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15/11/22 京都 マイルＣＳ |
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２２日の京都競馬では五分のスタートから道中は中団あたりを追走。直線で外に出してからよく伸びているが８着。「持ち味を活かす形が理想的ではありましたが、場合によっては無理矢理には出して行かずに進めることも話をしていて、実際のところゲートを出たなりで競馬をしました。少しポジションは後ろかなとは思ったのですが、道中は特に引っ掛かるようなこともなく馬はリラックスして走ることができていましたし、直線はいい脚を使って追い込んできてくれましたよ。届きませんでしたが、最後までよく頑張って走ってくれていましたし、非常に乗りやすい馬ですね」（ボウマン騎手）前走は久々の上に順調さを欠くところもあり、レースは見せ場なく終わってしまいましたが、立て直した今回は結果的には敗れてしまったものの、外からいい伸び脚を見せてくれていました。初騎乗でしたがジョッキーはうまく乗ってくれたのではないでしょうか。この後については７歳という年齢で激しい競馬をした後でもありますし、まずは馬体をしっかりとチェックてから検討していきます。
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15/10/11 東京 毎日王冠 |
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１１日の東京競馬では有力馬たちを見ながら５番手あたりを追走。途中から押し上げて直線へ向かうが最後は踏ん張ることができず１２着。「前を見ながら進められる位置で運びたいと思っていました。悪くない形から競馬はできたと思いましたし、前を見てじわっと動いていったんです。その上で直線勝負に行ったのですが、追ってからがもうひとつになってしまいました。休み明けもあるのかちょっと疲れてしまってスタミナが切れてしまったみたいです。良い競馬をしたかったのですが、残念です。申し訳ありません」（ルメール騎手）「休み明け、そして次へ向かうことを考えると悪くない状態ではあったと思うのですが、最後は思いの外踏ん張れませんでしたね。どうしたものかと思ってよく見直しているのですが、終始、外目外目をまわり、しかも途中からポジションを上げていくという展開。ずっと内に潜ることができなかったので、結果的にダラダラとなし崩しに脚を使ったことになったのではないかと思うんです。その分、余計に苦しくなったのではないかと思うのですが、良い競馬をお見せできずに申し訳ありません。この後どうこうよりもまず先に馬のレース後の状態に異常がないかどうかをより慎重に確認していきたいと思います」（堀師）中間に順調さを欠いたこともありましたし、決して万全とは言えなかったのかもしれませんが、前哨戦を戦う上で態勢は整っていたと思います。それだけに格好をつけられるのではないかと思いましたが、ロスもあり、苦しい展開になりましたから最後に踏ん張れなかったのも致し方なかったのかもしれません。残念な結果ではありますが、今後の巻き返しに期待したいと思います。
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15/06/07 東京 安田記念 |
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７日の東京競馬では主張するようにスタートから出していき先頭に立つ。レース展開を握って直線へ向かうが、早めに競りかけられたこともあり踏ん張りきれず１２着。「先生からは“行けるなら前へ行ってほしい”というリクエストをもらっていました。僕も、行きたい馬が外枠でしたし、展開を握れるチャンスでもありましたし、勝ちに行くためにも積極的な競馬を試みたいとも思っていました。ビュッと切れるタイプでもないですからね。すると、うまく行ったと思う形に持ち込めましたよね。前半の３ハロンを３４秒台後半で行けましたし、後ろに位置していた馬たちはたぶんキツかったと思うんです。現に差してきたのは祐一の馬（ヴァンセンヌ）くらいでしたからね。ただ…、その分だけ早めに来られてしまい苦しくなったのかもしれません。そうは言っても馬はよく頑張っていると思うんです。すごくタイトなスケジュール、しかも南半球に行って帰ってきてというのは大変だったと思いますから、馬も厩舎もすごいですよ。上がりの様子も問題なかったですし、また頑張ってほしいですね。久々に乗せていただけることになり、また今日のような大きい舞台でのチャンスをいただけたのがすごく嬉しく、いい競馬をしたいと強い気持ちを持って臨んだのですが、結果を出すことができずに悔しいです。申し訳ありません。また機会がありましたら、よろしくお願いします」（内田騎手）「体に関してはおおよそ見込みに近い状態でレースへ送り出せたような気がします。ジョッキーとはこの馬の持ち味をより良い形で行かすことができるよう、積極的な競馬をしたいということを話していたんです。悪くない形に持ち込めたかなとは思えましたけれど…うまく行かずに申し訳ありません。タイトなスケジュールでタフな競馬をしましたし、このあとのことを決める前にまずしっかりと時間をかけてチェックしていきます」（堀師）豪州での好走の勢いがありましたし、過去の覇者でもありますから、期待をもって安田記念へ向かいました。積極的な競馬で粘り強さを引き出す作戦で挑んでもらいましたが、残念ながら目標にもなってしまって直線では厳しい内容になってしまいました。人でも大変と思え、しかも検疫が厳しい南半球への遠征を経ての今回でしたから見えない部分も含めて万全とは言えなかったのかもしれません。ただ、ここへ挑むために尽力いただいた厩舎関係者、牧場関係者には感謝してもしきれないほどですし、馬にも頭がさがる思いです。今後については未定ですが、まず疲れの有無をよく確認したうえで判断していくことになります。
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15/04/06 豪州 ドンカスターマイル |
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６日のロイヤルランドウイック競馬ではまずまずのスタートから先行する。道中は前を見ながらジリジリと位置を上げつつ２、３番手を追走し、直線では早めに先頭に立って粘り込みを図るも、最後は軽ハンデの勝ち馬に交わされてしまい２着。「ゲートが上手く決まったことで外枠ながら楽にいい位置を取ることができました。そのあとの道中も流れに乗って進められたのですが、週末、そして直前の雨によってソフトになった馬場が最後の最後に堪えた感じです。馬場さえ硬ければ、前走の走りからもいい勝負になると思っていただけにとても残念でなりません。敗れたとはいえ、勝ち馬との斤量差を考えれば内容は勝ちに等しいものですし、再度ビッグタイトルを狙うに相応しい存在であることに違いありません」（マクドナルド騎手）「前走でいい結果を出せたのはやはり輸送がスムーズにいったことはありますが、今回はそこから中１週での競馬が最大のポイントでした。馬体だけで言えば絞まりが出て良くはなっていましたが、日本で走っていた時もそうだったように一戦ごとの反動が出やすい馬ですからね。その点は獣医師にも協力してもらいつつケアを施していましたから、悪くない状態で送り出せたと思います。当初は土曜日の競馬が悪天候で月曜日に変更になり、その土曜日はコースでの運動を制限されるなど調整に難しさはありましたが、それでも現地では珍しいくらい前日から雨が降り続いていたので、むしろその状況で開催されても道悪馬場は確実でしたから、その時よりいい馬場で走らせてあげられたのは良かったですね。それでもやはりいくらかソフトな馬場ではあり、ジョッキーも言っていたようにより硬い馬場であれば理想的ではありました。枠なりにいい位置から進めてくれて直線ではかなり力が入りましたが、２着は２着。残念ながら競馬は見られなかったようですが、現地に来ていただいた会員の方々がいましたし、日本からもたくさんの声援をいただいたと思います。もちろんですが前走同様の結果を出したかっただけに、悔しく、申し訳なく思います。そして、何より応援ありがとうございます。この遠征でのこの馬の頑張りには頭がさがりますし、またこれから頑張っていきたいですね。レース直後の様子は脚元を含め普段と変わりなく見せていますが、まずは無事に日本に帰れるようにこちらで１週間ほどしっかりとレース後の状態をチェックして、日本に戻って様子を見ながら次のことは考えていきます」（堀師）好位から運んで直線では一旦先頭と見所のある走りをしてくれただけに非常に悔しくもありますが、短距離戦のレベルが高いオーストラリアで前走はＧ１タイトルを手に入れてくれましたし、今回の遠征でしっかりと結果を残してくれたと言えるでしょう。今後のことはあくまでも無事に日本へ戻って状態を見てから考えていきますが、さらなる勲章を積み重ねていきたいところです。
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15/03/21 豪州 ジョージライダーＳ |
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２１日のローズヒルガーデンズ競馬ではまずまずのスタートからじわっと先頭に立つ。そのまま直線へ向くと２着馬との壮絶な叩き合いになるが、最後はわずかに前に出て優勝。「ゲートを出てからは息遣いもよく、楽にハナに行くことができました。道中は終始プレッシャーを感じることなく、実に楽な手応えで流すような感じで運べたこともあり、直線に向いてから仕掛けると鋭い反応を見せてくれましたし、最後はグイッともうひと伸びしてくれました。とても能力の高い馬ですね。次は斤量が４キロも軽くなりますし、非常に楽しみです」（マクドナルド騎手）「おめでとうございました。そして、ありがとうございました。正直、そう簡単な遠征にはならないし、厳しい戦いになることも覚悟はしていました。今回の遠征で鍵になったのは輸送だったのですが、それが考えていた以上にうまくいきました。今日の結果につながったのは、そこが特に大きかったですね。たくさんの方々の協力あってのものでしたし、結果を出せて嬉しく思います。今回の遠征は最大２戦、しかも中１週というスケジュールになっていましたから、初戦は８割の仕上げで行けるように考えていました。しかし、これだけ走りましたし、結果的には描いていたよりもさらに仕上がっていたのかもしれませんね。対応可能であれば予定通りに次へ向かうことになるでしょうが、反動がないとも言い切れません。あくまでも状態次第になりますから、ウチの厩舎のスタンスはここでも同じです。時間をかけて状態をしっかりと確認してから判断していきます」（堀師）３歳時の安田記念制覇という偉業をなしてまもなく４年。紆余曲折ありましたが、阪神カップ連覇というタイトルと勢いをもって挑んだオーストラリア遠征でした。今回は再来週のレースも視野に入れ、しかも輸送や環境の変化に繊細なタイプである本馬の特徴を考えるとより一層難しい調整を強いられたわけですが、海外遠征初戦を勝利で飾りました。見事な仕上げで送り出した堀厩舎の素晴らしさが際立ちましたし、初騎乗でも力を存分に引き出してくれた鞍上の好リードも見事でした。また、放牧先から遠征先でも尽力いただいた牧場スタッフの方々の存在も大きいものでした。そして、忘れてはいけないのが、困難な状況を力にかえ最高の結果を出したリアルインパクトの頑張り。若い頃から息長く、そして異国の地でも結果を出す本馬には頭が下がる思いで、人馬含めて一丸となってあげた勝利だったと思います。今宵は勝利の喜びをかみしめ、また次へと向かっていければと考えています。もちろん、それには状態が伴わないと実現できませんし、時間をかけて状態の把握にあたってもらう予定です。出資会員の皆様、この度は本当におめでとうございました。
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14/12/27 阪神 阪神Ｃ |
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２７日の阪神競馬ではまずまずのスタートから積極的に好位を取りに行き、スムーズに追走。直線半ばからグイグイと伸び、２着馬とのし烈な争いを制して優勝。「先週、去年乗って勝っているムーア騎手にいろいろ聞いて、この馬について勉強していたので、安心してレースに臨めました。道中は好位の外でよく我慢してくれましたし、最後はしっかり伸びて良さが出せたと思います。ペースや相手関係など去年よりもタフなレースになりましたが、走ることに対してのひたむきさが結果につながったのではないでしょうか。今日はありがとうございました」（ビュイック騎手）「おめでとうございます。状態は良かったですし、期待はしていましたが、直線半ばからの伸びは素晴らしかったですね。本当によく頑張ってくれましたね。レース中に左トモ脚の蹄球部分を怪我したようで、出血して上がってきましたが、歩様は乱れていませんでした。おそらく大きな問題はないと思いますが、慎重にケアをしていきます。とにかく今日はありがとうございました」（堀師）思わぬ逃走劇であっと言わせた昨年のこのレース。今年は好位から堂々の横綱相撲で見事連覇を飾りました。ジョッキーの力強い追いっぷりはもちろん、ここまで大切に仕上げてきてくれた陣営、そして何より力を出し切ったリアルインパクトの頑張りには頭が下がる思いです。この後は、まずは外傷部分をしっかりとチェックして、今後のプランを検討します。
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14/11/30 東京 キャピタルＳ |
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３０日の東京競馬ではスタート後にスッと前目につけ、内から来た馬を見ながら番手を進む。直線に入ってから追い出し、粘りを見せるも外から来た馬たちの勢いに屈して６着。「正直、展開が抜群に向いたという競馬ではなかったのですが、そんな中で終いまで頑張って脚を使ってくれたと思います。外の馬に交わされてからも粘っていましたからね。今回はお休みを挟んでの競馬だったようですし、そう考えると次はより良くなってくれそうかなと感じますね。今日はいい結果を出せず申し訳ありませんが、力のある馬ですし、機会があればまたよろしくお願いいたします」（ムーア騎手）「馬体重は１０キロ台の増加があるだろうとは思っていましたし、数字自体は気になるものではありませんでした。稽古のときからいい頃の雰囲気に近づいてきているように感じていましたし、恥ずかしい競馬にはならないだろうと思っていたんです。跨がったライアンに話を聞いても良くなっていると言ってくれましたし、こちらの手応えどおりに来ているのかなと再確認できました。このあとさらに良くしていけるようにしっかりと見極めて調整していきます」（堀師）春の疲労がなかなか回復せずに考えていたより時間がかかってしまいましたが、いい雰囲気が出てきて春のリベンジができるのではないかと考えていました。斤量が重いのは致し方ないことですが、際どいところまで粘っていた姿は評価できるはずです。今後は未定ですが、反動の有無をよく確認してから検討していきます。
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14/06/08 東京 安田記念 |
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８日の東京競馬では気合いをつけて２番手を追走して勝負どころへ向かうが、最後は踏ん張れず１３着。「しぶとさを活かすために前々で運びたいと思っていましたし、いいスタートを切れたので積極的に押していきました。一頭前に行くだろうなと予想していた通りの展開になりましたし、悪くない形で進められたと思ったのですが、４コーナーで早めに来られてからは抵抗できませんでした。こればかりは他馬も同じ条件ではあるのですが、前走に引き続きこういう極端な馬場になってしまったことにつきます。それでも、少しでもいい結果を出したかったですし、申し訳ありません」（戸崎騎手）「天候悪化は正直歓迎ではないなと思っていましたが、やはり今回の馬場は厳しかったです。今日はスタートからステッキを入れていき気合いをつけて気を抜かせない形で好位から競馬ができていました。３コーナーまでは持ったままのいい走りができていましたが、動き出す４コーナーでは頼りがなくなることもあってか苦しくなってしまいました。状態の良さを活かすことができればと思っていただけに残念です。申し訳ありません。しぶとさを活かす競馬ができれば違うと思いますし、夏休みを入れてまた巻き返せるようにしていきたいです」（堀師）一時のスランプは脱してくれましたし、具合の良さを競馬につなげられればと思っていたのですが、不良馬場に泣かされてしまいました。最後は余力がなくなってしまいましたが、より良い条件ならば違うはずです。この春は大一番へ２度チャレンジしましたし、何とか再び勝利の美酒を味わえるよう充電して今後に向かっていく方針を持っています。
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14/03/30 中京 高松宮記念 |
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３０日の中京競馬ではまずまずのスタートから道中６、７番手を追走するも、重たい馬場の影響かいい時の反応が見られず９着。「前走でこの距離も十分こなせる手応えを感じていましたが、何と言っても今日は馬場に尽きます。いい位置こそ取れたもののかなりノメっていましたし、終始促しながらになってしまい追走に余裕がありませんでした。馬場が良ければ見直すことができるでしょうし、この距離を含めて幅広い距離でやっていけると思います」（戸崎騎手）「体は減っていたものの前走が余裕残しでしたし、今日の競馬を目標に体を造ってのもので予定通りでした。今回はゲートをそれなりに出てくれましたが、追走で余裕がなくなってしまったようにやはり馬場ですね。どの馬も同じ条件ではありますが、少しでもいい馬場で走らせてあげたかったです。しっかりと仕上げて競馬に臨んで、なおかつタフな馬場を走った後ですからまずはしっかりと状態を見たいと思います。今日はいい走りをお見せできず申し訳ありません」（堀師）まとまった雨の影響で馬場がかなり悪化しており、リアルインパクト本来の走りを見せることができませんでした。前走、そして今回と結果的には満足いくものではありませんでしたが、スプリント戦に挑戦して掴めたものもありますし、それを今後に活かしていきたいものです。この後はまずは競馬の反動が出ないかしっかりと確認してから決めていきます。
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14/03/08 中山 オーシャンＳ |
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８日の中山競馬ではゲート内で体勢を崩してしまいタイミングが合わずに後方からに。道中はそのまま後ろから進め、直線ではジリジリと差を詰めてくるも前半のロスが響き８着。「ゲートに入ってからは特段うるさいことはありませんでしたし、スプリント戦と言うことを考えても体をギッチリ固め過ぎるのはどうかと思って自然体でいたのですが、ゲートが開く寸前のタイミングでちょうど頭を下げてしまいました。その影響でダッシュがつかず遅れてしまいました。馬場が荒れていた勝負どころで少し上に跳ぶようなフォームになりましたが、直線に入ってからはまた脚を使ってくれていますし、それだけにあのようなスタートになってしまい悔しいです。申し訳ありません。ちょっと判断しにくい内容になってしまいましたが、この流れの競馬でも悪いとは感じませんでしたね」（戸崎騎手）「前走から少し間隔は空いていたものの悪くない状態で送り出せたと思います。ただし、今日に関しては見ての通りになってしまいますが、やはりあのスタートですね。あれでリズムが崩れてしまいました。直線での感触は悪いわけではないものの、やはりいつものこの馬の競馬をしての結果のほうが適性をはかる意味でも参考にしやすいですからね。まずはこの後の状態をトレセンでも見ながら、どうするかを決めさせていただければと思います」（堀師）今回は初めての条件で新味を引き出したかったものの、ゲートで行き脚がつかなかったことが結果に大きく響いてしまいました。このあとはレース後の心身の状態をしっかりと確認してから、次をどうするか判断していきます。
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13/12/23 阪神 阪神Ｃ |
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２３日の阪神競馬では五分のスタートから好位をうかがいつつ、ジワッと先頭に立つ。そのまま直線を向くと、しっかりと脚を伸ばし後続を振り切って優勝。「昨年のマイルチャンピオンシップで乗って、どういう馬かは分かっていましたし、好位から進めようと考えていました。他に行く馬がいなかったのでハナに立つ形になってちょっと馬も戸惑っていたところはありましたが、プランどおりのペースに持ち込めましたし、最後までよく頑張ってくれました。さすがＧＩを勝っているだけあって能力がありますし、力強いレースをお見せすることができてうれしいです。ありがとうございました」（ムーア騎手）「ありがとうございます。いい競馬ができてホッとしました。逃げる形になって驚かれたかもしれませんが、勝った安田記念を振り返ってみても、前々でしぶとさを活かすレースが合っているのでしょう。ジョッキーもうまく運んでくれました。今年最後にいい走りを見せてくれましたし、このあとはリフレッシュさせてあげようと思います」（堀師）力を見せながらなかなか勝ちきれずもどかしい思いもしてきましたが、見事完全復活。絶妙のペースで持ち味を引き出した鞍上の手腕も光りました。クラブとしましても、中央開催の最後を素晴らしい形で締め括ることができました。これをきっかけに、新たな年はさらなる飛躍を見せてくれるでしょう。このあとは一度放牧に出してリフレッシュさせる予定です。
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13/11/17 京都 マイルＣＳ |
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１７日の京都競馬では五分のスタートから好位の外目を追走。そのまま４コーナーを回り、直線半ばまで粘ったが、最後は力尽きて１０着。「前走で復調を感じさせる、いい印象を持っていただけにこの舞台でも十分やれると楽しみにしていたのですが…。何といっても今日は大外枠につきます。ポンとゲートを出てから、いい位置を馬なりで追走する、この馬の競馬はできましたが、ゆったりした流れもあって終始外々を回らされてしまいました。どこかで少しでも内に入れれば違ったはずです。中央のＧ１を勝たせてくれた馬だけに何とかもう一度と思っていましたが…。いい結果を導き出せず申し訳ありません」（戸崎騎手）「残念な結果になって申し訳ありません。まだジョッキーと詳しく話をしていないので何とも言えないのですが、パトロールビデオを見ると、ちょこちょこと何度も手前を替えているんです。その原因が今ははっきりしませんが、もしかするとどこか苦しいところがあった可能性はあります。そのあたりを含め、今後についてはトレセンで馬の状態をしっかりチェックしてから考えたいと思います」（堀師）いいポジションで進められたものの、大外枠からの競馬で、終始外を回らされる厳しい展開。最後はさすがに苦しくなってしまいました。何度も手前を替えていたとのことでしたし、まずはしっかりと馬体の確認を行い、今後のプランを検討していくことになります。
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13/10/19 東京 富士Ｓ |
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１９日の東京競馬ではまずまずのスタートから先行する形を取る。直線でも最終まで粘るものの、最後は勝ち馬に交わされてしまい２着。「追い切りの動きも良かったですし、今日はそれがいい走りに繋がって良かったです。勝ち切れなかったのは残念ですが、勝ち馬とは斤量の差もあったと思いますし、悲観することはないでしょう。競馬も上手ですし、本当に偉い馬です。まだまだこんな馬ではないですし、更に上を目指してもらいたいですね」（戸崎騎手）「まだ馬体に余裕があったのは事実ですが、フレッシュな状態で使えるのはプラスでしたし、何とかいい走りをと送り出しました。パドックや地下馬道ではほどよく気合いが乗っていましたし、レースでは斤量を考えても悪くない走りをしてくれたと思います。勝てなかったので満足はしていけませんが、間を空けたことで変わってくれた部分はあるでしょうから、これを次につなげたいですね。一戦一戦の反動が出やすい面がありますし、久しぶりに走った後ですからまずはしっかりと状態をチェックしていきます」（堀師）なかなか自分の持てる力を発揮できずにいたリアルインパクトでしたが、立て直しの効果と安田記念で勝利に導いてくれた戸崎圭太ジョッキーの手腕もあり、復活の走りを披露してくれました。勝利とはなりませんでしたが、先に繋がる走りができたことは収穫です。今後についてはレース後の状態をしっかり見た上で検討していきます。
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13/03/31 中山 ダービー卿ＣＴ |
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３１日の中山競馬では５分のスタートから道中は３〜４番手を追走。直線でも追い上げようとはするものの、この馬本来の走りを見せることはできず１２着。「道中は３〜４番手で進められましたが溜めを作れませんでしたし、どうも楽に走れていない感じですね。馬体重はしっかり絞れているようでしたが、まだレースの走り自体は重苦しい感じです。今日はＧT馬に乗せて頂いたのにいい結果を出すことができず、申し訳ありませんでした。徐々に良くなってくれるはずですし、次走に期待したいです」（和田騎手）馬体重を大幅に絞った上で挑んだ、なんとか復活の兆しを見せてほしい一戦でしたが、結果はこちらの期待する最良のものとはなりませんでした。しかし、ジョッキーも感じているようにまだここからの変わり身には期待できるでしょうし、暖かくなることでの更なる上積みも考えられます。今後については状態を見た上で決めていきたいと思いますが、春の最大目標に向かうためにも復活を期待したいです。
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13/02/24 中山 中山記念 |
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２４日の中山競馬では道中中団を追走する。直線では外に進路を取って伸びようとするも８着。「なんとかいい走りを見せられれば良かったのですが…申し訳ありません。道中では勝ち馬をマークしながら進めたのですが最後の直線では逆に離されてしまいました。良くなってきているところだと思いますし、まだまだ本当の走りはこんなものではないでしょう。今日のレースも次につながるはずですし、春の大舞台に向けて変わってきてくれるでしょう。今後の走りに期待したいと思います」（内田騎手）「馬体重だけ見れば増えていましたが、一戦一戦のダメージが出やすいところがある馬ですし、特にトモなどを保つ狙いで意識的にそういった造りにしてきました。もちろん結果は大事ですし、前回、今回と結果を残せなかったことは申し訳ありませんが、中身は確実に良化の兆しがありました。この後のローテーションについてはレース後の状態次第にはなりますが、次走ではさらに踏み込んだ仕上げにする予定ですから、それによって心身ともにより力を出しやすい状態にして、本番にピークで向かえるようにしていきたいと思います」（堀師）直線ではジリジリとは来ているものの、いい時ほどグッと来ることができませんでした。ただし、まだ良化途上の状態ですから、本番に一番いい状態で向かって結果に結びつけたいところです。
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13/02/03 東京 東京新聞杯 |
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３日の東京競馬ではまずまずのスタートから道中３、４番手につける。そのまま直線に向いて追われるも、徐々に余力がなくなり伸びきれず１１着。「今日は輪乗りの段階で少しチャカチャカしたところが見られましたし、スタートを決めて道中は３〜４番手で進めましたが、そこでもかかる素振りを見せていました。直線で追い出したものの、最後の２００ｍで止まってしまったように今日はいかにも休み明けという感じです。硬い馬場も影響したとは思いますが、結果を残せず申し訳ありませんでした。叩かれた次は良くなりそうですし、期待したいと思います」（マクドノー騎手）「馬体が増えていたように目一杯の仕上げで臨んだわけではありませんし余裕があったのは確かですが、状態自体は決して悪くなく調教の雰囲気などからはもっと形になるのではと考えていました。ただし、最後は余裕がなくなってしまいましたし、ジョッキーと話をすると道中に力みがあったようです。また、久しぶりの影響があるだろうから最後は無理に追わなかったとのこと。レース後にパトロールを何度もチェックしたのですが、今日上位に来た馬は皆ラチ沿いを通っていました。他の芝のレースでこれほど極端に結果に結びついてはなかったと思いますが、外を通った他のジョッキーと話をしても不思議がっていましたし、そういった勝負の流れも味方にできなかったのかもしれません。上位争いをして次につなげられることに越したことはありませんでしたし、今日はいい走りをお見せできず申し訳ございません。この後はレース後の状態を見ながらどういったローテーションを組んでいくか考えていきます」（堀師）道中は悪くないリズムで運べているように見えましたが、追い出してから目立った反応がありませんでした。馬の状態は馬体重だけでは決められませんが、目一杯の仕上げではありませんでしたし、一度使っての良化に期待したいところです。この後はレースの反動などを見ながらどうするかを決めていきます。
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12/11/18 京都 マイルＣＳ |
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１８日の京都競馬では先団やや後方の位置でまわりの動向を見ながら進める。ロスを少なくしながら直線へ向かったが勝ち馬の勢いに屈し、直線で外へ振られるシーンもあり、ジリジリと伸びたが５着まで。「昨日はどれだけ馬場が悪くなるんだろうと心配しましたが、回復傾向にあったのも良かったのか極端に気にするわけではなかったように思います。展開は他に言うことがないくらい上手く行ったと思ったのですが、最後の勝負になったときに抱いていたイメージほどの脚を使ってくれませんでした。そう考えると状況が異なればまた頑張ってくれるのかもしれません」（ムーア騎手） 「これまでとは異なり前日輸送で臨みましたが、コンディション的には悪くない形で臨めたのではないかと思います。競馬は、流れに乗れていい形で走れていたと思いますが、直線は内から出てきた馬の影響から外へ振られたのもありましたし、苦しくなってしまいましたね。こういう馬場であったのも多少はあったかもしれませんが、残念です。前走に続いていい部分は見せてくれるようになってきているだけに傾向としては悪くないと思いますが、まだ良くできるような気はします。少しずつですが好調時に近づけていければと思っています。今後に関しては終わったばかりなのでまだ考えていません。輸送競馬のあとでもありますし、よくチェックして状態を第一に検討してきたいと思っています」（堀師）この中間は変化を求めて調教の負荷であったりレースへ臨む過程にしたりと工夫して本番当日を迎えました。競馬は苦しいなかでもいいところを見せてくれたように、徐々に復活への兆しがみられるようになってきているように感じられます。まだまだ時間は必要かもしれませんが昨年の春のようなパフォーマンスを見せてくれることを待ちたいと思います。今後に関してはハードに攻めた後なので基本的には無理はしませんが、状態を見ながらどうしていくか判断していく方針です。
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12/10/07 東京 毎日王冠 |
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７日の東京競馬では前が飛ばす流れを少し離れた４番手から追走。直線で外に張られるシーンもあったが、ジリジリと脚を使って４着。「道中はいい形で走れていたのですが、直線でゴーサインを出してからが動けなかったです。前のカレンが外にヨレて来たけど、去年２着にきた時の感じであれば寄られる前に並べていたと思います。休み明けの分もあるでしょうし、年齢を重ねてズブさが出てきている感じがしますね」（岩田騎手）「今回はフレッシュさもありましたし、春とは違う一面を見れればとは思っていました。稽古では着けませんでしたが、チークピーシズを着けて臨みました。道中の感触は悪くなかったですし、前が飛ばす中でまわりにつられず追い出しを我慢したのも悪くなかったと思います。そこからグッとき切れなかったのは物足りない部分でもあるでしょうけれどね。まだまだこれからでしょうが、何とか復調させていきたいです。今後については厳しい競馬のあとなので、まずはよく見てから考えます」（堀師）夏場はノーザンファームしがらきでじっくり乗り、立て直しを図ってきました。普段の稽古の感触から気持ちの面はいいほうへ出てきていたように思えますし、悪くない秋初戦を迎えられたのではないでしょうか。前が飛ばす中で先行勢は厳しい戦いになりましたが、ジリジリとでも脚を使って力の片鱗を見せているようにも思えますし、少しずつ昨年の姿に近付けていきたいところです。今後についてはダメージ具合をしっかりと見ていって判断していく方針です。
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12/06/03 東京 安田記念 |
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３日の東京競馬では気合いを入れて好位からの積極策。厳しいペースだったこともあったが最後まで粘りを見せて６着。「前走のマイラーズＣの時はまったく自分の走りができなかったですし、先週、今週と調教で跨がったときも正直まだ物足りないところがありました。今日の競馬では気持ちを乗せるように積極的に行きましたが、結構なペースで流れていましたし、きつい競馬になってしまったと思います。それでも体全体を使ってしっかり走れていましたし、最後まで本当に頑張ってくれました。着順だけで言えば満足できませんが、ここ最近の走りと比べれば復調の兆しが見えました。状態的にはまだこれから良くなる余地がありますし、今後もチャンスがあれば乗らせてほしいです」（岩田騎手）「ウチの乗り手たち、そしてジョッキーとも相談しながら何とか復調させたいとやってきました。康誠も積極的に行くことで前向きさを出したいと言っていたし、実際レースでもその形に持ち込めていました。結果的にはかなりキツい競馬だったから最後は堪えたけれど前走が前走だけに良くなる兆しが見られたのは確かでしょう。形は違うけれど去年も今年も馬は本当によく頑張ってくれました。レース中に右トモを落鉄していましたが、上がりの歩様は問題なさそう。すぐに替えの鉄を履かせて美浦に戻します。さすがに目一杯に走らせて疲れた表情を見せていますからまずはレース後の様子をしっかり見たいと思います」（堀師）ディフェンディングチャンピオンの立場でしたが、前走の大敗から何とか復調させられるようにと試行錯誤してきました。その結果、陣営そして鞍上のアクションに鼓舞されてＧ１馬として恥じない競馬をしてくれたのではないでしょうか。このあとについてはまったくの白紙ですし、まずは激戦後の見極めをしっかりと行った上で判断していきます。
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12/04/22 京都 読売マイラーズＣ |
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２２日の京都競馬では好スタートから中団につける。スムーズな追走に見えたが、３コーナー過ぎからポジションを下げ、直線で追っても伸びず１８着。「３コーナーの下り坂に差しかかって、急に嫌気がさしたように走るのをやめてしまいました。前が開いてもそこに突っ込んでいくという感じがなかったし、どうも下り坂自体が苦手のように思います。また、枠が内なら逃げた勝ち馬の後ろにつけられたでしょうから、外枠が良くなかったということもあります。上がってきても息ひとつ乱れていないし、今日は走っていません。前走よりも馬体に張りがあっていい雰囲気だったし、僕自身期待していただけに残念です。会員の皆さんの期待に応えられず申し訳ありません」（岩田騎手）「康成は下り坂の走り方があまり上手ではないと言うけど、それにしてもいいところが全然なかった。普通に走ればこんなに負けることはないはず。道中ずっと右にもたれていたのが気になりますね。安田記念が目標であることに変わりはないけど、時間が経ってからどこかにダメージが現れることもあるし、注意深く様子を見たいと思います。人気を裏切る形になり申し訳ございません」（堀師）道中はスムーズに走れているように見えましたが、３コーナーの下り坂から急に馬が行く気をなくしたようで、その後はまったくこの馬らしい走りができませんでした。レース後まったく息が乱れていなかったことからも今日は走っていないですし、これが本来の力でないことは明らかです。今後の目標に向けても、しっかりと立て直して巻き返しを図りたいと思います。このあとはトレセンに戻って馬体を確認してから検討します。
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12/02/26 中山 中山記念 |
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２６日の中山競馬では好スタートから積極的な競馬を展開。徐々にペースをあげながら直線に向き追い出されるとジリジリと差を詰めるものの離された３着。「前走は他馬に乗ってリアルインパクトと同じレースに出走していましたが、着順こそ良くなかったものの、あれは包まれて動けなかっただけですし、あれがこの馬の走りではないと見ていました。その中で今回は声をかけていただいてうれしいですし、ありがとうございます。今日のレースに関しては、体は増えていたものの、正直に言うと去年の秋と比べると少し細く、迫力が足りないように感じました。直線は地力で頑張っていましたが、やはり跨がった感触のままに体がついてこずにモタモタしていました。一度使ったことで次は良くなると思いますし、もっとやれてもいいでしょう」（岩田騎）「パドックでは少しテンションが高かったように思いますが、返し馬でうまく気持ちを落ち着かせられたと思います。距離を延ばしましたが流れに乗れていましたたし、休み明けということを考えればレース内容としてはまずますだったと思います。ただ、速いペースの競馬でしたし、これだけ力のいる馬場を走ったことで最後はフラフラになっていましたね。レース後の状態をしっかりと見なければいけませんが、少し反動が心配です。斤量とマイル路線の番組を考えると選択肢は限られるかもしれませんが、すぐにどことは決めずに馬の状態を第一に考えたいと思います」（堀師）消化不良となってしまった前走を考えると今日はある程度スムーズな競馬が出来ました。前から離されてはしまいましたが、馬場状態もよくなかったですしこれが力負けとも言えないでしょう。今後についてはレース後の状態をしっかりと見極めたうえで検討して行きたいと思います。
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11/12/17 阪神 阪神Ｃ |
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１７日の阪神競馬では積極的な競馬で好位の内を追走。そのまま直線に向き追いだそうとするも前が開かずに１０着。｢ゲート内はいくらかガタガタしていたけど、予定通りの位置取りで競馬が出来ました。ただ、直線で思うような進路どりが出来ずにそのまま終わってしまいました。前走の内容から意識的に前目の競馬をしたのですが、うまく行きませんでした。申し訳ございません｣（福永騎手）「来年へ向けてこの距離でどういった競馬ができるか、もっと具体的にいえばどれだけ溜める競馬ができるかと思っていのですが、少しは溜っていたと思います。それでも、勝負になると前が開かずに消化不良なレースになってしまいした。もともと秋は３戦くらいと思っていたのでここでいったん休養させようと思いますが、来年に関しては高松宮記念を目指すのか、あるいはマイル路線を歩むかはもう少し考えたうえで判断したいと思います」（堀師）今回は距離適性を図るうえでも重要な一線でしたが、この１戦だけでは判断しづらいレース内容となってしまいました。厳冬期に無理をさせる考えはないことから、近日中にＮＦしがらきへ放牧に出る予定です。
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11/11/20 京都 マイルＣＳ |
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２０日の京都競馬では中団やや前目のポジションで流れに乗る。直線で前に迫ろうとするが思うように差を詰め切れずに５着まで。「うーん…。スムーズな競馬ができたし、直線はもう少し弾けてくれると思ったんだけど…。上手に走ってくれる馬で、勝負どころからもスーッと上がっていけたし、追い出してからの前との差も十分届く距離でしたが、外に出したときに思ったほどグッと来るものがありませんでした。結果的に伸び負けした形だけど、悪い馬場を走った経験も少ないので、そのあたりが影響したのかもしれません」（福永騎手）「春に遠征したときよりいい形で競馬へ臨むことができましたし、楽しみにしていたのですが、最後はもうひとつ伸び切れませんでした。キャリアも浅いし、堪えた部分があったのかもしれませんね。ここを勝てば選出されたでしょうし、視野を国外へ向けることも考えたいと思っていましたが、まだそのときではないのでしょう。力をつけてまた頑張ってくれるように育てていければと思います。この馬の適性を考えるとどのレースを考えるべきか少し悩むところです。また、タフなレースのあとですから、この後のことに関しては数日様子を見た上で考えていきたいと思います」（堀師）マイルＧ１の春秋連覇を狙って淀の舞台に乗り込みましたが、残念ながら直線では思うほどの伸びが見られずに想いが叶いませんでした。古馬一線級の馬たちとの競馬の経験も少ない馬ですし、馬場なども影響したのかもしれません。それでいて掲示板に載るわけですから見方を替えれば頑張っていると言えるでしょう。いろんな経験を積みながら力をつけていけばさらなるレベルアップを望めるでしょうし、まだまだこれからの馬です。今回の経験を糧にして飛躍してほしいと思います。この後に関してはまずレース後の状態の見極めをして、番組と照らし合わせながら方針を決めていきます。
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11/10/09 東京 毎日王冠 |
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９日の東京競馬では好位をキープ。直線で追い出されるとしっかりと伸びて先頭に立ち、勝利目前のところまで来るも、勝ち馬の決め手に屈してしまい２着。｢とても賢い馬ですね。この距離でもしっかり折り合って走れましたよ。追ってからの反応も早かったのですが、もう少し先頭に立つのを我慢出来ていれば…。今日の走りが出来れば距離の融通性も広がると思います。休み明けでしたが仕上がりはよかったですし、体を併せる形になっていればまた違ったと思います。直線で手前を何度か変えていたのも、それだけ余裕がある証なんですけどね。悔しい…｣（岩田騎手）「ノーザンファームしがらきで夏を越していい体付きで帰ってきましたし、パワーアップした状態で送り出せたと思います。今日は理想的な競馬ができたとは思いますが、踏張り切れませんでしたね。相手もかなり動く馬ではあるし、仕方ない部分もあるでしょうが、休み明けだったこと、斤量が重かったことを考えれば悪くないはずです。乗り方ひとつでは何とかあと１ハロンあってもという見方をする人もいるでしょうが、今日の内容から考えても、この馬の能力を何の心配もなくフルに発揮できるのはマイルの距離でしょう。いちおうレース後の状態をよく見てから判断しますが、今のところ予定通りに行く方向で考えています」（堀師）厳しい条件下でのレースでしたが、春のマイルチャンピオンとして恥じない、素晴らしいレースをしてくれました。相手は強かったですが、切磋琢磨してさらに強くなっていってくれることを期待したいものです。このあとは久々のレース疲れがないかをよくチェックしてから最終ジャッジをしていきますが、当面からの目標である淀の舞台を目指した調整を行っていく方針です。
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11/06/05 東京 安田記念 |
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５日の東京競馬ではいいスタートを決めて少し行かせた後に引いて好位を追走。直線に向いて追い出し、先頭に立つと迫る後続を何とか凌ぎ切り優勝。「今日初めて跨がったのですが、跨がった瞬間にいい馬だな、いい状態だなと感じました。調教師からゲートは特に注意して欲しいと言われていたのですが、うるさくなるところもなく好スタートを切れました。古馬との斤量差を活かすために前々で進めたいと思っていましたし、好位でスムーズに運ぶことができたことで、直線でもしっかり伸びてくれましたね。今日はいい馬に乗せていただいて光栄ですし、非常に感激しています」（戸崎騎手）「正直に言うと、最終追い切りも含めてこの中間の調整は難しかったです。しっかり仕上げた前走のあとだったので疲れもいくらか残っていたときもあったし、やりすぎていい状態に持っていくためには微妙なコントロールが必要でしたからね。やりすぎたら疲れる、ソフトにしすぎたらレースで動けないタイプなので、先生と綿密に相談しながら最終追いを単走でサッとやったんです。そんな中でいちばんいい結果を残せて本当に嬉しいです。馬が立派です。本当にありがとうございました」（菅沼助手）「古馬相手は容易くないし、強気なことは言えませんでしたが、今回うまく調整できたかなと思っていましたし、いい勝負をしてくれるかもと内心では思っていました。それに枠順を見たときは“いい枠だな”と思いましたし、今思えば枠が出た瞬間に今回の好走が決まっていたのかもしれませんね。切れるタイプではないのでスタートを決めていい位置で流れに乗ることが大事だと思っていましたから、ジョッキーにはスタートは特に注意するようにと伝えておいたんです。前回は待たされた影響からスタートがうまくいかなかったですが、今回はスッと出れましたし、テン乗りでわずかな不安もあったなか折り合いもしっかりつきました。斤量の差もあったのでしょうが、直線もよく凌いでくれましたね。ジョッキーも上手くリードしてくれましたし、最高の結果を出してくれました。人馬ともよくやってくれたと思います。このあとは予定通りお休みにあてる予定ですが、マイルカップのあとの今回です。古馬とのハードな戦い、しかも速い時計で走ったあとですからなおさら反動も出やすいでしょう。まずは数日よく見てから放牧に出したいと思います。今後は、マイル路線を中心になるのは確かですが、始動戦については夏の回復具合をよく見てからローテーションを考えたいと思います」（堀師）一般的には厳しいと思われた一戦でしたが、吟味してこのレースにチャレンジした結果、最良の成績を出してくれました。馬のこと、先のことを踏まえた選択が功を奏してくれました。また、２歳Ｇ１の疲れもあり、その後の調整が難しかったのも確かです。さらに震災の影響もありましたし、山元トレセンスタッフの懸命の対応があったことが今回につながったのも間違いありませんし、本馬に携わる関係者には頭が下がる思いです。そして、本馬もよく頑張ってくれ、見事に国際Ｇ１馬となってくれました。３歳馬で、しかもディープインパクト産駒の初の古馬への挑戦でしたし、記録にも記憶にも残ったレースになったでしょう。このあとは夏休みに入りますが、３歳マイルチャンピオンへのリベンジという目標もありますし、秋そして来年以降のさらなる活躍を期待したいと思います。
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11/05/08 東京 ＮＨＫマイルカップ |
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８日の東京競馬ではスタートで若干遅れ、中団やや後方を追走。直線では馬群を捌きながら前へと迫っていくものの直線で伸び伸びと走った上位２頭には及ばず３着。「ゲートで随分と待たされてしまってかなり煩くなってしまいました。それで、いざゲートが開いたときに体勢が悪くなってしまっていて綺麗に出してあげることができませんでした。道中ではかなりガツンと来ていたので、何とか折り合いをつけながら進めました。最後も馬群の間を縫いながら伸びてきているのですが、勝った馬はスムーズに走れていましたからね。乗り役がもっと上手くリードしてあげられれば違ったはずだし、期待に応えられなくて申し訳ありません。徐々に強い調教を課していけているように馬は今良くなっているところですから、これからも大事にしていければさらにいい走りをしてくれるはず。今回の分も含めて何とか巻き返してあげたいです」（内田騎手）「最内枠は悪くないと思っていましたが、今日は通常以上に全馬のゲートインに時間がかかっていて待たされてしまいました。最初の方は問題なかったものの段々とイライラしてきて体勢の悪いときにスタートを切らされたので１馬身ほど遅れてしまいましたね。今回の調教では結構攻めましたし、いい勝負になると期待していたのですが、残念です。勝った馬は本当に強いですが、この馬も力は示していますし、頑張っています。何とか今後リベンジしたいですね。このあとのことについては戦前から決めていませんでしたし、しっかりレース後の状態を確認して疲れ具合などを見てから考えます」（堀師）強い調教を課すことができているように徐々に体質面も精神面も強くなってきています。最終追い切りの感触からもここはいい勝負になると踏んで本番を迎えましたが、残念ながら課題も見られた一戦となりました。それでも３着まで押し上げてくるあたりは能力の高さを感じさせますし、上位２頭にはまたリベンジを果たしたいものです。今季最大の目標を残念ながら勝利で飾ることはできませんでしたが、まだまだこれからの馬ですし、気持ちを切り替えて今後の活躍に期待していきたいと思います。このあとについてはまだ未定で、馬の状態を見てひと息入れるかどうするかを判断していきます。
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11/04/09 阪神 ニュージーランドＴ |
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９日の阪神競馬ではまずまずのスタートから中団の外を追走。直線で追い出し、懸命に脚を伸ばそうとするが１１着。「雰囲気は悪くなかったのですが、仕掛けてからの反応が遅かったですね。また、外に押し出されて少し苦しかったです。そのあたりは久々の分もあったのかもしれません。あと、若干ですが走りづらそうな感じもあったし、馬場の影響や窮屈なところがあったのが苦しくなったポイントだと思います。今回の競馬で掴めた部分もありますから、本番で巻き返したいです」（内田騎手）「体重は減っていましたが外見上寂しく見えることはありませんでしたし、帰厩してからそれほど変わったわけでもありません。馬体減が大きく影響したということはないと思います。今の阪神はなかなか外が伸び切れません。外枠に入った時点で運がなかったというか苦戦を強いられるなと思っていました。見ていた人気馬との兼ね合いもあり、外を回る格好になって上位馬たちに内々をすくわれたのも影響したのではないでしょうか。また、朝日杯のときも見られたことなのですが、コーナーを回るときに少しぎこちないところがあります。直線でモタついたのも器用でない部分が出たような気がします。ジョッキーにはそのあたりを肌で感じてもらえるように追い切りに乗ってもらったのですが、稽古と競馬ではまた違いますからね。今回の競馬でわかった部分もあるでしょうし、次に活かしてくれるでしょう。結果は残念でしたが、いろいろと厳しい点があったにも関わらず最後まで脚を使ってます。今回は８分の仕上げで他馬との差もあったし、あくまでも次が本番ですから悲観することはないと思っていますよ」（堀師）昨年の実績から考えると今回の結果に物足りなさを感じるでしょうが、あくまでも本番は次です。目一杯の仕上げでなかったこと、通った場所の差もありました。本馬の抱える課題もジョッキーが肌で感じてくれたでしょうし、ここを使った次は好転する材料が多いですから不安より楽しみのほうが大きいでしょう。まずはレース後のケアをしっかりと行ったうえで、今春最大の目標であるＮＨＫマイルＣへ向けて調整を進めていきます。
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10/12/19 中山 朝日杯フューチュリティＳ |
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１９日の中山競馬ではまずまずのスタートを切り、中団の内々をロスなく回る。直線も内の狭いところをついてよく伸びるが、勝ち馬にわずかに及ばず２着。「ゲートのなかで少しガタガタしたのですがなんとか我慢してくれましたね。最初に少しかかり気味に走っていたけど馬群に入れたら落ち着いてくれました。上手く内々を走ることができましたが、仕掛けてからの反応が少し遅かったです。まだ精神的にも幼さはあるし、体もしっかりしきれていなくて若いところがありますからね。ただ、仕掛けたときの反応が良ければもうひとつ前にいたかもしれません。勝ったと思っただけに悔しいですが、馬はよく頑張っているし、いい競馬をしてくれました」（ベリー騎手）「ごちゃつきやすけど外を回すと届きにくく内めのいいところを通るのが理想というコースなので、他の陣営はこのコースを意識してできるだけいい位置で運びたいと思っていたことは想像できました。ペースもその時々で極端になることもあるので、ウチは位置取り云々ではなくスタートを普通に切ってくれさえすればいいという考えしか持ちませんでした。枠もまずまずのところを引けましたからね。ゲートは待たされているときに少しガタガタしたので危なかったですが、ジョッキーがうまくなだめてくれたし、いいスタートを切ってくれたと思います。道中も寄られるシーンがあったり、力みが見られたところもありましたが、うまくリズムを整えて走ることができました。そして直線。狭くて勇気のいるところですが、ベリーに迷いはなかったですからね。全体を通して素晴らしいリードをしてくれましたし、馬もよく頑張ってくれました。内容が良かっただけに結果がいちばんいいものでなかったのは非常に残念ですが、この経験を来年に活かしていきたいと思います」（堀師）多くの人々の声援と期待に応えるように、直線では１頭分しかないスペースをつき、鋭く伸びてくれましたが、あと一歩と言うところで勝ち馬の強襲に屈してしまいました。それでも好内容の競馬でしたし、悔しさこそありますが改めてこの馬の能力の高さを見ることができた一戦でしたので清々しさも感じられました。まだまだ成長の余地を残している状態で今回のパフォーマンスを発揮できるのですから、今後も大事に育てていけば先々が楽しみになることでしょう。これで今年は走り終え来年に備えていきます。最高のパフォーマンスを見せてくれたあとですし、数日かけてレース後の状態を確認したのちに今後の段取りを決めていく予定です。来年も堀厩舎ならびにリアルインパクトに温かいご声援をよろしくお願いいたします。
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10/11/13 東京 京王杯２歳Ｓ |
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１３日の東京競馬ではまずまずのスタートから道中は中団内で脚を溜める。直線では前を捌きながら徐々に勝ち馬との差を詰めるも２着。「一度使って気配がよくなっていましたし、好勝負を期待していました。結果からすると一番スムーズに運んでいた勝ち馬には届きませんでした。ただし、この馬も最後まで頑張って走っています。結果は悔しいですが、道中は馬群での競馬でしっかり折り合いが付いていましたね。いい経験になったでしょうし、引き出しも増えたと思います。それにまだまだこれからよくなる馬です」（後藤騎手）「デビュー戦後はテンションが上がらずに調整できました。その中でも使った効果は表れ、体は徐々に絞れていい状態で出走できました。今日の結果は勝ち馬がよりスムーズに運べたもので力負けとは思いませんし、最低限の賞金は加算できました。もちろん、まだまだ上を目指したい馬ですので、今後さらに成長を促して結果に結び付けていきたいと思います」（堀師）デビュー戦の快勝劇から同舞台での重賞制覇の期待が高まり、直線では必死の追い上げも悔しい２着となりました。ディープインパクト産駒として初重賞制覇とはいきませんでしたが、ひとつひとつ経験を重ねさらに上のステージでの活躍を期待したいところです。今後についてはトレセンでレース後の状態を確認してから決めていきます。
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10/10/24 東京 新馬戦 |
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２４日の東京競馬では好位の外々で折り合いを重視しながら追走。直線に向いても無理をせず坂上で気合をつけられると楽に前を捕らえ、優勝。「２週間前の追い切りで跨ったときはまだ“ぽわん”としていましたが、最終追い切りで乗った時に馬がガラッと変わっていてビックリしました。競馬に向けて強いところをやるようになって、かなりの気合いで走るようになっていました。今日はまわりに牝馬がいたりして、ゲートのなかでもそわそわしていたし、その分走ることに対して気持ちが入りすぎていなかったので、ふわっとした状態でレースをすることができました。使っていくとテンションが上がってきそうな馬です。今後も今日のような競馬ができればマイルくらいまでの距離をこなせるでしょうが、このあとが肝心だと思います。適度に間隔を取りながら使っていくほうが理想のような気はしますが、そのあたりは馬をよく見て大事に育ててくれる堀厩舎ですから大丈夫でしょう。背中の感触は“素晴らしい”の一言ですし、とても楽しみな馬です」（後藤騎手）「かなり人気になっていましたし、前評判も高かったですから、とりあえず無事に勝ててホッとしました。いい動きを見せていましたし、まともならと思って期待して送り出したのですが、稽古どおりの走りを見せてくれましたね。函館に入厩してゲート練習と初期調教を行ったときにも担当していたのですが、こちらが怖くなるくらいバタバタしたりとうるさい面を見せることもあったんです。その時は体力がつききっていなくて苦しいところもあったのでしょうが、根本にはその気性を持っているのは否定できないと思います。跨ってくれた人のほとんどが褒めてくれていたように素質は高い馬です。限定戦のうちは距離体系も限りがあるので、マイルくらいまでは何とかこなせるように育てていきたいですね。そのためには今後いかに気性面のゆとりをもたせられるかが大きなポイントになると思います。調教師が不在なので今後の具体的な予定は様子を見てから判断していくことになると思います」（橋本助手）調教を積むにつれて徐々に気持ちの高揚を見せはじめていましたし、肉体面でもまだ弱いところのある馬なので極力追い込みすぎないように調整してきました。それでいて、今回のような走りを見せてくれましたし、楽しみが大きいのは間違いないでしょう。５１０キロを超える馬格の持ち主でもあることからパワーは相当で、追い出してからのスピードも良く、鞍上も素質の高さを評価してくれています。一方で課題も持ち合わせており、今後は先々を見据えながら調整していきたいと考えています。今後はレース後の状態を見ながら最終的に判断しますが、無理づかいをせずに適度な間隔を取りながらレースへ向かっていければ理想的と考えています。
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