美浦・藤澤和雄 厩舎
■ 入厩情報 シンコウバレリーナ'97は、１月26日（水）美浦・藤澤和雄厩舎に入厩します。今日25日（火）にファンタストクラブを出発しています。
馬名は ロードプリンシパルLord Principal 意味・由来：男性バレエの主役。母名より連想■ 募集カタログコメント／９９年募集 父は欧州のチャンピオンクラスがズラリと名を連ねる名門牝系出身の人気種牡馬。デビューからＧＩ・３勝を含む無償の６連勝で全欧 ３歳王者に輝き、４歳時には仏２０００ギニーを制覇。古馬混合のマイルＧＩをも制して一流マイラーの地位を確固たるものとした。５歳よ り日本で種牡馬。これまでに４世代を送り込み、いずれの世代からもコンスタントにオープン級が登場している。９８年は総合７位にランク された。この貴重な血は日本以上に海外で高い評価を受けており、９７・９８年秋にはオーストラリア、９８年春にはイギリスでリース供用 された。母はプレストシンボリの半妹。３戦のみの競争生活に終わったが、その血統を買われて４歳春から繁殖牝馬として再出発。本馬が第 一仔となる。母父はSadler's Wells,Fairy Kingの全弟で、わずか二世代の産駒しか残せずにこの世を去った悲運の良血馬だった。Sadler's Wells のＢＭＳとしての成功を見ればこの馬もと期待したくなる。本馬は初仔にも関わらず３歳２月時点で４６０KGと十分なサイズに成長。柔軟性 に富んだ身のこなしは、スピード能力の高さを物語っている。首差しにもう一回り逞しさが加われば文句のつけようがない馬体となるであろう。 ここまでなにひとつ頓挫することなく調教メニューを消化。「丈夫で思い通りの調教を課すことができる」とファンタストでの過程は順調だ。 早い時期から頭角を現してくれるに違いない。
ロードプリンシパル
牡馬・栗毛・１９９７年４月１８日生れ（美浦・藤澤和雄）
生産牧場：シンコウファーム 全５００口●総額３，５００万円
ヘクタープロテクター
1988 栗毛Woodman
1983 栗毛Mr.Prospector Raise a Native Gold Digger プレイメイト Buckpasser Intriguing Koreveya
1982 栗毛Riverman Never Bend River Lady Konafa Damascus Royal Statute シンコウバレリーナ
1993 鹿毛Classic Music
1987 鹿毛Northern Dancer Nearctic Natalma Fairy Bridge Bold Reason Special Trail
1976 栗毛Thatch Forli Thong Quail Hill Gail Quarterdeck
母・シンコウバレリーナ
本邦輸入。入着、３戦のみ。本馬が初仔
産駒
ロードプリンシパル 牡４（美）藤澤和雄 本賞金 ￥０ 総賞金 ￥０(５戦 ０- ０- ０- ５)
出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 00/06/27 船橋 ベストステッキ特別 ８ 北村宏司 55.0 ダ1600 良 1.45.9 . - - . 484 \0 00/06/03 3東5 未勝利 ７ 四位洋文 ６ 55.0 芝1800 良 1.50.9 1.5 1- 2- 2 37.7 474 \0 00/05/07 2東6 未勝利 ７ 北村宏司 ５ 54.0 芝1600 良 1.35.8 2.3 -11-10 36.8 470 \0 00/04/23 2東2 未勝利 ８ 北村宏司 ５ 54.0 ダ1400 良 1.28.4 2.5 - 6- 6 39.5 474 \0 00/04/01 3中3 未出走 12 北村宏司 ２ 54.0 ダ1200 良 1.17.2 3.0 -16-13 39.5 468 \0
■ 00/ 6/27 船橋 ベストステッキ特別 [石川評]
この馬ももう引退かもしれません。やっぱり最初の見た目を信じれば...
[レース短評]
６月27日（火）船橋の交流競走・ベストステッキ特別／ダ1600に出走した ロードプリンシパルは、やや後手を踏んだスタートから押して先団へ。 道中は中団でレースを進めましたが、直線で思うように伸びず８着で ゴールしました。
[北村宏司Ｊ]
「なんとか前へ取り付こうと思っていました。ただ、２コーナーのあたりで 外から被されて怯んでしまって…。それからは手綱をしごいても馬が全然動かず、 前へ行くことができませんでした」
[藤澤和雄調教師]
「馬自身に走ろうという気持ちが感じられない。 どんなところを使っても同じようなレースぶりだからなぁ。 少しは変われると思っていたのだけど…」
■ 00/ 6/ 3 東京 未勝利 [石川評]
未勝利引退の危機だな～血統はいいんですけどね。ファーストインプレッションが良くなかったからそれを信じるべきだったかも。 このあと放牧なので今度はいつ帰ってくるのでろうか...ヘクターだから成長力は乏しいのでもう引退していただいても...という 気持ちですかね。
[レース短評]
３回東京６日４Ｒの４歳未勝利／芝1800に出走したロードプリンシパルは、これまで のレースとは一転して先行積極策を試みたものの、勝負処からの伸びを欠いてしまい、 ７着に終わりました。
[四位Ｊ]
「距離が延びたので行くには行けましたが、手先が重くてスピードに乗り切れ ません。後ろで脚を溜めたとしても、それほど切れる感じもしませんので、今日のとこ ろはこんなものでしょうか。まだ良くなりきっていないようです」
[藤澤和雄調教師]
「厳しいなあ。現状ではスピードが足りない。速い脚を使えないので、 どんな競馬をしても、こういった結果になってしまう。少しずつ良くなってはいても、 すぐに結果を出せるほどではなく、もう少し時間が掛かりそう。放牧に出して、立て直 した方がいいと思います」
■ 00/ 4/23 東京 未勝利 [石川評]
しかし、見所のない馬で困ってしまいます。まずスタート直後に取り付いていけないのがいただけない。かといって上がりに切れる脚が あるわけでもないと。いつ変わり身を見せるのでしょうか？やっぱりヘクターじゃだめか...
[レース短評]
２回東京６日５Ｒの４歳未勝利／芝1600に出走したロードプリンシパルは、スタート 直後のダッシュが鈍く、離れた後方から追走。終いインから末脚を伸ばしたものの、７ 着に敗れました。
[北村宏司Ｊ]
「ある程度前につけようと思っていましたが、行けませんでした。というの も、トモを大きく振り上げて、後ろを蹴るような走りだったんです。だから前に進みま せん。それだけに、ブリンカーの効果については、なんとも…。芝の走りは悪くありま せんし、最後もそれなりに駆けているので、前半を上手に捌けるようになれば、いいの ですが」
[藤澤和雄調教師]
「芝の感触に戸惑ったのかな。前半の行きっぷりが悪かったねえ。まあ、それでも、押っつけ通しであっても、最後まで諦めないで走れるようになったのは 収穫。これまでで一番の内容だったと思いますよ。それにしても勝った馬は強かったなあ。（タイムは）１分33秒５でしょ。ＮＨＫマイルＣでも、ソコソコの順位に相当する んじゃないかな」
ちなみに、ＮＨＫマイルＣを勝ったイーグルカフェの走破時計は、全く同じ１分33秒５でした。■ 00/ 4/23 東京 未勝利 [石川評]
この馬は未勝利で終わる予感がします。レースに見所がない。失敗したかなぁ～...ヘクターはダメか...血統はそこそこ いいんですけどね。ロードのビデオ注意深くみないといけませんなぁ。
[レース短評]
２回東京２日３Ｒの４歳未勝利／ダ1400に出走したロードプリンシパルは、先行馬群 の直後からレースを進めながらも、そのまま伸びきれず、８着に敗れました。
[北村宏司Ｊ]
「初戦よりは良くなっていました。だけど、砂を被ると良くありませんね。 気にしてしまって、走ることに集中できないんです。揉まれないために、思い切ってハ ナを切るくらいの方がいいのかも」
[藤澤和雄調教師]
「苦戦続き。でも、この前よりは随分と良くなっていますよ。勝った馬 を別格にすれば、それほど大きく負けてはいません。今から、どこかの大きなレースに 間に合わそうという訳ではないので、今日のところは、これで良しとしましょう。未勝 利戦は毎週のようにありますし、この馬のペースで。あと１～２回使えば、ある程度の 結果を残せるんじゃないですか。少しずつでも上向いていますから」
デビュー戦同様、ブルーのシャドーロールを着用して23日（日）、東京３Ｒの４歳 未勝利／ダ1400に出走した。やや若さの残る走りで６番手を追走。決してバテている わけではないのだが、直線での伸びが見られず８着でゴールした。「初戦より良くな っていました。だけど砂を被ると良くありませんね。気にしてしまって走ることに集 中できないんです。揉まれないために、思い切ってハナを切るくらいの方がいいのか も」と北村宏Ｊがレースを振り返ると、「今回も苦戦でしたが、この前よりは随分と 良くなっていますよ。勝った馬を別格とすればそれほど大きく負けていません。今日 のところはこれで良しとしましょう。未勝利戦は毎週のようにありますし、このペー スであと１，２回使えば、もっと良い結果を残せると思います。少しずつでも上向い ていますから」と藤澤和調教師。レースを経験するごとに成長する姿をこれからも見 守っていきたい。
《Ｒｅｓｕｌｔｓ》 ２回東京２日３Ｒ ４月23日 ４歳未勝利 ダ1400 14頭
１着 ゴールデンロドリゴ 55武豊 1.25.9 ①①① 458㎏－14㎏ 栗東・中村好
２着 シュガービクトリー 55的場 1.27.0 ７ ⑪⑨⑥ 456㎏－２㎏ 美浦・柄崎
３着 アサクサゴロゴロ 55小林淳 1.27.2 １1/2 ②②② 446㎏ ０㎏ 美浦・冨田
８着 ロードプリンシパル 54北村宏 1.28.4 ⑥⑥⑥ 474㎏＋６㎏ 美浦・藤澤和
■ 00/ 4/ 1 中山 未出走 [レース短評]
３回中山３日１Ｒの４歳未出走／ダ1200に出走、デビュー戦を迎えたロードプリンシ パルは、スタート直後から離れた最後方。４角手前から徐々に進出を開始したものの、 伸びきれずに12着に敗れました。馬体重は４６８㎏。
[北村宏Ｊ]
「全然付いていけないんですよ。（スタート後の）芝のフットワークがいま ひとつ。空回りしてしまって、後ろからの競馬になってしまいました。一回使って変 わってくることに期待しましょう」
[藤澤和調教師]
「スタート自体はそんなに悪くなかったけど、二の脚というか、そのあ との行きっぷりが良くないなあ。直前の追い切りを本馬場でやったように、芝に慣らし たつもりだったけど、後手を踏んでしまった。それにもう少し距離が欲しい感じ。今日 は初めての競馬だし、次にまた期待してください」
