ロードウィステリア（牡６歳）
美浦・藤澤和雄 厩舎

■ 近況02/11
　22日（金）に獣医師の診察を受けた結果、左前脚浅屈腱炎で全治９ヶ月以上の診断 が下された。そして、関係者間で協議した末に中央競馬の登録を抹消することに…。 「エコー検査で腱繊維の切断と内出血が確認されました。これでは競走馬として復帰 するには相当な休養期間を必要とするでしょう。屈腱炎は一度発症すると再発の可能 性が高く、以後の競走能力に与える影響も少なくないようです。年齢的な面も考慮し た場合にそのような状況下において、今後、実力を十分に発揮できる態勢を整えるの は難しいであろうと判断せざるを得ません。持っている能力は高い馬。これからの活 躍に期待を懸けていただけに残念です」と藤沢和雄調教師は無念の表情を浮かべてい た。父にフェアリーキング、母にクイーントゥコンカーを持つ良血外国産馬のロード ウィステリア。通算成績は11戦１勝と目立つものではなかったが、２歳秋の新馬戦を 断然人気に応えて華々しいデビューを飾り、大きな夢を与えてくれた。今後は乗馬と なる見込み。たくさんの思い出をありがとう。そして、お疲れ様でした。
■ 近況02/08
　「乗り運動を再開したあとも特に大きな問題は発生していません。ただ、若干脚元 に熱感が残っています。ですので、今後も一気にペースは上げず、徐々に進めていき たいと思います。レーザーでケアを続けながらこの感じで行けば秋口には…。何とか したいですね」と米田育成広報は穏やかな表情をしている。ウォーキングマシン40分 →屋内角馬場調整のあと、ウッドチップコース・ハッキング1500ｍ→ウッドチップ坂 路コース・キャンター1200ｍ×１本（１ハロン20～22秒ペース）もしくは、芝コース ・並脚5000ｍ。
■ 近況02/03
　９日（土）中京10Ｒ・寒狭川特別／芝2000に出走する。６日（水）の追い切りは、 午前９時50分に坂路コースへ登場。北村騎手にシッカリと押さえ込まれながら、１本 駆け登った（50秒６－33秒６－17秒２）。そして、場所をウッドチップコースへ移動 。軽く１周したあとに、ハッピールックと併せ馬を行った。６ハロンのタイムは86秒 ３だったが、ラスト１ハロンは12秒４を記録しており、徐々に良化している。調教を 見届けた藤沢和雄調教師は「先週、キツイところを乗りましたが、まだ物足りないで すね。長い休み明けですから仕方ないでしょう。今日の調教でもだいぶ苦しがってい ました。ただ、併せた馬はオープン馬ですから。ウィステリアが走らないわけではな いですよ。それに重賞に出るわけではありません。今回は身体作りで中距離のレース に使いますが、1400ｍぐらいを走らせたら面白いと思います。ロードキーロフみたい になって欲しいなぁ」と語っている。また、松田調教助手も「２年半ぶりになります かね。とりあえず１度使って見てからだと思います。どんな競馬になるか、ちょっと 見当がつきません」と話しているように、今回は平成11年９月12日の下総特別以来の 実戦。まずは無事に。そして、次に繋がるレースをして欲しい。
《調教時計》
　３／３　助手　　美南Ｗ良　　　　　　　68.5－53.0－39.2－13.1②馬ナリ余力
　　　　　　　　　ピサノマッカラン（古馬500万）馬ナリの内追走同入
　３／６　助手　　美南Ｗ稍　　　　86.3－71.1－55.3－40.4－12.4⑧馬ナリ余力
　　　　　　　　　ハッピールック（古馬オープン）馬ナリの外追走４Ｆ併同入
■ 近況02/02
　８日（金）に無事、美浦トレセンへ到着。翌９日（土）には約１年２ヶ月ぶりに調 教時計を記録している。13日（水）の追い切りは午前８時20分に坂路コースへ現れ、 まずはウォーミングアップに１本（50秒５－34秒４－18秒０）。そして、場所をウッ ドチップコースへ移動して併せ馬。腹回りに余裕があり、動きにも迫力が欠けていた 。松田調教助手は「２年ぶりですから、さすがに太いですね」と苦笑い。また、藤沢 和雄調教師は「ラストは３頭がピッタリと馬体を並べていい併せ馬が出来ました。ま だ体は重いですが、中京を使おうと思います」と復帰の時期について明言している。 早ければ中京開幕週の３月３日（日）中京９Ｒ・伊勢特別／芝1800から登場してくる かもしれない。
《調教時計》
　２／９　助手　　美南坂良２回　　　　　　　　42.3－29.4－15.6　馬ナリ余力
　２／10　助手　　美南Ｗ稍　　　　　　　73.2－57.3－42.1－14.7⑤馬ナリ余力
　２／13　助手　　美南Ｗ良　　　　　　　69.0－53.8－39.9－13.5④一杯に追う
　　　　　　　　　アンダーマイサム（古馬500万）馬ナリの内先行０秒４遅れ
■ 近況02/02
　ダートコース・ダク1000ｍ→本馬場コース・キャンター1200ｍ（１ハロン18秒ペー ス）→ポリトラック坂路コース・キャンター950ｍ（１ハロン17～20秒ペース）×２ 本。「坂路を元気一杯に駆け登っています。時計もかなりのところまで出ているでし ょう。いつでもトレセンに持っていける状況です」と後條場長は力強く語っていた。 すると、「今週末の検疫馬房が取れましたので、帰厩させます」と藤沢和雄調教師か ら待望の連絡。８日（金）、約１年ぶりに美浦トレセンへ戻ってくる。
■ 近況02/01
　「運動量豊富に乗り込みを続けています。状態は引き続き良好です」と後條場長の 口調は滑らか。さらに「いつでも入厩出来るようにしておきます」と笑顔で話してい る。一方、藤沢和雄調教師は「去年の終わりに見てきましたが、危なっかしい面を出 していましたので、小倉までの距離を輸送するのはまだ心配が残ります。輸送出来た としても、力を出すことは難しいでしょう。会員の方も首を長くして待っていると思 いますが、馬にも嫌な思いはさせたくありません。ただ、状態は良さそうでした。チ ャンスがあればとは、もちろん考えていますよ」と真剣な表情で話していた。現在も 坂路を中心とした調教メニューを行っている。ダートコース・ダク1000ｍ→本馬場コ ース・キャンター1200ｍ（１ハロン18秒ペース）→ポリトラック坂路コース・キャン ター950ｍ（１ハロン17～20秒ペース）×２本。12月24日（月）測定の馬体重は５１ ７kg（前月比プラス８kg）だった。
■ 近況00/04
　”蟻洞”というツメに空洞ができてしまう疾病のため、ミホ牧場で休養する日々を 送ってきたが、今週より再び引き運動を始めた。「ちょっと前にレントゲン検査を受 けたのですが、その結果が思った以上に良かったようです。洗い場まで行く程度の軽 い運動ですが、それでもずっと休ませているよりは馬のためには良いでしょう」とミ ホ牧場の梶村場長にも笑顔が戻った。
　
■ 馬名申請
馬名は　ロードウィステリア　LORD WISTERIA
意味・由来　藤澤調教師の「藤」でもありますし、クイーントゥコンカー'96が生まれた５月は「藤」の花が鮮やかに咲き誇る時期でも
あります。そんな活躍をしてもらいたい、という願いも込められています。
　
ロードウィステリア
牡馬・鹿毛・１９９６年５月１０日生れ（美浦・藤澤和雄）
生産牧場：アイルランド　全２００口●総額７，０００万円

Fairy King
1982 鹿毛		 Northern Dancer
1961 鹿毛		 Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
Fairy Bridge
1975 鹿毛		 Bold Reason Hail to Reason
Lalun
Special Forli
Thong
Queen to Conquer
1976 鹿毛		 King's Bishop
1962 芦毛		 Round Table Princequillo
Knight's Daughter
Spearfish Fleet Nasrullah
Alabama Gal
Beat It
1962 鹿毛		 Silnet Fastnet
Silver Jill
Beactive Johns Joy
Providence

母・Queen to Conquer
愛米８勝、イエローリボン（米Ｇ１）、サンタアナＨ（現米Ｇ１）、ラモナＨ（米Ｇ２）２回、ハリウッドターフ（米Ｇ１）２着、
ラスパルマスＨ（米Ｇ３）２着、サンガルゴニオＨ（米Ｇ２）２着、愛オークス（愛Ｇ１）３着、イエローリボン（米Ｇ１）３着
産駒
ケイプラーダ　　　（牝　 父：デヴィルズバック）：独３歳・古牝馬チャンピオン　独７勝、独１０００ギニー（独Ｇ２）、
　　　　　　　　　　　　ベルリンブランデルベルクトロフィー（独Ｇ３）、ベルバリスレンネン（独ＬＲ）、ビィンタルコーギン賞（独ＬＲ）、シュタイ
　　　　　　　　　　　　ガンベルゲルホテル賞（独ＬＲ）、独オークス（独Ｇ２）２着、独ダービー（独Ｇ２）２着、ベルリン大賞典（独Ｇ３）３着
コート　　　　　　　　（牝　 父：デヴィルズバック）：英米３勝、ロッキガムＳ（英ＬＲ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　アターニー（牡　シーキングザゴールド）：米４勝、アソートＨ（米Ｇ３）３着
サンマン　　　　　　　（牡　 父：イクスクルーシヴネイティヴ）：米５勝
ハイランク　　　　　　（牡　 父：ロードアットウォー）：米４勝
グリーンブリッツ　　（牡　 父：カーリーアン）：２勝（現）、水芭蕉特別


ロードウィステリア 牡６（美）藤澤和雄　本賞金 ￥４００ 総賞金 ￥２，３２５ (１１戦 １- ３- ０- ７)
出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金
02/11/17 3福6 500万下 ５ 古川吉洋 ３ 56.0 芝2000 良 2.03.1 1.0 5- 5- 6 36.6 510 \750
02/03/09 1名3 寒狭川特別 ７ 青木芳之 ９ 56.0 芝2000 良 2.02.1 0.8 2- 2- 2 37.2 506 \0
99/09/12 4中2 下総特別 ２ 岡部幸雄 １ 55.0 芝2000 良 2.02.5 0.1 3- 2- 2 35.0 486 \4,200
99/08/28 1札7 十勝岳特別 ４ 岡部幸雄 １ 55.0 芝1800 良 1.50.9 0.2 4- 6- 5 36.3 496 \1,600
99/08/14 1札3 定山渓特別 ２ 岡部幸雄 ２ 55.0 芝2000 良 2.01.9 0.2 4- 3- 2 36.3 496 \4,200
99/07/11 1福8 アマリリス賞 ７ 岡部幸雄 ２ 55.0 芝1800 重 1.52.0 1.2 6- 5- 6 38.6 498 \0
99/06/26 1福3 水芭蕉特別 ２ 岡部幸雄 ５ 55.0 芝1800 良 1.48.3 0.4 6- 5- 3 37.1 496 \4,000
99/06/06 3東6 ロベリア賞 消 岡部幸雄 - 55.0 芝1800 良 -.--.- -.- - - --.- \0
99/01/05 1中1 若竹賞 ５ 横山典弘 ５ 55.0 芝1600 良 1.37.6 0.6 10- 7- 5 36.4 488 \1,000
98/12/20 6阪6 さざんか賞 ４ 河内洋 ４ 54.0 芝1400 良 1.23.8 0.3 -11- 9 36.4 484 \1,500
98/11/22 5東6 500万下 ６ 橋本広喜 ２ 54.0 芝1400 良 1.24.7 1.2 - 6- 4 36.0 490 \0
98/11/08 5東2 新馬 １ 岡部幸雄 １ 54.0 芝1400 良 1.25.5 -0.5 - 7- 7 35.9 494 \6,000
■ 02/11/17 福島　500万下
　17日（日）福島８Ｒ・３歳上５００万下／芝2000で３月９日以来、８ヶ月ぶりの実 戦を迎えた。４枠８番から上々のスタート。ロードウィステリアは逃げるクレバーシ ャークから少し離れた２番手集団の外目を追走する。道中は流れに逆らわず、ジッと 我慢。そして、勝負処から進出を開始した。ところが、直線では思うように伸びない 。５着でゴールした内容に古川吉洋騎手は「手応えが良かったので大事にレースを進 めたのですが、久々のせいもあって追ってからの反応がもう一つ。手前を替える時の 素軽さも足りない感じでした。結果的にはもう少し早めに動いた方が良かったのかも 知れませんね。それでも、ブリンカーの効果はありました。次はもっと良くなると思 います」と敗戦にも次走への期待を膨らませていた。20日（水）は午前７時15分に北 馬場へ登場して軽めの運動。松田調教助手は「久々を考えれば悪くない内容でしたね 。まだ１つしか勝っていない馬。年内に２つは勝ってもらわないと」とハッパを掛け 、藤沢和雄調教師は「連闘は当初から頭に入れていた作戦。アクシデントもあって結 果的に長期間のブランクを空ける格好となってしまいましたが、前回の競馬が出来る ようになればもう大丈夫。これからはしっかりと走ってくれると思います。今週どの レースを使うかについては想定を見てから決めます」と語っていたのだが…。21日（ 木）の調教後、脚元の状態を確認したところ、左前脚に腫れと熱感が見られ、今週の 出走は取り止め。明日22日（金）に獣医師の診察を受ける予定となった。大事に至ら ないことを願いたい。
《３回福島６日８Ｒ・11月17日・３歳上５００万下(混)・芝2000・16頭・良》
　１着ザプレイヤー　　　　55大　西 2.02.1　　　　⑫⑬⑦③(35.4) 508kg－16kg
　２着マジックカントリー　55木　幡 2.02.7　３1/2 ⑮⑭⑮⑥(35.7) 406kg－10kg
　３着クレバーシャーク　　56岩　部 2.03.1　２1/2 ①①①①(37.0) 522kg＋２kg
　５着ロードウィステリア　56古川吉 2.03.1　　　　②⑤⑤⑥(36.6) 510kg＋４kg
■ 02/03/09 中京　寒狭川特別
　２年６ヶ月ぶりの実戦となる９日（土）中京10Ｒ・寒狭川特別／芝2000に出走。馬体重は506kg（プラス20kg）で少し太く感じられた。レースは積極的に先団を追走。３コーナーでは先頭に並び掛け、見せ場を作ったものの、久々の影響か、直線は思ったほど伸びず７着でゴールした。青木騎手は「２年半ぶりの競馬でしたけど、調教を十分にやっていましたので、それなりの競馬は出来ました。直線もピタッと止まってしまったわけではなく、一生懸命走っていました。次に繋がる良い内容だったと思います」と敗戦にも満足そうな表情だった。レース後も順調。13日（水）の調教は、午前10時20分に北馬場へ登場して横山典弘騎手を背に軽めのキャンター。馬体は一度使われたことによりすっきりした印象だった。藤沢和雄調教師は「この前は休み明けでしたからね。１度叩かれたことによって次は良くなると思います」と笑顔を見せ、横山典弘騎手も「あの稽古で７着でしたから、実力は上位ですね。次はいい勝負が期待できるでしょう」と強気なコメントを発している。次走は24日（日）中京９Ｒ・熱田特別／芝2000になるだろう。
《１回中京３日10Ｒ・３月９日・寒狭川特別(４歳上500万下)(混)・芝2000・16頭・良》
　１着トーワトレンディー　56角　田 2.01.3　　　　⑧⑨⑤④(36.0) 474kg－８kg
　２着マチカネハッチョロ　56横山賀 2.01.4　3/4　 ⑪⑪⑤④(36.1) 460kg＋２kg
　３着ハウズトリックス　　56橋本美 2.01.5　1/2　 ⑧④③②(36.4) 484kg　０kg
　７着ロードウィステリア　56青　木 2.02.1　　　　③②②②(37.2) 506kg＋20kg
　
■ 99/09/12 中山 500万 下総特別
[レース短評]
　４回中山２日目９Ｒ下総特別／芝2000に出走したロードウィステリアは入場の際、テンションが高くなってしまったようで、岡部Ｊに 怒られる場面も。返し馬でロデオをしてまった前走の二の舞とならぬよう、ゆっくりと返し馬を済ませ、レース。好位を追走し、４コー ナーで先頭に立ち、直線で抜け出しを図りましたが、惜しくも交わされ、クビ差の２着に惜敗しました。
岡部Ｊ]
「今日はスムーズに行きすぎてしまった。末が切れるタイプではないので、直線で脚をためられていれば良かったんだけど、そうすれば、 前走のように前が詰まってしまうこともあるし。でも、大丈夫。（同じフェアリーキング産駒の）シンコウキングだって６歳になってから グーンと強くなったんだから」
[藤澤調教師]
「良く頑張ってくれたんだけど、今日は”ちょっと”（前走と比較して）真面目じゃなかったね」
■ 99/08/28 札幌 500万 十勝岳特別
[レース短評]
　回札幌７日９Ｒ・十勝岳特別／芝1800に出走したロードウィステリアは、４着に敗れました。
[岡部Ｊ]
「今日は、いつになくテンションが高かった。走りに力みがあったし、前走で教えたことを覚えていない。仕掛けてから、ハミをはずし て、フワフワするもんだから、その隙に進路を塞がれてしまったよ。それだけに、最後は、それほど追わなかった」
[藤澤調教師]
「今日は全然競馬をしていないな。中１週が理想だけど、場合によっては連闘するかもしれません」
■ 99/08/14 札幌 500万 定山渓特別
[レース短評]
　１回札幌３日12Ｒ・定山渓特別／芝2000に出走したロードウィステリアは気合い十分に好位を追走したものの、直後を進んだ１番人気 馬に交わされて、２着に敗れました。
[岡部Ｊ]
「パドックで跨った時から怒っていたね。でも、それはいい傾向。ボーっとしているより、気持ちを出して欲しいと思っていたから。追 い出してから、反抗したり、耳をいろいろな方向に向けたりして、幼い感じは残っているけど、走る馬であるのは間違いないよ」
[藤澤調教師]
「ゲートで係員にケガをさせたみたい。まだ、子供っぽいなあ。でも、レースはまずまず。勝った馬に上手いことハマったけど、ウィス テリア自身は頑張った。入れ替えの関係で、明日、ファンタストに移すけど、１週間以内に、また札幌に戻して、中２～３週で使います」
■ 99/07/12 福島 500万 アマリリス賞
[レース短評]
　１回福島８日10Ｒ・アマリリス賞／芝1800に出走したロードウィステリアはスタート後中位に取り付いたものの、向正面あたりから岡 部Ｊの手が動き出したように苦労しながらの追走。直線でも伸びず７着でゴールしました。
[岡部Ｊ]
「馬場が悪くて全然動けなかった。もう少し脚が引っかかってくれる馬場でないと。３コーナーでもっとスムーズに前に行けないとダメ だね」
[藤澤調教師]
「馬場が悪すぎだよ。今日はそれだけ。次は馬の具合を見ながら北海道で使っていこうかな、と思っています」
■ 99/06/26 福島 500万 水芭蕉特別
[レース短評]
　１回福島３日９Ｒ水芭蕉特別／芝1800に出走したロードウィステリアはスタート後、中位を追走。４コーナーで馬群がグッと詰まり、 そこからしっかりとした脚取りでゴールを目指しましたが、勝ち馬には届かず２着でゴールしました。
[岡部Ｊ]
「ひと息入れて、覇気が戻っていました。道中もいい感じだったので、直線でも伸びてくれるだろうと思いながら追走していました。 ただ、途中で落馬した馬がいて、それでちょっと怯んでしまった。その不利がなければ…と思うと残念だけど、それでもちゃんと最後 まで競馬してくれましから」
[藤澤調教師]
「良く頑張ってくれました。体に余裕もありましたから」
■ 99/06/06 東京 500万 ロベリア賞
[レース短評]
　３回東京６日５Ｒのガーベラ賞に出走を予定していたロードウィステリアは左寛破行のため出走を取り消しました。美浦トレセンから 東京競馬場へ向かう馬運車内で体をどこかにぶつけてしまった様子。ただ、軽度のもので、今後の出走に大きな影響はない模様です。
[藤澤調教師]
「暴れたわけではなく、ちょっとしたアクシデント。力を出し切れないと困りますので、念のため出走を見送りました。今週一杯は様 子を見たいと思いますが、福島の前半で使えると思います」
■ 99/01/05 中山 500万 若竹賞
[レース短評]
　若竹賞に出走したウィステリアは５着でした。
[藤澤調教師]
「パドックでは今までで一番と言っていいくらい凄く良かった。つい、次のレースのこと　まで考えてしまったよ。でも、本場馬に入っ てからは尻っぱねしたりしてたからね。　まだまだいろいろと覚えなければならないことはたくさんある。けど、今日だっていつもと違 って真面目に走っていて、引っ掛かかるほどの行く気を見せていたんだから。ひとつひとつちゃんと覚えていけばこの馬はきっと強くな るぞ」
■ 98/12/20 阪神 500万 さざんか賞
[レース短評]
　12月20日（日）、阪神９Ｒのさざんか賞・５００万下／芝１４００に出走したロードウィステリアは、後方から渋太く追い上げたもの ４着に敗れました。当日は、スプリンターズＳのため藤澤和調教師は不在でしたが、坂本調教師が駆けつけていました。
[坂本調教師]
「フェアリーキングの産駒ならもっとうるさいところがあるのかと思っていましたが、落ち着いているんですよね。阪神が初めてだった のに、装鞍所でもパドックでも静かにしていました。フェイスやシンコウキングより気持ちがしっかりしていますね。負けたとはいっても、 まだ途上の馬ですし、現時点では悪くはないでしょう。体が減っていた（前走比マイナス６㎏）のも心配ありません。使いつつ良くなって いるということでしょう。これからですよ、これから」
[河内Ｊ]
「ずっと同じようなペースで走っていたね。もう少し切れがあれば勝ち負けに持って行けたのかもしれないんだけど。でも、使いつつ良く なっていくタイプだろうし、結果を急ぐ必要はないよ」
■ 98/11/11 東京 500万下
[レース短評]
　11月22日（日）、東京４Ｒの５００万下／芝１４００に出走したロードウィステリアは残念ながら６着に敗れました。
　レース後、息の戻りが早かっただけに、納得のコメントです。真面目にレースに臨めれば、こんなはずはありません。いずれは、オー プンクラスまでの出世が見込める器。巻き返しを待ちましょう。
[橋本広Ｊ]
「どうしたんでしょう。リズムを掴めずにレースを終えてしまったという感じです。今日は力を出し切っていません」
■ 98/11/08 東京 新馬戦
[レース短評]
　ロードウィステリアがデビュー戦を快勝しました。レース後のコメントです。
[岡部Ｊ]
「本馬場に入るときとか、ゲートの前でチャカチャカしてどうなるものかと心配だった。怖い気性の奴だなって。でも、走りはいいよ。 さすがにフェアリーキングの仔っていう感じ。多少煩くても、上手くなだめてやれば大丈夫。抜け出してからの走りは抜群。兄のグリー ンブリッツは背中を使わずに走るタイプだったけど、この馬は違う。柔らかくて、左右の筋肉を交互に使う。乗り心地が良かったよ」
[藤澤和雄調教師]
「今日はまだ重かったな。初戦より２戦目でという感じだったんだよ。それでも勝っちゃうんだから大したもの。強かったな」

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