レディパステル　 牝５（美）田中清隆　本賞金 ￥１３，０００ 総賞金 ￥３９，６９０(２１戦 ６- ６- ５- ２- ２- ０)
出走日	開催	レース	クラス	着順	騎手	人気	斤量	距離	状態	タイム	着差	通過順	3F	体重	賞金
03/11/16	5京4	エリザベス女王杯		４	蛯名正義	４	56.0	芝2200	良	2.12.1	0.3	7- 6- 7	35.5	456	\15,000
03/10/19	3東4	府中牝馬Ｓ		１	蛯名正義	１	56.0	芝1800	良	1.46.6	-0.2	7- 8- 7	33.8	464	\42,000
03/05/24	2東1	目黒記念		２	蛯名正義	２	56.0	芝2500	良	2.31.3	0.1	10- 8- 8	34.0	460	\23,000
03/04/26	1東1	リニューアル記念		２	蛯名正義	３	56.0	芝2400	良	2.24.0	0.3	7- 7- 7	34.5	458	\9,600
03/03/15	3中5	中山牝馬Ｓ		１	蛯名正義	３	56.0	芝1800	良	1.46.7	-0.1	10- 8- 7	35.2	458	\42,000
02/11/10	5京4	エリザベス女王杯		３	蛯名正義	４	56.0	芝2200	良	2.13.8	0.6	8- 6- 7	33.4	458	\25,000
02/10/13	3中4	府中牝馬Ｓ		３	田中勝春	２	55.0	芝1800	良	1.46.4	0.4	7- 7- 7	34.8	460	\11,000
02/08/11	1礼2	クイーンＣ		５	蛯名正義	３	56.0	芝1800	良	1.48.2	0.1	11-11- 8	36.2	468	\4,200
02/05/18	4東1	目黒記念		４	蛯名正義	２	55.0	芝2500	重	2.32.2	0.4	7- 6- 5	37.1	458	\8,700
02/04/21	3東2	メトロポリタンＳ		２	蛯名正義	２	55.0	芝2300	稍	2.20.9	0.2	7- 8- 3	36.4	458	\9,600
02/03/09	1中5	中山牝馬Ｓ		３	蛯名正義	２	55.5	芝1800	良	1.46.4	1.0	8- 7- 6	34.9	452	\11,000
01/11/11	5京4	エリザベス女王杯		４	蛯名正義	３	54.0	芝2200	良	2.11.2	0.0	9- 9- 8	34.0	452	\15,000
01/10/14	4京4	秋華賞		３	蛯名正義	３	55.0	芝2000	良	1.58.9	0.4	12-10- 9	35.4	446	\22,000
01/09/08	4中1	紫苑Ｓ		１	蛯名正義	１	54.0	芝1800	良	1.47.3	-0.1	6- 5- 5	34.5	452	\19,000
01/05/20	3東2	オークス		１	Ｋ・デザーモ	５	55.0	芝2400	良	2.26.3	-0.0	15-12-10	34.4	448	\97,000
01/04/22	2東2	フローラＳ		２	Ｋ・デザーモ	１	54.0	芝2000	良	2.01.6	0.1	9- 7- 7	35.4	444	\21,000
01/04/07	3中5	ミモザ賞		１	蛯名正義	２	53.0	芝2000	良	2.02.5	-0.3	3- 3- 2	35.5	446	\10,000
01/03/11	2中6	500万下		２	▲嘉藤貴行	５	51.0	芝1800	良	1.51.3	0.0	5- 4- 3	37.4	440	\2,800
01/02/11	1東6	未勝利		１	▲嘉藤貴行	２	50.0	ダ1600	良	1.40.4	-0.2	- 1- 1	38.7	446	\5,100
01/01/20	1中7	新馬		２	▲嘉藤貴行	２	50.0	芝2000	良	2.05.0	0.1	2- 2- 2	36.3	450	\2,400
01/01/08	1中4	新馬		３	▲嘉藤貴行	３	50.0	芝1800	不	1.56.8	0.6	7- 3- 3	37.7	448	\1,500

■ 03/11/16 京都　エリザベス女王杯

16日（日）京都11Ｒ・エリザベス女王杯(Ｇ�T)／芝2200でラストランに挑んだ。出 走メンバーは内枠から順に、アナマリー、オースミハルカ、レディパステル、メイシ ョウバトラー、スティルインラブ、ヘヴンリーロマンス、アドマイヤグルーヴ、ヤマ カツリリー、ダイヤモンドビコー、シンコールビー、ショウナンバーキン、トーワト レジャー、スマイルトゥモロー、タイガーテイル、ローズバド。豪華絢爛な15頭が顔 を揃えた一戦において、まず飛び出したのは府中牝馬Ｓ(Ｇ�V)同様にスマイルトゥモ ローだった。それをメイショウバトラー、オースミハルカが追い掛ける態勢でバック ストレッチを通過。となれば、ストップウォッチに目を転ずるまでもない。当然の如 く、レースの流れはハイペースに。更にはヤマカツリリー、トーワトレジャーが続き 、レディパステルは本命スティルインラブを窺える絶好のポジションで勝負処を迎え た。京都名物、第３コーナー。下り坂に乗じたロングスパートを阻まんと、メイショ ウバトラーがスマイルトゥモローを早目に潰しに掛かる。これを受け、大逃げによっ て築き上げた牙城はアッサリと陥落。そして、ずっと「静」の姿勢を貫いてきた後続 各馬も水面下で徐々に動き出し、いよいよ直線での攻防へと突入した。「他馬がスパ ートを掛けるタイミングに合わせて一緒に動くと置かれてしまうと思い、気持ち分だ け早目早目の仕掛けを意識しました。ただ、坂の下りでコーナーと言うのが、この馬 にとっては余計に良くないですね。器用さの差が出た感じです」。戦いを終えた蛯名 騎手は冷静に振り返る。結果はコンマ３秒差の４着。しかし「手応えが怪しくなって からも頑張っていましたよ」の言葉通り、やはり最後はレディパステルらしい一生懸 命な姿を披露してくれた。「ここが最後のつもりで精一杯に仕上げました。それに応 えて本当に良く頑張ってくれたと思います」と労いの言葉を掛けるのは田中調教師。 金田調教助手、吉野厩務員を含めた誰もが清々しい表情で愛馬を称えていた。３歳１ 月にデビューを果たしてから通算21戦。デザーモ騎手を背に鮮やかな末脚を繰り出し 、ローズバドを首差で差し切ったオークス(Ｇ�T)の他にも、中山牝馬Ｓ(Ｇ�V)、府中 牝馬Ｓ(Ｇ�V)の重賞タイトルを獲得。長きに渡って常に上位争いを演じる走りは、近 年屈指の名牝と呼ぶに相応しい成績だった。今後は三石・ケイアイファームで繁殖牝 馬に。高貴なる血脈を次代へと繋いでゆく。「レディパステルの仔でまた頑張りたい 。いい仔を産んで欲しいですね」。最後に蛯名騎手が残したメッセージは、未来のL ord＆Ladyへ必ずや受け継がれることだろう。お疲れ様でした。 ●2003年11月22日（土）第４回東京競馬５日目の昼休みに東京競馬場でレディパステ ルの引退式が行なわれる運びとなりました。なお、出資会員20名に限り、引退式写真 撮影にご招待します。参加をご希望の方は11月21日（金）午後４時00分までに弊社事 務局にお電話にてお申し込み下さい。また、その他の詳細は事務局にお問い合わせ下 さい。 《５回東京４日11Ｒ・11月16日・エリザベス女王杯(Ｇ�T)・芝2200・15頭・良》 　１着アドマイヤグルーヴ　54武　豊 2.11.8　　　　�H�I�I�I(34.8) 462kg　０kg 　２着スティルインラブ　　54　幸　 2.11.8　ﾊﾅ　　�E�E�E�E(35.3) 454kg−６kg 　３着タイガーテイル　　　56ジ　レ 2.12.0　１1/2 �L�L�L�L(34.6) 454kg外国馬 　４着レディパステル　　　56蛯　名 2.12.1　　　　�F�F�E�F(35.5) 456kg−８kg

■ 03/10/19 東京　府中牝馬Ｓ

19日（日）東京11Ｒ・府中牝馬Ｓ(Ｇ�V)／芝1800にゲートイン。秋初戦の競馬に挑 んだ。まずは柴田善臣騎手騎乗のスマイルトゥモローが先手を奪い、テンからのスピ ードを全く緩めぬままライバル13頭を見る見るうちに引き離して行く。結果、前半の 1000ｍ通過が56秒３という「超」の付くハイペースに。１番人気（単勝オッズ2.1倍 ）の支持を受けた先輩オークス馬を幻惑させるが如く、大逃げの奇襲作戦に打って出 たのだ。しかし、蛯名騎手は最後まで平常心を失わなかった。そして、これがレディ パステルの持ち味を最大限に引き出す原動力となった。直線半ばで急激に失速したス マイロトゥモローとは対照的に、上がり33秒８と言う怒涛の末脚を繰り出すレディパ ステル。鬼気迫るほどのアクションで追いまくった鞍上に応え、躍動感に溢れたスト ライドで一気に交わし去って重賞３勝目を飾った。この内容に蛯名騎手は「スマイル トゥモローの気性を考えると、このような展開もあるかな･･･とは考えてはいました 。ただ、あまりにも離されましたので大丈夫かなと。さすがに一瞬は、追い掛けるべ きか迷いましたね。でも、この馬の武器である末脚を信じて我慢しました。最後は思 った通りの伸び。久々ながら仕上がりも上々で、本番へ向けて良いスタートが切れま した」と声を弾ませ、田中調教師も「エリザベス女王杯へ向け、中身の濃い勝ち方が できました。今度も無事に走ってきて欲しいですね」と幸先の良いスタートを切った 愛馬に温かな視線を送っていた。ところが、厩舎に戻ってから左前脚繋靭帯付近に若 干の腫れと熱感を確認。跛行の症状は見せておらず、触った際にも過敏な反応を示さ ない状況ながら「芯の強い馬ですからね。ちょっとした痛みでは、そう言った仕草を 見せないのかも」と田中調教師。現在は引き運動のみ。ひとまず11月16日（日）京都 11Ｒ・エリザベス女王杯(Ｇ�T)／芝2400参戦を白紙の状態に戻し、冷静な眼で今後の ジャッジを下す方針となった。 《３回東京４日11Ｒ・10月19日・府中牝馬Ｓ(Ｇ�V)(混)(牝)・芝1800・14頭・良》 　１着レディパステル　　　56蛯　名 1.46.6　　　　�F�H�G�F(33.8) 464kg＋４kg 　２着ローズバド　　　　　56横山典 1.46.8　１　　�I�J�J�K(33.7) 436kg＋４kg 　３着スマイルトゥモロー　55柴田善 1.46.9　1/2 　�@�@�@�@(38.4) 446kg＋２kg

■ 03/05/24 東京　目黒記念

24日（土）東京11Ｒ・目黒記念(Ｇ�U)／芝2500に出走した。２番人気（単勝オッズ 4.1倍）に支持されて迎えた一戦。好発を決めた大外枠のベストタイクーンがスルス ルッと先手を奪う一方で、一番人気の支持を集めた天皇賞・春(Ｇ�T)２着のサンライ ズジェガー（単勝オッズ2.8倍）がスタートで出負け。波乱の幕開けとなった。縦長 の展開で流れたレースをレディパステルは中団で悠々と。そして、勝負処へ差し掛か るに連れて、直線での攻防を少しでも有利すべく各ジョッキーのアクションが激しく なった。だが、蛯名騎手は動かない。レディパステルの末脚を最大限に引き出そうと 、我慢に我慢を重ねたのだ。満を持してＧｏサインを送ってからは全筋肉の収縮運動 が一気に激しさを増し、一完歩毎に前方との差を縮めていく。しかし、昨年の覇者ト シザブイが上がり３ハロン33秒５の鬼脚でインを掬うように抜け出て、そのままゴー ルへ。レディパステルはクビ差及ばず２着だった。この結果に「道中のペースがさほ ど速くなかったこともあって、全体の流れに自然に合わせて動いて行きました。直線 を向いてからは、待って、待って、待って、追い出したつもりだったのですが、それ でも僅かに足りませんでした。でも、いつも自分の能力は発揮してくれます。本当に 頑張っていますよ」と蛯名騎手。田中調教師は「内、外の差に加え、斤量が微妙に影 響したのかも知れませんね。でも、牡馬相手にこの結果。しかも、この差ですから敗 因と言うのも特にないでしょう。頭が下がりますよね」と優しい眼差しで愛馬を見つ め、続けて「近日中に茨城・オークヒルファームへ放牧に出す予定。夏の札幌へ向け て充電を図ります。クイーンＳ、札幌記念あたりが候補となります」と今後のプラン を描いていた。27日（火）には茨城・オークヒルファームへ。「レースの疲れはすぐ に回復。ですので、あまり心身を緩め過ぎぬよう意識しながら運動を続けてもらいま す。こちらで乗り込み、トレセン経由で北海道の競馬場へ向かおうと考えています」 （田中調教師）。８月17日（日）札幌11Ｒ・クイーンＳ(Ｇ�V)／芝1800もしくは、８ 月24日（日）札幌11Ｒ・札幌記念(Ｇ�U)／芝2000が目標。 《２回東京１日11Ｒ・５月24日・目黒記念(Ｇ�U)(混)・芝2500・17頭・良》 　１着トシザブイ　　　　　57柴田善 2.31.2　　　　�N�O�N�P(33.5) 488kg−４kg 　２着レディパステル　　　56蛯　名 2.31.3　ｸﾋﾞ 　�J�I�G�G(34.0) 460kg＋２kg 　３着メジロランバート　　54勝　浦 2.31.3　ｱﾀﾏ 　�F�G�B�C(34.4) 462kg　０kg

■ 03/04/26 東京　東京競馬場リニューアル記念

４月26日（土）東京11Ｒ・東京競馬場リニューアル記念(ＯＰ)／芝2400に出走した 。増減なしの馬体重で迎えた一戦は、６枠８番からスムーズにゲートを飛び出す。ニ シノプロミネンスが単騎で後続を引き離す展開。前方に札幌記念(Ｇ�U)の覇者エアエ ミネム。後方にアルゼンチン共和国杯(Ｇ�U)に加えて前走のオープン特別を快勝した トウカイオーザを見ながら、レディパステルは力むことなく追い掛けた。そして、勝 負処で徐々に進出を開始して、約26ｍ伸びて525.9ｍとなった直線へ。だが、結果は ２着。先に抜け出したタップダンスシチーを上がり３ハロン34秒５の末脚を繰り出し て追撃したが、僅かに及ばず無念のゴール板通過となった。しかし、レースを終えて 蛯名騎手は「道中は良いリズムで中団を追走。直線を向いて、この手応えならば差し 切れると思ったのですが･･･。牡馬相手でこのハンデはちょっと見込まれ過ぎですよ ね。でも、彼女の力は全て出し切っています。内容的には褒めてあげられますよ」と 納得の表情で引き上げ、また、田中清隆調教師も「自分の競馬はできたと思います。 勝ったのは有馬記念の２着馬ですし、今日のところは仕方がないでしょう」と愛馬の 健闘を称えて、続けて「レース後も順調に調整できれば、次は目黒記念へ行こうと考 えています」と今後の展開を示唆してくれた。今後は、５月24日（土）東京11Ｒ・目 黒記念(Ｇ�U)／芝2500で巻き返しを図る予定。 《１回東京１日11Ｒ・４月26日・東京競馬場リニューアル記念・芝2400・13頭・良》 　１着タップダンスシチー　58佐藤哲 2.23.7　　　　�C�C�C�C(34.6) 502kg＋２kg 　２着レディパステル　　　56蛯　名 2.24.0　２　　�F�F�F�F(34.5) 458kg　０kg 　３着エアエミネム　　　　57.5武豊 2.24.5　３　　�D�D�D�D(35.2) 502kg−14kg

■ 03/03/15 中山　中山牝馬Ｓ

役者が違う。依然衰えぬ鋭い末脚を繰り出して、約１年半振りの勝利をもぎ取った 。さて、出走した15日（日）中山・中山牝馬Ｓ(Ｇ�V)／芝1800を振り返ってみる。パ ドックではチャカチャカと落ち着かない様子で周回していたものの、返し馬に入ると いつもの飄々とした姿に戻っていた。無難にゲートを飛び出すと、道中はインでピタ ッと折り合う。ダブルネーム、マルターズスパーブが激しく逃げ争いを演じて、ハイ ペースでレースは流れる。馬ナリのまま徐々に位置取りを上げて行くと、抜群の手応 えで直線を迎え、前が開くとアッという間に抜け出して先頭に踊り出る。最後は軽量 50kgのテンエイウイングに詰め寄られるシーンこそあれ、ゴール板を真っ先に駆け抜 けた。騎乗した蛯名騎手は「流れが速かったこともあり、道中は出たなりの位置で。 ただ、いつも勝負処でモタつき、外を回って届かない競馬が続いていましたので、今 日は馬群へ突っ込ませました。仕上がりが素晴らしかったですし、メンバー的にも自 信を持って乗りました。馬もそれに応え、最後まで実力を出し切ってくれましたね。 久々に勝てて本当に良かったです」と久々の勝利に終始ご機嫌だった。毎日の世話を している吉野厩務員も「皆が同じ斤量ならば、もっと楽に勝てていたでしょう。いつ も堅実に走ってくれるし、本当に偉い馬だよ」とご満悦な表情。田中清隆調教師も「 久しぶりに勝つことができてホッとしました。直線でトモを引っ掛けられて落鉄した ようですが、今のところは歩様等にも何ら異常は出ていません。当初の予定通り、こ の後は近郊の牧場へ放牧に出すつもり。東京開催へ向けて一息入れたいと思います。 次走に関してはまだ未定です。馬の状態を見ながら決めていきます」と語り、師の言 葉通り16日（日）にオークヒルファームへ到着。これについて矢崎助手は「レースで 負った外傷は翌日にも腫れていませんでした。もしも状態に変化が生じるようならば 、週明けまで待とうと先生も話していました。それらを確認した上で送り出したので 大丈夫でしょう」。当地スタッフは「レース中に負った外傷は腫れもなく、歩様もス ムーズで問題ありません。レース後なのにとても余裕が感じられて、気持ちが落ち着 いています。馬体のダメージが殆ど残っておらず、またすぐにでも使えそうな雰囲気 です」と様子を伝えてくれた。今後は４月26日（土）東京・東京競馬場リニューアル 特別(ＯＰ)／芝2400から５月24日（土）東京・目黒記念(Ｇ�U)／芝2500へ駒を進める 予定だ。 《３回中山５日11Ｒ・３月15日・中山牝馬Ｓ(Ｇ�V)(混)(牝)・芝1800・16頭・良》 　１着レディパステル　　　56蛯　名 1.46.7　　　　�I�H�G�F(35.2) 458kg　０kg 　２着テンエイウイング　　50大　庭 1.46.8　1/2　 �L�K�J�I(35.0) 468kg−４kg 　３着ショコット　　　　　52江田照 1.47.1　２　　�E�E�D�F(35.8) 454kg＋６kg

■ 02/11/10 京都　エリザベス女王杯

10日（日）京都11Ｒ・第27回エリザベス女王杯(Ｇ�T)／芝2200に出走。パドック、 返し馬と終始リラックスした様子でファンファーレが鳴り響くのを待った。ゲートが 開くと予想通りユウキャラットが先頭へ。道中はマイペースでラップを刻み遅い流れ を作り出す。そのすぐ後ろを１番人気ファインモーションが続き、ペリエ騎手鞍上の ダイヤモンドビコーがそれをピタリとマーク。１枠１番から好スタートを切ったレデ ィパステルはいつもより前の中団を追走した。そして、勝負処の３、４コーナーから スパートを開始し直線では外へ持ち出す。そこから渾身の力を込めて追い込んでは来 たが、1000ｍ通過が60秒８とあってはやはり前が止まらぬ状況。勝ち馬からコンマ６ 秒離された３着でゴールした結果に、蛯名騎手は「ハミの取り方などを含めて今まで で一番と思えるほどの手応え。他馬が仕掛け始めた３コーナー過ぎでも先行集団に離 されずに終いも素晴らしい伸びを見せてくれました。ただ、道中の流れが遅くて遅く て･･･。あれ以上早めに動くと結局ジワジワと脚を使ってしまうことになりますし、 そうなると最後の最後で詰めが甘くなります。でも、今日は精一杯頑張ってくれたと 思います。やっぱり勝った馬は強かった」と清々しい口調で勝者に脱帽すれば、田中 清隆調教師も「展開が極端なスローでレースの上がりが33秒６ですからね。後方でジ ッと構えていたら４着、５着の争いに終わっていたでしょう。直線ではウチの馬が一 番の脚で追い込んで来たように現状の力は出し尽くしてくれました。３着に敗れはし ましたが、人も馬も百点満点の競馬だったと思います」と感想を述べていた。続けて 「今日の結果次第では･･･とも考えていたのですが、やはり来春へ向けて早めに一息 入れてあげましょう。来年になれば東京開催もありますしね」と今後の方針を伝え、 厩舎で無事が確認されると師の言葉通り、13日（水）に茨城・オークヒルファームへ 移動。来期へ向けて充電を図ることになった。 《５回京都４日11Ｒ・11月10日・エリザベス女王杯(Ｇ�T)・芝2200・13頭・良》 　１着ファインモーション　54武　豊 2.13.2　　　　�B�B�B�A(33.2) 488kg　０kg 　２着ダイヤモンドビコー　56ペリエ 2.13.6　２1/2 �C�D�D�C(33.4) 470kg　０kg 　３着レディパステル　　　56蛯　名 2.13.8　１1/2 �G�G�E�F(33.4) 458kg−２kg

■ 02/10/13 中山　府中牝馬Ｓ

13日（日）中山11Ｒ・第50回府中牝馬Ｓ(Ｇ�V)／芝1800に出走。マイナス８kgと絞 れた馬体で約２ヶ月ぶりの実戦を迎えた。無難なスタートから中団やや後方を追走。 ハッピーマキシマムがスローペースで逃げる道中は、馬場の内目をリラックスしなが らスムーズな走りを披露する。そして、勝負処から徐々に進出。直線では前が壁とな る困難にも直面したが、ここから持ち前の勝負根性を発揮。狭い間隔をこじ開けるよ うに鋭く伸びて３着でフィニッシュしている。レース後の田中勝春騎手は「３コーナ ー過ぎから脚を長く使ってくれたのですが、この距離では忙し過ぎましたね。それに 馬場が良くて前が止まってくれません。展開も向かなかった感じです。でも、中団よ り後ろで上手く折り合って直線も窮屈な場所を割ってしっかりと伸びて来ました。こ の馬の競馬はできたと思います」と敗戦にも上々の評価を与え、また、矢崎調教助手 は「コーナーを４つ回る中山の1800ｍは、どうしても前残りの競馬になってしまいま すね。正攻法の競馬を挑んで、この結果ですから仕方ないでしょう。次は何とか巻き 返したいです」と次走での奮起を期待していた。その後、厩舎で無事を確認した田中 清隆調教師は「今回は前が詰まっても外を回らず、内を突くことを鞍上に指示してい ました。あれ以上前へ行くと最後の切れが無くなってしまう可能性もありますし、い つも直線でようやくエンジンが掛かるような感じですからね。でも、掲示板をいつも 外さずに頑張って走っていますよ」と愛馬を労った。続けて「次は抜けている存在が 一頭いるようですが、早くから目標に掲げていたレースですので･･･」と13日（日） に京都・秋華賞(Ｇ�T)を勝ったファインモーションを警戒していた。次走は今年の最 大目標、11月10日（日）京都11Ｒ・第27回エリザベス女王杯(Ｇ�T)／芝2200を予定し ている。 《３回中山４日11Ｒ・10月13日・府中牝馬Ｓ(Ｇ�V)(混)(牝)・芝1800・11頭・良》 　１着ダイヤモンドビコー　55加　藤 1.46.0　　　　�A�B�A�A(35.0) 470kg−８kg 　２着ジェミードレス　　　55菊沢徳 1.46.2　１1/2 �D�D�D�E(34.9) 444kg＋６kg 　３着レディパステル　　　55田中勝 1.46.4　１1/4 �F�F�F�F(34.8) 460kg−８kg

■ 02/08/11 札幌　クイーンＳ

11日（日）札幌11Ｒ・第50回クイーンＳ(Ｇ�V)／芝1800に出走。Ｇ�T馬４頭、重賞 ウイナー５頭が顔を揃える豪華なメンバーのなか、３番人気に支持されてゲートイン を果たした。レース序盤は余裕を持って後方を追走。ダイワルージュとヤマカツスズ ランの先行争いで、前半1000ｍ通過が58秒１のハイペースと、追い込み馬には絶好の 流れとなった。そして、最終コーナーを回り直線で外を突いていざ追い出しを開始す るものの、他馬に寄られ仕掛けられない状況に･･･。すぐに体勢を立て直し追い込ん ではきたが、コンマ１秒届かず５着でゴール。レース後、蛯名騎手は「ここ数戦は好 位に付けながら終いに伸び切れませんでしたので、今日は思い切って後方から進めて みました。ただ、直線で他馬に寄られて控えざるを得なかったのが痛かったですね。 久々のせいか、ほんの少し反応が悪かったようですが、それでも最後はしっかりと差 を詰めています。アレがなければ間に合ったかも知れませんね」と悔しさを顕わにし ていた。その後、厩舎で無事を確認されたあと、13日（火）に再び、門別・ファンタ ストクラブへ。次走は今のところ未定だが、９月８日（日）札幌11Ｒ・札幌日経オー プン(ＯＰ)／芝2600もしくは、９月22日（日）新潟11Ｒ・第48回オールカマー(Ｇ�U )／芝2200あたりが有力だろう。 《１回札幌２日２Ｒ・８月11日・クイーンＳ(Ｇ�V)(牝)(混)・芝1800・14頭・良》 　１着ミツワトップレディ　55千　田 1.48.1　　　　�C�C�B�@(36.8) 460kg＋４kg 　２着ダイヤモンドビコー　56岡　部 1.48.1　ﾊﾅ　　�E�E�F�D(36.5) 478kg＋６kg 　３着サクラヴィクトリア　52小　野 1.48.1　ﾊﾅ　　�L�L�L�K(35.7) 468kg＋15kg 　５着レディパステル　　　56蛯　名 1.48.2　　　　�J�H�J�G(36.2) 468kg＋10kg

■ 02/05/18 東京　目黒記念

18日（土）東京11Ｒ・第116回目黒記念(Ｇ�U)／芝2500に出走。トウカイオーザに 次ぐ２番人気の支持を集めて４枠７番からスタートを切ると、まずは行く気に任せて 先団を形成する。ケイエムチェーサーが引っ張る展開は平均ペースの流れ。それもあ ってか、直線が近付くに連れてジワジワと進出を開始すると、ホームストレッチに差 し掛かるや否や早めのスパートで先頭に躍り出さんとする勢いだった。そこからはレ ディパステルの能力を信じて、ただひたすら追いまくる蛯名騎手であったが、後日、 金田調教助手が「やっぱり牡馬が相手だと底力と言った点で迫力負けしてしまうのか も。追われてから尻尾を振って苦しそうにしていましたし、息の入りも今までとは少 し違っていました。人間には分からない何かがあるのだと思います」と振り返ったよ うに、叩き合いを演じた２着、３着とはクビ、クビ差の４着でゴール板を駆け抜けて いる。引き上げてきた蛯名騎手は、「スタートは良く、道中は馬の行く気に任せてレ ースを進めました。馬場が悪かったので、早めに仕掛けて地力で押し切れると思った のですが･･･。道悪は苦にしないようですね」と淡々と語れば、田中清隆調教師も「 実力は出し切ったと思います。最後は牡馬と牝馬の違いなのかも知れませんね。今後 は一息入れてあげて、夏の札幌あたりから使っていこうと思います」と悔いのない表 情を浮かべていた。23日（木）には門別・ファンタストクラブへ。まだ先の話ではあ るが、当面の目標とする８月11日（日）札幌11Ｒ・クイーンＳ(Ｇ�V)へ向けて、まず は心身の疲れを癒やしたい。 《４回東京１日11Ｒ・５月18日・目黒記念(Ｇ�U)(混)・芝2500・18頭・重》 　１着トシザブイ　　　　　55河　内 2.31.8　　　　�O�O�O�P(35.9) 482kg−10kg 　２着アクティブバイオ　　56後　藤 2.32.1　１3/4 �I�G�G�H(36.8) 484kg−６kg 　３着セイコーサンデー　　54柴田善 2.32.1　ｸﾋﾞ　 �G�G�G�D(36.9) 462kg　０kg 　４着レディパステル　　　55蛯　名 2.32.2　　　　�D�F�E�D(37.1) 458kg　０kg

■ 02/04/21 東京　メトロポリタンＳ

21日（日）東京10Ｒ・メトロポリタンＳ(ＯＰ)／芝2300に出走した。パドックでは 落ち着いた様子で周回を重ねて単勝4.9倍の２番人気でゲートイン。２枠２番のゲー トからポンと飛び出すと、すぐさま中団に控え、その後は折り合いに気を付けながら もスムーズな走りを披露した。そして勝負処に差し掛かると、持ったままの手応えで 一気に射程圏内へ。直線に入ると蛯名騎手が右ムチを数発。直線で早めに抜け出した １番人気のタップダンスシチーに馬体を併せる態勢を作り、その作戦が見事に成功し たかに思えた。ところが、外からツルマルボーイの強襲。並ぶ間もなく交わされて２ 着でゴールしている。だが敗戦にも陣営に暗さはなく、「やっぱり左回り、東京の方 が断然良いですね。右回りですと道中でフワフワとした走りで、勝負処での反応が一 瞬遅れ気味になってしまうのですが、今日はハミの掛かり、行きっぷりが全然違いま す。それもあって少し早めに先頭に出てしまいました。馬場が良ければもっと持ち味 を生かせたと思います」と蛯名騎手が振り返れば、田中清隆調教師も時折、微笑みを 浮かべながら「Ｇ１を勝った馬ですからね。あの程度の斤量は仕方ないでしょう。た だ、今日は勝ちに行ったら外から一気に来られちゃったという感じですね。でも、重 馬場も下手ではなさそう。この内容ならば目黒記念(Ｇ�U)でも頑張ってくれそうです ね」 と語っていた。そして次走へ向けて、25日（木）より北馬場ダートＣコースで 乗り運動をスタートしており、吉野厩務員も「蛯名騎手は直線で１番人気の馬を負か せば勝てると思ったのだろう。ただ、横山典弘騎手は去年の春からずっと一緒に走っ ていて、パステルのことを良く知っているからね。それで結果的に負けてしまっただ けのこと。勝ったのよりも俺の馬の方が全然強いよ。レースの疲れはない。次は勝て るよ」と静かな口調で闘志を燃やしている。オークスウィナーの貫禄は見せた。５月 18日（土）東京11Ｒ・目黒記念(Ｇ�U)／芝2500での巻き返しを改めて期待したい。 《３回東京２日10Ｒ・４月21日・メトロポリタンＳ(ＯＰ)(混)　・芝2300・11頭・稍重》 　１着ツルマルボーイ　　　55横山典 2.20.7　　　　�J�J�I�H(35.8) 442kg−４kg 　２着レディパステル　　　55蛯　名 2.20.9　１1/4 �F�F�G�B(36.4) 458kg＋６kg 　３着タップダンスシチー　56勝　浦 2.21.2　２　　�A�B�B�A(36.8) 508kg＋８kg

■ 02/03/09 中山　中山牝馬Ｓ

９日（土）中山11Ｒ・第20回中山牝馬Ｓ(Ｇ�V)／芝1800に出走した。適度な落ち着きを保ったまま、スタートを知らせるゲートが開く。すると、道中は中団のポジションを確保してスムーズな追走。精神面での進境を窺わせた。そして４コーナーでは、自身を含む有力どころ３頭がほぼ同じ位置に。だが、ダイヤモンドビコーがそこから弾かれたように抜け出して５馬身差で優勝。レディパステルは３着という結果に終わった。「ペースが速かったため中団よりやや後ろからの競馬になりました。仕掛けてから多少もたついたところがありましたが、最後は差を詰めています。休み明けも、息遣い、体調は良かったと思います。できれば直線の長いコースで終い勝負の競馬が理想なのですが・・・」とは蛯名騎手。また、田中清隆調教師は、「最後はレース展開と位置取りの差なので仕方ありませんね。近日中にリフレッシュのため放牧に出す予定です」と述べ、13日（水）に茨城・オークヒルファームへと移動している。復帰戦から数日が経って陣営の表情は様々。「毎回堅実に走るのが如何にもパステルらしいところですね。でも、レース内容を見ると、牡馬と一緒に走ってどうかという感じはありますね。次走については先生も今のところ何も考えていないようです。ピタリとくるレースがないですからね」と矢崎調教助手が振り返れば、金田調教助手は、「一言で言えば相手が強かったということ。もう少し距離が欲しかったというのもありますが、あの着差ですから力負けと言う他はないでしょう」と潔く勝者を讃えた上で、「でも、馬自体は良くなっていると蛯名騎手は言っていましたし、まだ成長の余地もあるはず。次は目黒記念あたりでしょうか。牡馬と一緒ならハンデも前回以上に軽くなるでしょうし、距離やコース的な条件を考えてもね」と巻き返しへ向けて闘志を燃やしていた。現在のところ次走は未定。なお、オークヒルファームのスタッフは、「緩めない程度に乗り続けるつもり。２〜３週間程度の滞在になるのでは」と話している。 《１回中山５日11Ｒ・３月９日・中山牝馬Ｓ(Ｇ�V)(混)・芝1800・14頭・良》 　１着ダイヤモンドビコー　55ペリエ 1.45.4　　　　�D�D�D�D(34.3) 472kg−４kg 　２着ティコティコタック　56.5武幸 1.46.2　５　　�G�F�F�E(34.8) 438kg−２kg 　３着レディパステル　　　55.5蛯名 1.46.4　１1/4 �G�H�F�E(34.9) 452kg　０kg

■ 01/11/11 京都　エリザベス女王杯

11日（日）京都11Ｒ・第26回エリザベス女王杯(Ｇ�T)／芝2200に出走。「兄ロード ウエストを担当する金子厩務員から拝借した」（金田調教助手）というロードカラー のメンコを付けてパドックに登場すると、秋華賞(Ｇ�T)の時よりも落ち着いた様子で 周回を重ねる。そして、メンコを外してレースへ。馬ナリで他馬の出方を窺いながら 内ラチ沿いへ進路を取ると、上手く折り合っての縦長となった馬群の中団を追走。４ コーナーをスムーズに捌いて直線へと向いた。すると、Ｇ�Tホースの名に相応しい末 脚を披露。一気に先頭を窺う構えを見せたが、際立った実力を持ったライバルが多数 揃ったＧ�Tの大舞台ではそう簡単に勝たせてはくれない。先に抜け出していたテイエ ムオーシャンを含め、最後は５頭による壮絶な叩き合いとなり、結果、惜しくも４着 に終わった。しかし、堂々の４着と評したくなる、そんな素晴らしいレースだった。 「よく伸びていましたよ。ただ、最後に追ってから少しモタモタしていました。内と 外との馬場状態の差が微妙にあったのだと思います。結果的に少し内にこだわりすぎ てしまったのかも」。蛯名騎手は結果として「負け」たことを一人の騎手として悔や み、田中清隆調教師も「内を回ったぶんでしょう、今度はね。輸送と言うのも多少は あるのでしょうが、春先と比べれば馬自身はとても落ち着いていました。今日のレー スを見ればわかるとおり、３歳と古馬との力差は感じませんよ。結果だって展開ひと つで変わってくると思います」と取り囲む報道陣の前で語った。しかし、「ただ、そ れが競馬ですから。いい競馬でした」と続けた言葉が、今回のレースの本質を物語っ ていよう。熱戦を終えて、「頑張ってくれましたからね。これで一息入れてあげまし ょう」と田中清隆調教師は優しい口調で今後を伝える。13日（火）には「今日、到着 しました。元気ですよ」と報告が届き、14日（水）にはトレセン近郊のオークヒルフ ァームへ。まずはレースの疲れを癒やすことになった。 《５回京都４日11Ｒ・11月11日・エリザベス女王杯(Ｇ�T)・芝2200・15頭・良》 　１着トゥザヴィクトリー　56武　豊2.11.2　　　 �I�I�I�I(33.9)　496kg　　　 　２着ローズバド　　　　　54横山典2.11.2　ﾊﾅ　 �M�M�M�L(33.4)　420kg−２kg 　３着ティコティコタック　56武　幸2.11.2　ﾊﾅ　 �G�G�G�G(34.1)　438kg＋４kg 　４着レディパステル　　　54蛯　名2.11.2　ｸﾋﾞ �H�H�H�G(34.0)　452kg＋６kg

■ 01/10/14 京都　秋華賞

[レース短評] 　10月14日（日）京都11Ｒ・秋華賞(Ｇ�T)に出走したレディパステルは、 後方待機から勝負処で徐々に進出。直線では大外から懸命に追い込んだものの、 先に抜け出したテイエムオーシャン、最内を強襲したローズバドには届かず ３着となりました。 [蛯名騎手] 「３コーナーあたりから前がゴチャついていましたので、 外を通って上がっていきました。馬群に突っ込んで動けなくなるよりは、 と思ったのですが･･･。結果論で言うならば、普通に乗りすぎてしまった ということでしょう」 [田中清隆調教師] 「内回りで外を回ったら余計に不利が大きくなります。 このメンバーを相手に横綱相撲で勝てるほど甘くはありません。 とは言っても、競馬ですからね。まぁ勝つときもあれば負けるときもありますよ。 こればかりは仕方ありません。今後に関してはエリザベス女王杯も視野に入れて、ということになりますが、 全ては馬の体調を見極めた上で決めます。レースが終わったばかりですので、今はそれ以上のことは言えません」 ＜レース結果＞ 着順　馬名　　　　　　　　騎手　　タイム　馬体重 １着　テイエムオーシャン　本田　　1.58.5　442kg＋２kg ２着　ローズバド　　　　　横山典　1.58.6　422kg−４kg ３着　レディパステル　　　蛯名　　1.58.9　446kg−６kg

■ 01/09/08 中山　紫苑Ｓ

[レース短評] 　９月８日（土）中山11Ｒ・紫苑Ｓ(ＯＰ)／芝1800に出走したレディパステルは、 無難な立ち上がりから馬の気持ちに逆らわずに追走しましました。 そして外目を通って徐々に進出を始めると４コーナーで先団に取り付き、 直線では馬群の一番外へ。最後は鋭い切れ味を発揮して優勝。 秋華賞(Ｇ�T)へ向けて上々の滑り出しを飾りました。おめでとうございます！ [蛯名正義騎手] 「順当と言ったところでしょう。スタートは悪くありませんでしたが、 揉まれる競馬をさせたくなかったこともあり、今日は外を回る競馬となりました。 直線で仕掛けてからしっかり反応してくれましたし、内容的にも合格でしょう。 次はもっと良くなってくると思います」 [田中清隆調教師] 「休み明けのぶん、少しモコモコした走りでしたね。 それも、今日のひと叩きでキッチリ変わってくるはず。 いい形で本番へ向かうことができそうです。ホッとしました」 　着順　馬名　　　　　　　　騎手　　タイム　着差　馬体重 　１着　レディパステル　　　蛯名　　1.47.3　　　　452kg＋４kg 　２着　ドリームカムカム　　後藤　　1.47.4　ｸﾋﾞ　　462kg−２kg 　３着　アドマイヤハッピー　江田照　1.47.8　２1/2　458kg−４kg

■ 01/05/20 東京　オークス

[レース短評] 　５月20日（日）東京11Ｒ・第62回優駿牝馬(Ｇ�T)／芝2400に出走した レディパステルはパドック、返し馬とテンションの高さが気になるところ、 スタートで遅れてしまい１コーナーを最後方で周回。 その後は折り合いを付けながら徐々に進出を開始し、４コーナーでは10番手のポジションながら直線外から鋭い末脚を発揮。 先に抜け出したローズバドを最後の最後で交わし去り優勝。クラシックレース制覇を成し遂げました。おめでとうございます！ [Ｋ.デザーモ騎手] 「今日は馬を前に置いてしっかりと我慢してくれました。課題に挙げていた道中をリラックスさせることができたので。 直線で凄い脚を使ってくれました。信じられないぐらいハッピーだ。応援してくれたみんなに感謝したい」 [田中清隆調教師] 「プラス４kgと太くもなく細くもなかった。デキも普段と変わりなくパーフェクト。 私はテイエムオーシャンの後ろに付けるように指示していたのですが、まさか出遅れて１コーナーを最後方で回るとは思っていませんでした。 ただレースはどうなるかわかりませんからね、スタート次第であとは乗り役の判断に任せるしかありませんし。 道中のペースが気になったところ1000ｍ通過が60秒ちょっと。遅くもなくちょっと速いかなと思っていましたので、 もしかしたら前がバテるんじゃないかなと見ていました。直線でローズバド？いや自分の馬しか見ていませんでしたから、 何が前にいたのかは知りませんでした。坂下からケントが馬群を上手く捌いてくれたのが大きかったですね。 血統的にもクラシック向きと思って長い距離のレースを選んできましたし、フローラＳで負けはしましたが改善の余地があると思っていました。 正直、歩様もギコちないし肩の出もスムーズではなかったこの馬が、まさか大きなところを獲れるとは思ってもいませんでした。 根性と心肺機能の良さが今日の勝利をもたらしてくれたのでしょう。このあとは秋に向けて北海道に放牧に出します」 ＜レース結果＞ 着順　馬名　　　　　　　　騎手　　タイム　着差　馬体重 １着　レディパステル　　　ﾃﾞｻﾞｰﾓ　2.26.3　　　　448kg＋４kg ２着　ロードバド　　　　　横山典　2.26.3　ｸﾋﾞ　 412kg＋２kg ３着　テイエムオーシャン　本田　　2.26.7　２1/2 440kg−４kg

■ 01/04/22 東京　フローラＳ

22日（日）東京11Ｒ・オークストライアルの第36回フローラＳ(Ｇ�U)／芝2000に出 走した。昼過ぎの段階では３番人気。ところがレースの緊張が高まるに連れ人気も上 昇。２頭の重賞ウイナーを差し置いて最終的には１番人気でレースを迎えた。スター トが切られると中団のインを追走。そして４コーナーを周回しながら、パステルを馬 群の外へと持ち出す。直線では切れ味鋭く先頭に立ちそうな勢い。先に抜け出したオ イワケヒカリとの叩き合いに持ち込んだが、最後の最後でライバルがもうひと踏ん張 り。半馬身差の２着でゴールした。「パドックでカリカリしていて、レースでもそう いった面が残っていました。行きたがっていたのはそのせいでしょう。最後に勝ち馬 を交わせなかったのもね。それでも追ってからは切れる脚を使ってくれました。もう 少しリラックスして走ることができるようになれば距離も問題ないでしょう」とデザ ーモＪ。田中清隆調教師は「惜しかったねぇ。でも、これで無事本番へ向けて調整が できます」と感慨深げに語った。「レース後も何ともないよ。ソエも大丈夫だ」と世 話をする吉野厩務員が話すとおり、25日（水）は嘉藤Ｊを乗せて坂路コース角馬場で 入念なダクを踏んでいる。 《Results》２回東京２日11Ｒ・４月22日・フローラＳ(Ｇ�U)・芝2000・16頭・良 　１着オイワケヒカリ　　　54小林淳2.01.5　　　 �C�C�C�C(35.7)　468kg＋２kg 　２着レディパステル　　　54ﾃﾞｻﾞｰﾓ2.01.6　1/2　�H�G�F�F(35.4)　444kg−２kg 　３着ローズバド　　　　　54横山典2.01.8　１1/2�O�O�O�M(34.6)　410kg−６kg

■ 01/04/07 中山　ミモザ賞

７日（土）中山９Ｒ・ミモザ賞・牝馬限定／芝2000に出走。馬体を６kg戻してゲー トに収まると蛯名Ｊに宥められながら好位を追走。直線手前で抑えきれない手応えで 早めに抜け出すと、後続の追撃をモノともせずに２馬身差の完勝劇を演じて見せた。 「ちょっと掛かり加減になりそうなところもありましたが、なんとか我慢してくれま した。でも向こう正面では手前を替えなかったり、フラフラしていたり。でも直線で は追えば追っただけ伸びてくれたし、力はあるね」と蛯名Ｊは満面の笑み。田中清隆 調教師も納得の表情で「できればトライアルレースを使ってみたいですね」と述べた 。師の希望通りに出走できた場合でも、22日（日）東京・フローラＳ(Ｇ�U)／芝200 0か、29日（祝）東京・スイートピーＳ(ＯＰ)／芝1800にするかは未定。パステル自 信の状態が最優先となる。 《Results》 　３回中山５日９Ｒ・４月７日・ミモザ賞(500万下)(牝)・芝2000・10頭・良 　１着レディパステル　　　53蛯名　2.02.5　　　 �C�B�B�A(35.5)　446kg＋６kg 　２着フェイムグレイス　　53横山典2.02.8　２　 �G�F�C�C(35.6)　426kg−６kg 　３着セイウンユウカ　　　53岡部　2.03.0　１1/4�A�C�C�C(35.9)　422kg＋６kg

■ 01/03/11 中山　500万下

「行く気に任せて、末脚を活かす競馬を考えていました。直線は交わせると思った んですが･･･。でもやはり芝の方がいいですね」。11日（日）中山７Ｒの３歳５００ 万下／芝1800で、パステルが惜しくもクビ差２着に敗れたジョッキーコメントだ。レ ースは好位追走から３番手で直線へ。直線もよく伸び、懸命に前を捕らえに掛かった が、最後の最後は、勝ったシアトルスルー牡馬の底力に軍配が上がった。いつもニコ ニコの嘉藤Ｊ。さすがに今日は「もっと後ろで溜めていけば、より切れる脚を使える と思います。先生も期待していたみたいで、返し馬で掛かって行ってしまったことを 、怒られてしまいました」と笑顔が消えていた。田中清隆調教師も「これを勝って抽 選で桜花賞へと考えていたのですが、残念ですが仕方ありません」と言葉少な。２つ 目の白星を美浦の厩に持って帰ることは叶わなかった。しかし昇級初戦でタイム差無 しの２着なら、十分に評価に値する。パステルが競走馬として鮮やかな色に染まる可 能性は、まだまだ無限大だ。今後については「すぐには決められません。少しを様子 を見てからになります」（田中清隆調教師）とのこと。 《Results》２回中山６日７Ｒ・３月11日・３歳５００万下・芝1800・12頭・良 　１着ユーワレキシントン　55柴田善1.51.3　　　 �@�@�@�@(37.8)　490kg＋８kg 　２着レディパステル　　　51嘉藤　1.51.3　ｸﾋﾞ　�D�C�C�B(37.4)　440kg−６kg 　３着トゥルーライズ　　　55吉田　1.51.8　３　 �E�E�C�D(37.8)　466kg＋４kg

■ 01/02/11 東京　未勝利戦

[石川評] 牝馬限定なんで楽勝でしたね.時計的にはまったくですが、あまり追ってませんでしたし、ムチいれたのかなぁ？ さて次走はどこの芝にでてるでしょうかね？１カ月先のフラワーカップ芝1800には出走してほしいですが...５００万を一回使うかなぁ. [レース短評] 　２月11日（日）東京３Ｒ・３歳未勝利／ダ1600に出走したレディパステルは、 スタートからダッシュ良く先頭へ。積極的な競馬を見せました。 直線に向いてから追い出しに掛かると、そのまま後続の追撃を許さず完勝。 デビューから３戦目で勝利を掴みました。 [嘉藤騎手] 「芝の部分でスムーズに先行することができました。 これまで惜しい競馬が続いていただけに、今日は勝てて本当に良かったです。 でも実は、４コーナーまで、ずっと右手前で走っていたので、 内心ヒヤヒヤしながら乗っていたんですよ。勝ったときは安心しました。 ダートがどうかと思っていましたけど、ここでは力が違うということでしょう」 [田中清隆調教師] 「スタート、良すぎるくらいですね。 徐々にテンションが高くなってきたようです。 一応、今のところ、このあとも使っていくつもりです。中山で使えればいいですね」 ＜レース結果＞ 着順　馬名　　　　　　騎手　　タイム　着差　馬体重 １着　レディパステル　嘉藤　　1.40.4　　　　446kg−４kg ２着　オートマリア　　亀山　　1.40.6　１1/2 408kg−６kg ３着　ゴメンアソバセ　伊藤暢　1.41.1　３　　450kg−２kg

■ 01/01/20 中山　新馬戦

[石川評] ひえ〜勝ち上がれなかった。レースとしては今後に期待できますが...東京未勝利ってダートしかないんです.弱い牝馬限定で楽勝を狙うか？ [レース短評] １月20日、１回中山７日６Ｒ・３歳新馬／芝2000に出走したレディパステルは、道中 中団で折り合いに専念。４コーナーを回り抜け出しを目論見、直線、坂上までダガー マックとの競り合い。残り100ｍで突き放され２着に惜敗しました。 [嘉藤Ｊ] 「今日はスタートも上手く出られたのですが、ペースが遅く序盤は少し掛かり気味で した。途中からはスムーズなレース運びとなって直線を向いたときは一瞬勝ったかと 思いました。しかし、坂を上がってから相手に二の足を使われてしまいましたね」 [田中調教師] 「もうワンパンチ足りなかったなあ。でもこの混合戦の牡馬相手のメンバーでも良く 頑張っていますよ。今後も様子を見て」 ＜レース結果＞ 着順　馬名　　　　　　　　騎手　タイム　着差　　馬体重 １着　ダガーマック　　　　柴田善　2.04.9　　　　458kg−４kg ２着　レディパステル　　　嘉藤　　2.05.0　3/4　 450kg＋２kg ３着　フレッシュブライト　木幡　　2.05.3　１3/4 488kg　０kg

■ 01/01/08 中山　新馬戦

[石川評] 初戦としてはマズマズ。少し口向きが悪いが、なんとか折り返しの新馬に勝ってクラシックに乗ってくれないかなぁ〜 [レース短評] 　１月８日（月）中山６Ｒ・３歳新馬／芝1800に出走したレディパステルは、１馬身のほどの出遅れスタートで、前半は中団を追走。 ３コーナー付近からスーッと３番手にまで押し上げて直線で口向きの悪さを覗かせながらもシッカリとした伸び脚で３着入線。 上々の滑り出しとなりました。 [嘉藤Ｊ] 「スタートで外にヨレてしまいました。 それでも勝負処から仕掛けていったら、なかなか良い反応をしてくれましたし、直線でも最後まで伸びていました。次はもっと良くなるでしょう」 [田中調教師] 「全体の時計は遅かったですが、内容的には 良く走ったと思います。厩舎に戻って様子を見てからとなりますが、次走には中１週の芝2000を考えています」 ＜レース結果＞ 着順　馬名　　　　　　　　騎手　タイム　着差　　馬体重 １着　ルゼル　　　　　　　後藤　1.56.2　　　　　486kg ２着　ウエスタンブライト　小野　1.56.8　３1/2　 474kg ３着　レディパステル　　　嘉藤　1.56.8　クビ　　448kg

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