■ Report04/08/12 [美浦トレーニングセンター在厩]
6日(金)に美浦トレセン内の診療所で改めて精密検査を受けたところ、右前脚骨 折で全治3ヶ月との診断。この結果ならびに、これまでの経緯を伊藤正徳調教師と協 議を重ねた末、残念ながら中央競馬の登録を抹消する運びとなった。凱旋門賞など数 々の重賞競走を制したエリシオの産駒として、平成12年3月に門別で誕生したロード パルフェール。その資質を十分に発揮できぬままの現役生活に別れを告げるのは何と も悔やまれるが、度重なる骨折にもネバーギブアップの精神で立ち向かった魂は誰も が忘れることは無いだろう。新天地で幸あれ。お疲れ様でした。
《調教時計》
07/ 美プール 30 31
08/ 美プール 01 03
■ Report03/02/13 [美浦トレーニングセンター在厩]
待望の入厩を果たした後はトレセンの空気に馴染ませると同時に馬場入りを開始。まずは角馬場でダク、軽目キャンターからスタートを切った。ところが、数日後に思わぬアクシデントに見舞われることに・・・。左前脚を痛がる素振りを頻繁に見せたたことから念には念を押して美浦トレセン内の診療所で診察を受けたところ、遠位端骨折で全治3ヶ月の診断が下されている。なお、患部は骨片の剥離も認められず、手術等を施す必要もないとのこと。また、最初のレントゲン検査では骨折自体が判別できなかったと言う点からも、症状としては非常に軽い部類であることが窺える。しかし、だからと言って乗り運動等はもちろん厳禁で「最初の一ヶ月は完全休養に徹し、次の一ヶ月で初歩的な運動を。そして、残りの一ヶ月で帰厩へ向けたトレーニングを行うつもりです」。しっかりと現実を見つめながら今後の展望を伝える伊藤正徳調教師の表情には、新たな決意が感じられた。もしも些細な変化を気にも留めずに調教を進めていれば、骨片が離れるだけでなく、更に時間を要してしまう状況に陥った可能性が極めて高かっただろう。それだけに、ここは不幸中の幸いと前向きに受け止め、戦列復帰への道のりを温かく見守ってあげたい。近日中に茨城・敷宮牧場へ移動する予定。■ Report02/04/02 [ファンタストクラブ(北海道)在厩]
「本当に少し気になるかなと言う程度ですが、呼吸音に違和感が認められます。恐 らくノドの弁が上手く機能できていないのでしょう」と米田育成広報。咽頭蓋トラッ プメント(DDSP)の疑いがあるとのことで獣医師に具合を確認してもらい、その 後、対応について慎重に協議した結果、「さほど深刻になる状況ではないようです。 でも、まだ若い段階でもありますからね。今のうちに処置を施した方が後々を考えれ ば好結果に転じるでしょう」と伊藤正徳調教師。3日(水)に苫小牧・社台ホースク リニックで喉の手術を受ける段取りが進められた。ところが、当地で最終的な検査を 受けた末に導き出された見解は、「成長段階で無理をさせなければ治っていくでしょ う」。よって、手術は取り止めとなり、今後は吸入を掛けながら喉の荒れをケアして いく方針が固められた。因みに同様の症状は競走馬においては珍しくなく、3歳秋に 同様の治療を施したシーキングザパールが過去の代表例として挙げられる。なお、「 ロードパルフェール/Lord Parfaire=冠名+仏語で完成する」で馬名登録を完了し た。4日(木)測定の馬体重は485kg(前月比0kg)。■ Report02/03/23 [ファンタストクラブ(北海道)在厩]
「エリシオ産駒らしいタイプで、ちょっとテンションが上がりやすい性格。調教での動きに余計な力みが見られます。普段からもう少しリラックスして走れるように心掛けていきます」と米田育成広報は課題を挙げる。また、「ずっと屋内馬場でトレーニングを行っていたことも要因の一つなのでしょう。呼吸に幾らか違和感があるようで咽頭蓋トラップメントの兆候を感じます。本当に少し気になるかなという程度ですが、伊藤正徳調教師に相談したところ、獣医師に一度診てもらった方がいいのでは、と仰っていました」と、近日中に苫小牧にある社台ホースクリニックで検査を受ける予定となっている。ウォーキングマシン40分→屋内角馬場調整のあと、屋内ダートコース(1周800m)・ダク800m→キャンター2000〜3000m(1ハロン25秒ペース)。日々の乗り込みは至って順調だ。3月8日(金)測定の馬体重は485kg(前月比プラス1kg)。■ Report02/02/25 [ファンタストクラブ(北海道)在厩]
2001年10月上旬に門別・シンコーファームより移動した。その後、初期馴致を順調に終え、11月下旬より乗り運動を開始。屋外馬場が凍結の影響で使用できないため、現在は屋内ダートコースでのトレーニングがメインで、ウォーキングマシン40分、屋内角馬場で準備運動のあと、ダク800m、軽目のキャンター1600mを連日、入念に消化している。米田育成広報によれば、「雄大な馬格を持っており、また、全体に伸びがあるのが魅力ですね。それと、まだ軽目の段階ではありますが、キャンターで走らせると柔らかな動きが目立ちます。最初に見た頃と比べると、だいぶ印象が変わってきましたよ、もちろんいい意味でね。個人的にも楽しみな一頭です」とのこと。2月7日測定の馬体重は484kg(前月比0kg)。■ 募集カタログコメント/01年募集 父エリシオは、1996年の凱旋門賞(GI)でピルサドスキー(ジャパンC・GI)らを相手に、楽々と逃げ切って5馬身差の圧勝。”シー バードの再来”と大きな称賛を浴びた。また、ジャパンC(GI)ではスピード競馬にも対応。過去の凱旋門賞馬にありがちな鈍重なイメージを払拭 して見せた。4歳夏には未知なるカテゴリーへ。欧州マイル王決定戦のムーランドロンシャン賞(GI)では、チャンピオンマイラーの座を欲しいま まにしたスピニングワールドに真っ向から勝負を挑んで堂々の2着。自身の可能性をさらに高めた。2001年に初年度産駒がデビューすると、僅か 2カ月で早くもオープン馬2頭が登場。「ポストサンデーサイレンス」の呼び声も高い。
母シンコウエトワールは、エアグルーヴと同じ血統構成を有し、また、一代前のヒッティングアウェーとの配合にはノースフライト。輝かしい実績 を築く母父の威光をさらに増幅させる要素に事欠かない。事実、自身もデビューから3戦連続で1番人気に支持されたほどの素質馬。距離不向きと思 われた札幌3歳S(GV・芝1200m)でも2着に食い込んでおり、潜在能力の高さは注目に値すべきものであった。
本馬に関しては、半兄(父シンコウキング)同様、しなやかさが前面に押し出された印象。スラリとして胴長の馬体、美しい背中のライン、素軽い 動作などから、軽快なフットワークを身上とするターフランナーとなるだろう。
ロードパルフェール
牡馬・黒鹿毛・2000年3月16日生れ(美浦・伊藤正徳)
生産牧場:シンコウファーム 全500口●総額1,800万円
エリシオ
1993 鹿毛Fairy King
1982 鹿毛Northern Dancer Nearctic Natalma Fairy Bridge Bold Reason Special Helice
1988 鹿毛Slewpy Seattle Slew Rare Bouquet Hirondelle Val de l'Orene Hermanville シンコウエトワール
1994 青鹿トニービン
1983 鹿毛カンパラ Kalamoun State Pension Severn Bridge Hornbeam Priddy Fair ダイナフラッグ
1984 黒鹿ノーザンテースト Northern Dancer Lady Victoria シャダイフラッグ ヒッティングアウェー ヤマニエン
本馬:
シンコウエトワール(1994青鹿*トニービン),1勝,札幌3歳S G3 2着(札幌)
馬名なし(1999牡黒鹿*シンコウキング)ロードホースクラブ
馬名なし(2000牡黒鹿*エリシオ)ロードホースクラブ
母:
ダイナフラツグ(1984黒鹿*ノーザンテースト),入着
ハギノユメドリーム(1995牡黒鹿*ブライアンズタイム),2勝
ロードフラッグ(1997セン鹿*デインヒル),2勝,現役
2代母:
シヤダイフラツグ(1972鹿*ヒツテイングアウエー),出走
アナツク(1976牡鹿*ルヴアルマラール),佐賀,4勝
ゴールデンテースト(1977牡黒鹿*ノーザンテースト),2勝,障害3勝,高知,6勝
ジヨーオラトリオ(1978牡鹿*ボールドアンドエイブル),4勝,阪神3歳S 2着
| (京都)/中日スポ杯 1300万下(中京)/もみじ賞 400万下(京都),種牡馬
イソナミ(1979牝栗*ボールドアンドエイブル),南関東,3勝
| ハイタワー(1986牡栗*ランズダーン),1勝
| ハイブラツド(1987牡栗 ベストブラツド),南関東,1勝
シンアマゾネス(1981牝鹿*ワイルドウインター),出走
| シンスナイプ(1987牡鹿 サンエイソロン),佐賀,熊本,4勝
フラツグスターフ(1982牝黒鹿*ノーザンテースト)
| ユーワテイオー(1988牡黒鹿*リアルシヤダイ),4勝,ダイヤモンドS G3
| | 3着(東京)/房総特別 900万下(中山)
| ウェルクイーン(1990牝鹿 ミスターシービー)
| | シャコーダイヤ(1997牡黒鹿*スキャン),南関東,5勝,現役,しらさぎ賞
| | | 3着(浦和)
| | シャコーパワー(1998牡黒鹿*ジョリーズヘイロー),南関東,1勝,現役
| ブランチリーヴス(1991牝黒鹿*ミルジヨージ),入着
| | キスミーキャンドル(1996牝黒鹿 フジキセキ),3勝,現役
| ユシマクイーン(1992牝青鹿*リアルシヤダイ),1勝
| | ピアースアロー(1997牝鹿*ロイヤルアカデミー2),1勝,現役
| セントラルマックス(1995牡黒鹿*サンデーサイレンス),1勝,現役
| メイショウネルソン(1996牡黒鹿*サンデーサイレンス),3勝,現役
コーナーフラツグ(1985牝鹿*ノーザンテースト),出走
| センショウダッシュ(1989牡鹿*アレミロード),4勝,高知,南関東,10勝,ノベン
| | バーS 1500万下(東京)/津軽海峡特別 900万下(函館)
| サーストンフラッグ(1990牝黒鹿*ノーアテンシヨン),出走
| | キャロルブラボー(1994牝青鹿*キャロルハウス),3勝
| | タガノメグミ(1995牝黒鹿*サンデーサイレンス),1勝
| | テイエムサンデー(1996牡青鹿*サンデーサイレンス),4勝,現役,高瀬川特
| | | 別 900万下(京都)/大和特別 900万下(京都)
| | イサミオテンバ(1997牝青*ティンバーカントリー),2勝,現役
| | ケイシンミツル(1998牝青 フジキセキ),2勝,現役
| サーストンタカオー(1991牡鹿 サクラチヨノオー),佐賀,南関東,5勝
| サーストンレディ(1992牝黒鹿*ボーザム),大分,南関東,2勝
| サーストンウッズ(1995牡栗*ドクターデヴィアス),1勝
| サーストンアロー(1998牡鹿*ティンバーカントリー),1勝,現役
ヒッテングエイト(1986牡黒鹿*リアルシヤダイ),2勝,クロッカスS オープン
| (中山),種牡馬
ユーワシャルマン(1987牝青*リアルシヤダイ),出走
| アイエスクイーン(1993牝栗 ニツポーテイオー),南関東,5勝
| | アイエスフラッグ(1999牝鹿*アジュディケーティング),南関東,1勝,現役
| エスティシャルマン(1994牝鹿 サツカーボーイ),北関東,南関東,3勝,現役
| エムエフミラクル(1996牡黒鹿*リズム),1勝,南関東,2勝,現役
| ラッキーポラリス(1998牝鹿 ベストタイアップ),北関東,2勝,現役
フレンチヴォーグ(1988牡鹿 ミスターシービー),高知,南関東,4勝
スピードアクセス(1990牝鹿 ハギノカムイオー),1勝
| スピードビリーブ(1996セン栗*フレイズ),山形,南関東,12勝,現役
| スピードプリンス(1997牡鹿*ワージブ),1勝,現役
マイネルアイオロス(1992牡栗*マジックマイルズ),3勝
3代母:
ヤマニエン(1965栗*ラヴアンダン),4勝
シヤダイトラクル(1974牝栗*マリーノ),南関東,1勝
ロードパルフェール 牡4(美)伊藤正徳 本賞金 ¥0 総賞金 ¥0 (0戦 0- 0- 0- 0)
出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金