美浦・上原博之 厩舎
■ 調教状況 ■ 社台サラブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／１６年募集 節々が太く頑丈な本馬の四肢は、激しい衝撃に曝される競走馬の脚元としてはこれ以上ないほどの頼もしさを感じます。重心が低く、背の長いタイプで、腰周りに若馬なりの緩さは認められるものの、脚さばきは抜群の安定感を誇っており、馬場の条件を問わずに能力を発揮することができそうです。そこに母系譲りの非凡なスピードが加われば、当然、大きな舞台も見据えることができるでしょう。夜間放牧も休まず行っていることでしっかりと筋肉が蓄えられつつあり、それでいてムダな肉がつきにくいタイプと、まさにアスリートとしての高い資質をうかがわせる重要なファクターを兼ね備えています。
ダノンベルベールの１５
牡馬・鹿毛・２０１４年４月１９日生れ（美浦・上原博之)
生産：社台ファーム・繋養：社台ファーム 全４０口●総額３，０００万円
馬名：トランスパレント
英名：Transparent（英語)
由来：透明な、透き通った。母名より連想。
Symboli Kris S
*シンボリクリスエス
1999 黒鹿Kris S.
1977 黒鹿Roberto Hail to Reason Bramalea Sharp Queen Princequillo Bridgework Tee Kay
1991 黒鹿Gold Meridian Seattle Slew Queen Louie Tri Argo Tri Jet Hail Proudly ダノンベルベール
2006 栗毛アグネスタキオン
1998 栗毛*サンデーサイレンス Halo Wishing Well アグネスフローラ *ロイヤルスキー アグネスレディー *ミスベルベール
Miss Berbere
1995 栃栗Bering Arctic Tern Beaune Miss Afrique African Song Dictumisas (3)
母の父：
アグネスタキオンは千歳産,４戦全勝,皐月賞-JPN1。総合・２歳チャンピオンサイアー。
主な産駒：ディープスカイ(ダービー-JPN1)。
【ＢＭＳ：主な産駒】ノンコノユメ(ジャパンダートダービー-JPN1,武蔵野Ｓ-ＧV),アクティブミノル(セントウルＳ-ＧU,函館２歳Ｓ-ＧV),
エミーズパラダイス(エンプレス杯-JPN2２着),アットザシーサイド(桜花賞-ＧT３着)
母：
ダノンベルベール(06 アグネスタキオン)２勝,赤松賞(芝1600ｍ),阪神ジュベナイルフィリーズ-JPN1２着,クイーンＣ-ＧV２着,芙蓉Ｓ-ＯＰ２着。産駒
ダノンブルース(14 牡 栗 ジャングルポケット)未出走
祖母：
*ミスベルベール Miss Berbere(95 Bering)仏国産,仏４勝,アスタルテ賞-ＧU,同２着,Prix Ronde de Nuit-L,
オペラ賞-ＧU２着,同４着,グロット賞-ＧV２着,メシドール賞-ＧV３着,パース賞-ＧV３着,
ジャック ル マロワ賞-ＧT４着,クインシー賞-ＧV４着。産駒
サトノアポロ (セ *シンボリクリスエス)５勝,中日新聞杯-ＧV,クリスマスＣ,習志野特別,糸魚川特別,
｜ 日経賞-ＧU４着,アメリカＪＣＣ-ＧU４着,オールカマー-ＧU４着,新潟大賞典-ＧV４着,現役
ベルジュール (セ アグネスタキオン)３勝,夕月特別
プリティダンス (牝 ダンスインザダーク)２勝,岡崎特別
アイーンベル (牝 *サンデーサイレンス)入着。産駒
｜ サヴァーレ(牝 ローエングリン)１勝,ファンタジーＳ-ＧV４着
ダノンシュナップス(牡 デュランダル)２勝
フィールフリーリー(牝 アグネスタキオン)１勝
３代母：
ミス アフリク Miss Afrique(87 African Song)仏５勝,Prix de laCalonne-L,Prix Casimir Delamarre-L,
Prix Edellic-L,Prix La Camargo-L,レゼルヴワール賞-ＧV２着,Prix Phil Drake-L２着,エクリプス賞-ＧV３着,
エドモン ブラン賞-ＧV４着。産駒
ミス イベーヌ Miss Ebene：仏１勝,Prix Zeddaan-L２着
４代母：
ディクタミサス Dictumisas(76 *ディクタス)仏１勝,Prix Joubert-L２着,仏障３勝。産駒
ミサヴリル デュ フレーヌ Missavril du Frene：仏２勝,仏障６勝
５代母：
ミスチーフ Mischief(63 Soleil Levant)仏１勝。ミスルス Misles(ラロシェト賞-ＧV３着)の母
トランスパレント 牡３ （美）上原博之 本賞金 ￥０ 総賞金 ￥１７５ (９戦 ０- ０- ０- １- ２- ６) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 18/08/04 1札幌3 未勝利 10 古川吉洋 10 56 芝2600 良 2.43.8 2.3 4- 9- 9 38.4 476 \0 18/06/10 3東京4 未勝利 15 田辺裕信 ７ 56 芝2400 良 2.30.8 2.3 4- 5- 3 38.1 484 \0 18/04/15 3中山8 未勝利 ９ 大野拓弥 １ 56 ダ1800 稍 1.58.2 2.8 7- 9- 8 41.2 490 \0 18/03/31 3中山3 未勝利 ４ 大野拓弥 ４ 56 芝2000 良 2.03.3 0.6 1- 2- 2 36.1 488 \750 18/03/11 2中山6 未勝利 ５ 戸崎圭太 ３ 56 芝2200 稍 2.17.2 0.4 5- 8-10 36.2 490 \500 18/02/12 1東京6 未勝利 ５ 田辺裕信 ９ 56 芝2400 良 2.30.8 0.6 11- 6- 6 34.7 492 \500 18/01/06 1中山1 未勝利 ６ 田辺裕信 12 56 芝2000 良 2.02.5 0.8 1- 2- 2 35.8 488 \0 17/10/28 4東京8 未勝利 ８ 田辺裕信 12 55 芝2000 良 2.04.5 1.1 11- 6- 6 34.7 494 \0 17/10/09 4東京3 新馬 14 柴山雄一 ６ 55 芝1600 良 1.38.2 2.3 14-14-13 35.8 494 \0
■ 18/08/04 札幌 未勝利 8月4日(土)札幌6R・芝2600ｍ戦に古川騎手56kgで出走、馬体重は前走から8kg減の476kgでした。スタートを決めて、促しながら3番手まで押し上げていきました。その後、2周目の向こう正面に入るころには前の3頭が飛ばす形となり、流れが速くなってしまうとついて行けなくなり後退してしまうち、最後は勝ち馬から2.3秒差の10着でレースを終えています。 レース後、古川騎手からは「道中はリズムよく走れていました。ただ、動こうとしたときに動くことができなくて、その分勝負に加われませんでした。休み明けの影響でしょうか」とのコメントがありました。 ■ 18/06/10 東京 未勝利 6月10日(日)東京4R・芝2400ｍ戦に田辺騎手56kgで出走、馬体重は前走から6kg減の484kgでした。良いスタートから馬ナリで４番手につけ、道中はインコースを折り合って進みました。直線では横一列での叩き合いになりましたが、そこからの反応が薄く、勝ち馬から２秒３差の15着で入線しました。 レース後、田辺騎手からは「調教師から少し後ろから、と指示があったのすでが、スタートが決まったので無理に抑えてもと思い、あの位置になりました。ペースが遅く一度も外に出せず、馬場の悪い内で追うしかありませんでした、申し訳ありませんでした」とのコメントがありました。また、上原調教師は「福島開催は見送って、いったん山元TCへ放牧に出して出走間隔を開けます」と話していました。 ■ 18/04/15 中山 未勝利 4月15日(日)中山3R・ダート1800ｍ戦に大野騎手56kgで出走、馬体重は前走から2kg増の490kgでした。スタートを決めて自然と前につけましたが、外から来られて位置を落としてしまいました。最初のコーナーを6番手あたりで回り、向こう正面では後ろの馬に先に動かれて後手を踏んでしまいました。3コーナーで追い上げていきましたが直線に入ってからの伸びが鈍く、2.8秒差の9着に敗れています。 レース後、大野騎手は「外に出したところで反応してくれましたので、揉まれたことが敗因ではないと思います。いつも目標にされてしまうのでダートは合うかと思っていましたが、実戦で走らせてみると芝の方が良かったです」と話していました。 ■ 18/03/31 中山 未勝利 3月31日(土)中山5R・芝2000ｍ戦に大野騎手56kgで出走、馬体重は前走から2kg減の488kgでした。まずまずの飛び出しから無理をさせることなく、ハナへと立っていきました。淡々としたペースを刻み、3コーナーで捲ってくる馬が居ましたが、冷静に対応して直線を向きました。その後、いったん先頭へと躍り出るシーンもありましたが、後続の勢いが勝り、勝ち馬から0.6秒差の4着でゴールしています。 レース後、大野騎手は「スタート次第でどう進めていくか考えるつもりでしたが、悪くない飛び出しでしたし、他に行く馬が居なかったため、ハナへ立ちました。ただ、先頭だと物見をするような面があり、慎重に走りになっていました。そんな気性ですし、勝負どころで捲られてからの方が慎重に走れていた印象です。距離に関してはもう少し延びても大丈夫だと思います」と話しており、上原調教師は「この後は中山最終週の4月14日(土)中山・芝2000ｍ戦、翌日15日(日)の中山・芝2200ｍへの出走を視野に入れていきましょう」とコメントしています。 ■ 18/03/11 中山 未勝利 3月11日(日)中山5R・芝2200ｍ戦に戸崎騎手56kgで出走、馬体重は前走から2kg減の490kgでした。スタートを決めて馬なりで前につけました。序盤は5-6番手のインを追走、先頭から7-8馬身ほどをキープしていましたが、3コーナーあたりで後続が上がってきたところで動けず位置を落としてしまいました。脚がたまった分、終いはいい伸びで5着に上がったところがゴールでした。勝ち馬からは0.4秒差でした。 レース後、戸崎騎手は「勝負どころでササってしまってモタつきました。それで苦しい位置になってしまいましたが、終いは盛り返してくれました。スムーズなら際どい勝負になったと思います」と話していました。 中京競馬場で見届けた上原調教師からは「勝負どころで前が窮屈になって、もったいない競馬でした。週明けの状態をみて問題がなければ、このまま在厩して続戦していきたいと考えています」との報告がありました。 ■ 18/02/12 東京 未勝利 2月12日(月・休)東京4R・芝2400ｍ戦に田辺騎手56kgで出走、馬体重は前走から4kg増の492kgでした。今日はスタートから行きっぷりが良く、楽に先頭に立ちました。向こう正面半ばで外からマクってきた馬がいましたが、それ以外の隊列は変わらず2番手で直線へ。いったんは先頭に立ったものの坂上で勢いが鈍ってしまい、後続に交わされて5着に敗れています。勝ち馬とは0.6秒差でした。 レース後、田辺騎手は「ハナに行くのは想定外でしたが、これまでと違う競馬ができたのは収穫でした。道中は物見をしてしまって、それがなければもう少しいい走りができたと思います」と、また上原調教師は「これまでは背腰の弱さが目立っていましたが、今回はだいぶ良くなりました。状態良化がスタートとその後の行きっぷりに繋がったのだと思います。ハナに行くとは思いませんでしたが、目標にされながらも踏ん張ったのは評価できます。優先権のあるうちに中山・芝中距離戦に向かいます」と話していました。 ■ 18/01/06 中山 未勝利 1月6日(土)中山5R・芝2000ｍ戦に田辺騎手56kgで出走、馬体重は前走から6kgマイナスの488kgでした。もっさりとしたスタートで、後方3番手から前をうかがう展開となりました。3〜コーナーの中間から徐々に押し上げていき、直線は大外から差を詰めてきて、ゴール前は際どい4着争いにまで持ち込みました。しかし、惜しくも次走優先権を逃がす６着で、勝ち馬とのタイム差は0秒8でした。 レース後、田辺騎手からは「スタートが遅かったので後ろからになりましたが、道中の感じは前走よりもすごく良くなっていると思いました。馬混みに入れなかったので、気持ちの不安定さが出ずに、3〜4コーナーから最後まで脚を使ってくれました。ビュッと切れるタイプではないので、相手が弱くなる分、距離は2000ｍから2400ｍに延びてもいいと思います」とのコメントがありました。また上原調教師は「5着だったら続けてもう1回使いたいところですが、すぐには使えないと思うので短期放牧に出して、東京後半戦を目指そうと思います。気難しい馬なので、後ろからソローッと行く競馬は合っていますね」と話していました。 ■ 17/10/28 東京 未勝利 10月28日(土)東京3R・芝2000ｍ戦に田辺騎手55kgで出走、馬体重は前走から増減なしの494kgでした。スタートで遅れたのと大外枠ということもあって最後方からとなりましたが、馬群から離されずついていきました。向こう正面で行きっぷりが良くなり、馬群の真ん中より少し後ろの7番手にまで上がって3コーナーへ。直線に入ってからの格好も良かったですが追ってからもうひと伸びできず、勝ち馬から1.1秒差の8着に敗れています。 レース後、田辺騎手は「前走は参加できないまま終わってしまったので、今日は離されないようにと思っていました。内容に進展がありましたが、まだ全体的に緩くて追ってから反応できませんでした。これからの馬だと思います」と話していました。 ■ 17/10/09 東京 新馬 10月9日(月・祝)東京・新馬(芝1600ｍ)戦に柴山騎手55kgで出走、馬体重595kgでデビューしました。揃ったスタートを切ったものの、そのあと思うように進んでいけず後ろから2頭めに下がってしまいました。直線に入ってからも走りが変わらず、坂を上がったあとにようやくエンジンがかかりました。勝ち馬から2.3秒差の14着に敗れています。 レース後、柴山騎手は「全く進んでいけませんでした。緩さが残っているのもありますが、今日は体よりも気持ちの面が大きく影響したように感じます。気が小さいところがあってレースをすることに驚いていました。物見もしていましたし、新馬特有の気の若さが出てしまいました」と、また上原調教師は「レース後の状態を見て問題ないようなら、新潟の芝レースを使うつもりでいます。動きは良化途上といった感じですが、徐々にしっかりしてきています」と話していました。
