バリサイト
美浦・松山康久 厩舎

■ キャロットクラブ公式ホームページより

(11/06/28)［ＮＦ空港］「先週末の競馬のあとに牧場へ行って状態を確認してきました。牧場で改めて診てもらったところ、診療所の診断より少し症状が重いようで、乗り出すまでに３ヶ月の期間が少なくとも欲しいということでした。そうなるとさすがに未勝利戦が組まれている期間までに復帰させるのは困難になります。育成時代からかなり期待をしていた馬でしたが、蹄が通常の馬より小さく、弱さも抱えていた馬なのでなかなか順調に行きませんでした。それでも能力の高さから楽しみにしていましたし、厩舎でじっくり調整して何とか競馬へと向かっていくことができました。いい条件を揃えた函館のレースで初勝利をと思って臨んだのですが、骨折というアクシデントに遭ってしまいました。勝ち上がらせたい、そして立派な競走馬に育て上げたいという気持ち一心でここまで取り組んできただけに、何とかできないかと最後まで思っていましたが、第１指骨という脚の主軸である骨の骨折です。今はカミソリで切った線のような骨折線でとどまっているものの、強い負荷をかけると悪化する恐れもあります。会員の皆様の負担を考慮するとここで判断せざるを得ないという結論に至りました。本当に申し訳ございません」（松山康師）軽度とは言え、大事な患部の骨折ということで牧場で改めて状態を確認を行ったところ、手術が必要というほどではないものの、悪化の恐れが高く、現在の見込み以上に時間を要する可能性があります。そうなると、未勝利戦が組まれている時期までに復帰を果たすことが難しいのが現状で、また蹄などに弱さを抱えていることから復帰したとしても調整が難しく、どこまでの良化が見込めるかが微妙なところでもあります。これらのことを踏まえて、松山康久調教師、クラブ、牧場間で協議を行った結果、現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資さえている会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。 (11/06/24)［ＮＦ空港］２４日にＮＦ空港へ向けて移動しました。 (11/06/22)［函館競馬場］２２日に脚元の状態を確認したところ、右前第１指骨を骨折していることが判明しました。「先週はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。函館まで連れて行ったくらいですから、それまでの過程で不安があったわけではないのですが、通常より小さくて敏感なところがある蹄の不安が出たのかもと心配して慎重に見ていました。ただ、蹄自体は問題なく、パドックから馬場に入って厩務員の手から離れたあとに捻って捻挫したのが影響したようです。その日いっぱいは歩様に見せていたし、翌日も多少違和感は残っていたのですが、時間が経つにつれて症状はいくらか緩和していました。ただ、今朝もまだ違和感を拭いきれなかったので、念のためにレントゲン検査をしたところ、繋部分の骨にわずかながら影が見えるとのことでした。通常はそう簡単に傷めない箇所なのですが、捻り方が良くなかったようです。本当に残念でなりませんし、申し訳ありません。私もショックは大きいです。今回の診断では全治３ヶ月程度のものとのことですが、軸をなす骨の骨折でもあります。全治期間を考えてもギリギリになる可能性もゼロではありませんが、箇所が箇所なのでノーザンファームでも改めて診てもらって今後の方針を決めることになりました」（松山康師）躓きによる一過性の傷みかと思われましたが、残念ながら第１指骨骨折という診断結果が下りました。全治期間からすると未勝利期間内に間に合うか間に合わないか微妙なところではありますが、骨折箇所を考えると動くことで負荷がかかり、現在より箇所が開いて骨折の度合いに変化が起こることも考えられます。２４日にいったんＮＦ空港へ放牧に出し、現地でしばらく様子を見ながら今後の方針を決める予定です。 (11/06/15)［函館競馬場］１２日は美浦坂路で追い切りました（５２秒２−３７秒６−２４秒４−１２秒２）。１５日に函館競馬場へ移動しました。「先週の木曜日にウッドチップで動かしてみて感触が良かったですし、週末には続けて坂路で時計を出してみました。それなりの負荷をかけた追い切りだったのですが、動きは変わらずよく、これなら函館の開幕週を考えても大丈夫だろうと思えました。火曜日に美浦トレセンを出発して本日現地へ到着しています。日曜日の追い切りが実質本追い切りのようなもので、あとは現地に慣らして少しでも落ち着いた形でレースへ臨めるような調整をできればと思います。もちろん長距離輸送の疲れがないかもしっかり確認しておかなければいけないので、明日の状態もしっかり確認した上で出走レースを決めていきます」（松山康師）今のところ１８日の函館競馬（３歳未勝利・ダ１７００ｍ）に出走を予定しています。 (11/06/09)［美浦ＴＣ］８日は美浦南Ｗコースで追い切りました（４２秒４−１３秒２）。「前走後の状態を確認していましたが脚元を含めて特に大きな問題なさそうだったので、次走へ向けての調整を進め出しています。ウッドチップコースに入れて今朝は足慣らしの意味も混めて３ハロン４２秒程度の時計を出しました。動きは悪くないですから、このまま進めていければ理想的でしょう。前走はレース前に気持ちが悪い方向へ向かってしまい、レース中の走りも上に逃げるような格好をしていました。繊細なところがあるので地下馬道で苦しくなってしまうのかもしれませんので、次走はトンネルがない函館を目指すことを第一に検討しています。どのタイミングでレースへ向かうかはまだ思案中で、早ければ前半のうちから考えることになるでしょう。週末にも時計を出せれば出すつもりなので、そのあたりの感触を見ながら検討します」（松山康師） (11/06/02)［美浦ＴＣ］１日、２日は軽めの調整を行いました。「あのような馬場を走ったあとなので脚元への負担が気がかりでしたが、問題なさそうです。少し痛みが出るようならば無理はできませんでしたが、今のところは大きく気にするほどではないし、昨日も今日も人が跨って馬場入りしているくらいです。今後については正直悩んでいるところなのですが、地下馬道でバタバタしてしまうことを考えると北海道の滞在競馬を考えるのもプランとしてあっていいことだと思います。ただし、調教などの条件で難しさがあるのも否めませんからもう少し様子を見て決めたいと思います」（松山康師） (11/05/26)［美浦ＴＣ］２５日は美浦坂路で追い切りました（５１秒５−３７秒０−２４秒１−１２秒０）。２６日は軽めの調整を行いました。「先週末に行った調教の動きが良かったし、これなら近い競馬を考えても大丈夫だろうと思えたので今週の競馬に向けた調整を行うことにしました。水曜日に坂路で時計を出したところ上々の動き。一緒に行った馬に見劣ることなくいいアクションで登ってきましたよ。この中間は松岡ではなくスタッフに跨らせていたので、松岡本人と話をしたところ、“少し間隔が空いたし、ゲートに課題がある馬だから確認をしておきたい”と進言してくれたので、今朝は軽く動かしたあとにゲートへ行きました。やはり中でちょっとガタガタするところを見せていたのですが一回慣れさせたことで本番はいくらか楽になるでしょう。あとは当日のテンションですね。メンバーは少し揃うようですが、まともな競馬ができれば能力上位だと思っています。そろそろいい結果を出して先々ゆとりを持って成長を促してあげられるようにしていきたいですね」（松山康師）２９日の東京競馬（３歳未勝利・ダ１４００ｍ）に松岡騎手で出走いたします。 (11/05/18)［美浦ＴＣ］１８日は美浦南Ｗコースで追い切りました（６８秒１−５３秒７−４０秒２−１３秒４）。「この中間に敏感になりやすい蹄を少し気にする一面がありましたが、すぐに対応したので今では落ち着き問題なく乗れるようになっています。もともと蹄が小さく、質もやや弱めのものを持っているので、どうしてもちょっとしたことで影響が出やすいようです。これまでもそうでしたが、今後も注意しながら接していきたいと思います。ソエのほうも強い負荷をかけたあとは少し疲れを見せるように、やや慢性化したものになりつつありますが、しっかりケアしながら付き合っていけば大きな問題はないものですから心配は要りません。今朝はコースで追い切ったのですが、全体の時計が６８秒くらいとまずまず。息の入りも悪くないし、これならば近いうちにメドが立ちそうですね。まだはっきりとは決めていませんが、東京の１４００ｍは来週も再来週も組まれていますし、馬の状態をしっかり見極めながら出走のタイミングを決めていきたいと思っています」（松山康師） (11/05/11)［美浦ＴＣ］１１日は軽めの調整を行いました。「週末に坂路で軽く時計を出したのですが、まだ脚元がしっかりしていないようなので今朝は軽めの運動にとどめています。毛ヅヤは悪くないですし、カイバも食べてはいるのですが、まだ全体的にハリが足りない状態で少し寂しく映ります。早ければ来週の東京競馬も考えてはいましたが、毎週目標とする１３００ｍ〜１４００ｍの競馬はありますので無理はさせず馬体の状況と相談しながら調整を進めて行きたいと思います」（松山康師） (11/05/04)［美浦ＴＣ］４日は軽めの調整を行いました。「帰厩後も脚元をしっかり見ていましたが、ソエの状態は悪くなっていないもののまだ完全にスッキリしたとは言い切れません。ある程度時間をかける必要はありますが、時間は限られていますし、負荷がかかりすぎないように進めていきます。全体的に見れば具合はいいし、この馬本来の走りができれば前回のような結果はないでしょう。番組はまだ決めてはいませんが東京の１３００ｍ〜１６００ｍへ出走させたいと思います」（松山康師） (11/04/27)［ミッドウェイＦ］周回と坂路でキャンター調整を行っています。「蹄が小さめで負担がかかりやすいようなところはありますが、しっかり冷やしてケアしてあげれば問題ありません。また、ソエの状態ですが、やや慢性化しているようなところはあるものの、酷くはなっていません。脚元の状態はまずまずと言ったところでしょうか。調教は日によって１５−１５程度のところを乗っているときもありますし、調教自体は順調に乗れていますので、早ければ今週中にトレセンへ送り出すことになりそうです」（牧場担当者） (11/04/20)［ミッドウェイＦ］坂路でハロン１８秒程度のキャンター調整を行っています。「ソエの症状が出ているという報告を受けていましたし、移動後に様子を見ながら動かしているのですが、やはり影響があるのかチクチクした歩様に見せますね。また、蹄にも僅かながら熱感があるので、そのあたりを慎重に見るようにしています。ただ、普通キャンター程度は乗れていますので、脚元の状態と相談しながら少しずつ進めて帰厩につなげてあげられればと考えています」（牧場担当者） (11/04/13)［ブルーS］軽めの調整を行っています。「ソエが痛いということでこちらへ放牧に出てきました。調教とレースの疲れから両前脚ともに症状は見せます。それでも特に右前脚に炎症があるという状態ですね。まずは痛みを緩和させることが必要だと判断して、松山調教師と相談した上で一度ショックウェーブを当てました。調教師も定期的に来場して状態をチェックされていきますので、今後の調整は相談しながら行っていきたいと思います」（牧場担当者） (11/04/05)［ブルーS］５日に美浦近郊のブルーステーブルへリフレッシュ放牧に出ました。「テンションの高揚にプラスして外枠に入ってしまいましたから、道中は上手くなだめることができずに前半で消耗して最後は余力がなくなるレースとなってしまいました。これが内枠で前に壁を作ってリズムよく運べていれば違ったはずなので残念ですし、いい結果を出せずに申し訳ありません。レース後の様子を見ていましたが、負担のかかりやすい前脚に疲れが見られ、ソエの症状が出ています。ショックウェーブなどでしっかり治療してあげたいと思いますので、近場の牧場へ放牧に出し、ケアを行いたいと思います。次走については馬の回復具合と出馬状況を見ながら決めていくつもりです」（松山康師） (11/03/31)［美浦ＴＣ］３０日は美浦坂路で追い切りました（５１秒８−３７秒４−２４秒１−１１秒８）。３１日は軽めの調整を行いました。「先週の動きがとても良かったので除外になったのは非常に残念ですが、幸いにも何とかコンディションの下降は防げているので今週の競馬に向けて調整を行っています。もう体はできていますから無理をしない程度に時計を出しました。ほぼ馬なりから終いを少し伸ばす程度だったのですが、この時計が出ているように動きからは具合の良さが伝わってきます。当初は１４００ｍを考えていたのですが、想定段階では除外になる可能性がありました。また、１２００ｍからの移動馬も予想されたことから厳しいと言わざるを得ませんでした。もうこれ以上先延ばしになるとソエなど脚元に疲れが出てきたり、精神的にも余裕がなくなってくる可能性もあったので検討した結果、より入る可能性の高かったダート１８００ｍへ矛先を向けることにしました。東京ならば１６００ｍを使いたい馬ですし、先のこと、そしてお休み前に見せたスタートのことなど考えるとあまり急かされる競馬よりはゆったり運べる条件のほうがいいと判断したのも理由のひとつです。松岡はこちらでも調整をつけてくれていますし、これまでの競馬の流れから彼も考えながら乗ってくれるでしょうから大丈夫だと思っていますよ。待望の復帰戦ですし、お休み前の成績からも上位争いができるだけのポテンシャルの持ち主なのはわかっています。久しぶりの分割引は必要かもしれませんが、気がいいタイプですし、上手く対応してくれるはず。少なくとも掲示板は確保してほしいと思っていますし、もちろんそのなかでもより上の着順に来てほしいと楽しみにしていますよ」（松山康師）４月３日の阪神競馬（３歳未勝利・ダ１８００ｍ）に松岡騎手で出走いたします。 (11/03/24)［美浦ＴＣ］２３日は美浦坂路で追い切りました（５１秒５−３７秒３−２４秒３−１２秒１）。「先週が少しモタモタした印象でしたが、しっかりとやった効果もあってその後の雰囲気はまたよくなっていました。昨日の追い切りは坂路で行ったのですが、かなり動くカフェラピードに喰らいついて行ってたし、とても良かった。思惑通り今週ならばいい勝負ができると思っていたのですが、想定を見る限り出走間隔が空いているバリサイトですら除外対象でした。地震の影響で致し方ない部分もありますが、具合がいいときにできるだけ使ってあげたいので１４００ｍより若干出られる可能性がありそうだったダート１８００ｍに投票しましたが結果は同じでした。このあとも理想の１４００ｍを中心には考えますが、状況によって臨機応変に対応していけるように調整していきます」（松山康師）２７日の阪神競馬（３歳未勝利・ダ１８００ｍ）に出馬投票を行いましたが、非抽選除外となりました。今後は来週以降のレースへ向けての調整を行っていきます。 (11/03/16)［美浦ＴＣ］１６日は美浦南Ｗコースで追い切りました（８７秒２−７０秒８−５５秒８−４１秒４−１３秒４）。「これまでは坂路をメインに調教を行っていましたが、復帰前に一度コースで時計を出しておきたいと思っていましたから今朝ウッドチップで時計を出しました。ここでいい動きを見せてくれば今週の競馬も考える予定でしたが、馬場が重かったこともあるのでしょうが、動きがモコモコしていてちょっと重いような気がしました。このような状況ですし、この馬自身もせっかくいい形に持ってこれていますので、より満足いく形で送り出してあげたいと思っています。早ければ来週の１４００ｍを考えることになりますが、今後の仕上がり具合で最終的に判断していきます」（松山康師）仕上がり次第でスライドする可能性もありますが、早ければ２７日の阪神競馬（３歳未勝利・ダ１４００ｍ）に出走を予定しています。 (11/03/10)［美浦ＴＣ］９日は美浦坂路で追い切りました（５０秒８−３７秒２−２４秒９−１２秒９）。「今週はコースで追い切ることも考えていたのですが、今日は松岡が跨ることができなかったし、無理にやってソエなどをぶり返すのも嫌だったので今回も念のため坂路で追い切ることにしました。相手を前に見て、後ろから体を並べていく内容だったのですが、いい動きでしたよ。決して無理をしていないのに、馬なりでこの時計を出せるのですから、順調に仕上がってきています。だいぶ息の入りも良くなってきましたし、動きも軽くなってきましたね。これならば近々の出走を考えることもできるでしょう。少し間隔が空いたのでゲートなどの確認もしておきたいですから、今のところ来週の競馬を考えようと思っています。距離が極端なので悩むところですが、ゲートに波があったりしますし、あまりスピードばかりに偏った馬にもしたくありませんからダートの１８００ｍを考えています」（松山康師）１９日もしくは２０日の中山競馬（３歳未勝利・ダ１８００ｍ）に出走を予定しています。 (11/03/02)［美浦ＴＣ］２日は美浦坂路で追い切りました（５２秒９−３８秒２−２４秒７−１２秒４）。「その後も蹄の状態はいいので、今朝追い切りを行いました。今回も松岡が跨ってくれてカフェヒミコ（３歳ＯＰ）を後ろから追いかける形を取ったのですが、まずまずの動きを見せてくれましたよ。結果的には少し遅れはしたものの、無理しない状態で迫ってきていましたからね。回を追うごとに良化しているのは確か。松岡に言わせると『だいぶ良くなっているし、あと１〜２本で仕上がってきそうな気がします』とのことでしたよ。今のところ４週目を中心に考えていますが、来週の追い切りの感じが良さそうであれば来週の競馬を考えるかもしれません。能力があるのはわかっていますので人間側が力まないことが大事だと思いますが、これまでの過程を考えてギリギリまで慎重に判断させてもらえればと思っています」（松山康師） (11/02/23)［美浦ＴＣ］２３日は美浦坂路で追い切りました（５２秒２−３８秒４−２５秒０−１２秒４）。「先週鉄橋蹄鉄を外しましたが、その後に蹄を痛がることはなく、ようやく安定してきたのでホッとしています。毎週松岡が乗ってくれてこの馬の状態を確認してくれているのですが、先週はとても褒めていましたよ。今朝の坂路での追い切りはまだ息がひと息でもう少し本数はほしいと言っていましたし、これからやりすぎないように気をつけながら２〜３本ほどやっていけばメドも立ってくるでしょう」（松山康師）「先週のポリトラックでの調教で久しぶりに跨らせてもらったのですが、以前はソエがあってさばきに硬さが目立っていたのに、休養を挟んだことでソエもなくなり、いい走りを見せてくれました。とても期待している馬なのでいいときの雰囲気が出てきて嬉しくなりましたね。今朝の追い切りでは馬なりで上がってきたものの、息などがまだ荒かったし、少し重いかなという感じでした。それでも走りは悪くないですから、この調子で重ねていければいい状態でレースへ向かえるようになると思います」（松岡騎手） (11/02/17)［美浦ＴＣ］１６日、１７日は軽めの調整を行いました。「蹄のことで一進一退を繰り返す形になっていましたが、ようやく安定してきたように感じますので徐々に調教の距離を延ばして前へと進めています。先週はいちばん内のＡコースを回るだけでしたが、水曜日は助手を乗せてポリトラックで大き目のキャンター、今朝は松岡を乗せて１５−１５くらいのところも行いました。上がりの歩様は問題なさそうでしたし、何とかこの調子で良化を促し、実戦へ向かっていける態勢を整えてあげたいですね。昨日の感じが良かったので履かせていた鉄橋蹄鉄を外したところですから、このあとも慎重に見ていき、必要ならばまた元の鉄に戻すなど柔軟に対応していきます」（松山康師） (11/02/09)［美浦ＴＣ］９日は軽めの調整を行いました。「山元トレセンで削蹄した後、蹄が敏感になっている時期があったので帰厩当初は、釘の回りを中心によく見てきました。その部分は問題ないものの、その後の歩様を見るともうひとつ安定しないので改めて確認したところ、どうも蹄の内側の部分にザ石後にできる症状のようなものがあり、そこが敏感になっているようでした。それによって歩様に波が出てなかなか進めていけなかったようなので蹄鉄を再度打ち替えて鉄橋を渡し、負担を少なくするようにしています。当初は東京開催中に間に合わせたいと思っていたのですが、時間が足りない状況ですし、今は慌てず毎日チェックしながら脚元が固まるのに専念した上で次のステップへ移ろうと思います。今朝はＡコースを２周半ほどしていて、上がりの歩様も問題ありません。すぐに競馬へ向かえなくて申し訳ありませんが走る馬なのはわかっていますから慎重に見ていきます」（松山康師） (11/02/02)［美浦ＴＣ］２日は軽めの調整を行いました。「先週予定通りに戻ってきています。山元で中間、蹄を痛めたということでこちらで改めて見ましたが、傷自体は問題ないものの蹄叉を含めて敏感なところは変わらず見られます。肢動脈も少し打っている状態なのでまだ今週は速いところへ移行せずにじっくりキャンターで乗り、様子を見ながら動かしているところです。走る馬なのはわかっていますから、今は焦らず慎重に見てあげたいですね」（松山康師） (11/01/28)［美浦ＴＣ］２８日に美浦トレセンへ帰厩しました。 (11/01/25)［山元ＴＣ］坂路でハロン１６秒のキャンター調整を行い、週１〜２回は１５−１５を行っています。「先週末から１５−１５を開始していますが、今のところ蹄に再び痛みを見せることはありません。今週も同じく適度な負荷をかけているところで、今後の状態を見て、そろそろ移動のことを考えていくことになると思います」（山元担当者） (11/01/18)［山元ＴＣ］坂路でハロン１６秒のキャンター調整を行っています。「蹄の不安が癒えて乗り出したあとは順調に来ていると言えますね。近いうちに１５−１５も取り入れていくつもりです。調教師からできれば東京開催中に競馬へ向かいたいと言われていますし、移動のことも視野に入れて調整していくつもりです」（山元担当者） (11/01/11)［山元ＴＣ］坂路で軽めのキャンター調整を行っています。「蹄の影響から年末年始は楽をさせましたが、その後の経過は悪くなく、その後、蹄鉄を履かせて徐々に調教を再開しています。現在は坂路２本を軽く登っているところです。少し順調さを欠いた分だけ今後の予定はスライドせざるを得ないのですが、何とかこの調子で進めていって、いい形で厩舎に引き継ぎができればと思っています」（山元担当者） (11/01/04)［山元ＴＣ］ウォーキングマシン調整を行っています。「年末に一度削蹄をして徐々に調教を進めていこうとしたのですが、その後、蹄が敏感になって痛みが出てしまいました。もともと蹄が小さめで薄い馬なので敏感なところがここに来て出てしまったのだと思います。少し楽をさせたことで症状は改善しているのですが、落ち着くまではマシン運動で様子を見て、乗り出しのタイミングを図っていくことになります」（山元担当者） (10/12/21)［山元ＴＣ］坂路でハロン１６〜１７秒のキャンター調整を行っています。「先週までは１日置きに坂路の登坂本数を変えていましたが今週から基本的に毎日２本登るようにしています。ソエによる歩様の硬さはまだいくらかありますが、少しずつ進められているように状態的に後退していることはありませんので、その点は心配要らないと思います。調教師の話だと少し早めにトレセンへ戻すプランも持っているようですので、今よりもさらに良化を促した後に送り出せるようにしたいですね」（山元担当者） (10/12/14)［山元ＴＣ］坂路でハロン１８秒程度のキャンター調整を行っています。「先週から坂路入りを開始しましたが、その後も変わりありませんね。最初は坂路１本の調教でしたが今週からは１日置きに２本登っています。ソエの状態はいくらか緩和していますが、まだ硬さが残りますし、ケアしながら乗っていきます。症状がある程度落ち着いたら競馬へ向かっていくために帰厩させたいと調教師からも言われていますし、少しでも早くいい状態に持っていければと思います」（山元担当者） (10/12/07)［山元ＴＣ］坂路をハロン１８秒程度のキャンター調整を行っています。「先週までは軽めの運動のみにしていましたが、ソエの症状はいくらか良くなったように見えましたので、この中間から坂路入りしています。歩様は依然として硬めではありますが、少しずつ進めていければと思っています。調教師も期待をかけてくれている馬ですし、少しでも早く良くして送り出せるようにしていきたいですね」（山元担当者） (10/11/30)［山元ＴＣ］常歩運動やダク調整を行っています。「先週はマシン運動のみでしたが、この中間から乗り出し、常歩運動や軽くダクを踏ませています。ただ、歩様は硬いですね。ソエの痛みがまだ癒えていないことからそうなっているのでしょう。まだ２歳馬でこれからしっかりしてくる段階ですし、まずは脚元の疲れを少しでも取って徐々に上げていければと思っています」（山元担当者） (10/11/24)［山元ＴＣ］ウォーキングマシン調整を行っています。「以前にもソエの症状が出たということでしたが、この間のレース後にも反対の脚を含めて両前脚にソエの症状が出たということで放牧となりました。改めて見たところ左前が特に痛いようで、両前ともケアする必要がありますね。若駒ですし、ある程度は仕方ないことですから、少しでも緩和させて再び送り出せるようにしていければと思います」（山元担当者） (10/11/17)［山元ＴＣ］「具合は良かったのですが、どうもレース前から気持ちの部分で難しさを見せていたので、レース後の状態をよく見ていたところ、新たにソエの症状が出ていました。もちろんレースへ向かう際にはそれほど気にならなかったのですが、見えない部分に芯があって徐々に表面化してきたのでしょう。それを気にしていてか落ち着いて競馬に臨むことができなかったところがあるのかもしれません。能力の高い馬だし、早いうちに勝たせてあげたかったのですが、焦って馬を壊してしまっては意味がありません。しっかりしてくれば自ずと結果はついてくる馬ですし、ここは無理をせずにいったん山元へ放牧に出したいと思います。ケアをしながら調整をしてもらい、次のレースへ向かっていっても問題ないと判断できれば帰厩させたいと考えています」（松山康師）１７日に山元トレセンへリフレッシュ放牧に出ました。 (10/11/10)［美浦ＴＣ］１０日は美浦坂路で追い切りました（５０秒４−３６秒８−２４秒６−１２秒６）。「土曜日の競馬なので今朝追い切りました。乗ってきているし、前走からの間隔もそれほど空いているわけではないですからとびっきり速い時計は必要ないので、今回は松岡を乗せずに助手が跨って行っています。終始無理をしないで乗ってきたのですが結果は５０秒半。先週から坂路は時計が出やすいので、バリサイトくらいの動ける馬は簡単にこのくらいの時計になってしまいますが、決してオーバーワークになるほどのものではないので心配は要らないと思います。ソエの症状は正直に言うと完治はしていませんが悪化もしていません。強めをやった翌日だけ少し熱を持つのですが、しっかりケアしてあげれば大丈夫なはず。前走は展開の影響もありもうひとつでしたが、それでも悪くない競馬。今回はさらに前進してほしいですね」（松山康師）１３日の東京競馬（２歳未勝利・ダ１６００ｍ）に松岡騎手で出走を予定しています。 (10/11/04)［美浦ＴＣ］３日は軽めの調整を行いました。４日は美浦坂路で追い切りました（５２秒９−３８秒８−２５秒９−１３秒０）。「今朝は角馬場でじっくり動かして、その後Ａコースでのキャンターを経て坂路で時計を出しました。相手も結構動く２歳馬で、２頭で体を併せる形で行いました。４ハロン５１〜５２秒を考えていましたが、体は出来ているし、息も問題ないので、乗り役が無理をせずに持ったままの馬なりでサッと上がってくる内容となりました。結果的には予定より少し遅めの５３秒ですが、一度使っているし、これくらいで問題はないでしょう。松岡も“出そうと思えば２頭とも軽く５０秒台が出そうな走りだし、大丈夫だと思います”と言ってくれていますよ。競馬は来週ですし、この調子で調整を進めていきます。今のところソエの痛みがぶり返すようなことはありません」（松山康師）１３日の東京競馬（２歳未勝利・ダ１６００ｍ）に松岡騎手で出走を予定しています。 (10/10/27)［美浦ＴＣ］２７日は軽めの調整を行いました。「極端な競馬でしたが、レース後数日の様子を見ていると脚元の状態はそれほど悪くなっていないように感じますね。ただ、まだ中身がパンとしてないところがありますし、お腹にガスが溜まりやすいところもあるので、そのあたりのケアをしっかりとしていかなければいけないでしょう。前走の負けは残念でしたが、悲観的になることではないし、次で巻き返せれば理想的ですね。今後の状態次第になるのですが、今のところ中２週くらいの間隔でレースへ向かえればと思っています」（松山康師）今後の状態次第で変更になる可能性はありますが、１１月１３日の東京競馬（２歳未勝利・ダ１６００ｍ）に出走を予定しています。 (10/10/21)［美浦ＴＣ］２０日は美浦坂路で追い切りました（５２秒４−３８秒１−２５秒０−１２秒１）。２１日は軽めの調整を行いました。「先週の金曜日に坂路でサッと時計を出したのですが、動きは変わらず良かったですね。その後は軽めをじっくり乗ることに専念して、今週は水曜日に時計を出しました。前２頭が併せているのを単走で後方から見るように追走し、終いだけ伸ばして交わす形を取りました。少し時計は遅かったけれど、反応もいいし、動きは文句ありません。動くのは分かっているし、中身はできているのですが、脚元のことを考えて慎重にしてきただけですからね。ソエが出て以降、焼いたりといろいろとケアしてきました。比較的早めに症状が出てくれたのでそれ以上の悪化はありませんでしたし、今回追い切ったあとの様子を見ても大丈夫そう。雨で馬場が悪くなっているでしょうから、脚元への負担を考えるとその点だけが心配ですが、楽しみは大きいですよ。まずはどんな走りを見せてくれるか。松岡も付きっきりで乗ってくれていましたし、この馬の癖もわかってくれているはずです」（松山康師）２３日の東京競馬（２歳新馬・ダ１６００ｍ）に松岡騎手で出走いたします。 (10/10/14)［美浦ＴＣ］１３日は軽めの調整を行いました。「今日は坂路で軽めに１本サッと登る調整です。今日跨った松岡ジョッキーも“息はできているし、脚元の疲れさえ落ち着けば大丈夫”と言ってくれています。今日は軽めだったから大丈夫なのですが、追い切りで強い負荷をかけるとソエを少し気にする素振りを見せることがあります。酷くはなっていないのですが、ここで焦って台無しにするほうが馬には良くないですからね。今のところ明日か週末あたりに時計を出す予定ですが、引き続き慎重に進めていきます。いちおう早ければ来週、もう少し時間を設けた方がいいということになれば再来週以降となるでしょう」（松山康師）状態次第でスライドする可能性はありますが、早ければ２３日の東京競馬（２歳新馬・ダ１６００ｍ）に出走を予定しています。 (10/10/06)［美浦ＴＣ］６日は軽めの調整を行いました。「脚元のケアを入念に行いながら調教を積んできましたが、やはり少し疲れが出てきたようでソエの症状が見られます。そうは言っても極端に酷かったり、中途半端にこもっているものではなくてある程度症状が出きってくれているので、それほど長引くようなものではなさそうです。できものができて体温が安定しなかったりしていましたし、入厩からゲート練習、そして調教と続けてきましたから内面も外面も疲れがたまっていたのでしょう。やれば動く馬というのはもうわかっているし、調教に乗ってくれている松岡ジョッキーも評価してくれている馬ですから、今焦ることはしないつもりです。予定が延びてしまって申し訳ありませんが今週の競馬は見送ることにします。東京開催は毎週ダートの番組がありますし、馬の状態に合わせて決めていくつもりです」（松山康師）今後の状態次第で変更になる可能性は十分にありますが、今のところ２３日の東京競馬（２歳新馬・ダ１６００ｍ）あたりを目標にしています。 (10/09/29)［美浦ＴＣ］２９日は軽めの調整を行いました。「先週末に少し時計を出そうと考えていたのですが、口にできものができて、その影響から少しだけ体温が安定しないところがあったので、無理せず体調を整えることに専念しています。ちょっとした傷からばい菌が入り化膿しているような状態で、人間にもよくあるような症状。最初は右側でその後は左側にも小さいものがあり、完治はしていませんが、経過はまずまずで、今朝も元気に坂路を登ったくらいです。今週は明日以降の天候と馬場コンディションを見ながら時計を出す予定です。今後の状態次第ですが、時間を掛けてしっかり乗り込んできていますし、週末と来週の時計を問題なく出せれば予定どおりの競馬へ向かうことができると思います」（松山康師）今のところ１０月９日の東京競馬（２歳新馬・ダ１６００ｍ）に出走を予定しています。 (10/09/23)［美浦ＴＣ］２２日、２３日は軽めの調整を行いました。「先週末に再度長めからしっかりと負荷をかける調教を行いました。引き続きいい動きを披露しており、楽に５ハロン６５秒を切るところで回ってきていますよ。いい雰囲気のなかで調整できていますね。すぐにでも使いたいくらいだったのですが、ダートのレースは毎週組まれているわけではありませんし、間が十分すぎるほどあります。特に敏感な２歳馬なので、あまりやりすぎるとソエなどが出て脚元に疲れが見え隠れするようになります。そういうことを踏まえて今週は少し抜いてあげる期間に充てたため、昨日今日はそれほど速いところを行っていません。まだ検討段階ですが、ダート１２００ｍは悪くないものの、できれば初戦は広々としたコースで走らせてあげたいと思っています。来週の状態を見た上で決めますが、今のところ東京の開幕週をメインに考えています」（松山康師）今後の状態と出馬状況次第になりますが、今のところ１０月９日の東京競馬（２歳新馬・ダ１６００ｍ）に出走を予定しています。 (10/09/16)［美浦ＴＣ］１６日は軽めの調整を行いました。「当初は木曜日に追い切る予定だったのですが、雨により考えていた以上に重たい馬場になりました。ミスステップなどして何らかのトラブルを起こすようなことは絶対に避けたかったので予定を変更して今朝は軽めにとどめました。予定はもう少し先ですし、慌てる必要はないでしょう。今のところ明日から週末にかけてのどこかのタイミングで少し動かす予定です。仕上がり具合では予定を変更するかもしれませんが、今のところ４週目のダート１２００ｍか東京開幕週のダ１６００ｍを考えています」（松山康師）１０月３日の中山競馬（２歳新馬・ダ１２００ｍ）もしくは９日の東京競馬（２歳新馬・ダ１６００ｍ）を目標に調整しています。 (10/09/09)［美浦ＴＣ］８日は美浦南Ｐコースで追い切りました（６６秒４−５０秒９−３８秒２−１４秒１）。９日は軽めの調整を行いました。「昨日はポリトラックに入れて、長めから負荷をかける追い切りを行いました。先週までは半マイル重点で下地づくり的なことを行っていましたので、５ハロンからのしっかりとした調教は今回が実質初めてと言ってもいいくらい。どれだけ動けるかを見た部分もあるのですが、良かったですよ。トレーニングセール出身の馬を相手に楽々動けていましたし、身のこなしなどを見てもいいですね。クリスエスは芝もダートもいろんな条件をこなせる産駒を出しますし、楽しみは大きいです。芝でもやれると思っていますが、ダートコースで行うゲート試験の時の走りっぷりが良くて、松岡も言っているようにダートのほうがベターかもしれません。やや母系のミスタープロスペクターの色が強く出ているのかもしれませんね。今のところ４週目の競馬を視野に入れていますが、暑い中でダラダラと調整していくと馬が苦しくなるおそれもあるので、今後の馬の状態次第では予定を前倒しするかもしれません」（松山康師） (10/09/02)［美浦ＴＣ］１日は軽めの調整を行いました。２日は美浦南Ｗコースで追い切りました（５４秒６−４０秒６−１３秒９）。「これまでは本馬場やポリトラック、時にダートコースというパターンで調教を行っていましたが、蹄の状態を見ながら徐々に坂路やウッドチップでの調教を取り入れていっています。今朝の追い切りはウッドで半マイル５５−４０を切るくらいの時計を出しています。３頭併せのいちばん外を回る形を取ったのですが、動きはまずまず。まだ相変わらず暑いのでじっくりと乗り込み、徐々にピッチを上げていきますよ。近いうちにまた蹄鉄を打ちかえる予定なので、蹄が敏感にならないかをしっかり確認しながら取り組んでいきます」（松山康師） (10/08/26)［美浦ＴＣ］２６日は美浦南Ｐコースで追い切りました（４２秒８−１４秒３）。「先週無事にゲートに合格しましたので、今週から少しずつピッチを上げだしました。そうは言っても、まだこの暑い最中ですし、脚元などまだ固まりきっていない状態ですから、急激に速いところを始めるのではなく、最初は３ハロンでサラッとです。動き自体は悪くないですし、この調子で上げていきたいですね。ゲート試験のときから松岡ジョッキーが“ダートで良さを発揮しそう”と言ってくれているし、今後の進み具合を見ながらですが始動戦はダート戦を検討しています。レースを確定するのはもう少し先になりますが、中山開催中か東京開催前半での始動を目指しています」（松山康師） (10/08/20)［美浦ＴＣ］２０日にゲート試験を受けて、無事に合格しました。「練習で手ごたえを感じていたので、タイミングを見て受験しようと考えていました。馬が落ち着いていたので松岡ジョッキーに手伝ってもらって受けてみたのですが、まったく問題ありませんでしたね。スッと反応し、そのあとの行き脚も速かった。パートナーをすぐに離してしまうくらいで、松岡ジョッキーも褒めていましたよ。まずは最初の関門を難なくクリアしてくれました。蹄のこともあるし、気候も不安定なので、数日しっかりと様子を見てから徐々にデビューへ向けて進めていきます」（松山康師） (10/08/19)［美浦ＴＣ］１８日、１９日はゲート練習中心のメニューを行いました。「先週はトモ脚の蹄を保護する意味も含めて鉄橋蹄鉄を履かせていましたが、蹄以外の部分に少し負担がかかるようになっていたので、外して普通鉄に戻しています。柔らかくなって敏感な状態なので、もう少ししっかりと固まるまではチップが刺さって痛みなどが出ないようにウッドコースではなくポリトラックや芝コースでキャンターを行っています。今朝は本馬場で軽く動かしましたが、気配はいいですし、体調も良好ですよ。今はゲートが中心で昨日も練習しましたが、まずまずですね。扉が開いてからの反応も悪くないし、これならば近いうちに試験を受けられるレベルにまでなってくれるでしょう。今日は涼しいですが、不安定な気候ですぐ暑さがぶり返すこともありますので、じっくり時間をかけながらデビュー戦に向かえるようにしたいですね」（松山康師） (10/08/11)［美浦ＴＣ］１１日はゲート練習中心のメニューを行いました。「山元でしっかりケアしてくれた甲斐があって気になっていた前脚の蹄の状態は問題ないのですが、今度はトモ脚の蹄を少し気にしています。前回はおそらく蹄底の圧迫か釘の影響によるものでしたが、今回は角質が少し脆くなっていて、その影響で敏感になっている状態です。これまでの調教が柔らかいところで行っていた分、まだしっかりしきれていないのでしょう。応急措置として鉄橋蹄鉄を履かせたことで歩様は楽になっていますから、今はそれほど問題ありませんし、ゲート練習も再開しています。前回の入厩時に練習していたのもあって、行儀はいいし、反応もまずまずです。この調子で練習して、まずは合格まで持っていきたいですね」（松山康師） (10/08/05)［美浦ＴＣ］５日に美浦トレセンへ帰厩しました。「放牧に出す前の脚元の状態はやや不安定でしたが良化傾向にあったのは間違いありませんでした。それでも、念のためにと思って放牧に出したので、山元では不安を見せることはなかったようですし、調教もすぐに再開できていました。ゲート練習をしている途中でのお休みでしたし、できれば間をあけないで練習を再開したほうが最初に教えた分を忘れないで継続できますので、このタイミングで戻すことにしました。暑い季節なので体調の変化をよく見て、改めてゲート合格を目指していきます」（松山康師） (10/08/04)［山元ＴＣ］５日に美浦トレセンへ帰厩する予定です。 (10/08/03)［山元ＴＣ］坂路でハロン１７〜１８秒のキャンター調整を行っています。「先週に引き続き蹄をはじめとする脚元の状態は安定していますので、普通キャンター程度の調教を行っています。基本は坂路で乗るようにしていて、現在は１日置きに登坂本数を２本にしています。体調等も今のところ安定していますので、この調子で乗り込み、再入厩に備えていきたいですね」（山元担当者） (10/07/27)［山元ＴＣ］坂路で軽めのキャンター調整を行っています。「蹄が少し敏感になり、また肢動脈を打っていたということで用心して放牧になりました。トレセンでよくケアしてもらったことでだいぶ症状が緩和した状態で戻ってきたのもあり、今のところ目立って歩様が悪くなったり、脚元の状態が気になることはありません。ただし、一気に乗り込んでいくのは負担がかかるでしょうから、軽めのところからスタートしています。様子を見ながらじわりじわりと強めていくことになるでしょう」（山元担当者） (10/07/22)［山元ＴＣ］２２日に山元トレセンへリフレッシュ放牧に出ました。「今朝改めて脚元の状態を確認したところ、血管の張りがだいぶ落ち着いてきました。蹄がやや小ぶりな馬なので、蹄底の圧迫か釘の影響で敏感になっていたのだと思います。徐々に良化してきているのですが、３日ほど休ませることになりましたし、この暑い時期に一から再スタートとなると馬も堪えるでしょう。少しでも涼しいところで乗り込みを行った上でゲート試験、そしてデビューに向けた調教を行っていったほうが馬も楽になるし、スムーズに行きますので、ここは無理せずいったん放牧に出すことにしました。数週間のうちに戻すことができれば理想的ですが、山元で脚元のケアをよくしてもらって、乗り込んで状態が上向いたときを見計らって再度帰厩させるつもりです」（松山康師） (10/07/21)［美浦ＴＣ］２１日は軽めの調整を行いました。「先週の日曜日あたりから脚元を少し気にする素振りを見せています。確認したところ、左前の蹄が少し敏感になっているようです。無理をしなかったことで、歩様は楽になっていますが、まだ若干熱を帯びて、血管の張りが残ります。これまで裸足で、トレセンで本格的な蹄鉄を打つようになったので少し馴染みきれていない影響があるのでしょうし、暑さによって脚元のコンディションも少し不安定になっているのでしょう。大きな心配は要らないのですが、蹄は大事な部分なので用心するに越したことはありません。もうしばらくはゆっくりさせて、問題なく回復するようならばこのままゲート合格を目指して調教を再開していきますし、一度楽をさせたほうがいいのであれば無理せず立て直すことも考えます」（松山康師） (10/07/14)［美浦ＴＣ］１４日はゲート中心のメニューを行いました。「入厩後に体調を崩すことはありませんでしたし、順調にこちらでの調教をスタートできています。環境に慣らしながらゲート練習を行っていて、今朝は初めて音の出るゲートから出してみました。初めてのことなので馬も驚き、やや戸惑った様子を見せていましたが、勘のいい馬。そのあとはすぐにゲートから出る格好を見せていましたよ。練習を重ねていけば普通に出られるようになるでしょうし、スムーズに合格まで持っていけそうです。ゲート以外ではウッドチップでキャンター調教を行うようにしています。気のいい馬なので、あまり早い段階から坂路に入れるとカッカしてテンションばかりが上がってしまう可能性があるので、もう少しの間は馬場をメインにし、状況を見ながら徐々に坂路にも入れていくつもりです」（松山康師） (10/07/08)［美浦ＴＣ］検疫のキャンセルが確保できたため、８日に美浦トレセンへ入厩しました。「おそくとも週末までに入れようと思っていたのですが、急きょ検疫馬房のキャンセルが出て確保することができたため本日トレセンに入厩させました。到着後さっそく見に行きましたが、子供っぽさは残るものの体調を崩すこともなさそうでしたし、無事に輸送をクリアしてくれました。山元でも落ち着いていたようだし、こちらでも順調に動かしていけるでしょう。男馬にしてはやや小柄ですが、大きすぎるよりこれくらいがちょうどいい。綺麗な馬だし、これからが楽しみですね」（松山康師） (10/07/07)［ＮＦ空港］軽めの調整を行っています。今後の体調と検疫次第ですが、早ければ今週中に美浦トレセンへ入厩する予定です。「入厩に備えて月曜日にこちらへ移動してきました。到着後の様子を見る限り体調面に不安は感じないので、軽めに動かしています。まだはっきりと決まったわけではありませんが、体調を見て問題なさそうであれば今週中にトレセンへ送り出すことになると思います」（山元担当者） (10/06/30)［ＮＦ空港］現在は日替わりで９００ｍ屋内坂路コースと１２００ｍ屋外坂路コースをハロン１７秒で２本元気に駆け上がっており、そのうち週２回はハロン１６秒でこなしています。ペースを戻してからも疲れは見られず、脚元の状態も安定しています。馬体も緩むことなくスッキリと見せています。早期デビューへ向けてビシビシ鍛えていきます。 (10/06/14)［ＮＦ空港］馬体重：454kg　騎乗運動を再開してからも右前脚の状態は安定しており、現在は９００ｍ屋内坂路コースをハロン１７秒で１本駆け上がった後、１２００ｍ屋外坂路コースをハロン１７秒で駆け上がっています。以前から課題であった精神面ですが、最近は落ち着いて調教に取り組めています。また、脚元も問題ありませんので、徐々にペースを戻していく予定です。なお、本馬は第２回産地馬体検査を受検する予定です。 (10/05/31)［ＮＦ空港］右前脚の疲れのためウォーキングマシン調整で様子を見ていましたが、現在は１２００ｍ屋外坂路コースを毎日ハロン１８秒で１本元気に駆け上がっています。少し楽をさせたことで、良い骨休めができたようです。今後は脚元の様子を見ながら少しずつペースアップしていきます。なお、本馬は第２回産地馬体検査を受検する予定です。これに伴い、６月１日（火）１７：３０をもって出資申込を締め切らせていただきます。出資をご検討の方は、お早めにお申し込みいただきますようお願い申し上げます。 (10/05/14)［ＮＦ空港］馬体重：446kg　順調に坂路調教を行っていましたが、この中間、右前脚に疲れが出たため、現在はウォーキングマシンでの調整で様子を見ています。順調に来ていただけに残念ですが、ここは良い小休止と考えたいと思います。運動量が落ちて少しうるさくなってきていますので、注意して進めていきます。なお、本馬は第２回産地馬体検査を受検する予定です。これに伴い、６月１日（火）１７：３０をもって出資申込を締め切らせていただきます。出資をご検討の方は、お早めにお申し込みいただきますようお願い申し上げます。 (10/04/30)［ＮＦ空港］現在は９００ｍ屋内坂路コースを毎日ハロン１６〜１７秒で２本元気に駆け上がっており、週２回はハロン１４〜１５秒の調教をこなしています。ハロン１４秒のラップを取り入れたことで、むしろ坂路での走りには集中力が増してきており、普段も急にテンションが上がったりすることなく、徐々に落ち着きが出てきました。以前より課題点であった気性面での幼さが解消されてきたことで、デビューへ向けてより充実した調教をこなしていくことができるでしょう。 (10/04/22)［ＮＦ空港］「順調に調教が進んで、体はだいぶ引き締まってきまっていい体つきになりました。もっと幅が出てくればさらに良くなりますが、これといった不安もなくしっかり乗れていることがいちばんいいことです。完成するのは先だと思いますが、これだけ順調に来ているので第２回産地馬体検査を受検して、競馬場へ直接入厩させることを考えています」（松山康師） (10/04/15)［ＮＦ空港］馬体重：446kg　この中間も順調に調教を積んでいます。現在は９００ｍ屋内坂路コースを毎日ハロン１６〜１７秒で２本元気に駆け上がっており、週２回はハロン１５秒の調教をこなしています。この中間より速めの本数を増やして乗り進めていますが、疲れも見せず元気いっぱいです。脚元・体調に不安はないので、今後もどんどん進めていきます。 (10/03/31)［ＮＦ空港］現在は９００ｍ屋内坂路コースを毎日ハロン１６〜１７秒で２本元気に駆け上がっており、週に１日はハロン１５秒を計時しています。いかにも父の産駒の２歳時らしく、細身の体に徐々にいい筋肉がついてきており、たくましさが出てきました。スピード調教を開始してからも体調・脚元に問題はなく、気性面では前向きさを出しながらも鞍上の指示に従う素直さも持ち合わせています。 (10/03/15)［ＮＦ空港］馬体重：443kg　この中間も順調に調教を積んでいます。メイン調教場を坂路に移しており、現在は９００ｍ屋内坂路コースを毎日ハロン１７〜１８秒で２本元気に駆け上がっています。調教の負荷を強めていますが、問題なく対応してくれています。キャンター中も集中して走れるようになってきており、中身の濃いトレーニングをこなしています。 (10/02/26)［ＮＦ空港］現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周・スローキャンター２周半のメニューをこなしており、週４回は９００ｍ屋内坂路コースをハロン１７秒で２本元気に駆け上がっています。「胴長でスラッとしたタイプで、雰囲気がありますね。気性も一本筋が通っていて、気持ちの強い馬です。すごく気に入っています」と、松山康調教師。ペースを上げても変わらず順調で、これからもスムーズに進めていけそうです。 (10/02/15)［ＮＦ空港］馬体重：440kg　この中間も順調に調教を積んでいます。現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周・スローキャンター２周半のメニューをこなしており、週３回は９００ｍ屋内坂路コースをハロン１８秒で２本元気に駆け上がっています。坂路調教開始直後はイレ込みが目立ちましたが、回数を重ねるごとに落ち着いてきています。チップコースでの調教も脚を取られることなくしっかりとこなしており、さらなるペースアップも十分可能でしょう。 (10/01/29)［ＮＦ空港］現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周、ハロン２４〜２５秒のキャンター２周半のメニューをこなしており、週３日は９００ｍ屋内坂路コースでハロン１８〜２０秒のキャンター２本を行っています。調教量を増やしたことで、走りに少し力みが出てきていますので、今後はリラックスして走れるように注意して進めていきます。 (10/01/15)［ＮＦ空港］馬体重：438kg　この中間も順調に調教を積んでいます。現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周・スローキャンター２周半のメニューを毎日こなしています。調教量を増やしていますが、難なく対応してくれています。臆病な一面はだいぶ解消されており、落ち着いています。小柄ですがフットワークは大きく、乗り味は抜群です。 (09/12/25)［ＮＦ空港］現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周・ハッキングキャンター２周半のメニューを毎日こなしています。徐々にキャンターの走行距離を延ばしていますが、乗り味は相変わらず柔らかく、瞬発力が感じられる走りを見せています。フットワークのバランスも良くなってきました。 (09/12/11)［ＮＦ空港］馬体重：434kg　この中間も順調に調教を積んでいます。現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周・ハッキングキャンター１周半のメニューを毎日こなしています。臆病な面が徐々に解消され、集中して走れるようになってきました。また、調教中だけでなく厩舎内でもだいぶ落ち着きが出てきて、扱いやすくなってきました。 (09/11/30)［ＮＦ空港］現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周、ハッキングキャンター１周半しています。まだチャカチャカする面が残っていますが、少しずつ落ち着いて調教に取り組めるようになってきています。今後も周回ダートコースでしっかり基礎体力を養っていきます。姉の産駒サンディエゴシチーは札幌２歳Ｓに優勝し、仕上がりの早さを見せています。 (09/11/13)［ＮＦ空港］馬体重：427kg　無事に騎乗馴致を終えています。ロンギ場での調整を経て、現在は１０００ｍ周回ダートコースでダク半周、ハッキングキャンター半周しています。物見をしたり音に過剰に反応したりと、馴致直後は臆病な一面を見せていましたが、乗り味は騎乗スタッフが一様に絶賛するほどで、柔らかく瞬発力に優れた走りを見せています。 (09/10/29)［ＮＦ空港］馬体重：440kg　ＮＦ空港へ入場後しばらくは落ち着きを欠き、環境の変化に戸惑っている感じでしたが、現在は徐々に平静さを取り戻しています。カイ喰いも良好ですので、心配はいりません。現在はサイドレーンを付けてウォーキングマシンで運動しています。脚元・体調面に不安はありませんので、近々騎乗運動を開始する予定です。 (09/09/30)［ＮＦ空港］９月２５日にＮＦイヤリング遠浅よりＮＦ空港へ移動しました。ＮＦイヤリング在厩時は、夜間放牧をしながら背馴らしや馬体を洗うなどの初期馴致を行っていました。神経質な性格で時に激しく反抗したりする面もありましたが、人の接し方次第では素直な面を見せています。厳しい放牧を難なく耐え抜ける非常に丈夫な脚元や柔軟性を感じさせる馬体、放牧地を先頭で駆け抜けている姿などは頼もしい限りです。 (09/09/03)［ＮＦ空港］馬体重：444.0kg　体高：153.0cm　胸囲：170.0cm　管囲：19.5cm

■ 募集カタログコメント／０９年募集

しなやかな首差しにゆったりとした背、そして容積十分なトモへと流れるラインは父のシルエットに似ています。まだトモ高が目立つ成長途上の体つきながら胸の深さも十分にあり、キ甲が抜けてくる秋にはパワーみなぎる体が想像できます。狂いのない脚元は乾燥度抜群で、関節各部のつくりが上体と見事につり合っています。そして、特に強調したいのが本馬の体質の良さです。夜間放牧でしっかりと運動している証である締まりある体、薄く光沢のある皮膚など父譲りの丈夫さには太鼓判を押せます。中長距離を中心に息の長い活躍が見込めます。

ビューティフルジェムの08
牡馬・青鹿毛・２００８年５月１１日生れ（美浦・松山康久）
生産：ノーザンファーム・繋養：ノーザンファームYearling 　全４００口●総額２，６００万円

Symboli Kris S *シンボリクリスエス 1999 黒鹿	Kris S クリスエス 1977 黒鹿	Roberto	Hail to Reason
			Bramalea
		Sharp Queen	Princequillo
			Bridgework
	ティー ケイ Tee Kay 1991 黒鹿	Gold Meridian	Seattle Slew
			Queen Louie
		Tri Argo	Tri Jet
			Hail Proudly
BeautifulGem *ビューティフルジェム 1991 鹿毛	ミスター プロスペクター Mr. Prospector 1970 鹿毛	Raise a Native	Native Dancer
			Raise You
		Gold Digger	Nashua
			Sequence
	ジーン ジョーンズ Jeanne Jones 1985 鹿毛	Nijinsky	Northern Dancer
			Flaming Page
		Beautiful Glass	Pass the Glass
			Beautiful Spirit

母： *ビューティフルジェム Beautiful Gemは米国産，米４勝，Luisant H２着，Powder Room H２着，Vacaville H２着，Autumn Days H３着。産駒 　　マックスジョーンズMax Jones（98 セCapote）米６勝，Legal Light S２着 　　ジェニーソング（01 牝栗Rahy）南関東(公)入着。産駒 　　｜　　サンディエゴシチー：３勝，札幌２歳S-Ｇ�V,現役 　　フラッシュバニヤン（04 牡栗*タバスコキャット）東海(公)11勝，現役 　　フサイチユニコーン（05 牝黒鹿*シンボリクリスエス）１勝 　　スファレライト（07 牝鹿ジャングルポケット）未出走 ２代母： ジーンジョーンズJeanne Jonesは米５勝，ファンタジーＳ-Ｇ�T，Autumn Days H，Santa Ysabel S， 　　　　　　ＢＣジュベナイルフィリーズ-Ｇ�T２着，ケンタッキーオークス-Ｇ�T２着，サンタアニタオークス-Ｇ�T２着， 　　　　　　Flying Paster S２着，ハリウッドスターレットＳ-Ｇ�T３着，ハニムーンＨ-Ｇ�V３着。産駒 　　ビッグスティックBig Stick：米５勝，ブライアンステーションＳ-Ｇ�V４着 　　ホットマッチHot Match：不出走。産駒 　　｜　　ベルオブペリンタウンBelle of Perintown：米３勝，シルヴァーブリットデイＳ-Ｇ�U， 　　｜　　｜　　　Pocahontas S，フェアグラウンズオークス-Ｇ�U３着 　　｜　　ボウガングレスBogangles：米９勝，Black Gold H３着，ルコントＳ-Ｇ�V４着 　　ゴールデントリップGolden Trip：米２勝 　　エレガントイーズElegant Ease：米１勝。種牡馬 　　ジーンズオナーJeanne’s Honor：米１勝 　　*マイネルエーテル：１勝 ３代母： 　ビューティフルグラスBeautiful Glassは米６勝，エルエンシノＳ-Ｇ�V，La Brea S，Jan Jessie S，Silver Spoon H３着