ロードマイスター
栗東・伊藤雄二 厩舎

■ Report02/10/31
［牡２　栗東・伊藤雄二厩舎（予定）　栗東トレーニングセンター在厩］
 　明日11月１日（金）の挑戦が決定したゲート試験を前にみっちりと枠内での作法を 復習しており、今週は調教時計を記録せず。軽目のキャンターで流す程度に止めた。 なお、デビュープランについて伊藤雄二調教師は、「今週末、来週に行う追い切りの 感触次第では京都の２週目（11月９日・土・京都４Ｒ・２歳新馬・ダ1400）からスタ ンバイする構えでいます。ただ、少しでも不満が残るようならば見切り発車する気は 毛頭ありません。もちろん、その前にゲート試験合格が前提となりますけどね」と胸 の内を改めて明かしている。兎にも角にも次週の動向に大きな注目が集まる。
　
■ Report02/10/17
［牡２　栗東・伊藤雄二厩舎（予定）　栗東トレーニングセンター在厩］
 　10日（木）の初時計に続き、13日（日）、16日（水）と調教時計を記録。まだ足慣 らし程度の内容に過ぎないものの、下ごしらえの段階を入念に積むことが、先々に行 われる追い切りへ向けて非常に重要な意味を持ってくる。「同時期に厩舎へやって来 たロードオールと一緒の調整過程を踏んでいます。坂路での動きに関しても同様で、 まだ馬体を持て余している感じですね。でも、如何にもパワーがありそうで、なかな か楽しみな素質を感じさせてくれます。今後も素質の目を潰さぬようにじっくりと仕 上げたいと思います」と白い歯を見せながら印象を語るのは笹田調教助手。またゲー ト練習に関しても、「枠内でも暴れたりせずに大人しくしていますよ。今のところこ れと言った問題はありません」と、こちらも順調にクリアできそうな様子だ。５回阪 神開催でのデビューを一つの目標に階段を一歩一歩上り詰めてもらいたい。
《調教時計》
　10／10　助手　　栗東坂良１回　　　　　62.6－45.3－29.1－14.3　馬ナリ余力
　10／13　助手　　栗東坂良１回　　　　　60.2－44.0－29.0－14.5　馬ナリ余力
　10／16　助手　　栗東坂良２回　　　　　58.5－42.9－28.6－14.4　馬ナリ余力
　
■ Report02/08/08
［ファンタストクラブ（北海道）在厩］
 　「ロードマイスター／Lord Meister＝冠名＋独語で名人」で正式に競走馬名が決定 。それと歩調を合わせるかの如く、再び上昇気流に乗ってきた。ウォーキングマシン 60分→ポリトラックコース・ダク2000～3000ｍ→キャンター1000ｍだけでなく、５日 （月）以降は、ウッドチップ坂路コース・キャンター1000ｍ×２本（１ハロン20～2 5秒ペース）と坂路入りにゴーサイン。「しばらく休養を余儀なくされましたけど、 ブランクをあまり感じさせない動き。最後まで登り切っても一杯一杯と言う感じでは ありませんでしたよ」と村岡調教主任はその時の感触を笑みを交えて述べている。
　
■ Report02/04/02
［ファンタストクラブ（北海道）在厩］
 　動物検疫を終え、予定通り５日（金）には三石・ケイアイファームへ。当地ではす ぐに乗り運動をスタートしており、現在の調教メニューは、ウォーキングマシン60分 のあと、ウッドチップ坂路コース・ダク1000ｍ×１本→キャンター1000ｍ×２本（１ ハロン20～22秒ペース）となっている。実際に騎乗した感想について村岡調教主任に よれば、「馬体が緩んだ印象は全然ありません。ピッチ走法で坂路を軽快に駆け登っ ていきますよ。スピードタイプとして活躍してくれるでしょう」とのこと。上々の評 価が与えられた。９日（火）測定の馬体重は５０６kgと馬格も十分だ。
　
■ 募集カタログコメント／０１年募集
　父ホーリーブルは、その名の通り(Bull＝雄牛)、圧倒的なパワーを武器に一気に先頭を奪い、そのまま後続を突き放す破壊力抜群のレースぶりが米国で絶大なる人気を集めた。米国最高峰に位置するブリーダーズカップに出走せずに栄えある年度代表馬に選出された事実が、その強烈なインパクトを如実に物語っていよう。あまり馴染みのない父系について説明すると、スプリント重賞を勝った祖父は、米国屈指の快速馬ドクターファーガー(年度代表馬、最優秀スプリンター２回)と極めて相似した配合で、曽祖父もレコード勝ちを収めた実績を持つ。遠く遡ればノボトゥルー、ブロードアピールの父ブロードブラッシュと同系に属すスピードに優れた系統である。
　母ナスティーリトルスターは、ステークス競走を含む５勝と堅実な活躍で上級クラスにまで出世。従兄弟に２頭の重賞ウイナーを擁する牝系も活力十分だ。母父ナスティーアンドボールドは、近代競馬の礎を築いたナスルーラを祖とする血脈では稀少な存在。前述したノボトゥルー(母父ナスクラ)を連想させる配合パターンとなっている。
　本馬に関しては、驚異的な強さを誇示したクロフネや、2001年ケンタッキーダービー(Ｇ１)を制したモナーコスを世に送ったファシグティプトン・コールダー2歳選抜トレーニングセールにて発掘。公開調教では、10秒4/5、10秒3/5と、その２度とも素晴らしいタイムで走破。完成度の高さと、弾力性に溢れた迫力満点の動きが我々を釘付けにさせた。『2歳戦から活躍できる逸材』をキーワードに獲得した“ビッグスター”。兎にも角にも“走り”をご覧いただきたい。
ロードマイスター
牡馬・鹿毛・２０００年２月８日生れ（栗東・伊藤雄二）
生産牧場：米国ケンタッキー州　全５００口●総額３，０００万円

Holy Bull
1991 芦毛		 Great Above
1972 黒鹿		 Minnesota Mac Rough'n Tumble
Cow Girl
Ta Wee Intentionally
Aspidistra
Sharon Brown
1980 芦毛		 Al Hattab The Axe
Abyssinia
Agathea's Dawn Grey Dawn
Agathea
Nasty Little Star
1992 鹿毛		 Nasty and Bold
1975 鹿毛		 Naskra Nasram
Iskra
College Bold Boldnesian
College Boards
Sweet Little Star
1975 鹿毛		 Chieftain Bold Ruler
Pocahontas
Starsweet Pia Star
Solabar

母・Nasty Little Star
米５勝　ショッカーＴ.Ｈ（米ＬＲ）２着、コロンビアナＨ（米ＬＲ）３着
産駒
1999 ワンブライトライトOne Bright Light（牝　父：Silver Deputy）：米１勝
2000 本仔　　　　　　　　　　　　　　　（牡　父：Holy Bull）


ロードマイスター 牡４（栗)伊藤雄二　本賞金 ￥０ 総賞金 ￥０ (５戦 ０- ０- ０- ５)
出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金
04/09/20 2礼4 釧路湿原特別 12 ☆石橋脩 10 57.0 ダ1700 稍 1.50.4 4.9 4- 7-11 42.2 506 \0
04/09/13 2礼2 500万下 10 ☆石橋脩 10 56.0 芝1800 良 1.51.0 1.6 6- 8-11 37.4 508 \0
04/07/03 1函5 江差特別 13 田中勝春 12 57.0 芝1200 良 1.11.6 1.3 - 2- 4 37.4 524 \0
04/06/27 1函4 仁山特別 11 武幸四郎 ７ 57.0 ダ1200 良 1.12.6 2.0 - 9- 9 37.0 526 \0
■ 04/09/20 札幌　釧路湿原特別
　20日（月）札幌10Ｒ・釧路湿原特別・混合・ダ1700ｍに出走した。７枠10番から好 発進を決めると、道中は４番手を追走。ところが、ペースの上がった勝負処からは手 応えが怪しくなり、好位から抜け出したマウントフォンテンに４秒５と大きく離され て12着でレースを終えている。前走に続いて鞍上を務めた石橋騎手は「芝、ダート共 に大丈夫だと思います。ただ、いざ競馬へ行くと、３コーナーあたりで自分で諦めて しまうんです。返し馬や待避所でも堂々とした態度で、なかなかの雰囲気を持ってい るのですけどね。ダートに替わって良さが出ることを期待していたのですが･･･」。 伊藤調教師も「走り自体の良さが生かせず、なかなか思うような結果が出せません。 これまでの過程を冷静に考えると、ちょっと厳しい感じが否めないですね」と首を傾 げるばかりだった。そして、これまでの経緯を踏まえた上で今後の方針について師と 協議を重ねた結果、残念ながら現役生活に別れを告げる運びとなった。４歳夏に遅れ ばせながらのデビューを飾り、函館で３連闘、そして札幌でも連闘と常に頑張りを見 せてくれたロードマイスター。その一生懸命な姿に労いの言葉を送りたい。お疲れ様 でした。
≪９月20日・札幌10Ｒ・釧路湿原特別(３歳上500万下)(混)・ダ1700ｍ　・13頭・稍重≫
１着マウントフォンテン　57五十冬　1.45.5　　　　③②②②(37.9)　486kg＋４kg
２着メーンエベンター　　57松　永　1.45.8　１3/4 ①①①①(38.3)　454kg＋２kg
３着ゲイリーショー　　　57小林徹　1.45.9　　3/4 ⑪⑪⑨⑧(37.4)　480kg－４kg
12着ロードマイスター　　57石橋脩　1.50.4　　　　④⑤⑦⑪(42.2)　506kg－２kg
■ 04/09/12 札幌　500万下
　12日（日）札幌９Ｒ・３歳上５００万下・混合・芝1800ｍに出走。通算４戦目を迎 えたロードマイスターは、５枠５番にゲートインを果たした。６歳牝馬コアレスダイ ナがハナを切る展開は、1000ｍの通過が60秒２。平均ペースで流れる道中を石橋脩騎 手と共に中団の後方に取り付いた。ところが、先行集団が凌ぎ合う第４コーナーで手 応えが怪しくなって後方へ。直線でも伸びを欠き、10着でゴール板を通過している。 この内容を振り返って伊藤調教師は「前回よりも動ける状態にあると見ていたのです が、この距離は厳しかったですね。レース後も特に不安は見当たりませんので、可能 ならば連闘策も視野に入れていきます」と新たなプランを提示していた。なお、14日 （火）に函館競馬場へ移動。そして、師の言葉通り20日（月）札幌10Ｒ・釧路湿原特 別・混合・ダ1700ｍへ参戦する。なお、鞍上は再び石橋脩騎手。距離に関しては微妙 ながらも、ずっと不本意なレース選択を余儀なくされ続けたロードマイスターにとっ ては待ちに待った砂の舞台だ。これまでに培った経験を徒労で終わらせないためにも 、与えられたチャンスを是が非でもモノにして欲しい。
≪９月12日・札幌９Ｒ・３歳上５００万下(混)・芝1800ｍ・12頭・良≫
１着タマモグリッター　　54松　永　1.49.4　　　　②③②①(36.5)　458kg＋４kg
２着シャンゼリゼシチー　53岩　崎　1.49.6　１1/2 ⑥⑥②②(36.6)　460kg＋２kg
３着ブラストサンデー　　57藤　田　1.49.7　　1/2 ⑥⑥⑤②(36.5)　500kg　０kg
10着ロードマイスター　　56石橋脩　1.51.0　　　　⑥⑧⑧⑪(37.4)　508kg－６kg
■ 04/07/10 函館　下北半島特別
　３連闘で、10日（土）函館12Ｒ・下北半島特別・混合・芝1200ｍへ。単勝オッズ自 体は67.5倍と前走の半分程度ながら、12頭立ての最低人気と全くの人気薄でスタート ラインに立った。レースは父ニホンピロウイナー譲りの快速を飛ばすエムオーウイナ ーが短距離戦らしいハイペースの流れを作り出し、これにトルファルディーノ、フィ ールドシティーと２頭の“マル地”＆“マル外”が続く。一方、ロードマイスターは 後方を進む。前走で示したスピード能力を末脚へと上手く転換できれば･･･。そんな 淡い期待も脳裏を掠めた。ところが、勝負処を迎えて早々に手応えが怪しくなり始め る。そして、直線手前で最後方へ。一気に失速したトルファルディーノを交わして1 1着で無事完走を果たしたが、今回はちょっと不甲斐ない結果に終わってしまった。 なお、３回連続して８着以内の着順を得なかったことにより、８月10日（火）まで平 地競走へ出走が不可能に。よって、ひとまず13日（火）に三石・ケイアイファームへ 。連戦によるダメージを取り除くと同時に、ここで気持ちを入れ直して札幌開催で次 なるチャンスを窺う。
≪７月10日・函館12Ｒ・下北半島特別(３歳上500万下)(混)・芝1200ｍ・12頭・良≫
１着エボニービション　　54菊沢徳　1.11.7　　　　　⑩⑩⑨(36.3)　456kg＋４kg
２着ダンシングブルーム　55本　田　1.11.7　ｸﾋﾞ　　 ⑥⑤⑤(37.0)　458kg＋８kg
３着シーキングマイラブ　55横山典　1.11.8　ｸﾋﾞ　　 ③⑤⑤(37.1)　450kg＋４kg
11着ロードマイスター　　57ホワイト1.14.2　　　　　⑦⑦⑪(39.2)　514kg－10kg
■ 04/07/03 函館　江差特別
　「前走は太かったですね。また、３コーナーでは隣の馬を噛み付こうとするなど、 まだ集中して走っていませんでした。一叩きしての上積みは見込めますが、もう少し レース慣れが必要ですね」と戦前の笹田調教助手。３日（土）函館10Ｒ・江差特別・ 混合・芝1200ｍに出走した。単勝オッズ107.5倍（12番人気）と今回は完全に軽視さ れた状況でのスタートだったが、ゲートが開くと520kg超の巨体を躍動させて６枠９ 番からグングンと加速。玉砕覚悟で飛ばしたトワイニング産駒メイショウシラヌイを 追い掛け、道中は２番手グループの一角に加わった。しかし、第４コーナー周回後は 明らかに脚取りが鈍くなる。最後はバタバタとなって13着敗退。だが、前走の走破タ イムを１秒も短縮した点は、今後へ向けて心強い材料と言えよう。この結果を踏まえ た上で「競馬による疲労は殆んど無さそうです。ただ、乗り役は喉が気に掛かると話 していました。それで、念には念を押して内視鏡検査を受けたところ、片側の弁の動 きが幾らか鈍いとの見解。ただ、競走能力に影響を及ぼすレベルではないとのことで した」と７日（水）の笹田調教助手だった。なお、10日（土）函館10Ｒ・十和田湖特 別・混合・ダ1700ｍ、10日（土）函館12Ｒ・下北半島特別・混合・芝1200ｍへ特別登 録を済ませた陣営は、今週より短期免許を取得したダグラス・ホワイト騎手を確保し て３連闘にゴーサイン。主戦場とする香港では00／01シーズンから現在まで３年連続 でリーディングジョッキーに輝き、また、1999年のジャパンＣ(ＧⅠ)では12番人気の 伏兵インディジェナスを２着に導いた頼もしき手腕。ロードマイスターには願っても ないパートナーと言えそうだ。
≪７月３日・函館10Ｒ・江差特別(３歳上500万下)(混)・芝1200ｍ・14頭・良≫
１着ニアフュージョン　　57木　幡　1.10.3　　　　　⑧⑦⑦(35.8)　472kg＋４kg
２着ガッサンルーブル　　54勝　浦　1.10.4　　1/2　 ⑤②②(36.1)　510kg＋４kg
３着ダンシングブルーム　55本　田　1.10.4　ﾊﾅ　　　③②②(36.2)　450kg－18kg
13着ロードマイスター　　57田中勝　1.11.6　　　　　③②④(37.3)　524kg－２kg
■ 04/06/27 函館　仁山特別
　27日（日）函館12Ｒ・仁山特別・混合・芝1200ｍで初陣へ。唯一の初出走ながら「 先週に除外になったぐらいですので、仕上がりは悪くありません。短距離向きの良い スピードを持っており、いきなり５００万が相手でも大してヒケを取らないと思いま す」（伊藤調教師）とする陣営の評価や、未知の魅力を買われて７番人気（単勝オッ ズ21.4倍）とまずまずの支持を受けて６枠６番のゲートに収まった。無難なスタート を決めると、ロードマイスターは無理せず後方に控える。そして、短距離戦にしては 比較的落ち着いた流れのままレース後半へ差し掛かった。しかし、ペースが速まって 以後の持久力勝負で経験馬との差を露呈してしまう。直線を向いて馬群から脱落し始 め、最終的にはブービーのアドマイヤビクトルに３馬身半ほど遅れて最下位11着でゴ ール板を通過している。この結果を踏まえて「限られた出走チャンスを取りこぼさぬ ようにと、一応、特別登録をしておきました。ダメージの残るような競馬でも無く、 レース後も十分な元気を有していますよ」と笹田調教助手。今週の雰囲気を慎重に見 極めた上で、３日（土）函館10Ｒ・江差特別・混合・芝1200ｍへの連闘を決断した。 なお、鞍上は田中勝春騎手。現在までに35勝を積み重ねるジョッキーに、ガラリ一変 の願いを託す。
≪６月27日・函館12Ｒ・仁山特別(３歳上500万下)(混)・芝1200ｍ・11頭・良≫
１着タニノマティーニ　　57須　貝　1.10.6　　　　　④②①(35.5)　492kg　０kg
２着レオカーディナル　　57菊沢徳　1.11.3　４　　　②④④(36.0)　490kg－２kg
３着フィールドシティー　57小林徹　1.11.5　１1/4　 ③②②(36.5)　496kg＋１kg
11着ロードマイスター　　57武　幸　1.12.6　　　　　⑩⑨⑨(37.0)　526kg初出走

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