ロードサージェント
栗東・伊藤雄二 厩舎

■ Report03/11/20

ジャンプレースへの切符を手中に収めるべく、飛越訓練に明け暮れていたロードサ ージェントにアクシデントが発生。20日（木）の障害練習後、脚元に腫れと熱感が生 じてしまったのだ。直ちに獣医師に診察してもらった結果は、無情にも両前脚屈腱炎 。これには伊藤調教師も「本数を飛ばせる毎に上達し、レースを非常に楽しみにして いたのですが･･･」と声を絞り出すように応え、続けて「復帰までには少なくとも半 年以上の休養期間を必要とするでしょう。それに、この馬の場合は２度目の発症。上 手く立て直せたとしても、再発の可能性が高いと思います」と天を仰いでいた。その 後、協議を重ねた末、近日中に中央競馬の登録を抹消する運びに･･･。今後は乗馬に 転出する見込みとなった。菊花賞(Ｇ�T)を制したサッツザプレンティや、京成杯(Ｇ �V)を勝利したスズカドリームと鎬を削ったデビュー戦。また、パワフルなフットワ ークを披露してくれたダートでの３戦を忘れることはないだろう。お疲れ様でした。

■ Report03/08/28

ダートコース・キャンター2400〜3000ｍ（１ハロン20秒ペース）。「自ら行く気を 見せてくれますし、順調そのものですね。今週末には栗東へ向けて旅立つはず。その つもりで準備をしており、もちろん胸を張って送り出せる状態を維持できています」 とニッコリ微笑む当地スタッフ。29日（金）には、トレセンの土を踏みしめる予定と なっている

■ Report03/02/13

９日（日）は坂路コースを行く気に任せたまま頂上へ。ペース的には15−15程度と至って軽目で、足慣らしの意味合いを強く感じさせる内容だった。ところが、午後になって思わぬアクシデントが自身の身に降り掛かってしまう。脚元に腫れと熱感が生じたことから栗東トレセンの診療所でエコー検査を受けたところ、右前脚の屈腱炎で全治９ヶ月以上との診断。もちろんその後は馬場入りを見合わせざるを得ず、これを受けて伊藤雄二調教師を含めて協議した結果、症状の経過を観察する目的で12日（水）には茨城・ミッドウェイファームへ移動を済ませている。なお、今後は茨城・オークヒルファームへ赴き、当地を指揮する島津獣医の見解を仰ぐ方針が固められている。

■ Report02/10/31

11月２日（土）京都６Ｒ・２歳新馬／芝2000でいよいよ競走馬としての第一歩を踏 み出す。30日（水）の舞台は、これまで同様にＣウッドチップコース。センターアン ジェロと呼吸を合わせるようにスタートを切ると、軽快な脚捌きでスムーズにギアチ ェンジ。最後まで気を抜かぬよう気合いを付けられて先着した内容は、デビュー戦へ 向けた上々のデモンストレーションだったと評して差し支えなかろう。「大きな狂い もなく予定通りに稽古を積めましたからね。この時期にしては動きもなかなか。実践 の場で色々と勉強しなければならないこともありますし初戦から結果は期待しません が、それでも、しっかりと走ってくれると思いますよ」と目尻を下げながら抱負を語 るのは伊藤雄二調教師。雄大な馬体をターフに躍らせて是非とも先頭ゴールを目指し て欲しい。なお、同じコマンダーインチーフ産駒のレギュラーメンバーでダービーグ ランプリ、川崎記念、ＪＢＣクラシックとＧ�T競走３勝の実績を持つ頼もしいパート ナー松永騎手が鞍上を務める。 《調教時計》 　10／30　松　永　栗ＣＷ良　　　　85.1−69.3−54.0−39.4−12.6�E追って一杯 　　　　　　　　　センターアンジェロ（２歳新馬）一杯の外０秒２先着 《５回京都１日６Ｒ・11月２日・２歳新馬(混)・芝2000・10頭・発走12:55》 グランプリターボ554福永、ザッツザプレンティ54河内、スズカドリーム54武豊、 スーパーピカイチ54藤田、テイエムペッピン53牧田、トロピカルナイト53四位、 ニケスピード54川原、ラップラッパー54ペリエ、ロードサージェント54松永、 ワンダフルショット54松田

■ Report02/10/18

朝一番に伊藤雄二調教師の厳しいチェックを受けた上で、先週同様、16日（水）は Ｃウッドチップコースでの追い切りを敢行。昨年の若葉Ｓ(ＯＰ)を勝ち、日本ダービ ー(Ｇ�T)にも駒を進めたダイイチダンヒルの全妹ダイイチサザンに胸を借りる形でス タートを切った。だが、まだ馬体が重くて一緒に付いて行くのに精一杯だったよう。 テンから飛ばして終いはバタバタ、最後は４馬身半ほど遅れてのフィニッシュとなっ た。だが、笹田調教助手はこれに関して何ら気に止めていない様子。「まだ途上の段 階ですからね。それを考えれば今朝も雰囲気自体は悪くありませんでしたよ。調教後 も気持ちが必要以上に舞い上がることはありません。このまま速いペースでの稽古を 重ねていくのみです」。デビュープランの具体的な動向は全くの白紙ながらも、間近 に迫りつつある５回京都への意気込みを清々しい表情で語ってくれた。 《調教時計》 　10／16　助手　　栗ＣＷ稍　　　　81.9−66.8−53.0−39.3−13.1�D追って一杯 　　　　　　　　　ダイイチサザン（古馬500万）強目の内０秒７遅れ

■ Report02/09/26

競走馬登録完了を経て調教時計が掲示されるようになった。そして26日（木）には ゲート試験にチャレンジ。これまでに何度も叩き込んだ手順に素直に従って枠内に誘 導されると、左右の扉が開いた瞬間に即座にダッシュを決めて見事に合格印を手にし ている。「取り敢えず一つの関門をクリアできましたね。これからは馬体を丁寧に丁 寧に研ぎ澄ませて行く過程に入ります」と伊藤雄二調教師も胸を躍らせている様子。 いよいよ、本格的な追い切りへとステップアップする。 《調教時計》 　９／15　助手　　栗東坂良１回　　　　　65.4−46.8−29.2−14.2　馬ナリ余力 　　　　　　　　　センターアンジェロ（２歳新馬）馬ナリと同入 　９／22　助手　　栗東坂良１回　　　　　59.3−44.2−30.1−14.8　一杯に追う 　　　　　　　　　センターアンジェロ（２歳新馬）末強目に０秒４先着 　９／26　助手　　栗東Ｅ良　　　　　　　　　　13.5−13.5−13.8　ゲートナリ

■ Report02/09/12

７日（土）に無事入厩を果たした。その後は長距離輸送での緊張感を和らげると同 時に、これまでとは全く違った状況下である栗東トレセンの環境に慣れさせる策に従 事。簡単な乗り運動によって初めて対面する厩舎スタッフと綿密にコミュニケーショ ンを図っている。「素直そうな印象ですね。まぁ本領を発揮してくるのは、本格的な 調整を始めてからなのでしょけど」とは笹田調教助手の感想。数々の一流馬を手掛け てきた名門・伊藤雄二厩舎だからこそ持つ独特のノウハウをみっちりと教え込まれな がら、今後は晴れのステージへの階段を一歩一歩登り詰めることだろう

■ 入厩情報02/09/02

父コマンダーインチーフは、実に20年ぶりとなる３歳デビューからの英国ダービ ー(Ｇ�T)制覇を達成。続く愛国ダービー(Ｇ�T)も勝って無傷の５連勝を飾り、日本で 種牡馬となった。すると、初年度産駒からアインブライド、クリールサイクロンの２ 歳重賞ウイナーが登場。一時は「早熟種牡馬」と評されたこともあったが、それは早 い時期に活躍をアピールして周囲に実力を認めてもらう必要があったため。人気種牡 馬として地位を確立した以降は、成長力豊かな産駒を続々と輩出。セクレトセール2 001では０歳産駒に7000万円を越える高値が付くなど、芝、ダートを問わぬユーティ リティサイアーとして、また、“種牡馬３強”を脅かす存在として、今は亡きダンシ ングブレーヴの血を後世に伝えている。 　母ニアーザゴールドは、今やロードプラチナム（Ｇ�V函館記念）を産んだことで有 名だが、元々はカーリアン、ヴィジョン、スキャンなど、Ｇ�T勝馬が目白押しの名門 ファミリー。いつ大物を輩出しても不思議ない下地は十分に整っていた。今後も高い レベルで“走る産駒”を確実に送り出すだろう。 　本馬に関しては、兄同様、首から背中、そして腰へと繋がるラインが非常に理想的 な曲線を描いており、馬体に窮屈な面を一切感じさせない。まず目を奪われるのは逞 しさ溢れる胸前だが、かと言ってトモの張りが負けることもない。一族の名声をさら に高めてくれるはずだ。

■ Report02/04/02

［中村畜産（北海道）在厩］ 　今年は春の訪れが早く、それによって屋外坂路コースでの調教が例年よりも１ヶ月 以上早く可能となるという恩恵を授かった。「動き自体は悪くありませんよ。ただ、 まだ完全に目覚めていない印象です。じっくりと素質を磨いていきましょう」と村岡 調教主任は話すが、現在の調教メニューは、ウォーキングマシン60分のあと、ウッド チップ坂路コース（全長1000ｍ）・ダク1000ｍ×１本→キャンター1000ｍ×３本（１ ハロン17〜20秒ペース）と豊富な運動量を元気に消化しているようだ。２日（火）測 定の馬体重は４７４kg。なお、「ロードサージェント／Lord Sergeant＝冠名＋軍曹 」で馬名登録を済ませている。

■ Report02/03/23

［中村畜産（北海道）在厩］ 　現在の調教メニューは、ウォーキングマシン60分のあと、ダートコース・ダク1500ｍ→キャンター2000〜3000ｍ(1ハロン25〜28秒ペース)。なかには坂路入りを始めた同期もいるが、これまで同様、太平洋に面したダートコースで時間を掛けて乗り込みを消化している。とは言え、「もうじき全馬を坂路へ持っていくつもりです」と村岡調教主任は何かアクシデントがあってのことではないことを強調。続けて、「成長に見合った負荷を課していくことが大切。速いペースで乗ろうと思えば乗れないこともないですよ。でも、そうすれば将来性の芽を摘み取ってしまいかねません。この時期から無理をする必要は全くないですから」と平然とした口調で話している。見栄えのする好馬体は相変わらず健在だ。

■ Report02/02/25

［中村畜産（北海道）在厩］ 10月下旬までにブレーキングをしっかりと済ませており、現在は、ウォーキングマシン60分で準備運動後、1周350ｍのダートコースでダク1500ｍ、軽目キャンター2500ｍ (1ハロン25〜28秒ペース)を順調に消化している。村岡調教主任よれば、「馬体は雄大で立派。見栄えのするいい馬ですよ。ロードプラチナム以上の体重で競馬を走ると思います」とのこと。だが、まだまだ発展途上の若駒。当然の如く課題も残されており、「性格が良過ぎるというのか、今のところ、ちょっと臆病な面を見せることがあります。そのあたりを克服できるように訓練していきます」と今後へ向けての意欲を語っていた。ファイトコマンダー(日経新春杯・Ｇ�U)、タマモヒビキ(小倉大賞典・Ｇ�V)と、今季早くも重賞2勝を獲得した父コマンダーインチーフ。産駒初のクラシックウイナーの誕生も期待できそうだ。

■ 募集カタログコメント／０１年募集

父コマンダーインチーフは、実に２０年ぶりとなる３歳デビューからの英国ダービー制覇を達成。続く愛国ダービー（ＧＩ）も勝って無傷の５連勝 を飾り、日本で種牡馬になった。すると、初年度産駒からアインブライド、クリールサイクロンの２歳重賞ウイナーが登場。一時は「早熟種牡馬」と評 されたこともあったが、それは早い時期に活躍をアピールして、周囲に実力を認めてもらう必要があったため。人気種牡馬として地位を確立した以降は 成長力豊かな産駒を続々と輩出。セレクトセール２００１では、０歳産駒に７０００万円を超える高値が付くなど、芝、ダートを問わぬユーティリティ サイアーとして、また、”種牡馬３強”を脅かす存在として、今は亡きダンシングブレーヴの血を後世に伝えている。 　母ニアーザゴールドは、今やロードプラチナム（Ｇ�V函館記念）を産んだことで有名だが、元々はカーリアン、ヴィジョン、スキャンなど、ＧＩ勝馬 が目白押しの名門ファミリー。いつ大物を輩出しても不思議はない下地は十分に整っていた。今後も高いレベルで”走る産駒”を確実に送り出すだろう。 　本馬に関しては、兄同様、首から背中、そして腰へと繋がるラインが非常に理想的な曲線を描いており、馬体に窮屈な面を一切感じさせない。まずは 目を奪われるのは逞しさ溢れる胸前だが、かと言ってトモの張りが負けることもない。一族の名声をさらに高めてくれるはずだ。

ロードサージェント
牡馬・鹿毛・２０００年４月１９日生れ（栗東・伊藤雄二）
生産牧場：三石・ケイアイファーム　全５００口●総額７，０００万円

コマンダーインチーフ 1990 鹿毛	ダンシングブレーヴ 1983 鹿毛	Lyphard	Northern Dancer
			Coofed
		Navajo Princess	Drone
			Olmee
	Slightly Dangerous 1979 鹿毛	Roberto	Hail to Reason
			Bramalea
		Where You Lead	Raise a Native
			Noblesse
ニアーザゴールド 1991 鹿毛	Seeking thr Gold 1962 芦毛	Mr.Prospecter	Raise a Native
			Gold Digger
		Con Game	Buckpasser
			Broadway
	Near 1985 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Far	Forli
			Foreseer

母： ニアーザゴールド Near the Gold《産駒４頭：出走３頭：勝馬２頭》未出走 　　ショウリノミユキ(牝 1995 父：シアトルダンサー):未勝利 　　ロードプラチナム(牡 1995 父：トニービン):５勝【現】函館記念(Ｇ�V),サンシャインＳ(1600万),立春賞(900万), 　　 　　　大阪杯(Ｇ�U)２着,ＡＪＣ杯(Ｇ�U)２着 　　ゴールドヘイロー(牡 1997 父：サンデーサイレンス):（公）５勝 祖母： 　*ニアー Near《産駒７頭：出走４頭：勝馬３頭》米３勝 　　ニアーザリッジ Neartheridge（セ，父：Cox's Ridge）米１０勝 　　ゼンノキャスパー(牡，父：Cox's Ridge):２勝【現】 ３代母： 　ファー Far《勝馬５頭》米４勝 　　アゴー Ago（牡，父：Danzig）米５勝 ジェファーソンＣＳ（米ＬＲ） 　　ヨンダー Yonder（牡，父：Seattle Slew）米４勝 ジャージーダービー(米Ｇ�U),レムセンＳ(米Ｇ�U) 種牡馬 ４代母： 　フォアシーア Foreseer《勝馬９頭》米３勝 サンタイネスＳ(現米Ｇ�V)２着 　　マースカニンガムMerce Cunningham（牡，父：Nijinsky）英仏米６勝 モリスドニュイユ賞(仏Ｇ�U),フレッドアーチャーＳ(英ＬＲ) , 　　　　　　　　　　アストンパークＳ(英ＬＲ) 種牡馬 　　パーミストリーPalmistry（牝，父：Forli）米６勝 モンロヴィアＨ(現米Ｇ�V) 　　｜　パームリーダーPalm Reader（牝，父：Sir Ivor）:米５勝　マンタＨ(米ＬＲ)２着 　　｜　＊コンジュラConjuror(牝，父：Nijinsky）:不出走 　　｜　｜　ウィックドママWicked Mama(牝，Devil's Bag)：デイドＢＣターフクラシックＳ(米ＬＲ),リヴァーシティーズＢＣＳ(米Ｇ�V)３着 　　カーリアンCaerleon（牡，父：Nijinsky）仏最優秀３歳馬 英愛仏４勝 仏ダービー(仏Ｇ�T),ベンソン＆ヘッジスＧＣ(英Ｇ�T), 　　　　　　　　　アングルシーＳ(愛Ｇ�V),ティロスＳ(愛ＬＲ),愛ダービー(愛Ｇ�T)２着 種牡馬 　　ヴィジョンVision（牡，父：Nijinsky）米４勝 セクレタリアトＳ(米Ｇ�T),ピルグリムＳ(米Ｇ�V),ブルックリンＨ(米Ｇ�T)２着 種牡馬 　　グッドラインGood Thyne（牡，父：Herbager）英愛米３勝 愛セントレジャー(愛Ｇ�T)２着,ガリニュール(愛Ｇ�U)２着 種牡馬 　　ヴィデオVideo（牝，父：Nijinsky）米２勝 　　｜　*スキャンScan（牡，父：Mr.Prospector）:米５勝　ペガサスＨ(米Ｇ�T),ジェロームＨ(米Ｇ�T),レムセンＳ(米Ｇ�U), 　　｜　　　　　　　　　　カウディンＳ(米Ｇ�U) 種牡馬 ５代母： 　リーガルグリーム Regal Gleam《勝馬３頭》米最優秀２歳牝馬　米８勝 フリゼットＳ(現米Ｇ�T),セリマＳ(現米Ｇ�V) 　　ロイヤルグリントRoyal Glint（牡，父：Round Table）米２１勝 サンタニアＨ(米Ｇ�T),エイモリーＬ.ハスケルＨ(米Ｇ�T), 　　　　　　ユナイテッドネイションＨ(米Ｇ�T),アーリントンＨ(米Ｇ�U),グレイラフＨ(米Ｇ�U),サンベルナルディーノＨ(米Ｇ�U), 　　　　　　ケリーオリンピックＨ(米Ｇ�V),パトリオットＳ(米Ｇ�V) 　　グリスク Glisk(牝，父：Buckpasser):米３勝 　　｜　ラストラ Lustra(牡，父：Danzig):米５勝　サンクスギヴィングＨ(米ＬＲ) 種牡馬 　　｜　*グロウ Glow(牡，父：Northern Dancer):米４勝　サラナクＳ(米Ｇ�U),メリーランドターフＳ(米ＬＲ), 　　｜　　　　セレレタリアトＳ(米Ｇ�T)２着 種牡馬 　　プチカ Pucheca(牝，父：Tom Rolfe):不出走 　　｜　タブルー Tableaux(牝，父：Round Table):米５勝　クリサンシマムＨ(米Ｇ�V)２着 　　｜　｜　スカフルバーグ Scuffeburg（牡，父：Cox's Ridge):米５勝　ペガサスＨ(米Ｇ�T),ガルフストリームパークＨ(米Ｇ�T)