後、気になる馬体も極端に減るような感じはありませんので、週２回のペースで１５−１５を行っています。この調子で乗り進めて、よりいい状態で夏競馬へ向かえるようにしたいですね」（山元担当者） (09/05/19)［山元ＴＣ］周回でキャンター調整を行い、週１回は坂路で１５−１５を行っています。「先週までは周回コースでじっくり乗り込む調教を行ってきましたが、だいぶ状態が上がってきたことに伴い、今週から１５−１５の調教を開始しています。まだ様子を見ながらではありますが、この調子をキープできれば速いところの頻度も増やしていくつもりです」（山元担当者） (09/05/12)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「まだ軽めの調教ではありますが、距離を２０００ｍと少し長めに乗って運動量を増すようにしています。体は徐々に増加傾向にありますし、移動当初と比べるといい流れの中にあると言っていいでしょう。数週間の内に坂路入りを果たせればと考えています」（山元担当者） (09/05/07)［山元ＴＣ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「先週奥平調教師が来場して見ていかれました。先週の前半時点ではハッキング程度でしたが、今は軽めキャンターを踏んでいます。一時期減少傾向にあった体も少しずつ増えてきていますし、徐々に上向いてきているのではないでしょうか。新潟競馬場への直接入厩を考えているということでしたので、それまでの期間で何とかよりいい体つきになるように持っていってあげられればと考えています」（山元担当者） (09/05/01)［山元ＴＣ］本日山元トレセンで奥平師が状態を確認しました。「ハッキングを再開していますが、馬体重も４１４キロと思うように増えてこないですね。能力があることは間違いありませんが、もう少しふっくらした状態で競馬に出走させてあげたいですね。直前輸送などよりも滞在競馬のほうが力を発揮できそうなので、ある程度山元で仕上げてから直接競馬場へ入厩することも考えています」（奥平師）馬体重の変動に波がありますので、調教の強さを工夫しながら時間をかけて仕上げていきます。もうしばらく山元で調整した後に新潟競馬場へ直接入厩して、滞在競馬で出走することを検討しています。 (09/04/28)［山元ＴＣ］周回でハッキングを行っています。「今週からハッキング程度の軽いキャンターを始めましたが、乗った分だけやはり体が減ってしまいますね。ここ数週間の間で数字上は増えていたのですが、再度減って今は４０５キロになっています。背腰に負担がかかりやすいことからもなかなか体が増えてこないのでしょう。やはりしばらくは時間を設けて取り組んでいく必要がありそうです」（山元担当者） (09/04/21)［山元ＴＣ］周回でダク調整を行っています。「今週も先週までと変わらずダク調整を行っています。移動してきてから日にちも経ちましたし、本来なら進めていきたいところなのですが、如何せん体が寂しいですからね。なかなか増えにくい体質なのかもしれませんが、やはりいい走りをするにはそれなりの状態でないと先々苦しくなるのは間違いありませんからね。会員の方々も楽しみにされていると思いますが、今後もジッと堪えて馬に合わせた調整をしていきたいと思います」（山元担当者） (09/04/15)［山元ＴＣ］周回でダク調整を行っています。「今週も継続してダクのみの調整を行っています。先週より更に１０キロほど増えてはいるのですが、やはり見た目はまだまだですね。トレセンでも苦労していたように、なかなか体が増えてこないのが悩みですね。今回は時間をかけて成長を促すつもりなので、今後も辛抱強く取り組み、より上のレベルへと育てていければと思っています」（山元担当者） (09/04/07)［山元ＴＣ］ 周回でダク調整を行っています。「今週も先週に続いてダク程度に動かして体の回復を促がしているところです。こちらに移動してきてから体重も１０キロほど増えてくれているのですが、まだガリガリです。これまでの競馬も同じような状態で走っていたようですから、今はしっかりと時間を設けて少しでもフックラした状態に持っていけるように促がしていきます」（山元担当者） (09/03/31)［山元ＴＣ］周回でダク調整を行っています。「先週に引き続き軽めに動かしてレース後の疲れと体の回復を促がしています。この馬なりにカイバは食べていると思いますが、もっと成長を促がす為にはしっかりと食べて、それが実になってきてほしいですね」（山元担当者） (09/03/24)［山元ＴＣ］常歩運動を行っています。「美浦近郊に少し滞在してもらったあと、先週こちらに移動してきました。競馬のときもそうでしたが、やはり体は華奢でつくべきところに肉がついていないという状態ですね。奥平調教師も言っていましたが、今回のお休みはしっかりと時間をかけて成長を促がせるようにしていきたいと考えています」（山元担当者） (09/03/18)［山元ＴＣ］１８日に山元トレセンへ移動しました。「今日山元トレセンへ送り出しました。この中間は軽めに動かし、ゲートの駐立も練習していました。ゲートに関しては徐々に良くはなっていますが、まだ不安を取り除けたというところまでには至っていないでしょうね。今後も練習してもらえればいいのではないかと思います。体はだいぶ戻ってきましたが、今後のためにはしっかりと増えてフックラしなければいけないということには変わりないと思います。今後こちらに帰ってくることがあれば、更に成長した姿を見せてほしいと思っていますし、頑張ってほしいですね」（牧場担当者） (09/03/11)［スピリットＦ］周回で軽めのキャンター調整を行っています。「今は軽めに動かす程度の調整を行っています。楽をさせているので体はすぐ戻ってくるかなと思っていたのですが、あまり戻ってきていないのが現状ですね。こちらに来たのは３回目なので、環境には慣れているし、カイバもこの馬なりに食べてくれているのですが、元々華奢だということも踏まえるとなかなか実にになりにくいのは確かなのでしょう。先日見に来た奥平師も『短期で戻せるのであれば戻したいと思っていたけど、現状だと少し時間を掛ける必要がありそうですね』と言っていました。おそらくですが、この後は山元トレセンへ移動させ、少し時間を掛けた上で立て直すことになると思いますので、それまではこちらでしっかりと心身のリフレッシュと少しでもフックラしてくるように努めていきたいと考えています」（牧場担当者） (09/03/04)［スピリットＦ］ウォーキングマシン調整を行っています。「火曜日に帰ってきましたが、特に目立った疲れもないようですね。ただし、師も言っていましたが攻めた分だけ体が減ってしまったようですし、体を回復させることをまず第一に取り組んでいきます」（牧場担当者）「レースは残念な結果になりましたが、レース直後にすぐ息が入っていたと厩務員も言っていたし、まともに走っていません。今回は距離を延ばして競馬になりましたが、以前に比べればコントロールも利くようになってきているし、スタートのことを考えると、勝ち星を挙げた１２００ｍという距離はむしろ短いのかもしれません。この間のレースはあくまでも馬場が一番の敗因だったと思っていますので、あの１戦だけで見切りをつけることはしないようにしています。下が緩くて馬自身が走るのを嫌がってしまったのでしょう。それでないとレース後ケロッとしていませんからね。火曜日に一旦スピリットへ放牧に出しましたが、まずは回復を促し、その後状況を見た上で山元トレセンへ移動させるかどうかを考えていきます」（奥平師） (09/02/25)［美浦ＴＣ］２５日は美浦坂路で追い切りました（５２秒０−３７秒０−２４秒３−１２秒４）。「週末にも少し時計を出しましたし、今日も坂路で５２秒くらい。調教もスムーズに行えていますし、至って順調ですね。スピリットファームから継続してこちらでもゲート練習を行っています。目立って悪いというわけではないのですが、中で少し動いてしまうし、スタートに関してはしばらく付き合っていかなければいけないものと考えています。もちろん今後もストレスをかけすぎない程度に練習していくつもりですよ。前走は相手が悪かったけど能力があるのは確かです。体もいい意味で変わりないですし、落ち着きもあるのでいい雰囲気を保てていますので、今の状態のまま競馬へと向かいたいですね」（奥平師）２８日の中山競馬（３歳５００万下・牝馬限定・芝１６００ｍ）に吉田豊騎手で出走を予定しています。 (09/02/19)［美浦ＴＣ］１８日に美浦帰厩。「予定通り１週間で帰厩させました。ごく短期間でしたが、スピリットファームでゲートも慣らすように取り組んでもらったし、飼葉の食いも良好になっていました。いいお休みになったと思いますし、早速明日から動かしていこうと考えています。今のところ来週の限定戦へ向かうつもりですが頭数が多くて除外になる可能性も高いので、ダメなら翌週の１２００ｍと除外を見越した調整をしていくつもりです」（奥平師）２８日の中山競馬（３歳５００万下・牝馬限定・芝１６００ｍ）に吉田豊騎手で出走予定。万が一除外の場合は３月８日の中山競馬（３歳５００万下・芝１２００ｍ）へ向かう。 (09/02/12)［スピリットＦ］予定通り１１日にスピリットファームへ放牧。「初戦もゲートはあまり良くなかったからこの中間も練習して今回のレースに向かったんですけどね。擦るようにゲートを出て流れに乗り切れませんでした。それでもジョッキーは焦らずじっくりと乗ってくれたし、直線であれだけの脚を使ってくれるわけですから能力が高いことは間違いないでしょう。勝ち馬は強かったけど、荒削りな競馬であれだけの走りができれば今後は楽しみです。レース後、特に目立った反動はありませんが、今後のことを考えても要所要所でお釣りを作るように調整してあげないと小柄なフェルミオンにとっては後々辛くなりますからね。予定通りスピリットファームへ放牧に出しましたが、その後の状態に問題ないようであればすぐ戻すつもりでいます。除外によって調整が延びることは決してプラスではないので、まずは自己条件を目指すつもりです」（奥平師）状態次第だが早ければ来週中に美浦帰厩予定。その後は２８日の中山競馬（３歳５００万下・牝馬限定・芝１６００ｍ）を目指す予定。 (09/02/05)［美浦ＴＣ］４日は美浦坂路での追い切り（１５秒１　１２秒５　計時不能　計時不能）。「先週は全部エラーで、今週は後半がエラーと連続でなってしまいましたが、時計はおそらく５１〜５２秒くらいです。時計にこだわってもいませんし、動きが良かったので気にしていませんよ。スピリットファームでの調教の効果があって今回は北馬場でもキャンターを踏ませることができていますし、成長を感じますね。デビューのときは恐る恐る調整していたというのが本音だったのですが、今回は上を目指していく調整方法を取っています。攻めていく上で馬が耐えられなくなる可能性もありましたが、今は馬がそれに応えてくれていますからこの調子でいきたいですね。相変わらず小柄ではありますが、例え同じ馬体重での出走となっても放牧先から継続して乗り込んでいるし、前とは過程が違うので中身は別物だと思います。前回は半信半疑なところもありましたが、今回は前回より更に楽しみですよ。あとは何とか抽選を突破して欲しいですね」（奥平師）７日の東京競馬（春菜賞・牝馬限定・芝１４００ｍ）に吉田豊騎手で出走。 (09/01/29)［美浦ＴＣ］２８日は調整程度。２９日は美浦坂路での追い切り（エラー）。「先週帰厩してから、戻ってきて初めての時計を今日出しました。すべてエラーになって時計にはなっていませんが、パートナーから換算しておそらく４ハロン５３秒のラスト１ハロン１２秒半くらいの時計だったと思います。楽な手ごたえで上がってきていたし、調子はいいでしょう。前回の時に比べると煩いところも目立っていないし、落ち着きを感じるのも好印象です」（担当助手）２月７日の東京競馬（春菜賞・牝馬限定・芝１４００ｍ）に吉田豊騎手で出走予定。 (09/01/21)［明智ＳＦ］周回と坂路でハロン１７〜２０秒のキャンター調整。週１〜２回は坂路で１５−１５。「先週より速いところをやり出したのですが、今週も引き続き日によって１５−１５からもう少し速いくらいのところを行っています。今日で３本目でしたが、折り合い面も悪くなく、ムキになって走り過ぎることはありません。やった分だけ体は減っているのですが、今のところ許容範囲内です。一緒に調教を見た奥平師も言っていましたが、デビュー戦より増えていることは明らかで、これから経験を重ねていくことでいい筋肉が付いてくれば理想的な馬体になってくるでしょう。検疫の状況にもよるので帰厩の日はまだ流動的ですが、今のところ週末か来週を予定しています」（牧場担当者）２月７日の東京競馬（春菜賞・牝馬限定・芝１４００ｍ）に出走予定。 (09/01/14)［明智ＳＦ］周回と坂路でハロン１７〜２０秒のキャンター調整。今週から坂路で１５−１５を開始した。「これまでは普通のところに専念してキャンターを踏ませていましたが、今週より１５−１５を取り入れ始めました。体もこの馬としては徐々にフックラしてきてますし、良い傾向にあるでしょう。そんなにガリガリやらなくても仕上がる馬なので、あまりやりすぎないように気をつけながら取り組んでいます。余裕を作りながら乗っていくつもりです」（牧場担当者）「先日も見てきましたが、本当に順調に来てて理想的な取り組みができていますね。気性が勝っているだけに距離克服が課題ですが、今の雰囲気なら楽しみ。１ハロンずつ延ばす方が馬にはいいでしょうし、春菜賞を目指して帰厩させるつもりです」（奥平師）来週もしくは再来週あたりに帰厩し、２月７日の東京競馬（春菜賞・牝馬限定・芝１４００ｍ）を目標に調整する予定。 (09/01/07)［明智ＳＦ］周回と坂路でハロン１７〜２０秒のキャンター調整。「体を戻して落ち着いて走れるようにすることを課題として取り組んでいますが、いい感じですね。落ち着いて走れており、坂路でしか乗れていなかった馬が、今ではフラットでジワッと乗れています。地方の元乗り役に乗ってもらっているのが上手く行っているようです。体もフックラ見せるようになってきましたからこの調子で乗り込んでいきます」（牧場担当者） (08/12/24)［明智ＳＦ］周回と坂路でハロン１７〜２０秒のキャンター調整。「もともと小柄ということを差し引いても、移動後はレースの影響からさらに細くなっていました。まずは体を戻すことに専念していたのですが、少しずつ回復してきたと思います。それに伴い、こちらで乗り進めていくことにしました。トレセンではほとんど坂路での調教だったようですが、奥平師と相談して、折り合い面の向上と距離へのメドを立てていくための取り組みを始めています。今のところ極端にムキになるところも見せていません。こちらの環境に慣れてきたこともあるのでしょう。他馬が騒ぐと反応してしまうところはあるのですが、今のところこちらの意図通りに行っていますので、この調子で進めていきたいですね」（牧場担当者） (08/12/18)［明智ＳＦ］周回と坂路で軽めのキャンター調整。「山元の馬房が空き次第移動させるつもりでいましたが、なかなか調整が付かないようです。スピリットファームであれば週２回の頻度で見に行ける場所ですし、体の小さな馬なので、こちらで調整を進めていくことにしました。競馬の後やや細くなっていた飼葉の食いも、ようやく良くなってきましたし、少しずつ進め出してもらっているところです。技術のある乗り役さんもいますし、折り合い面の進展を図っていこうと考えています。早い段階で勝ち上がることができたので、距離にメドを立てられるような取り組みをしていきたいですし、外厩先でもその意図を含めて乗ってもらっています。可能なら年明けの菜の花賞や春菜賞あたりを考えていければいいですね」（奥平師） (08/12/10)［美浦ＴＣ］「能力は感じていたけど、まだまだ幼さが全面にある馬だから、期待半分不安半分といった心境で送り出しましたが、強かったですね。この時期に、しかもデビュー勝ちできるということは凄いことです。何とかこの流れを維持してあげて更なる成長を促して立派な競走馬へと育てていきたいですね。レース後、思ったより飼葉も食べてくれたし、どこかが痛いということもありません。予定通り成長を促すために放牧に出しましたが、極端に長引くことはないのではないかと思っています。今のところ近郊に出していますが、山元が空き次第移動することになるでしょう。もちろん両牧場ともに連絡を取って少しずつ調整を進めてもらう予定です。距離に関しては長くていいというタイプではありませんが、もう１〜２ハロン持ってくれないかとも考えているので、次競馬へ向かっていく際はそのあたりも上手く調整して幅を作っていければと考えています」（奥平師）１０日に明智スピリットＦへ放牧。 (08/12/04)［美浦ＴＣ］４日は美浦坂路での追い切り（５４秒７−３９秒８−２５秒８−１２秒５）。「今週の競馬に向けて今日追い切りました。前半はゆったり入るようにして、ラスト１ハロンを追う内容でした。実質しっかりと追われたのは今日が初めてだったのですが、普通の馬ならアクションを起こした後フラフラしてしまうものです。でも、この馬は小柄なわりにそういう面も見せず、しっかりとした脚取りで最後まで登ってきましたよ。追い切り本数は少ないですが、馬体のバランスを見ながらの調整でしたので仕方ない部分でもあります。常識的には足りていないと言われるかもしれませんが、牧場でも速いところを入念に乗り込んでもらったし、帰厩してからも至って順調にこなしてきました。運動量としては足りていると思うし、持っているものは確かだと思います。あとはいい筋肉が付いてくれればその能力をより出せると思いますが、気性的にも前向きで初戦向きの性格をしているので、それでどれだけの走りを見せてくれるかですね。楽しみにしています」（奥平師）７日の中山競馬（２歳新馬・芝１２００ｍ）に吉田豊騎手で出走。 (08/11/27)［美浦ＴＣ］２７日は角馬場で軽めの運動のみ。「跨ったスタッフに改めて確認をしたのですが、他厩舎のかなり行きっぷりいい馬のあおりを受けたような形で、この仔にもスイッチが入ってしまったようです。乗った本人はそれでも５８秒くらいと思っていたらしく、この仔のスピードと小柄にしては持っているパワーに驚いていました。追い切りとほぼ変わらない調教になりましたので、週中はこれでいいとして、週末のできるだけ馬場の良さそうな日に軽く時計を出そうと思っています。その時の感触と来週の追い切り次第ですが、今のところ来週の芝でデビューさせてあげたいと考えています」（奥平師）今のところ１２月７日の中山競馬（２歳新馬・芝１２００ｍ）に吉田豊騎手で出走予定。 (08/11/20)［美浦ＴＣ］１９日は調整程度。２０日は美浦坂路での追い切り（計時不能　１３秒４　１２秒７　計時不能）。「昨日は軽めに動かす程度で、今日少し時計を出すような調教を行いました。小柄な馬なのですがその割りにパワーがあっていい走りを見せていますよ。山元で折り合い面を課題に取り組んでもらいましたが、徐々に進展があったように、前回の滞在時よりムキになりすぎることはありません。そのあたりはウチのスタッフも上手く対処できていますし、手こずることはありませんよ。まだ最初の追い切りなので手綱を放してからのキレが物足りないですが、そのあたりは本数を重ねながら上達を図っていきます。今後の進み具合次第ですが、今のところ中山開催中にデビューすることになるでしょう」（奥平師）５回中山開催でのデビューを目標に調整されている。 (08/11/13)［山元ＴＣ］検疫次第だが、今のところ１５日に美浦帰厩予定。 (08/11/11)［山元ＴＣ］周回でハロン１６秒のキャンター調整。週１回は坂路で１４−１４。「折り合いは元より、全体的に見てもいい流れを継続させながら乗り進めることが出来ていますよ。現在は速いところも取り組み始めていますので、徐々に帰厩へと向けた調整を進めていきます」（山元担当者） (08/11/04)［山元ＴＣ］周回でハロン１６秒のキャンター調整。「その時の状態に合わせて調教メニューは変化させていますが、折り合いを一番の課題とした調教を行っていることは変わりありません。自分のペースで走ろうとしがちなのですが、教えていることを少しずつ理解してくれてきているようで、徐々に進展が見られるようになってきています。本当の意味で良くなるにはもう少し先になるかもしれませんが、いい傾向にあることは間違いありませんよ」（山元担当者） (08/10/28)［山元ＴＣ］周回でハロン１６〜１７秒のキャンター調整。週２回は１５−１５。「折り合いを一番の課題に挙げて取り組んでいますが、少しずつ進展が見られます。ただし、競馬は１頭だけでやるわけではないし、今と違う状況になればという不安もあります。そういった意味でも、これから山元においてもトレセンにおいても、しっかりと取り組んでいかなければいけない事項であることは間違いないでしょう」（山元担当者） (08/10/21)［山元ＴＣ］周回でハロン１６〜１７秒のキャンター調整と週２回は坂路で１５−１５。「肉体面の不安はありませんが、やはり折り合い面に課題が残りますね。自分のペースでしか走らないようなところがあるので、このまま競馬となれば先々で辛くなるのは確かでしょう。今後もじっくり取り組んで気性面の成長を促がすようにしていかなければいけませんね」（山元担当者） (08/10/14)［山元ＴＣ］坂路でハロン１６秒のキャンター２本。週１回は１５−１５。「先週末に１５−１５を行っています。脚元自体は安定していて問題はありませんが、相変わらず気持ちの方が先行して折り合い面に良化の余地を残しますね。そういった意味ではまだ万全ではないと思われますし、今後進めていく中で師とも相談していきながら良くしていきます」（山元担当者） (08/10/07)［山元ＴＣ］坂路でハロン１６秒のキャンター２本。「先週は周回のみに専念していましたが、今週は坂路でも調教を行っています。行きたがる素振りは残るのですが、そのあたりは工夫しながら美浦に戻った時のことも意識して取り組むことにしています。脚元は大きな心配をすることはありませんが、日によって右前球節に熱を持つことがあるので、その点は注意しながら取り組んでいます」（山元担当者） (08/09/30)［山元ＴＣ］周回でハロン１６〜１８秒キャンター２０００ｍ。「先週一杯は軽めに留め、今週から少しずつやり出しています。疲れの方もいい方向へと変わってきているし、状態は心配要らないでしょう。先週までは坂路で動かしていたのですが、若干行きたがる素振りを見せていたので、今は周回のみに専念して落ち着かせるようにしています。思惑通りに行けば、その後週２回程度坂路で動かし、その後速いところも坂で取り入れていくように考えています」（山元担当者） (08/09/19)［美浦ＴＣ］１９日にゲート試験を受けて、無事合格。「昨日は寄りつきが悪くてズルさが見られたのですが、昨日のうちから鞭も使ってしっかり歩かせて気持ちを前向きにさせるように取り組んでいたこともあって、今日は嫌がる素振りもなくスムーズに入ってくれました。元々入りだけが課題だったので、その後も問題なくようやく今日合格です。早いうちに合格させてあげたいと思っていただけに、今週中に合格できたからホッとしました。これまで坂路での調教とゲート練習をしっかり重ねてきて、馬も頑張った分の疲れがあります。小さい体も減っていますし、脚元も若干のムクミがありますから、ここは一旦放牧に出してあげたいと思います。フレッシュな状態でリスタートしてあげたほうがこの馬は特にいいと思いますので、明日山元へ放牧予定です。まずは１週間程度しっかりと疲れを癒してもらって、その後動かしてもらうように山元にはお願いしましたが、調整が進んでいって順調に行けるのであれば東京の後開催あたりでデビューさせてあげたいですね」（奥平師）２０日に山元トレセンへ放牧予定。 (08/09/10)［美浦ＴＣ］１０日はゲート中心のメニュー。「先週から新しい環境に慣らしながら取り組んでいるところですが、まだ慣れていないのか物見をするところがありますね。そのあたりはじっくりとゲートを中心に進めていきますし、時間が解決してくれるでしょう。ゲートはまだ本格的ではないものの、最初としてはまずまず。出はまだゆっくりですが、徐々に練習を重ねてまずは合格を目指します」（奥平師） (08/09/02)［山元ＴＣ］４日に美浦入厩予定。「入厩前調整として、昨日こちらへ移動してきました。体は小さな馬ですが、特に輸送で堪えた様子も見せていませんし、このまま送り出せると思いますよ」（山元担当者） (08/08/28)［ＮＦ空港］体調もすこぶる良好で思い通りの調教を積むことができています。現在は屋外直線坂路でハロン１６〜１７秒のキャンター２本を基調に、週２回はハロン１３〜１４秒までペースを上げています。丹念に乗り込むことで精神面の成長が著しく、ここ最近は以前のように引っ掛かったり、調教後に無駄にテンションが上がるようなことはなくなりました。キャンターは相変わらず素軽いものがあり、手先の柔らかさにもいいものがあります。速めのキャンターにも余裕をもって取り組むことが出来ており、まだ物足りなそうな素振りを見せています。見た目にも馬体はだいぶ仕上がってきており、３１日に空港牧場を出発し、９月１日に山元トレセンへ移動予定です。その後の状態や検疫次第にはなりますが、９月３日もしくは４日あたりで美浦入厩させる予定です。 (08/08/20)［ＮＦ空港］３１日に空港牧場を出発し、９月１日に山元トレセンへ移動予定。その後の状態や検疫状態にもよるが３日もしくは４日あたりで入厩させる予定。 (08/08/19)［ＮＦ空港］３１日に空港牧場を出発し、９月１日に山元トレセンへ移動予定。 (08/08/15)［ＮＦ空港］屋内坂路でハロン１６〜１７秒のキャンター２本を基調に、週２回はハロン１３〜１４秒を計時しています。しっかりとキャンターに集中できていることで速めの時計をマークできるようになりました。あとは通常時に落ち着きが出てくれば更に見栄えのする走りが堪能できるようになるでしょう。 (08/07/31)［ＮＦ空港］屋外周回コースでダクとキャンター２０００ｍを行った後、屋外直線坂路でハロン１６〜１７秒のキャンター１本を基調に、週２日は１５−１５を行っています。キャンターを行う前の準備運動中（常歩やダク）では若干集中力に欠けるようなところも残りますが、いざキャンターに下ろすと物見をすることは一切なく、しっかりと走りに集中しています。全体的に見れば精神面の成長は確実に進んでおり、キャンター以外でも集中力が高まってくれば調教負荷が更に実についてくるでしょう。馬体は小柄で成長途上ではありますが、脚捌きはとても力強く、１５−１５でも手応え十分で毎日乗り役をぐいぐい引っ張っていくほどです。 (08/07/15)［ＮＦ空港］屋外周回コースでキャンター２０００ｍの後、屋内坂路でハロン１６〜１７秒のキャンター１本を行い、週２回はハロン１５秒を計時しています。まだ気性面の幼さは残りますが、キャンターはしっかりと踏めているように着実な成長の跡を見て取ることができます。 (08/06/30)［ＮＦ空港］周回ダートコースでハロン２０秒程度のキャンター２５００ｍを行っています。この中間もダートコース主体の調教を行い、馬に高い負荷をかけていることで体力がかなりついてきた印象です。課題の精神面は以前よりだいぶ落ち着いてきたようで変にテンションが上がることは少なくなりましたが、未だに物見が激しく常歩時にもう少し集中して欲しいなと思うことがあります。しかし、キャンターに行くと先頭でもしっかりと走れるようになるなど、少しずつではありますが着実な成長の跡を見ることができます。本馬の場合、精神的に追い詰めていくことはマイナスにしかならないので、常に馬の気持ちにゆとりを持たせながら調教を進めていきます。 (08/06/12)［ＮＦ空港］周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒程度のキャンター２５００ｍを基調に、週２回は屋外直線坂路でハロン１７〜１８秒のキャンター２本を行っています。乗り進めても左前球節の腫れがぶり返さないところを見るとやはり成長期に見られる一過性のものだったようです。ただし、まだ成長期真っ只中といった感じで安定感を欠く面があるため、馬の状態に合わせてゆったりと乗り進めていくことにします。 (08/05/30)［ＮＦ空港］左前脚球節に腫れが生じたため、一時期ペースを落としましたが、症状も落ち着いたため徐々に元のペースに戻しています。現在は周回ダートコースでダクとハロン２０秒のキャンター２５００ｍを行っています。これまでも精神面の幼さが目立っていましたが、ここ最近はそれが表に強く出るようになり、乗り役の指示に反応しない時があります。そのため、今しばらくは精神状態のリフレッシュに重きを置いていくことになります。馬体面は数値が示す通り、だんだんと大きくなっており、これは良い傾向と見ています。ただし、背中に成長痛が見られるので調教中は背中に保護パットを挟んで馬装を行い、負担を抑えています。球節の腫れもこの成長痛が負担となり現れたものと考えています。 (08/05/15)［ＮＦ空港］左前球節に腫れが出たことで坂路入りを取り止めていますが、腫れ自体は徐々に落ち着きを見せていることから休みなく乗り込むことができています。現在は周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒のキャンター２５００ｍを行っています。腫れはおそらく成長期に見られるものだと思われるので成長が安定するまではゆったり目に乗り進めていきます。 (08/04/30)［ＮＦ空港］周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒程度のキャンター２５００ｍを基調に、週２回は屋内坂路でハロン１７秒のキャンター２本を行っています。乗り運動自体は順調に進めることができていますが、まだ精神面に幼さが残り、チャカチャカしたり、わがままな面が見られます。元からの乗り味は良く、センスみなぎる走りを見せているだけに、ハミをしっかりかけてもう少し落ち着いて人間の指示通りに走れるようになれば、身体をもっと大きく使ったキャンターができるようになるなど更なる進歩が見られると思います。馬体重は微増に留まっていますが、見た目は一回り大きくなっており、着実な成長の跡を見ることができます。 (08/04/15)［ＮＦ空港］周回ダートコースでダク８００ｍ、キャンター２５００ｍを基調に、週２回は屋内坂路のみでハロン１７秒のキャンター２本を行っています。相変わらず気性の若さは残りますが、背中越しに感じられる乗り味は更によくなってきた印象を受けます。 (08/03/28)［ＮＦ空港］現在は周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒程度のキャンター２５００ｍを基調に、週２回は屋内坂路に入り、ハロン１７秒のキャンター２本を行っています。まだ精神面に幼さが見られ、気の小さいところやテンションの上がり易い面が残りますが、走り自体は確実に進化しており、柔らか味のある、全身を目一杯に使ったキャンターをするようになりました。また調教中の集中力も高まっており、坂路では最後まで気を抜かずに駆け上がることができています。力強い脚取りは卓越した乗り味を演出しており、折り合いを欠くところもなく、とても御し易くなってきました。今後も丹念に乗り進め、心身ともに成長を促がしていきたいと思います。 (08/03/14)［ＮＦ空港］周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒程度ののキャンター２５００ｍを基調に、週２回は屋内坂路でハロン１７〜１８秒程度のキャンター２本を行っています。まだ坂路に入るとテンションの上がりやすい面は残りますが、徐々に負荷を高めても度を越したほどでないところを見ると着実に成長しているようです。今後も心身の成長に見合った負荷をかけていきたいと思います。 (08/02/29)［ＮＦ空港］現在は周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒程度のキャンター２５００ｍを基調に、週２回は屋内坂路でのハロン１８秒のキャンター１本を追加して乗り込んでいます。以前から幾分デリケートな部分があるなど、精神的な幼さが見られましたが、現状においてもそういった面は完全に解消せず、坂路に入るとテンションが上がり易く、敏感で臆病なところも見られます。ただし、着実に成長しており、ここ最近は少しずつ我慢が利くようになり、ハミ受けもだいぶしっかりとしたものになってきました。走りに関してもだんだんと力強さが増し、安定感も出てきているので、今後も精神的に追い込まないようにゆったりと乗り進め、心身ともに良好な成長を促がしていきます。 (08/02/15)［ＮＦ空港］周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２０秒程度ののキャンター２５００ｍを基調に、週１回は屋内坂路でハロン２０秒程度のキャンター１本を行っています。乗り込みは順調に進み、徐々に筋肉がついてきましたが、精神的に幼い面はまだ残っているので、今後の乗り込みの中で解消していきたいと思います。 (08/01/31)［ＮＦ空港］寒い時期に突入しましたが、体調はすこぶるよく、与えられたメニューをしっかりとこなしています。現在は高い負荷の得られる周回ダートコースでダク８００ｍ、ハロン２２〜２３秒のキャンター２０００ｍを行っていますが、相変わらず柔らか味のあるフットワークを見せています。精神的に幼さが残ることから幾らかデリケートということもあり、イライラしやすいところがあるのでゆったりとしたペースで進めている最中です。ハミ受け自体はすっかりマスターし、悪いところはありませんが、ハミを受けてジッと走ることに我慢できず左右によれて走ることもあるので、今後は乗り役とのコンタクトを上手く取れるように教えながら調整を進めていくことになります。 (08/01/16)［ＮＦ空港］周回コースでダク８００ｍ、ハロン２２〜２３秒のキャンター２０００ｍを行っています。まだ子供子供した一面は残っていますが、柔らか味のある動きには目を引くものがあり、今後春に向けて大きく前進してくれそうな感じがあります。 (07/12/26)［ＮＦ空港］空港牧場へ入場後、初期馴致や乗り馴らしを行ってきましたが、何の問題もなくスムーズにこなしてくれました。この中間からはコース調教に移行しており、現在は周回コースで軽めのキャンター１２００ｍを行っています。コースに入ってから日が浅いこともあり、まだ頼りない感じはありますが、柔らか味のある脚捌きは健在でいい雰囲気を醸し出してします。ただし、調教環境に慣れていないのか、子供っぽい面が見え隠れしており、乗り役の意思に反することも時に見られます。このあたりは慣れが出てくれば解消してくる部分だと思われますので、段階を踏んで負荷をかけ、良好な成長を促していくことになります。 (07/11/30)［ＮＦ空港］移動直後は新しい環境に慣らすことに重点を置いてきたこともあり、だいぶ落ち着きが出てきました。厩舎内での背馴らし等の初期馴致を問題なくこなし、現在は人を背にロンギ場でダクと軽めのキャンターを行っています。幾分小柄ではありますが、馬体は父アグネスタキオン似でとてもしっかりしており、安定感があります。柔らか味のある脚捌き、非の打ち所のない優秀な性格はスタッフの間でも評判となっており、早くもデビュー時のイメージを描けるほどです。近々コース入りする予定ですが、どれほどのキャンターを見せてくれるかとても楽しみにしています。 ( 07/11/02)［ＮＦ−Ｙ遠浅］２９日に空港牧場へ移動予定だったが、馬房の都合でもう数日間ＮＦイヤリング遠浅に滞在することになった。近日中に空港牧場へ移動予定。 (07/10/31)［ＮＦ−Ｙ遠浅］ＮＦイヤリング遠浅では夜間放牧、１日６０分のウォーキングマシン運動、背馴らし馴致まで進め、２９日にＮＦ空港へ移動予定。現在は環境に慣らしつつ、厩舎内馬房での背馴らしを行っています。イヤリング部門でも人を背にするところまで難なく進めていたこともあり、移動後も順調に調整を進められるでしょう。元から柔軟性のあるフットワークを見せていましたが、人を背にするようになったことがいい刺激になっているようで、１０月に入ってからは放牧地を走り回る動きにも一段と瞬発力が増し、見た目にも切れ味に磨きがかかってきたことがはっきりと分かります。 (07/09/28)［ＮＦ−Ｙ遠浅］状態は高い次元で安定しており、現在は夜間放牧と１日６０分のウォーキングマシン運動を行っています。元から質の高い馬体造りでしたが、皮膚の薄さや柔らかみのある筋肉には素晴らしいものがあり、ここ最近は全体的にパワーアップしてきた印象があります。実際に放牧地で見せる柔軟性に溢れたフットワークには高い資質を感じることができます。性格がとても素直なことから今後の馴致やＮＦ空港での本格的な調教も難なく進むと思われ、タイプ的に早期デビューを視野に入れていくことになるでしょう。 (07/09/03)［ＮＦ遠浅］馬体重：398kg 体高：153.0cm 胸囲：166cm 管囲：19.1cm

■ 募集カタログコメント／０７年募集

素軽くコンパクトにまとまった柔軟性の高い馬体を有する本馬ですが、その最大の特徴は小気味良い首の使い方と蹄先までを軽快に伸び伸びと振り出す素軽い身のこなしです。シャープに伸びる前肢と連動する後駆は、腰から飛節にかけてアスリートばりの筋肉が覆い、力強い踏み込みを生み出しています。また、物事に動じない前向きな性格と飲み込みの早さが2歳戦からの稼動を目標にできる精神面の強さを示しています。この先マイル前後の距離を守備範囲に一戦一戦を積み重ね兄姉たちに近づいていくこととなりますが、本馬はここ一番での大駆けの下地が十分と言えます。

父）パテントリークリアの06
牝馬・鹿毛・２００６年４月１４日生れ（美浦・奥平雅士）
生産：ノーザンファーム・繋養：ノーザンファームYearling 　全４００口●総額１，８００万円

アグネスタキオン 1998 栗毛	Sunday Silence *サンデーサイレンス 1986 青鹿	Halo	Hail to Reason
			Cosmah
		Wishing Well	Understanding
			Mountain Flower
	アグネスフローラ 1987 鹿毛	*ロイヤルスキー	Raja Baba
			Coz o. Nijinsky
		アグネスレディー	*リマンド
			イコマエイカン
Patently Clear *パテントリークリア 1988 鹿毛	Miswaki 1978 栗毛	Mr.Prospector	Raise a Native
			Gold Digger
		Hopespringsetermal	Buckpasser
			Rose Bower
	Badge of Courage 1983 鹿毛	Well Decorated	Raja Baba
			Raris Breeze
		Tamerett	Tim Tam
			Mixed Marriage

母： パテントリークリア Patently Clear愛米１８戦３勝２着１回、６頭の産駒のうち５頭が勝ち馬、１頭が入着馬＝輸入馬 　　１９９３ タイキフォーチュン（栗毛，牡，父：シアトルダンサー）中央４勝。ＮＨＫマイルＣ（日Ｇ�T），毎日杯（日Ｇ�V）， 　　｜　　　　　　葉牡丹賞。種牡馬＝輸入馬 　　１９９４ エヴァーバンダム（鹿毛，牝，父：Theatrical ）中央１勝、２着１回＝輸入馬 　　１９９５ タイキタムレット（鹿毛，牝，父：Theatrical ）中央２着３回＝輸入馬 　　｜　　　　　タイキフロンティア（鹿毛，牡，父：オジジアン）中央入着 　　｜　　　　　タイキルルド（鹿毛，牝，父：オジジアン）中央未勝利 　　｜　　　　　タイキヴァレンチノ（栗毛，牡，父：シアトルダンサー２）中央未勝利 　　｜　　　　　デュオトーン（鹿毛，牡，父：タニノギムレット）中央３勝。富良野特別、兵庫特別、現役 　　１９９６ タイキダイヤ（鹿毛，牝，父：オジジアン）中央４勝。クリスタルＣ（日Ｇ�V），摩耶Ｓ，阪神牝馬Ｓ（日Ｇ�U）２着、 　　｜　　　　　　京都牝馬Ｓ（日Ｇ�V）２着，シルクロードＳ（日Ｇ�V）３着＝輸入馬 　　１９９８ タイキサファリ（黒鹿毛，牡，父：Wild Again）中央３勝＝輸入馬 　　１９９９ タイキリオン（黒鹿毛，牡，父：Wild Again）中央３勝。ニュージーランドＴ（日Ｇ�U），はなのき賞＝輸入馬 　　２００１ （栗毛，牝，父：Boundary）＝輸入馬 　　２００２ タイキスピリッツ（鹿毛，牡，父：Deputy Minister）中央３勝。岳特別、現役 　　２００３ タイキブラスト（鹿毛，牡，父：タイキシャトル）中央入着 祖母： 　バッジオブカリッジ Badge of Courage未出走。４頭の勝ち馬の母 　　１９８７ オードラ Audra（牝，父：Alleged）未出走。 　　｜　エードリアン Adrian（牝，父：Theatrical）米３勝。グレンズフォールズＨ（米G�V）２着 　　１９８８ パテントリークリア Patently Clear（牝，父：Miswaki）本馬の母 　　１９９０ トゥルーヒーロー True Hero（牝，父：The Minstrel）英首３勝。英クラシックＴＲＳ（英Ｇ�V） ３代母： 　タムレット Tamerett,米４勝。６頭の勝ち馬の母 　　テンタム Tentam（牡，父：Intentionally）米１１勝。ユナイテッドネイションズＨ（仏Ｇ�T）、メトロポリタンＨ(米Ｇ�T)、 　　｜　　　　ガヴァナーＳ（米Ｇ�T），トラヴァーズＳ（米Ｇ�T）２着、ハスケルＨ(米Ｇ�T)２着。種牡馬 　　テリート Terete（牡，父：Boldnesian）米６勝。シネマＨ（米Ｇ�U）、ハリウッドダービー(米Ｇ�T)２着。種牡馬 　　タミネット Taminette （牝，父：In Reality）米２勝 　　｜　タピアノ Tappiano（牝，父：Fappiano）米１７勝。スピナウェイＳ（米Ｇ�T)、デモワゼルＳ(米Ｇ�T)、メートロンＳ(米Ｇ�T)、 　　｜　　　　　ＢＣジュヴェナイルフィリーズ(米Ｇ�T)２着 　　｜　エーピージェット（牡，父：Fappiano）中央４勝。京成杯（日Ｇ�V)。種牡馬＝輸入馬 　　ノウンファクト Known Fact（牡，父：In Reality）英仏６勝。全欧チャンピオンマイラー、英２０００ギニー（英Ｇ�T）、 　　｜　　ミドルパークＳ(英Ｇ�T)、クリーンエリザベス�U世Ｓ（英Ｇ�U)、ウォーターフォード・クリスタルマイル（英Ｇ�U）、 　　｜　　ミルリーフＳ（英Ｇ�U）３着、種牡馬 　　セクレテーム Secrettame（牝，父：Secretariat）米６勝、シャーリージョーンズＨ（米ＬＲ）、ガゼルＨ(米Ｇ�U)２着 　　　　ゴーンウエスト Gone West（牡，父：Mr.Prospector）米６勝。ドワイヤーＳ（米Ｇ�T)、ゴーサムＳ(米Ｇ�U)、ウィザースＳ(米Ｇ�U)、 　　　　　　　ウッドメモリアル招待Ｓ（米Ｇ�T)２着。種牡馬 　　　　ライオンキャヴァーン Lion Cavern（牡，父：Mr.Prospector）英仏米５勝。トゥルーノースＨ（米Ｇ�U)、グリーナムＳ(英Ｇ�V)、 　　　　　　　ホーリスヒルＳ(英Ｇ�V）、ミドルパールＳ(英Ｇ�T）２着。種牡馬 ４代母： 　ミクストマリージ Mixed Marriage,愛米英２勝。半妹ブックオブヴァースBook of VerseはオビアObeah：デラウェアＨ２回の母 　　エタン （牡，父：Native Dancer）米１勝＝輸入種牡馬。種牡馬シャーペンアップSharpen Upの父 　　マッチドンロスト Matched'n Lost（牝，父：Citation）未出走 　　　　マッチベニイー （牝，父：Yu Wipi）米３勝。マルガリータＨ、リッチモンドＨ２着＝輸入馬 　　　　　　イナリコンコルド（牡，父：イナリワン）地方１３勝。大井記念、金盃、南関東・東京大賞典(日Ｇ�T)５着 ５代母： 　パーシャンメイド Persian Maid,英５勝。 　　ブックオブヴァース Book of Verse（牝，父：One Count）米５勝 　　　　オビア Obeah（牝，父：Cyane）米１１勝。デラウェアＨ２回、フィレンツェＨ、ヴァインランドＨ 　　　　｜　ゴーフォーワンド Go for Wand（牝，父：Deputy Minister）米１０勝。米３歳・４歳牝馬チャンピオン。 　　　　｜　　　　ＢＣジュヴェナイルフィリーズ（米Ｇ�T)、アラバマＳ(米Ｇ�T)、マザーグースＳ(米Ｇ�T）、ベルデームＳ(米Ｇ�T)， 　　　　｜　　　　アシュランドＳ（米Ｇ�T)、テスト(米Ｇ�T)、マスキットＨ(米Ｇ�T） 　　　　｜　アサーティン（牝，父：Assert）米１勝＝輸入馬 　　　　｜　　ジョーヤマト（牡，父：シンボリルドルフ）中央５勝。オリオンＳ、ダイヤモンドＳ(日Ｇ�V)２着 　　　　ターガ Targa（牝，父：Cannonade）米６勝。サンタマリＨ(米Ｇ�U）、シックスティセールズＳ(米ＬＲ) 　　　　｜　マムゼルベベット Mamselle Bebette（牝，父：Copelan）米７勝。ラブレアＳ(米Ｇ�V） 　　　　アメリヴァース Ameriverse（牝，父：Amerigo）米４勝 　　　　　　ガーデンヴァース Garden Verse（牝，父：Cyane）米８勝。モーリーピッチャーＨ(米Ｇ�U) 　　　　　　　ガーソーン Garthorn（牡，父：Believe It）仏米１０勝。メトロポリタンＨ(米Ｇ�T)、ホーソンゴールドＣＨ(米Ｇ�U)、 　　　　　　　　　　スタイヴァザントＨ(米Ｇ�U)、エクセルシオールＨ(米Ｇ�U)。種牡馬 、 　　　　　　　フローラル Floral（牝，父：Alleged）英出走 　　　　　　　　　クロロフィル Chlorophyll（牝，父：ゼディテーヴ）豪１１勝。クールモアクラシック（豪Ｇ�T）， 　　　　　　　　　　　トリスタークＳ(豪Ｇ�T)、リヴァブールシティＣ（豪Ｇ�V）